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2007.06.18

【観戦記】FC東京 0-2 浦和

 達也の復帰戦を自身のゴールで祝い、その後も達也が入ることで浦和が劇的に良くなる可能性を見せてくれた前半。後半はやや押し込まれる時間帯が多くなりましたが、幸運にもオウンゴールで追加点が入り、その後は難なく逃げ切り。FC東京に随分シュートは撃たれましたがヒヤリとさせられるものはほとんどなく、効率よく点を取って守りきったような風にも見受けられますが、前半の出来はそこから大きく脱皮する可能性を伺わせるに十分なものがありました。

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<スタメン>

---シトン--達也--
相馬---ポンテ----
---長谷部--啓太--
阿部-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

 A3で好調だった達也と長谷部をスタメン起用。大原リハビリ組からは坪井だけで、伸二はベンチスタート。A3で負傷したネネはベンチにも入りませんでした。

 フォーメーションはやや流動的な4バック。攻撃時は暢久が高いポジションを取るので3バック風ですが、守りの時は阿部が左にずれて暢久が下がり、完全に4バックになります。要は疲労困憊状態の阿部のタスクを守備に限定する反面、相馬を攻撃に専念させるのが狙いでしょう。こういう器用なことができるのも阿部がいてこそでしょうし、早々と4バックにトライしたオジェックの指導の効果ともいえるでしょう。FC東京はルーカスの1トップ。鈴木、川口の両WGを自由にさせると面倒なのでサイドのスペースを埋めて4バックで守るのは理に適っています。「自分達のサッカー」と称して硬直した戦術しかできなかった頃よりはちょっと進歩した感じ。

 浦和は立ち上がりから攻勢。前線でのマークがルーズになったワシントンが突進して放ったシュートのこぼれ玉を達也が素早く反応してシュート。シュートは惜しくも弾かれたかと思いましたが、コロコロとネットの中へ。達也が復帰戦を自らのゴールで祝うという、赤サポ感涙モノのシナリオ・・・

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 その後も浦和ペース。達也が入ることで前線からのプレスがきつくなり、それに連動して中盤のプレスもよく効くようになりました。自然とDFラインも押上げられ、浦和らしくないコンパクトな陣形に。陣形がコンパクトになると選手感の距離も近くなる。ワシントンのフォローにすかさず達也が。相馬のドリブル突破をポンテや長谷部が支援。ダイレクトパスの連続。そして相手が相馬を警戒していると、大きくサイドチェンジして暢久へ展開。

 ボールを失いそうになるとすかさず両ボランチがフォローに入って再度ボールを奪い返す。DFが相手の前に出てボールをカットする場面も見られ、概して高い位置でのボール奪取が出来ていました。長い距離を走らなくて良いせいか、闘莉王もしばしば攻撃参加。

 残念ながら攻めている割には決定機といえるものは相馬左からクロス→ワシントンヘッド!くらいで、あとはシュートにすら至らず。この日はワシントンがちょっとブレーキ。キレが悪いのに強引にシュートを撃とうとしてボールを失ったり、滑ったり。もっともポスト役、ボールの引き出し役としてはそこそこ頑張っていましたが。また暢久へボールを展開して良い形を作っても、例によってクロスを上げるでもなく、シュートを撃つでもなく、ウロウロしているうちに「あ”-」という御馴染みの展開。もっともこの日の暢久は攻守にわたって相当走らされていたので、攻撃でスーパーな働きを求めるのは少々気の毒ではあります。

 FC東京の攻撃は浦和のセットプレー崩れからのカウンターで、左WGの鈴木が強引にシュートを放つ程度。右の川口やトップ下に入った福西は全く存在感なし。中盤で劣勢なため、組織だった攻撃はほとんどできず。どちらが遠征明けか判らないほど動きも緩慢な感じがしました。

20070617gas3

 しかし、後半は一転してFC東京が攻勢。この辺がA3の後遺症なんですかね? 浦和は中盤でボールを取れなくなり、DFラインもずるずる下がって2トップが孤立。カウンター狙いなのは判りますが、縦に急ぎすぎてFWへのボールを簡単にカットされて反撃を許す。極めてまずい状況に陥りました。攻撃はともかく守備だけは安心して見ていられるはずの暢久がぶっちぎられてしまう場面も散見される等、浦和は右サイドをかなりやられてしまいましたが、FC東京のシュート精度は著しく低いのが幸い。中央からのシュートはことごとく浦和の壁に当たってしまいます。

 FC東京の攻撃はやたら手数がかかる割にはちっとも効果的でない。とりあえずシュート撃ってりゃ選手もサポも満足っちゅー感じ(撃たずに横パス回しているよりは数段マシですが・・・)。なんか随分ちまちました攻撃の繰り返しで、かつてのようなワイドな攻撃はあんまり見られなくなっています。

 優勢な時間帯に点が取れないと往々にして逆に点を取られるもの。一通りFC東京の攻勢を凌いだ後のゆったりとした時間帯に、ポンテの左CKがオウンゴールを誘発。

 あれだけ押していて点が取れなかったことで浦和の守備の堅さを思い知ったのか、この2点目でFC東京はすっかり諦めた感じに。浦和は達也に代えて伸二を投入。これは次節へ向けて怪我明けの達也を温存すると同時に前線でしっかりボールを落ち着かせるのが狙いでしょうか。単純なカウンター狙いならワシントンを外したほうがマシな気がしますが、今の達也にそこまで負荷は掛けられないのでしょう。

 再三痛がる素振りを見せていた闘莉王がついに負傷退場で堀之内投入。FC東京は平山を入れて破れかぶれのパワープレーに転じてきましたが、浦和は必死に跳ね返して試合終了。随分シュートは撃たれましたが危ない場面はほとんどなかったので楽勝と形容していいでしょう。A3で復活を果たした長谷部は攻撃が両サイドに偏ったせいか、この日は守備で奮闘。長谷部が遠征明けでもあれだけ動けるなら、伸二がスタメン入りするのは当面難しいかもしれません。

<終了時>

後半28分:達也→伸二
後半39分:闘莉王→堀之内
後半44分:ワシントン→永井

-----永井-----
--伸二---ポンテ--
相馬----------
---長谷部--啓太--
阿部-堀之内-坪井-暢久
-----都築-----

 前半押していた割には決定機に持ってゆけなかったこと、あるいは後半簡単に押し込まれてしまったこと等反省点もありますが、達也が入って浦和が劇的に良くなる可能性が垣間見れた好ゲームでした。

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久々のJリーグ、生観戦。 ピッチの遠い味スタとはいえ、浦和サポとしてはほぼ快心の試合でした。 メンバーは、自分の個人的にもBESTと思われる4-4-2 達也ワシ 相馬... [続きを読む]

受信: 2007.06.18 14:31

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