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2007.07.23

【観戦記】浦和 3-1 湯郷

 立ち上がりこそピリっとしませんでしたが、前半は尻上がりに調子を上げてなんと3得点。暑さに参ってしまったのか、後半は主導権を握りながらも無得点に終わりましたが、この試合は左右のサイド攻撃が十二分に機能。相手を完全に崩してシュートで終わる場面が多かったので、4-0で勝ったINAC戦よりは内容は上だと思います。

<スタメン>

---北本--安藤---
若林--------土橋
---柳田--庭田---
高橋-矢野--田代-森本
-----山郷-----

 エメルソン永井は何を思いついたのか、ここ数試合後半から途中出場の多かった高橋をなんと左SBに起用。もともと同ポジションを務めていた岩倉、西口(西口は久しぶりにベンチ入り)を共にベンチに置くとは何を考えているのかわからんのですが、今日はこの起用が大当たりでした。

 開始早々庭田の右CK。ニアへのボールは簡単に跳ね返されてしまいましたが、こぼれ玉を拾った庭田のハイクロスを安藤がヘッドで叩き込んで早々と先制。決めた安藤も見事ですが、高精度のクロスを上げた庭田もあっぱれ。

 難敵相手に早い時間に先制して楽になるかと思いましたが、浦和の立ち上がりは必ずしも良くありませんでした。動きは概して湯郷のほうが良く、宮間を軸に攻撃を仕掛ける湯郷にやや押し込まれる時間が続きました。浦和の守備陣は宮間との1対1でかなり苦戦を強いられ、パス交換で右サイドを崩される場面もしばしば。またFWのスピードにCB、特に田代が振り回される場面も目立ちました。田代はコンディションが良くないのでしょうか?

 湯郷は4-3-2-1なんでしょうか(あるいは2トップで一方のFWが下がり目なのかも)。ラインを高く保ってコンパクトな陣形で浦和に対峙。当初浦和は分厚い中盤を突破するのに苦労していましたが、教科書どおりといっても良い素晴らしい打開策を見せてくれたのが2点目。右サイドで手詰まりになりかかったところで、左へ大きく展開。左に開いていた柳田がどフリーでクロス。ゴール前には3人が突っ込んでいて、ニアでエリが囮になり、中央の北本がゴール!!!

 キック力の弱い女子ではなかなか見られないワイドな展開が前半は何回か見られ、これがこの日の大きな収穫。

 この2点目の後は浦和の動きが見違えるように良くなり、両サイドからやりたい放題。

 高橋・エリ・柳田で攻める左サイド。エリにボールが入ると高橋が迷わず上がってきます。エリは積極的にドリブルで中へ斬り込み、湯郷DFが中央へ寄ったところでサイドを上がってきた高橋や柳田へパス。この両名のクロスは高精度。さらにこのクロスに対して北本や安藤だけではなく、なんと逆サイドの土橋まで突っ込んでくる!!!崩しも素晴らしければ、それを信じてリスクを負って突っ込んでくる姿勢も見事。

 右サイドは安藤・土橋で攻略。例によって土橋のスピード&クロスに頼る場面がやや多かったのですが、この日は安藤がDFラインの裏を狙って積極的に走りこむ場面が目立ち、これが右サイド攻略に効いていました。DF陣もロングフィードで安藤を走らせる意図が徹底されていたようです。森本は珍しく後半3度ばかりオーバーラップして攻撃参加してきましたが、残念ながら有効なクロスを上げるには至らず。でも前半は後方から安藤へのロングフィードが効果的でした。

 両サイド攻撃も見応え十分でしたが、それ以上に圧巻だったのがロナウド北本。今までの北本はいったい何だったのかと思わざるを得ないほどのスーパーな働き。暑くてとうとう着ぐるみを脱いだのか、あるいはザパスが遅まきながら効いてきたのか、動きが実に軽快。前を向けばドリブルで相手を一蹴。苦手なポストプレーも難なくこなし、ロングフィードを受けて一瞬で前を向く妙技も披露。DFに倒されても起き上がりが早いのなんの。土橋が倒されてPKを得たプレーも、最前線で北本が粘ったところから始まっており、そのPKを北本が簡単に決めて3点目。いやはや恐れ入りました。気がつけば何時の間にかリーグ得点トップ。

 後半はやはり猛暑で動きが鈍ってしまいました。動きが悪くなったのは浦和だけではないので勝敗に影響はありませんでしたが、サイドを崩しても中央に飛び込んでくる人数が目に見えて減ってしまいました。例えば保坂のクロスに対してエリしか突っ込んでいないようではいかにも厳しい。

 比較的動けている土橋を早々と代えたのは、おそらく接触プレーで傷んだのが原因ではないかと思いますが(ようやく立ち上がったばかりの土橋目掛けてゴールキックを蹴る山郷www)、交代枠を3人きっちり使って疲労の目立つ選手を順次交代。右SHに保坂が久しぶりに帰ってきていきなり途中から投入されましたが、ここで党首やこず様が使われないのは党としては実に寂しいところ。

 最後は左CKから得点意欲満々のサーモン田代がシュートを2発放ちましたが、これも決まらず。

 守っては立ち上がりの20分くらいから先はピンチらしいピンチは少なかったのですが、失点場面はいただけません。トップ下の宮間にボールが入ったところで庭田の寄せが甘く、前線へ簡単にスルーパスを出されてしまったのが全て。FWのスピードについてゆけない浦和CBの間をぶち抜かれてしまいました。前節INAC戦でも庭田は原への寄せが甘くてあわやという作られており、柳田が上がっている時にカウンターを食らい、1ボランチで相手のキーマンを止めないといけない時の対応に課題が残るようです。ペルーレやベレーザという格上との対戦だとここが明確なウィークポイントになりそう。

 その後も宮間には悩まされ続けましたが、柳田の奮戦が奏効してなんとかFWとの連携を寸断。湯郷は最近加入した外国人ソアレスを後半半ばから投入して反撃を狙いましたが、チームにフィットしていないようでボールもあまり回って来ないまま試合終了。

<終了時>

土橋→保坂
安藤→窪田
高橋→岩倉

---窪田--北本---
若林--------保坂
---柳田--庭田---
岩倉-矢野--田代-森本
-----山郷-----

 INAC、湯郷と中位チームを寄せ付けない内容でしっかり勝ち点3を取りましたが、問題は上位2チーム。長い中断期間を経てどの程度上積みできるでしょうか。

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