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2007.06.12

落魄

2億1400万円の赤字 ヤマハFC3月期決算(静岡新聞)

(株)ヤマハフットボールクラブの決算概況について(磐田公式)

 サポティスタに貼られていたので気づいたのですが、総入場者数だけでなく、有料入場者数まできっちり公表しているクラブは極めて珍しいように思います。クラブの盛衰とは何の関係もなく有料入場者数の比率はほぼ2/3で一定。比較的人気のあるジュビロですらこの有様ですから、親会社丸抱えの不人気クラブの場合は誰が金を払って観戦しているのでしょうか・・・

 それは半ば与太話として、気になるのはジュビロが2年連続の赤字決算に陥っているところ(05年度決算はJリーグ公式サイト参照)。プロフットボールクラブは(上場したら話は別ですが)必ずしも利益を上げる必要はありませんが、赤字はクラブの存続を危うくするので是非とも避けなければなりません。

「08年度は移籍金の償却費負担が1億円以上軽くなることなどから経常利益、当期純利益ともに600万円と黒字化を見込む。」とのコメントを逆に読むと移籍金の償却負担が赤字決算の主因の模様。要するに人間力時代に茶野や村井らをぶっこ抜いたけれどもそれに見合う成果は得られなかったことが赤字の原因となっているようです。恐るべし人間力の破壊力!!

 2年連続赤字となってしまうと今年度は赤字回避が急務。しかし売上は早急にはアップできないのでコスト削減を優先せざるを得ず、昨オフに名波・服部といったベテランを放出し、福西とは契約更改で揉めた結果手放す羽目になったのもやむを得ないかと。

 目先はコストカットで凌ぐとして、より抜本的な経営改善には是非とも売上増が必要。そこで社長が「ホームタウンエリアの広域化に努めたい」と語っているのも目を惹きます。現在のジュビロのホームタウンは磐田市のみ。年に何回かエコパを利用することから近隣の袋井・掛川・菊川といった中遠一帯までホームタウンを広げる主旨なのかもしれません。しかし、人口希薄な地域にホームタウンを拡大したところで直ちに観客が増えるわけではないというのは鹿島の例を見ても明らか。

 ジェフがホームタウン広域化に伴い事実上市原から千葉へ移転したように、ホームタウンを実質的に人口の多い浜松へ移すというならともかく、中遠一帯へのホームタウン拡大というのは目先の経営改善策としてはあまり期待できそうにありません。

 また「スポンサー収入は約3億円増えた」とありますが、これは「飯田産業効果」でしょうか?(その分グッズ収入が大幅減になっていると思いますが・・・)

 宿敵清水の06年度決算状況(売上高29億8600万円、経常利益1100万円)は先に報告されているので、あわせて掲げておきます。

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2億1400万円の赤字 ヤマハFC3月期決算(静岡新聞)

 サッカーJ1のジュビロ磐田を運営するヤマハフットボールクラブ(磐田市)は1日午前、2007年3月期決算を発表した。売上高は37億1600万円(前期比4・5%減)、経常損益は2億1300万円の赤字、当期純損益は2億1400万円の赤字だった。

 スポンサー収入は約3億円増えたものの、広告・看板収入やチーム成績の不振による賞金収入の減少などもあって2期ぶりの減収。損益は2期連続で赤字となった。右近弘社長は今後の課題として売上確保と経費削減による経営基盤作りの強化を挙げ、「ホームタウンエリアの広域化に努めたい」と話した。

 公式戦の総入場者数は前期より2万7000人増えて33万1000人。成績はリーグが5位、カップ戦と天皇杯はともにベスト8だった。

 08年3月期の業績見通しは売上高が36億5700万円。移籍金の償却費負担が1億円以上軽くなることなどから経常利益、当期純利益ともに600万円と黒字化を見込む。

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エスパルス2期ぶり黒字 興行収入24%の大幅増(静岡新聞) 

 サッカーJ1リーグの清水エスパルスの運営会社「エスパルス」(早川巌社長)は24日、平成18年度決算(18年2月―19年1月)を発表した。当期純利益は1000万円で2期ぶりの黒字となった。早川社長はサッカー普及事業の拠点「エスパルス・ドリーム・フィールド」の新規開設について「静岡と富士で候補地を詰めている。平成19年度中にどちらかはつくりたい」とした。

 売上高は29億8600万円で前期と比べて2・9%減だったが、経常利益は1100万円を確保した。興行収入は前期比24・2%増と大幅に増え、主催したリーグ戦17試合とカップ戦3試合の平均観客数は1万3278人(前期比7・7%増)だった。広告収入と事業物販収入も増え、Jリーグ分配金と移籍金などの「その他収入」の減少をカバーした。

 ファン拡大と社会貢献を図るサッカー普及事業の売り上げは2億4700万円(同18・2%増)で中核事業に成長した。現在の拠点は清水、駿東、藤枝の3カ所。

 今シーズンは主催ゲームをすべて日本平スタジアムで開催する予定で、早川社長は「新しいスターが根付きつつあり、女性ファンも増えている。『超満員作戦』などでサッカーのだいご味を地域住民に味わってもらい、目標の平均観客数1万5500人をクリアしたい」と力を込めた。

 また、同日付で久米一正取締役強化育成本部長と竹内康人取締役営業本部長・営業企画部長が常務に、山崎雅彦強化育成本部副部長・強化部長が新たに取締役に就任した。

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