ごらんアウェー:鹿島2007
今年も肉体的・精神的に最も疲れるアウェー=異国鹿島へ行ってきました。
GW中の開催とあってスタジアムでは鯉のぼりがお出迎え。田舎の庭先で雄大に泳ぐ鯉のぼりは初夏の青空に良く似合います。ちなみに鯉のぼりは埼玉県加須市が一大生産地として有名。
ことある毎にネタになるコインブラ像にはついに警備員を配置。
5ゲート前では「しかこ」がお出迎え。なぜかアウェーユニ。浦和戦だと段々ホームとは言いづらい雰囲気になってきたのを微妙に察しているのかどうか。ちなみに06年と比べるとバックスタンドの赤サポの数は随分少ないように感じましたが、それはアウェー側ゴール裏2Fを完全に浦和に明け渡したためでしょう。従ってしかこに蹴りを入れる前途有望な赤サポクソガキは見受けられず。
今年も「いばらき観光物産展」を開催。貴重な外貨獲得の機会である浦和戦ですから売店も必死(物産展って浦和戦だけの開催なのかと思ったら次節横浜M戦でもやるようです)。比較的旨いことが昨年確認済みの「五浦ハム」には長蛇の列が出来ていました。ただ常磐道のSAで食った時もそうなんですが、あれってどう考えても塩・コショウの掛けすぎでハムの旨さをパーにしているような気がします。
そこで今年はライトに「麦とろ丼」(500円)を試食。
行列を捌くためにある程度目を瞑らざるを得ないとは思いますが、その場で自然薯を麦飯によそってくれるわけではなく、作り置きのものを食わされたのは非常に残念。またモノの性格上、良くも悪くもそんなに他と差がつくはずもなく、しかも量的にも不満の残る品でした。
麦とろ丼では腹の足しにならないので定番のもつ煮を追加。暑いぐらいの日で売れ行きがイマイチなのか、特に頼んでもいないのに大盛りにしてくれました。
ナイキに作ってもらった「総攻撃」のシート。もっとも試合内容は「総攻撃」にほど遠い結果に。しかも鹿島って歴史的に攻撃的サッカーってほとんどやっていないような・・・ まさに羊頭狗肉。
怖いよぅ・・・・
やたら長ったらしい選手紹介は昨年の使い回しかな?
断続的にパラパラ、しょぼしょぼと撒かれる紙吹雪。残念ながら4万人規模のスタジアムでの紙吹雪は徹底的にやらないとビジュアル的に見栄えがせず、ほぼ自己満足に終わっています。ちなみに横酷での鰯はもっと悲惨でした。
で、話題騒然の人文字。現地ではWELCOMEの次に続く文字がなんと書いてあるのかさっぱり判らなかったのですが、確かに"sDER"が上下逆さになっています。左右まで逆転させる意図はよくわかりません。自チームの選手への鼓舞とは関係ない人文字を出す意味も不明ですが、相手を挑発するつもりで出したのに相手に理解されずに笑いものになってまさに踏んだり蹴ったり。どうせやるなら左の小ダンマクは出さずに人文字のフォントを大きくすればいいのに。
専用スタジアムで紙吹雪を撒いたため案の定この結果に。遠目にはボールの位置がわかりづらくなるだけでなく、悪いことに浦和はアウェーの白ユニなので選手の動きもわかりづらくなって観戦の邪魔。液晶TVでスカパーを見ていた人は一層混乱したかも。
もちろんピッチ上の選手にはもっと邪魔になったことでしょう。選手が踏ん張ろうにも紙で滑って怪我をするということもありえますし。
しかもハーフタイムに子供達がせっかくきれいに片付けたのに、後半開始早々また撒き散らす愚か者多数。
紙吹雪はこの試合に限ったことではなく度々撒かれているようですが、なぜ鹿島の運営はこの愚行を容認しているのでしょうか? あるいはもはや運営の力では歯止めが効かない「何か」があるのでしょうか? 昨年の煙幕もしかり。観客激減が伝えられて久しい鹿島ですが、残念ながら観客がカシマスタジアムに足を運ばなくなる原因をわざわざ自分で作り出しているとしか思えません。
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この日は往復とも電車。
行きはともかく帰りのJR鹿島線は輸送力が足りずにすし詰め。鹿島臨海鉄道は臨時列車を出してそれなりに浦和戦対応をしていましたが、それを受けたJRの対応が全然だめでした。
京成への乗り換え客が多い成田駅では、一つしかない有人窓口で精算する人と成田までの補充券(=自動改札は通れない切符)を購入済みの人がごっちゃになって行列を作る始末。一回切り、一本切りなのでコストをかけずに乗客を待たせておけば良いという発想なんでしょうが、そういう千葉支社の国鉄然とした供給側重視の発想が非常にむかつきました。
とはいえ、勝ったので気分良く成田からスカイライナーに乗車。ビールで祝杯を上げながらの帰宅となりましたが、成田からスカイライナーで帰ってくると完全に外国から帰ってきた気分になるのは不思議なものです。
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