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2007.05.05

会津のソースカツ丼

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 往復とも各駅停車で会津若松まで行ってきました。

 もっとも会津には一昨年の夏にも行ったばかりですし、また今回は会津滞在なんと3時間10分に過ぎないので出来ることは極めて限られていて、主目的は「ソースカツ丼」です(^^;

 3月に前橋でソースカツ丼を食べたばかりですが、会津若松も全国に散在する「ソースカツ丼」で町興しを計っている街の一つ。「和」の御本尊のような会津に限りなく洋食に近いソースカツ丼が普及したのは謎といえば謎なんですが、その理由はやはり判然としない模様。

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 市内には「ハイカラさん」と呼ばれる周遊バスが30分間隔で循環。日曜は観光客が多いため、レギュラーの小型バスでは運びきれず、通常の乗り合いバス型の増便まで出していました。観光案内所では「ハイカラさん」で回れるソースカツ丼を出す食堂マップを配っていました。

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 今回探訪したのは鶴ヶ城にほど近い「すみれ食堂」。外観通りただの大衆食堂で、ラーメンやそば・うどん、さらに丼物など何でもありの店です。会津若松では福井「ヨーロッパ軒」のような洋食店ではなく、その辺のありふれた食堂がソースカツ丼を出しているところに特徴があるようです。

 すみれ食堂は老夫婦だけで切り盛りしている小さな店ですがあまり商売っ気がないようで、昼時でも接客にあたるオヤジは厨房に引っ込んでいます。たまたま先客がいたので営業していることはわかったのですが、後から来た客は店の反応がないので帰ってしまいました。

 早速ソースカツ丼を注文。930円もしますが、この店では最も高い部類に入ります。

 一般紙なのに競馬欄が充実していることで有名な「福島民友」を読みながら待つことしばし。ようやく出てきました。

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 なんと味噌汁に白菜の浅漬、なめこと大根おろしが付いて来ました。おまけに大盛り千切りキャベツにソース壺まで出てきて、なんとなく「和幸」に来たみたいなwww

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 前橋のソースカツ丼はカツを予めソースに漬けるスタイルでしたが、こちらはカツの上にソースをかけた判りやすいスタイル。丼からはみ出すほどの大きなカツが3枚も乗っていてボリューム満点です。カツの下には千切りキャベツ。

 どろっと濃厚なソースはやや甘めながらしつこさ、くどさはあまりなく、丼物には最適でしょう。カツはロース肉1枚の単純な構造でやや硬めの仕上がり。カツの出来は残念ながら前橋に遠く及びませんが、カツの下に敷いてあるキャベツのおかげで味わいが単調にならず、ボリューム感がある割には一気に平らげることができました。

 浅漬や大根おろしも箸休めになっていいのですが、問題は味噌汁。ソースの味が全面に出る限りなく洋食に近いソースカツ丼には合わんでしょう。通常のカツ丼なら味噌汁はなんら問題ないのですが、あれは味付けが完全に和風ですから・・・

 さはさりながら満足の逸品。会津の食といえばどうしても蕎麦になってしまいますが、たまにはこういうローカルグルメもいいでしょう。

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 食事の後は腹ごなしを兼ねて会津若松・七日町界隈を散策。会津若松は歴史ある街ながら本物の歴史的建造物は市街に散在するだけですが、街並み・景観を伝統家屋に類したものに整えていこうという動きはあるようで、七日町がその中心になっています。

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