ごらんアウェー:エコパ2007(2)
今回はキックオフまで時間があるので、東海道線各駅停車を乗り継いで遠征しました。
東京 8:52 (759M サハE231-1002) 10:28 熱海
熱海 10:45 (1429M モハ313-2516) 11:06 沼津
沼津 11:21 (437M モハ313-2502) 11:53 由比
途中由比に寄り道して昼食。この辺りは日本平の行き帰りに立ち寄られた方も多いかと思いますが、実は私は初めて(東海道歩きの時は早朝だったので、特段面白いこともなし)。駿河湾の名産「桜えび」の漁のシーズンは終わってしまいましたが、「かき揚げ丼」でも味わおうと由比の港へ出かけてみました。
駅前ではいきなり桜えびがお出迎え。
漁港といっても駿河湾との間には東名高速が、あたかも巨大な防波堤のごとく長々と横たわっており、まるで漁港は単なる潮溜まりのよう。
由比漁協直営のお食事処「浜のかきあげや」は家族連れを中心に大賑わい。往年の「海の家」のような、テーブルとパイプ椅子が並ぶいたって簡素な造りですが、それがなんとなく懐かしい。かき揚げ丼(600円)+季節の味噌汁(100円)。
ご飯にちょっとタレをかけ、2枚のかき揚げもさっとタレをくぐらせるだけの、特に何の変哲もないかき揚げ丼ですが、これが実に美味い! サクサクっとした歯ごたえ。油臭さがほとんど感じられない軽い味わい。これ食っちゃうといままでのかき揚げはいったいなんだったのか?と思わずにはいられませんでした。
由比は東海道の宿場町でもありますが、もともと小さな宿場だったようで、その後も東海道線の駅が出来たとはいえ町はさほど発展することもなく、静かな佇まいが残っています。もっとも宿場町というより魚の町になってしまいましたが。
由比 13:54 (1437M モハ313-2510) 14:15 静岡
ちょっと歩を進めて静岡へ。今年は徳川家康が駿府城に入城して400年。「大御所400年祭」ということで各種イベントも用意されていますが、観光客誘致を狙ったものというよりは地元向けのイベントといった色彩が強く、静岡駅やその周辺でも特に「大御所400年祭」のPRに努めている風には感じられませんでした。
久しぶりに駿府城へ出かけてみましたが、隅櫓と門が一つ復元されているだけで、あとは味も素っ気もなし。城跡一帯が全て公園になっているならまだしも、役所や学校などの公的施設が城内に建ちまくっているという、城跡観光向けには最悪の展開。
静岡 15:06 (795M クハ210-5011) 15:18 焼津
焼津 16:26 (449M モハ313-2352) 16:40 島田
島田 16:52 (823M クハ312-2324) 17:22 愛野
さらに歩を進めてマグロ漁の基地として有名な焼津で途中下車。知名度皆無に近いとは思いますが、焼津には温泉があり、駅前には足湯が設けられています。地下1,500mまで掘削して温泉を掘り当てたもので、温泉は市営。各地に分湯しているようで、駅前の「焼津駅前健康センター黒潮温泉」もその一つ。
外観どおり、昔ながらの「健康ランド」そのもの。タオルと浴衣がついて一日1,000円。スーパー銭湯感覚でさくっと風呂に入るだけなら少々割高ですが、一日のんびりするなら割安という微妙な価格設定。
正方形の大きな湯船がある他、薬湯とバブル湯、サウナ。湯はかなり塩分が濃い目で、冬はよさげですね。塩素臭はそれほど感じませんでした。
ただ2Fの休憩スペースにはカラオケが響きまくって全くくつろげず。脱衣所の冷房が非常に効いている上、いたって静かなので、そこで長々と涼んでしまいました。もっともここで飲食するわけにはいかないのが辛いところですが。
外観である程度想像は付きましたが、内装もかなりくたびれ加減。
愛野 21:12 (864M クハ312-2320) 21:17 掛川
掛川 21:40 (こだま552号 325-68) 23:23 東京
笛の音を合図に愛野ダッシュ。掛川から東京行き最終の「こだま552号」へ。見たところ指定席を確保されていた方が多いようでしたが、自由席はがらがらで難なくE席を確保しました。
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遠征の教訓:東海道沿線いたるところにうぃあーがいる!
乗り継いだ電車には最低一人はうぃあーがいました。それだけでなく由比のかき揚げ屋にもうぃあーはいましたし、なぜか清水駅のホームにもうぃあーが佇んでいましたし、大駅の静岡にももちろんうぃあーが。さすがに焼津の健康ランドには一見してそれとわかるうぃあーはいませんでしたが、新金谷駅には大井川鉄道を試乗してきたと思しきうぃあーがぞろぞろ。
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