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2007.07.20

書泉は所詮

 気がつけば川口の「書泉ブックドーム」が縮小されて2フロアになっていた。いや、1Fの半分はドコモだから1.5フロアというべきか。駅横のキュポラ内に「文教堂」ができたのが痛手だったのかもしれないが、もともと4フロアだったのがここまで縮小されたのだから、実に寂しい話だ。

 ざっと見たところ1Fはほぼそのまま。旧2Fと3Fが1フロアにまとめられた感じ。ただでさえ中途半端な品揃えがますます中途半端になった。

 川口は旧大宮市や浦和市と人口は大差ないのに、書店に限らず商業施設の集積が極端に薄い。ちょっと凝った買い物は近隣の東京に出てしまうからというのが定説。しかも大学もなければビジネス街でもないただの工場町兼ベッドタウンなので、書泉のようなマニアックな品揃えがウリの書店はそもそも地域のニーズに合っていないのだろう。

 前にも書いたけど、書泉はやたら閉店が早いのが難。もともと20:00だった閉店時間を延長して21:00閉店になったけれども、これでも埼玉都民が少なからずの割合を占める川口のニーズに全然合っていない。せっかく駅近くにあるのに通勤・通学帰りの客をみすみす取り逃がしている。

 またなんとも中途半端な品揃えは是非とも改善したいところ。今般のフロア縮小で文庫本のエリアが小さくなったが、これは愚の骨頂。川口の街の特性からいってほとんどニーズがないと思われるビジネス書・専門書は一掃されるべきだし、場合によっては書泉の売り物である鉄道やミニタリー等のマニアックなコーナーも全廃して構わないと思う。

 川口の駅乗降客数から見て大規模書店のニーズは間違いなくあり、書店の経営主体が変わればそれなりに繁盛するんじゃないかと思いますがねぇ・・・ でも川口のニーズにより即していると思われる「文教堂」もダメだとなると話は違ってくるのですが・・・

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