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2007.07.16

【観戦記】INAC 0-4 浦和

 早い時間帯にPKで先制したのが幸いして久々の大勝。暑さのためか内容はやや尻すぼみになってしまいましたが、中盤でINACを圧倒。再三のサイド攻撃もまずまず。一方ゴンサルベスら外国人選手を全員欠いたINACは攻守に良いところがありませんでした。もっとも守備陣が浦和に完全に崩された場面は意外に少なく、点差ほど力量差があるとも思えませんでしたが。

<スタメン>

---北本--安藤---
若林--------土橋
---柳田--庭田---
岩倉-矢野--田代-森本
-----山郷-----

 3試合ぶりに田代がスタメンに復帰。前節笠嶋の出来がやや不安定だったため妥当な判断でしょう。党首もこず様も帯同なし。

 フォーメーションも変わらず。もっともこの試合は終始中盤で浦和が優勢に立っているため柳田が前方に進出している場面が多く、事実上庭田の1ボランチといっても差し支えありません。ただ柳田は両SBの上がったスペースを埋める等本来のボランチらしい役割も果たしているので、気持ち2ボランチかなといった程度。INACは4-3-3というよりは4-5-1に近い感じ。

 結果的に大勝したものの、序盤の浦和の出来はあまり芳しいものではありませんでした。例によって前線でボールが納まらず、ボールは保持しているもののINACの守備ブロックを突破できないというややもどかしい展開。まるで前日のガンバ戦の続きを見ているようでしたが、次第にFWを経由せずに中盤で組み立ててサイドを突く攻撃が奏功しはじめます。前半はエリ&岩倉の連携で何度も左サイドを攻略。エリが中に斬りこんで岩倉の進出するスペースを空けるような動きがしばしば見られました。台風一過、一転してカンカン照りになって選手には厳しい気候条件でしたが、前半のエリの奮闘振りは否応なしに目に付きました。

 一方浦和の右サイドは土橋が孤軍奮闘。森本は前半ほとんど攻撃に絡んできませんでしたが、左WGにいるINACの14番(米津)が俊足なので不用意に飛び出すなということなのかもしれません。しかし、先制点は土橋の右サイド突破から。ファーで土橋のクロスを受けたエリが粘ってDFを背負いながらもボールキープ。DFがエリを押し倒してしまったのか、エリの粘りが生きてPKゲット(見ようによっては単にエリがバランスを崩してコケただけじゃないのかとも思いますが)。これを北本が難なく決めて先制。

 難敵相手に早々と先制して気が楽になったのか、ここから浦和の動きが加速度的に良くなりました。2点目は左サイドでオフサイドラインを良く見て(っちゅーか、てっきりオフサイドだと思いましたが)飛び出した安藤がそのままエリア内まで持ち込んで決めたもの。やはり安藤は前を向いてナンボ。FWでは簡単には前を向かせてもらえず辛いところですが、GKと1対1になった時の安心感はチーム随一。

 3点目はINACのミスを突いたもの。高い位置で柳田がボール奪取して前方やや左でフリーになっている北本にパス。北本のシュートはGKにセーブされてしまいましたが、柳田がよく詰めていてゴール。この一連の柳田の動きは白眉でした。

 INACの攻撃は時折米津が浦和の右サイドを脅かす程度で至って淡白。サイドから早めに浦和DFラインとGK山郷の間にボールを入れてCFを走らせるぐらいしか手立てがありません。ゴンサルベスがいないとこんなもんなんでしょうか?ゴンサルベスは前々節あたりからベンチ入りしていないので怪我なのかもしれませんが、外国人選手が全員スタメンから外れている理由は不明。なおINACは大きな企業がスポンサーに付いているわけではなく、NPO法人が運営しているスポーツクラブに過ぎないので、そもそもなんで外国人選手を雇えるのかも不明です。

 3点先取でゲームの大勢が決してしまったためか、あるいは酷暑で両軍とも参ってしまったせいか、後半の浦和はややまったりモード。エリが前半でバテバテになってしまったせいか、左サイドの攻撃はあまり機能しなくなり、攻撃は前半とは逆にやや右サイドに偏る感じに。しかし点が入るような気配はなし。後半21分には北本に代えて窪田を入れては見ましたが、同型の重量FWを入れ替えたところで戦局は全く変わらず。そのまま試合終了かと思いましたが、珍しく右サイドを上がってきた森本のハイクロスがGKのミスを誘い、安藤が難なくヘッドで押し込んで4点目。

 得点前に松田がスタンバイしていたのでてっきり左サイドでヘロヘロになっているエリを代えるものと思い、おそらく本人もそのつもりでベンチ前までやって来ましたが、松田は番号をよく見ろとばかりのジェスチャー。交代ななんと土橋でがっくりのエリ。給水してすぐにピッチに戻りましたが、衝撃(?)から立ち直ることは出来ないまま、残り10分でようやくお役御免。確かに右サイドで奮戦する土橋も疲れていましたが、それでも浦和イレブンの中では動いているほう。どう見ても交代の順序が逆のような・・・

 久しぶりに長めの時間が与えられた松田ですが、低めの位置ではスピードが活きないのか、やや不本意な出来。また守備がかなり淡白なのも気がかり。やはり松田は左WGが最適のようですが、強力なCFがいない浦和で3トップを採用してもほとんど意味がないのは何度も実証されている通りで、案外使い方が難しい選手です。

 サーモン田代はほとんど相手の攻撃に晒されることのない無難な復帰戦。田代に限らずDFからのフィードがものすごく雑で、全く前線に通らないのはどうかと思いましたが、キック力のない女子にそこまで求めるのか酷というものでしょうか。

<試合終了時>

後半21分:北本→窪田
後半28分:土橋→松田
後半35分:若林→高橋

---安藤--窪田---
松田--------柳田
---高橋--庭田---
岩倉-矢野--田代-森本
-----山郷-----

 雨中の駒場での一戦を想起するとINACは力の半分も出せなかったようでしたが、難敵相手に快勝して次節は久しぶりのホーム駒場での湯郷戦。その後2ヶ月半にわたる中断期間を良い形で迎えたいものです。

 長期休暇中の党首&こず様。土橋が右SHに起用されるようになってから、ポジションが被る党首の出番がなくなってしまいましたが、土橋はスペースに飛び出してボールを受けてナンボの選手。ごちゃごちゃした局面は苦手で、相手に引かれてスペースを消されるとドリブルで相手を抜き去るだけの力量はないので、テクニックのある党首の出番も考えられなくはないと思います。ただそこまで浦和が相手を押し込むという試合展開が考えにくいのも事実ですし、安藤・柳田・高橋・エリ・保坂と右SHができる選手がやたらいる現状で党首がベンチ入りするには運動量を上げないと厳しいかもしれません。

 一方右SBもできるこず様のほうが党首よりはベンチ入りに近いような気がしますが、こちらは守備力で森本に劣ると判断されているのでしょうか? 新潟戦以降3試合無失点。かつ(相手との力関係もありますが)右サイドを決定的に破られる場面も僅少なので森本を代える理由もなく、こちらもそのまま長期休暇入りでしょうか・・・

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