山陰本線各駅停車(3)
ちょっと間が空きましたが、前回の続きです。
出雲市 6:00 (321D キハ121-3) 9:12 益田
早朝の出雲市駅。駅正面はもちろん出雲大社にならったもの。
山陰本線の車窓はここから西が売り物。右手に日本海を眺めながら鈍行でのんびり進むのはまさに「時間の贅沢」。
製紙工場が見えてくると江津着。
日に映える赤い三州瓦が美しい山陰路。
昔から益田駅には柿本人麻呂の像が置いてあります。
いたずら防止のためかケースに入っていますが、どう見ても人麻呂の表情は「いっちゃった爺さん」にしか見えないんですが・・・
益田のキオスクで「焼き鯖ずし」(400円)を購入。小腹を満たすにはちょうど良いミニサイズの駅弁です。製造元は益田クッキングフーズヒットというやたら長い名前の会社。鯖の臭みを消すためでしょうが、ご飯の間にシソだけではなく紅しょうがまで挟んであるのはちょっと変わっているかも。焼き鯖は寿司ネタとしてはかなり厚みがあり、バッテラのように一口では食べられません。でも焼き鯖って寿司飯には微妙に合わないような・・・ 焼き鯖はそれはそれで旨く、シャリも悪くはないのですが、全体のバランスに疑問符が付きました。
益田 9:52 (1569D キハ47-22) 11:51 長門市
再びがらがらの列車で日本海を車窓の友に山陰本線を西下。
観光地萩の中心にあたる東萩駅も人気が少なく、まるで無人駅のよう。残念ながら観光の足として鉄道はほとんど役に立っていません。
長門市 12:22 (971D キハ40-2004) 13:30 小串
昼飯時ですが全く人の気配がない長門市駅。
小串 13:33 (875D キハ47-153) 14:14 下関
小串駅で最後の乗り継ぎ。学校帰りの高校生で混みあう時間帯になってしまいました。
混雑した車内で何がなんだかわからないまま終点下関着。世の中往々にしてそんなもんですが、まことにあっけないこと限りなし。
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