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2007.08.31

大宮戦プレビュー

前回対戦時(大宮 1-1 浦和)のおさらい>

・GWの最終日。開幕以来ほぼスタメン固定でACLを挟みながら連戦、また連戦をこなした浦和は披露困憊で動けず。

・予想外に積極的に前に出てきた大宮の前に序盤から苦戦。

・縦パス一本で闘莉王が吉原に裏を取られ、闘莉王は必死に追いすがるも痛恨の転倒。中央への折り返しをきっちり小林慶に決められて失点。

・先制後スペースを消して守りを固める大宮に対し、浦和は早い時間帯からパワープレーを敢行。なんとか同点に追いつくが、反撃もそこまで。

・リーグ戦では今季最悪の内容。しかしそんな状態に浦和にすら勝てない程度の力しかない大宮というのが率直な印象。

*雑感:浦和はへろへろの状態で大宮を迎えるところは同じだが、この頃は3バックと4バックを併用しており、闘い方に迷いが感じられた。おまけに達也復帰前。また大宮は外国人FWが入れ替わり、監督も代わっているので、前回の試合はほとんど参考にならないと思う。

<前節:大宮 1-1 柏>

---森田--デニマル--
------------
橋本-片岡-小林慶-吉原
------------
波戸-富田-レアンドロ-西村
-----江角-----

69分:森田→斎藤
74分:吉原→小林大
83分:橋本→平野

サブ:柴崎、村山、斎藤、小林大、平野、桜井、ペトロジュニオール

・藤本出場停止

・4-3-3を諦めて4-4-2に回帰(この期に及んでフォーメーションを試行錯誤しているところがなんとも・・・)

・FWに電柱型の森田、前節名古屋戦でボコボコにやられた右SB田中を諦めて西村卓を起用。

・李に先制されたが、新外国人デニス・マルケスがついに豪快な一発を決めて同点。デニス・マルケスはかなり使えるとの評多し(もう一人の新外国人はスカのようですが・・・)

・イエロー2枚で片岡退場。その後は守備を固めて引分け狙い。

・大宮善戦との見方が多い模様だが、柏は肝心のフランサがいなかったので相当割り引いて考えたほうがいいような・・・

<追加情報>

・浦和戦は藤本、吉原、片岡の3選手が出場停止。

・大宮は今年とにかく警告・退場が非常に多く、あの川崎よりも多い。従ってほとんど毎試合誰かしらレギュラークラスが出場停止になっている。ラフかつ下手な相手に怪我をさせられるのは御免被りたいところ。

・中盤の攻撃的なタレントが小林大しかいない勘定だが、小林大は今季故障続きでパフォーマンスが著しく劣化している模様。

・対浦和戦特殊兵器「桜井」は今季わずか3試合(すべて後半投入で計70分)の出場に留まっている。

・大宮戦関連の情報についてはこんなものをウダウダ読むよりは、川本梅花氏のブログを読むことを強くお勧めします。いかにデニス・マルケスにボールを集めるかが大宮の喫緊の課題で、逆にその供給源を断たれたり、またデニス・マルケス自体が封じられれば攻撃に関してはジ・エンドと書いてあるようにも読めますが。

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2007.08.30

【観戦記】神戸 1-2 浦和

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 前半は攻撃が手詰まりになり、幾度となく神戸のカウンターを浴びる体たらく。しかし、その時間帯をなんとか凌いで後半開始早々達也の一発で主導権を握り、双方1点ずつ追加した後は例によってだらだら時間を使いながら逃げ切り。

 前節に続き、またしても決定力の差で相手を振り切っただけで内容に乏しい試合でしたが、夏の連戦はどんなにぐだぐだであっても勝ち点3をしっかり取ることが重要と割り切るしかないのでしょう。赤サポの間には試合前からずいぶん弛緩したムードが流れていたように感じましたが、やはり油断禁物で危うく寝首を掻かれるところでした。

 神戸のほうがやりたいことがきっちり出来ていて収穫が大きかった試合といっても差し支えありませんが、浦和から勝ち点をもぎ取るには前半の逸機が悔やまれます。神戸は前節全くいいところなく大分に敗れたと聞いていましたが、決してチーム状態が悪いわけではなく、カウンターが得意なチームなので先制点を許して相手に守られてしまうとそれを打破するだけの力がないというだけなのかもしれません。

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 それはともかく、試合中に派手な花火上げるな!!!

 たぶん隣の野球場のやつでしょうけど、ああいうことを許していること自体が神戸におけるサッカーの位置付けを如実に表しているように思います。

<浦和スタメン>

---達也--永井---
-----ポンテ----
平川--------暢久
---阿部--長谷部--
堀之内ー-闘莉王-坪井-
-----都築-----

 啓太出場停止の穴は阿部がポジションを一つ上げることで穴埋め。坪井が負傷から復帰し、阿部の代わりのCBには前節に続いて堀之内が入りました。内舘がボランチに入る説も有力でしたが、内舘は90分持たない可能性大。一方阿部はボランチが本職ですし、CB陣の駒は余り気味なことを考えると妥当な布陣だと思います。

<神戸スタメン>

---レアンドロ--近藤--
大久保-------パク
---マーカス--酒井---
茂木-河本--北本-石櫃
-----榎本-----

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 ボッティが出場停止の神戸は酒井を投入。酒井と同じく中断期間の補強した純マーカスとの2ボランチ。左SBに茂木が入ったのが目新しいところ。

 好調の達也&平川を神戸がどう抑えるかが見所でしたが、前半の神戸の守備はほぼ完璧といって差し支えない出来でした。というか、浦和の不出来がそれを手助けしていたような感すらありますが、DFラインを上げてコンパクトな陣形を保ちながら、全員が高い守備意識をもって浦和をしっかり封じ込めていたと思います。

 達也は両CBががっちりマーク。従って浦和はボールを回しながら空いたサイドのWBを使ってサイド攻撃を仕掛けようとしますが、この日の暢久は完全にやる気なしモード。何度かSBと1対1になったにも関わらず、チャンスを作り出せないどころか、神戸のカウンターの基点となってしまう始末。

 左の平川は神戸にしっかり研究されていました。まずはSBに縦を切られ、スローダウンしたところで神戸に数的有利を作られ、仕方なくクロスを放り込むの繰り返し。前節は意表を突いた堀之内&闘莉王の2枚飛び込みでそのクロスが得点に繋がりましたが、この日は闘莉王が攻撃参加を自重していることもあってアーリー気味のクロスからは得点の臭いはせず。

 前節の脳震盪が響いているのか、あるいは女房の啓太が不在のためか、はたまた前節上がりすぎて攻守のバランスを崩していることをオジェックに責められたのか、理由はわかりませんが闘莉王はいつになく攻撃参加を自重。フィードが再三ミスになるなど攻撃面では全くいいところなく、これも苦戦の一因。

 またこの日は闘莉王に限らず、平川へのロングパスがミスになる場面が非常に目立ちました。あれじゃ平川も疲れるし、攻撃のリズムが作れません。

 前節そこそこ機能していた永井は再び迷走モード。消えている時間が延々と続きました。前半ロスタイムの絶好機(=平川が左を抉ってクロス)を決めていれば、後はどんなに消えていようとも没問題だったのですが・・・orz

 今年駒場の試合ではワ級&達也の2トップに神戸の4バック全員が気を取られてサイドを空けてしまう場面が目立ったのですが、この試合では永井がほとんど機能していないので、神戸のSBは中央はCB任せにして浦和のWBをしっかり見ていればOK。従ってサイドをボコボコにされた駒場の試合と違ってサイドを決定的に破られる場面は前半ロスタイムの一回きりだったと思います。

 前半からボールを保持している時間はやや浦和が長いのですが、浦和はこれといった打開策を見出せないまま時間を空費。一方守備が機能している神戸はプラン通りにカウンター攻撃。浦和のセットプレー崩れを拾ったり、あるいは浦和陣深いところでボールを奪って3度ばかり決定機を生み出しましたが、それを一度も決められなかったのが最後に響きました。

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 後半開始早々、右サイドからのクロスをポンテがキープ。ゴールまではそこそこ距離がありましたが、ポンテが叩いたところを達也が思い切り振りぬいてシュート!!! 達也にDFラインの裏に抜けられることばかり意識していた(?)神戸にとってあの距離から撃たれることは想定外だったのかもしれませんが、なにはともあれ敵の守備組織は全く揺らいでいないにも関わらず、卓越した個人技でそれをぶち破ってしまう、いかにも浦和らしい形で先制。

 途中どんなに苦しかろうと、いったん先制してしまうと試合は完全に浦和のペース。元々ポゼッションは浦和優位ですから、無理に攻める必要がなくなった浦和は前の3人でカウンターを狙ってもよく、ボールをしっかり回しながらじりじりと相手の隙を突いても良し。神戸は次々と前目の選手を代えて、大久保をFWに上げてみたり、MFの位置を代えてみたりと打開策を繰り出してみますがほとんど効果のないまま、逆に浦和が追加点。CKを堀之内が落としたところを達也が押し込んだもの。神戸はセットプレーに弱いのは駒場でも再三見られたところ。

 これでどこをどう見ても浦和の楽勝ペース。オジェックもそう思ったのかポンテを早々と伸二に代えましたが、この日の伸二はどうもゲームに入るのが難しかったようで、やや浦和のリズムを崩した感も。結果論になってしまいますが、浦和は左サイドを綺麗に崩されてまさかの失点を喫してしまいました。SBが攻撃参加してきっちりサイドを崩したこのパターンは本来神戸がやりたかった形なのでしょう。

 1点差にされて、まさかまさかの一発が怖い展開になってしまいましたが、そこは百戦錬磨の浦和。例によって終盤に選手交代を重ねながらだらだらと時間を使い、神経質な主審に遅延行為で2枚イエローを貰いながらもなんとか逃げ切り。

 こういう逃げ切り方を見ているとアンチ浦和が多いのは判るような気がします。かなり往年の鹿っぽい感じ。なりふり構わず勝ち点3を取りに行く試合が続きましたが、疲労困憊の選手が多いゆえやむを得ないでしょう。

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2007.08.29

(メモ)神戸1 ‐2浦和

(スタメン)坪井復帰。出場停止の啓太の代わりに堀之内。阿部をボランチに上げるのか?細貝、堤がベンチ入りしネネが外れる。

平川コールお披露目?

神戸酒井スタメン登場!

主審扇谷

(前半)ボールキープは浦和がやや長く、サイド攻撃をなんどか仕掛けるが、可能性を感じないクロスが放りこまれるだけで、決定機はロスタイムの一度だけ。早くも手詰まりの気配。

神戸の守備はほぼ完璧で、カウンターから三度ばかり決定機を掴む。完全に神戸ペース。

闘莉王のフィードはことごとくミスになり、暢久は一対一で良いところなし。永井は再び行方不明。

(後半)早い時間帯に達也のゴールが決まり、一気に浦和優勢に。神戸は相次いで選手変えるが効果なく、逆にCKのこぼれ玉を達也が押し込んで追加点。

神戸は浦和の堅陣を崩せないと思ったが、右サイドからの速いクロスを栗原が決めて一点差。

しかし浦和はお疲れ選手を順次変え、遅延行為のイエローを二枚もらいながらも、しっかり逃げ切り。

またしても決定力の差で勝ったようなゲームでした。
涼しくなるまでこのまんまでしょう。

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青函往来(5・了)

旅の最後は城下町弘前。

「弘前城の桜」が全国的に有名ですが、弘前藩自体は元々4万7千石の小藩に過ぎません。後に蝦夷地警護役を引き受けることになった見返りに10万石に格上げされましたが、これは実際の加増がないいたって形式的なものだったので費用が嵩むばかりで割りに合わなかったようにも見えます。

小藩だった割りにはかなり大きな城下町を形成しているように見えますが、津軽平野の新田開発を積極的に推し進めたので表の石高よりも内実は豊かだったことの表れなのかもしれません(冷害の影響を受けやすい地方なので繁栄が安定しないきらいはあるでしょうが)。

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桜の季節はとっくに終わってしまったとはいえ、弘前といえば弘前城。3層3階の随分小さな天守です。元々は5層5階の天守が建っていたのですが、落雷で焼失。約200年後(1810年)にようやく再建なって現在の姿になった模様。

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天守以外に櫓として二の丸に三層の辰巳櫓・丑寅櫓・未申櫓の3棟、城門(櫓門)として三の丸追手門・三の丸東門・二の丸南門・二の丸東門・北の郭亀甲門の5棟がそれぞれ築城時の姿で現存し、全て国の重要文化財に指定されています。

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弘前城の周辺には規模こそそれほど大きくありませんが、武家屋敷が残っています。一般の住宅の中に点在している格好ですが、民家も武家屋敷風にアレンジされていて街の景観を損なわないように気を使っている模様。観光地然としていない、極めて自然体なところが結構好ましかったりします。

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 弘前も前回来てから5年くらいしか経っていないので、お城と並ぶ弘前の見所である洋風建築物巡りは省略。

 駅舎及びその周辺が整備された他にはさしたる発見はなし。

P.S.

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 八戸で「小唄寿司」(吉田屋 1,050円)を購入。個人的にはこれが全国の駅弁の中で屈指の逸品だと思っています。しっかり脂の乗った鯖と鮭がウマー。魚を切って食べられるように三味線のバチをイメージしたナイフがついています。

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2007.08.28

高木監督、謎の電撃解任

 ヨソ様のことにあれこれツッコむのも無粋ですが、横浜Cがこの期に及んで高木監督を解任するとは非常に驚きました。

 報道を総合すると、解任が決定したのは「横浜ダービー」で屈辱的惨敗を喫した8月11日。その後後任探しに移り、25日にジュリオレアル氏と契約締結。

 しかしこの時点で高木氏には解任が通達されず、高木氏は26日に新潟vs清水を視察していたというのがなんとも・・・ 結局解任が通達されたのは27日の午前。用意の良いことにジュリオレアル氏が午後から指揮を取ったとのこと。

 ジュリオレアル氏はあちこちのクラブを転々としていて、監督として実績があるのかないのかさっぱりわかりませんが、スポニチによると

新監督に就任したジュリオ氏は午後に行われた非公開練習で早速、指揮を執った。だが、いきなり「自分についてくる気がある選手は後ろについて来い」と命令。保育園児の散歩のように新監督の後ろをゾロゾロと行進させられた選手たちからは早くも不満が噴出した。

と早くも人心掌握に失敗しているような・・・

中断期間も終わろうという時に監督を代えた某チームが予想通り大迷走に陥っていますが、リーグ戦再開直後に監督を代えるという発想はどこから出てくるのか・・・ もはやJ1残留は絶望的ですが、ここまで高木氏を引っ張ってきたところを見ると、J2での実績を考慮して最後まで高木氏で行くものと傍目からは思っていたのですが・・・ 横浜Cは昨年もリーグ戦初戦直後に監督を代えるという前代未聞&空前絶後の荒業を敢行していますが、今回の一件といい、どうもやることに計画性が感じられません。

もっとも東京中日によると高木氏は三浦淳の補強を巡ってフロント批判を展開していました。横浜ダービーの惨敗による解任というのは単なる口実で、遅かれ早かれ解任は免れなかったのかもしれません。

 J1の最下位に低迷する横浜FCで13日、補強を巡るフロントと現場との対立が表面化した。この日、横浜FCは三浦淳の移籍会見を開いたが、高木琢也監督は「彼がいることに違和感がある」と、「獲得は現場の要望です」とする坂本寿夫社長の発言を真っ向から否定した。

 開幕前から求めた即戦力のセンターバック、外国人FWの補強が実施されず、フロントが三浦淳獲得を強行したとして反発。「(三浦淳は)どこでもできると言っても、FWや、センターバックはできないしな」と、不信感をあらわにした。11日の横浜M戦で8失点という大敗を喫し、J1残留が難しい中、チームに新たな火種が表面化だ。

 高木氏は昨年唐突にコーチから監督に昇格し、新米監督ゆえ周囲から不安視されながらも堅守をベースにJ1昇格に成功したという実績があるので、もう一度どこかでチャンスが与えられるものと思います。

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神戸戦プレビュー

前回対戦時(浦和 2-0 神戸)のおさらい>

・結果的にはポンテCK→闘莉王ヘッド & 達也PK奪取→ポンテPKと2得点とも流れの中ではありませんでしたが、前半は文字通り神戸に何もさせず。後半は省エネモード入りでやや押し込まれる時間帯もありましたが、ピンチらしいピンチはなし。

・シュート数16対6の数値通りの完勝。今季ここまでで最も力の差があるように感じたゲームでした。試合終了後、なにもさせてもらえなかった大久保がボールを怒り任せに蹴り上げていたように記憶しています。

・神戸は前の4人こそ攻撃力がありますが、それをサポートすべき両SBがしょぼいのと、それ以前にサイドの守備に難があるといった印象。

<前節:大分 2-0 神戸>

---レアンドロ--近藤--
大久保-------パク
---ボッティ--田中---
内山-エメ--北本-石櫃
-----榎本-----

34分:内山→坪内
HT:田中→ディビットソン
74分:パク→小林

SUB:徳重、小林、坪内、河本、茂木、ディビットソン、栗原

・前回浦和戦と比べるとメンバーの変化は少なく、河本の代わりにエメルソントーメ、栗原に代えて田中が入った程度。

・先制された後ズルズルといってしまった模様。怪我でもないのに早々と選手を代えている辺りに苦戦の様子が伺えます。

・シュート数こそ大分10、神戸8と大差がありませんが、ほとんど内容のない完敗との評多し。

・おまけに森重退場でいったん数的有利になりながら、その直後にボッティ、イエロー2枚で退場。

・酒井は怪我でベンチからも外れている模様(詳細不明)。

<その他情報>

・浦和=啓太、神戸=ボッティ出場停止

・エメルソントーメって外国人なのに出場数が少ないのが謎。うちのネネのようなものか?

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2007.08.27

【閉店】武蔵野うどん@川口

 こうクソ暑い日が続くと多少あっさりしたものが食いたくなるものですが、川口駅1Fにいつの間にか出来ていた「武蔵野うどん」に行ってみました。

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 川口駅1Fといっても「キュ・ポラ」へと続くペデストリアン・デッキの直下。一応店の前に駅から続くエスカレーターがあるので人の通りがないわけではありませんがメインストリームとは言いがたく、なかなか商売には辛い立地。ただ周囲には吉野家や松屋、Sガストといった「がっつり系ファストフード店」が並んでいますので、連鎖効果はあるかと。

 店はまさに「鰻の寝床」という形容がぴったりくる間口が狭くて奥行きが深い妙な構造。カウンターがある他、2人掛けのテーブルが縦に5つほど並んでいます。まさに主要顧客は一人客と割り切ったレイアウトですが立ち食いスペースはなく、しかも全面禁煙なので立ち食いうどん屋とは一線を画している模様。

 夏季のためか、メニューは「つけ汁うどん」や「冷やしうどん」を全面に出していました。肉ネギつけ汁うどん・大盛(630円)を注文。立ち食いうどん屋のように予め茹でてある麺をさっと湯にくぐらせて出してくるわけではないようで供食には少々時間がかかり、新聞をさっと広げるくらいの時間はかかります。

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 立ち食いうどん屋と本格的なうどん屋の中間という非常に微妙な店質ですが、出てきたうどんは予想外にしっかりしたものでした。そこそこ麺に弾力性があって、立ち食いうどん+αだと割り切れば満足できる仕上がりです。多少時間がかかる嫌いはありますが、これなら駅内の「あじさい」よりは数段マシでしょう。

 調べてみるとこの店は正確には「武蔵野うどん うまかっぺ」といい、「日高屋」で有名なハイデイ日高の新業態で、川口店はその1号店とのこと。川口ってホント「日高屋」だらけですなぁ(´・ω・`)ショボーン

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スタジアムの風景:瓦斯戦2007

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 甲府戦@国立の幌で発見した"pal-system"。「埼スタの南側オーロラビジョンにも広告を出している」とのコメントを頂きましたが、確かにありますね。しかもさほど大きくもない広告なのにしっかりと牛2頭付き。

 この牛は「こんせんくん」という名前。「こんせん」って聞き慣れない単語ですが、北海道の根釧地方(根室・釧路)の「根釧」から来ているとのこと。「こんせいくん」と間違えなきように。

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 心なしか数が減った瓦斯サポ。数が減った以上に明らかに元気がないのが気になりました。

 ワンチョペ・福西・エバウドと昨冬の補強はものの見事にハズレ。時間の経過と共に相手チームの研究が進んで戦績が尻すぼみになり、既に賞味期限が切れていることが実証済みの「口撃サッカー」ハラヒロミをわずか1年のブランクで呼び戻したところで案の定何の効果もなし。しかもリーグ再開後3連敗で下位に低迷とあっては元気が出ないのも致し方ありませんが、瓦斯戦が客の入らない試合になってしまったのは浦和営業的には至極残念。この日の観客は5万人に遠く及ばず、4万6千余に留まりました。

 ガーロの首が飛ぶ引き金となった昨年の対戦も夏のナイターという今年と似たような条件下でしたが、この時はかろうじて5万を越えていますから、この一年で瓦斯戦の価値が大きく下落しているということなのでしょう。隣の越谷で開催された阿波踊りの影響も多少あるかもしれませんが。

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 こんなの前からあったっけ? 意味不明なところがいかにも瓦斯です。東京・調布とか東京・小平の間違いでしょう。

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2007.08.26

【観戦記】浦和 3-2 F東京

 「おまえらこんな試合で勝って嬉しいのか?」と問われれば、「すいません」と頭を垂れるしかないような試合でしたが、それでも勝ちは勝ち。時間が経つにつれてぐだぐだ感が加速するしょぼい内容ながらも数少ないチャンスをしっかり決めて勝ち点3をゲット。

 勝ち点よりも総得点を重要視している、ある意味倒錯した価値観を持ったチームが酷暑下での連戦で理想とする試合運びができずに立て続けに勝ち点を落としている間に、糞つまらないながらも効率的かつリアリズムに徹した浦和が着々と首位固め。「この戦力でこれかよ?」と言われれば返す言葉もないのですが、夏のサッカーに内容を求めるのは酷というべきで、今はどんな内容であれ勝ち点を積み上げたもの勝ちだと思います。もっとも涼しくなっても浦和が見ていて楽しいサッカーをやっているという保証は全くありませんが。

 FC東京(以下「瓦斯」)は下位に低迷していますが、玉際の出足で浦和を上回り、しかもサイドから何度もチャンスを作っているので決して悪い内容ではなかったと思います。しかしいくら良い形を作っても決定力に乏しいのが瓦斯の一向に解消されない問題点。シュート数で浦和を上回りながらも、終わって見れば決定力の差で浦和に負けているというのは典型的な対浦和戦の負けパターンで、そういう意味では悪い内容ではないが瓦斯が勝てる見込みはほとんどない試合といってもいいでしょう。

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<浦和スタメン>

---達也--永井---
-----ポンテ----
平川--------暢久
--長谷部---啓太--
-阿部ー-闘莉王-堀之内
-----都築-----

87分 ポンテ→内舘
89分 永井→伸二
89分 闘莉王→ネネ

 浦和は坪井に代えて堀之内がスタメン。練習中に坪井が傷んだという話が出ていましたが、その後坪井は全体練習に復帰していたのでこのスタメン入れ替えには非常に驚きました。土・水・土と連戦なので大事を取ったということなのでしょうか。負傷明けの伸二はベンチスタート。前目の選手は好調なのでこれはやむなし。

<瓦斯スタメン>

---ルーカス--赤嶺---
リチェーリ -------石川
---浅利--梶山---
金沢-藤山--今野-徳永
-----塩田-----

56分 リチェーリ→平山
63分 浅利→福西
76分 石川→栗澤

 瓦斯は前節から右SHを川口→石川に入れ替えただけ。新聞では今野をボランチに上げるという話も出ていましたが、結局茂庭がダメな模様。ルーカスは結構中盤に下がってくるので実質的には赤嶺の1トップに近い感じ。

 浦和の立ち上がりは悪くはなく、人数をかけて積極的に攻勢をかけて相手エリア近くでFKをもらったり、あるいは暢久のクロスを達也がどフリーでヘッドを決定的な場面もあったのですが先制点はならず。その後早くも運動量が落ちてやや手詰まりになり、逆にこぼれ玉を瓦斯に拾われる時間が続いて嫌な予感がしたのですが、案の定失点。闘莉王のクリアボールを瓦斯に拾われ、ルーカスのスルーパスでリチェーリにDFラインの裏へ抜け出されてしまいました(スピードのない闘莉王の対応もトホホでしたが・・・)。

 坪井不在 & 啓太はお疲れ & 攻守とも何の役にも立っていない長谷部と悪条件が揃ってスピードのあるリチェーリを軸とした瓦斯のサイド攻撃にはかなり悩まされましたが、失点はまさに懸念された形そのもの。

 しかし先制点を取られてからやおら動き出すというのは浦和の仕様で、ただいま絶好調の平川が甲府戦同様サイドチェンジのパスを受けて縦に疾走。対峙する徳永をものともせず、クロスを達也が、そして堀之内が立て続けにゴール!!!

 達也のゴールはマークについていたDF藤山の対応がしょぼすぎるような気もしますが、堀之内のゴールはお見事!(ここも競り負けているのは藤山w) この場面では闘莉王も上がってたので二枚のDFが流れの中で前線に上がっていた勘定になり、極度にリスクをしょっているという意味では全く浦和的ではないのですが、誰もが予想していない局面で飛び込んでくる堀之内のステルス性能恐るべし。そういえば昨年の長居でも「なんでそこに堀之内?」というゴールを決めていました。

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 後半はリードした浦和がカウンターで追加点を狙うような展開ながら一進一退。ヒロミはそこで何を思ったのか、リチェーリに代えて平山を投入。この試合で最も脅威的だった選手を下げてくれたのでこれは大助かり。浦和はポンテが3点目を取って(ゴールキックを暢久が反らして、それを拾ったポンテがそのまま決めたもの。前線で達也と今野がもつれあって転倒し、ファウルだと思って足を止めた瓦斯DF陣の失態)これで勝負ありと思ったのですが、残念ながら浦和のぐだぐだ模様はここから加速してしまいました。

 両ボランチ、特に長谷部が良くありません。中盤のプレスが効いていないのでDFラインを上げるに上げられず、瓦斯はサイドに圧力をかけてくるので浦和の両WBも下がって5バック状態。こうなってしまうと両サイドから放り込まれ放題になってしまい、瓦斯のFWがマトモなら失点は免れなかったでしょう。

 また前の3人も疲労困憊で、カウンターの体勢に入っても孤立無援。

 ヒロミが矢継ぎ早に前目の選手を代えてくるのに対してオジェックはなぜか傍観。中盤消失&DFラインずるずる後退という最悪の状況に追い込まれた浦和。食らった失点は相手FK時の集中力不足という実にくだらないものでしたが、どういう形であれこの時間帯の失点はさもありなんというべきものでしょう。

 しかし優勢な局面で追加点が取れないのが瓦斯の瓦斯たる所以。平山は点を取るという以外のところではそこそこ仕事をしていたように思いましたが、負けている局面で投入されたにも関わらず得点の可能性を感じさせるシュートが撃てないようではやはりFW失格でしょう。

 結局オジェックは時間稼ぎともいえる時間帯になってようやく3選手を投入しただけ。万が一同点にされていればオジェックの無策ぶりが糾弾されかねないところでしたが、瓦斯が後半35分あたりから急速に消耗したことも相まって結果オーライ。終盤は瓦斯にシュートを撃たせることなくなんとか逃げ切り。

 まぁこんな内容でも土日の埼スタでは久しぶりの勝利なので悪い気はしないのですが、夏休み最後の思い出として埼スタにやってきた子供たちには申し訳なかったような・・・ クソ暑い中での連戦で、機能していない両ボランチを放置したオジェックの狙いは不可解で、オシム流に言えば「負けたほうが学ぶことの多い試合」だったと思いますが、そんな試合でもとにかく勝ち点3を拾ってゆくのがリーグ制覇には重要です。

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 あとは雑感を箇条書き風に。

・シュートゼロというのは寂しくもありますが、永井はここ3戦では出色の出来といって差し支えないでしょう。2トップの一角として最前線で拠点となるばかりでなく、達也やポンテと適切な距離を保って彼らの動きを支援。しかも左右へのボール捌きまでこなしていました。これだけできればワシントンの帰国が少々遅れても何の心配もありません。好調が持続しないのが永井の通弊ではありますが。

・一方長谷部は攻守とも全く良い所がありません。中盤でボールを奪ってドリブルで前へ突っかけても決定的な仕事はできずに結局誰かに預けて終わりという攻撃面の消極性はこのところずっとそうなので今更つっこんでも仕方ありませんが、この日はそれ以上に守備が出来ませんでした。相方の啓太がヘロヘロということもありますが、この試合瓦斯に再三サイド攻撃を許し、さらにDFラインがずるずる下がらざるを得なかったのは長谷部の不出来によるところが大きいと思います。また長谷部がボールを持ったところを瓦斯に狙われているような感じすらあり、実際危険な場所・局面でボールを失ってしまうことも2度、3度。

・都築もこのところミスキックが多発しており、全般に安定感に欠ける出来。何か集中を欠いてしまうような出来事でもあったのでしょうか?

・啓太は警告累積で次節神戸戦出場停止。いまやA代表の常連、かつほぼフル出場している上、今年はACLもあったので夏場の連戦はかなりきついかと思います。このところパスミスを犯す回数が増えたり(この試合では目立ちませんでしたが)、もう一歩相手に詰め寄せられなかったりと疲労の色が隠せなかっただけに、出場停止を奇禍として心身ともリフレッシュしてくれるといいのですが。

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2007.08.25

(メモ)浦和‐F東京

(スタメン)練習中に負傷した坪井は大事を取ったかスタメンから外れ、代わりに堀之内。負傷明けの伸二もベンチスタート。甲府戦で負傷した岡野はベンチ外。

瓦斯は茂庭のスタメン入りなく、今野がCBか。。前節から川口→石川。

主審松尾

(前半)立ち上がりは悪くなかったが次第に手詰まりになり、出足も悪くなった時間帯に一瞬の隙を突かれて失点。

しかしこれで目が覚めたか、平川の突進&クロスを達也と堀之内が立て続けに決めてたちまち逆転。

啓太が異義でイエローもらい次節出場停止。松尾主審は簡単にファウルを取るので注意。

(後半)ゴールキックを暢久がそらし、ポンテがそのまま持ち込んでゴール!

しかしその後は足が止まって押し込まれ、左右からの放り込みを許す。

あげくの果てに集中力を欠いたようなFKからの失点。

瓦斯は早々と3選手を投入したが、オジェックは例によって長々と引っ張る。

ぐだぐだでもとにかく勝つ。夏のサッカーはこんなものと諦めるしかないか。

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【閉店】げんき軒@川口

川口駅前「キャスティ」内のラーメン屋「むつみ屋」に久しぶりに行ったら、知らん間に「むつみ屋・げんき軒」という形態に変わっていました。

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 むつみ屋の公式サイトを見ても「むつみ屋」と「げんき軒」との違いがよくわかりません。しかし、川口の「げんき軒」を見たところ、「むつみ屋」は元々味噌らーめんを売り物にしていたのに、「げんき軒」になってから味噌もしょうゆ・とんこつ・塩と同格で、品揃えの一環でしかなくなった感じ。夏季にはつけ麺までやっています。「むつみ屋」のロゴが小さいのはその辺が関係しているのかも。

 ショッピングセンターのように、特により好んでラーメンを食べに来る人ばかりではない立地にある店舗向けに、幅広にメニューを揃えた新ブランドを立ち上げたということなのでしょうか?

一応、赤みそらーめんを注文。

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なんか、前よりコクがなくなったような・・・ 気のせいかもしれませんが。「むつみ屋」はチェーン店の割にはそこそこ美味いと思っていたんですねどねぇ・・・

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2007.08.24

FC東京戦プレビュー

前回対戦時(F東京 0-2 浦和)のおさらい>

・浦和のフォーメーションは変則的な4-4-2
・浦和はA3が終わったばかりでへろへろ
・達也復帰戦。ゲーム開始早々自らのゴールで祝う。
・前半押し気味ながら追加点が取れず。
・後半はかなりシュートを撃たれたが決定的なものはほとんどなく、逆にCKがオウンゴールを誘って追加点。

<前節:F東京 0-1 柏>

---ルーカス--赤嶺---
リチェーリ -------川口
---浅利--梶山---
金沢-藤山--今野-徳永
-----塩田-----

60分:川口→馬場
65分:リチェーリ→平山
76分:梶山→福西

SUB:馬場、平山、福西、石川、茂庭、伊野波、土肥

・スタメンをなんと6人も入れ替え(前節から土肥、茂庭、伊野波、福西、石川、鈴木規がアウト)
・シュート20本とチャンスは数多く作ったが1点が遠かった模様でリーグ戦再開後3連敗。但し3連敗の試合の中ではマシなほうとの声多し(でもチャンスは多いが点が入らないって瓦斯の基本仕様だから、単に通常時に戻っただけじゃね?)
・いつの間にか4-2-3-1を捨てて4-4-2になっとる・・・

<その他情報>

・伸二、全体練習復帰
・伊野波、負傷離脱中
東京中日によると、今野のボランチ起用が有力(CB茂庭の復調次第という条件がついているが)。

スポニチより

試合後、椿原社長がサポーターに緊急謝罪した。強烈なブーイングを浴びながら「ふがいない試合をして申し訳ありません。チーム一丸となって頑張りますので、これからも応援をお願いします」と頭を下げた。チームは相手の6本を大きく上回る20本のシュートを放ちながら、6試合ぶりの零敗で13位に後退。原監督の進退問題にも発展しかねない状況だが、椿原社長は「サポーターへの謝罪は現体制でやってみせるという決意表明」と話した。

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【雑感】浦和レッズ観戦者調査(2006年)結果

 こういう調査は他チームのデータと比較しないと面白くないのですが、雑感を簡単に。

・旧浦和在住が2割を切る反面、埼玉県が77%を占めることから実態的にはもはや「埼玉レッズ」。

・川口在住は旧大宮在住より多く、旧浦和に次いで第2勢力。

・旧与野市のシェアが人口が3倍以上ある越谷や春日部と大差がないというのは驚くべき事実。旧浦和市に次ぐレッズの金城湯地であることは間違いない。

・埼スタへのアクセス手段のうち4割弱は乗用車。これは非常に意外。イオンが出来てから車で来る人が増えたのかなぁ・・・ 

・バスは非常に不評で、全部合計してもバイク+自転車に及ばない。

・全体の7割がJ2時代を知っている「黒焦げ世代」。強いレッズしか知らない「高度成長世代」は2割に満たない。しかし女性だけだと「高度成長世代」が3割になる。さもありなん。

*調査日が最終節G大阪戦というのは、平均的な浦和サポ像を探るという意味では問題大じゃないのかな?

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2007.08.23

【雑感】U22日本 1-0 ベトナム

 いやぁー、格下の相手にぐだぐだの内容ながらも勝つには勝って監督のクビが繋がるって、暗黒のあの頃とそっくりですなぁ・・・ 反町解任デモが起こるほどU22に強い関心を持っている人ってもういないでしょうけれど。

 カメルーン戦で飲んだビールが随分回ってきたのと、前半終了間際になんとか1点取ってほぼ負けはなくなったので、後半からはカタカタやりながらチラ見程度でしたが、結局90分を通じてグダグダ模様。

 現在のU22代表ってA代表のダメなところ、すなわち引いた相手をブチ破る個人能力&意欲に欠けるところを思いっきし抽出して培養・濃縮した感じ。きれいに崩そうとする意識ばかりが先に立って、強引さに乏しい。

 FKが得意な選手が何人もいますから、がんがんドリブルで突っ込んで相手エリア近くでファウルをもらいに行くとか、平均身長で大きく上回っていますから相手に当ててCKをもらいに行くとか、力攻めでもなんとかなりそうなのに。

 強烈な個人能力を持った選手なんてそうざらにはいませんからその部分はある程度仕方ないにしても、得点への意欲にも乏しいようではどうしようもありません。この試合で合格点を上げられるのは水野だけですね、ワシ的には。柏木は空回り気味でしたが、それでもマシなほう。

 能力という面ではFWの力不足がこの試合でも露呈。サイドからチャンスを作りまくってもフィニッシャーがあれではどうしようもない。

 でくの棒ぶりを何度も晒しまくっているはずの平山をズルズルと引っ張り、その平山が点を取ることを前提としたチームを作ってしまった反町の罪はでかいなぁ・・・ この世代はFWが質・量とも不足しているので反町には気の毒な面もあるけれど、その前提をもとに最適解を導くどころか、最悪の解を出してしまった感じ。新潟の時は乏しい戦力を前提に最適解を出すのが得意な監督と思ったんですけど、なんでこんなヘタレになっちまったんだろう?

P.S.

 国歌独唱は「千の風になって」で有名になった秋川雅史。せっかくの機会なので、試合終了後に「千の風になって」を歌ってくれればささくれだった気分も多少は休まるだろうのに・・・

あのFWにクロスを上げないで下さい
点の臭いはしません
ポストに当たりもしません
みんな枠を
みんな枠を外れて
あの大きな空へ
打ち上がっています

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【雑感】日本 2-0 カメルーン

 だらだらビールを飲みながらTV録画観戦。

 前半はまずまずだったけれども、前目の選手を次々交代させた後半は全く見所なし。

 象さんはそもそも代表のレベルじゃないし、中村憲はアジアカップからずっとスランプのように思える。山瀬は相変わらず一人で鬼プレスかけに行ってたし、最後の一発があったから悪くはないのだけれど、例によって消えている時間も長かった。寿人はエリア内でボールを受けられない展開では使いようがない。

 カメルーンが攻勢に出てきて日本のDFラインが下がり、啓太がいなくなって中盤も消失したような状態だったから、前目の選手だけを責めても仕方ないところがあるけれど、とにかく前でボールを落ち着かせることができなかった。前半はそれがかなりできていただけに残念。

 ただそれでも90分を通じて格上の相手にほとんど決定機を与えていないのだから守備を中心に収穫は十分といっていいでしょう。テロ朝の伝えるところによると、カメルーンは到着が遅れてアップなしで試合に臨んでいたというなんともトホホなところは割り引かないといけないのですが。

 代表復帰の達也は浦和で見せているプレーをそのまんま出していたからまずまず。ただ達也は独力で点が取れるタイプじゃないから、早くフォローに行ってやらんとしんどい。その意味では大久保との相性は良さそう。

 前田はフォア・ザ・チームに徹していた感じだけど、シュートを狙わないFWって意味ないでしょう。象さんじゃしょうがないけど、前田はやればできるだけに歯がゆい。

 さはさりながら前田も機能はしているので、達也・大久保を含めた前目の新戦力3点セット+遠藤は十二分に合格点を上げてもいいでしょう。カメルーン相手に何度か攻めきれたというのは大したものです。遠藤&大久保=パサー&ドリブラーという組み合わせは遠藤&中村俊というパサー同士の組み合わせよりは、相手に圧力をかけるという意味で格段にマシな感じ。

 啓太はやっぱり疲れが目立つ。それでも一生懸命走っているけれど、リーグ戦同様凡ミスが目に余る。ただ阿部との2ボランチだったので、大過には至らず。

 闘莉王&中澤のコンビはどうなんだろう。高さ・強さでは申し分ないけど、共にスピードがないのでカメルーンが本調子ならやられていたかもしれん。このレベルの相手だと闘莉王も安易に前に上がらないんですね。遠藤のFKを頭でそらして1点取ったから闘莉王なりに満足したのかな?

 両SBは相変わらずしょーもないな(加地は一回だけスーペルなフェイント&切り返しがあったけど)。駒野は負傷交代で気の毒だったけど。

 ただでさえ高温多湿、しかもビッグアイが屋根を閉めたとあって運動量に多くを期待できないせいか、時間の経過とともにオシムのチームらしい「攻守ともわらわら人が湧き出てくる展開」が少なくなったのは残念でした。

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2007.08.22

青函往来(4)

 青函往来(3)より続く

 青函連絡船を一渡り見学した後は、津軽へと歩を進めます。

青森 9:57 (かもしか2号 モハ484-1023) 10:26 弘前
弘前 10:30 (弘南鉄道 7102) 10:59 黒石

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 この辺りではオンボロの特急電車がまだまだ第一線で活躍。傷みを隠すための厚化粧もさることながら、肘掛に収納されない小テーブルが哀れを誘います。

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 弘前駅は04年に改築されたばかり。ローカル私鉄(弘南鉄道)に乗って津軽平野の東外れにある黒石へ向かいます。

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 黒石は元々弘前藩の支藩という、城下町といっていいものかどうか微妙な成り立ちの街。しかもたかだか1万石の黒石には陣屋が置かれていただけで、その遺構もほとんど残っていません。明治になって黒石はりんごの産地として栄えたためか、城下町というよりは商業都市的な色彩が強くなったようにも思えます。黒石には弘前から弘南鉄道が伸びているほか、かつては国鉄黒石線が川部から伸びていたくらいなので、昔はそれなりの都市規模・商圏を誇っていたのでしょうが、今はご多分に漏れず市街地の空洞化が進んで寂しい限り。

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 周辺には田んぼが広がっている他りんご農園が多いようで、りんごの袋を販売している店を見かけました。

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 そんな(´・ω・`)ショボーン とした黒石ですが、観光の目玉として売り出し中なのが、「こみせ(小見世)」通り。「こみせ」とは黒石藩成立のきっかけとなった津軽信英が整備したといわれる木造アーケードで、その周辺には造り酒屋、味噌・醤油醸造業、米穀店、呉服店などが軒を連ねています。

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 伝統的家屋の代表格が高橋家住宅。

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 こちらは造り酒屋「玉垂」。巨大な杉玉が目を惹きます。

 東北地方には伝統的家屋が立ち並ぶ商家町はあまり例がありませんから、城下町弘前とセットで通過型観光施設として成功する可能性は十分あるかと思います。ただ長時間滞在するほど「こみせ」の規模は大きくありませんから、これだけで黒石の街全体を活性化するのは少々力不足だと思います。

(つづく)

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2007.08.21

なでしこオールスター2007

 ファン投票選出選手がスタメンじゃなかったり、ファン投票で選外だった選手が監督推薦で出るどころかスタメンで出てしまうあたりで「オールスター」とは名ばかりだなと思いますが、それはともかく近場ということもあって西が丘まで行ってまいりました。

 サッカーのオールスターって男女通じて初めて生で見ましたが、女子のオールスターって完全にガチンコなんですね。前半は中盤で潰し合い。しかも西はDFラインをペルーレで揃えているためか、守備は強固そのもの。遊びすぎの男子とは逆に女子はオールスターらしい遊びがなさ過ぎて、得点こそ3-3と入ったもののやや退屈なまま試合終了。まぁ女子は遊べるほど技術がないといってしまえばそれまでですが。

 それでも柳田や北本がゴールを決めたので、赤サポ的にはそれなりに満足。ただ安藤はさしたる見せ場を作れず。

 田代が相手選手と対峙しながら転倒し、いきなり矢野キョンが2対1を強いられるという絶体絶命の場面を演出。さらにサイドにボールが出たところでマークを外してしまい、失点に絡んでしまいました(´・ω・`)ショボーン また矢野キョンはセットプレーでも途中から後方待機となって不憫な役回りでした。

 山郷さんは苦手の「山郷ゾーン(=高いところからゴールマウスへ向けて落ちてくるボール)」を突かれて失点してしまったし・・・

 客入りは西が丘がメインスタンド中心に半分くらい埋まったかなぁという感じ。このスタジアムなら十二分に形になりますが、国立開催は明らかに無謀です。

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 東の選手は得点の度に「ヲタ踊り」を披露して楽しそうでしたが、実質的に日本女子代表の紅白戦でしかないオールスターが永続するかどうか、かなり疑問・・・ なにがしかオールスターらしい興業的性格を強めてゆかないとしんどいんじゃないかと(そもそも「なでしこリーグ」自体が金を取ることを前提としていないから、あんまりそういう発想にならないのかもしれませんが)。

P.S.

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 この日の浦和のブース担当は保坂選手と堀田選手でした。いかにも不慣れといった感じで少々気の毒でしたが、クソ暑い中ご苦労さまでした。

 ちなみにブースはなぜかベレーザと同居。先日の国立ではアホほどいたベレーザの選手はおらず。

 観客数は国立の代表戦>西が丘オールスターなのでやむを得ない面もありますが、もともと女子サッカーを見ている人の祭りの場で、各クラブの売店がしょぼーんとしている(幸い浦和はそこそこ盛況でしたが)のもどうかなと思います。

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2007.08.20

ごらんアウェー:甲府2007@国立

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 「ヴァンフォーレ甲府法人化10周年記念試合」ということで、今年のアウェー甲府戦は国立開催。個人的には昨年の「17,000人」事件を受けて甲府は国立開催を余儀なくされたんじゃないかと思いますが、そんなツマラヌ大人の事情の詮索はさておき、近場かつチケが取りやすい会場での試合開催は誠にありがたい限り。

 甲府サポ、予想以上に大挙してやって来ました。国立は席割りどおり半分を甲府が埋め、スタジアムはくっきり赤と青に。甲府は聖火台下が空いていたのと、ぎゅうぎゅう詰めの浦和と比べると甲府はややまばらに座っているので人数は浦和のほうがかなり多いんだとは思いますが、ホームゲームの会場として恥ずかしくない出来といっていいでしょう。ホームゲームなのにいつも7割方浦和に占拠されてしまうどこかのチームも見習うべき。

 それにしても観客36,756人。今年同じく国立開催だった柏(35,013人)よりも多いのにはびっくり。日頃小瀬にやってくる観客に加え、東京観光がてらの観客も多数いたのでしょうが、それにしても甲府営業はよく頑張りました。まさに信玄公が全軍を挙げて上京して来た感。

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 甲府営業は頑張ったのですが、3万人超の観客を仕切ったことがないせいか、運営の手際は拙くて青山門の行列は一向に解消されず、座席に着いたのはなんとキックオフ1時間10分前。ライブ開始には間に合いませんでした(´・ω・`)ショボーン 代々木門の行列も相当酷かったと聞き及んでいます。

 日頃こういう試合開始前の催し物を嫌う赤サポですが、この日は大黒摩季の「らららー」に合わせて手を振る方多数。なんだか良くわからないアイドルが試合前にちゃらちゃらしているのとは違って、あれだけガチかつニュートラルにライブをやられるとやはり敬意を表さざるを得ません。

 その後甲府の秘密兵器「甲府商業高等学校ソングリーダー部」が出てきたらどうしようかと思いましたが、その日は余興連発攻撃はなし。

 

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 いつもゴール裏最前列に貼られているダンマク、なぜかL字型に掲示。その後混んで来たせいか、知らん間にダンマクは畳まれていました。

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 この幌って前からあったっけ? しかも側面に乳牛というのがいかにも甲府・・・

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 赤サポの中にすっかり馴染んでいますが、三菱自動車の広告は甲府が出したもの。昨年も小瀬のバックスタンドに掲示されていました。

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 どうも甲府は「こんな山深い田舎から出てきた小クラブを虐めて、何が面白いんだ!!!」と、必死に訴えかける演出が目立つような・・・ ハーフタイムにはクラブが潰れかかった時期にまで遡って過去の映像を流しているし・・・ ああいう映像を見るとついウルウルしてしまいますが、すいません勝負事なんで浦和はつまらぬ感傷を捨てて叩き潰しに参ります。

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 甲府名物、スポンサーの小ダンマク群。いつもだと小瀬のメイン&バックに貼られているのですが、国立ではそういうわけにいかないのか、ホーム側ゴール裏に。相手側の応援ダンマクがゴール裏にないというのはかなり違和感があります。

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 選手入場時にはビッグフラッグが2枚。

 甲府サポの方々、遠方からお疲れ様でした。試合終了後の新宿駅はJRで甲府へ帰る「はくばく」が中央線特急ホームを疾走。それはともかく、十条駅で「はくばく」が降りたのには驚きました。

行列を手際よく捌けない運営だけはいただけませんが、甲府とは来年もJ1で、そして国立の舞台で闘いたいものです。

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2007.08.19

【観戦記】甲府 1-4 浦和

 結果は3点差の大勝。甲府の高いDFラインを突く狙いがずばりと嵌り、かつサイドチェンジを挟んでのサイド攻撃が何度も決まるなど、これだけの点差がつくのも道理。これなら「内容では甲府が勝っていたが、結局のところ田中達也にやられてしまった」等々大木監督が負け惜しみをいうこともないと思いますが、それでもなんか釈然としない試合でした。

 それは後半は甲府に主導権を握られてシュートを浴びまくったためかもしれません。またそれ以上に早々と先制点が入ったためか、どこか浦和に気の緩みが感じられ、軽率なというか、端的にいってしまえば「甲府をなめたようなプレー」が攻守とも散見され、それが後半自分の首を絞めてしまったからだと思います。従って力の差どおりに大勝した割には反省すべき点が多い試合だったように感じました。

 まぁぐだぐだ感の3割くらいはオフサイドの判定が怪しいメイン側の副審のせいかもしれませんが(^^?

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<スタメン>

---達也--永井---
-----ポンテ----
平川--------暢久
--長谷部---啓太--
-阿部ー-闘莉王-坪井-
-----都築-----

69分:達也→岡野
81分:ポンテ→内舘
89分:永井→小池

 伸二は腰痛で大事を取って、前節ガンバ戦に続いてこの試合もベンチ入りすらせず。スタメン、ベンチともガンバ戦と全く同じ。U-22代表に選出された細貝はリーグ戦中断明け後ベンチ入りを果たせていません。

 試合は序盤から圧倒的な浦和ペース。甲府の高いDFラインの裏を突く狙いがはっきりとわかるシンプルな攻撃。左サイドやや狭い局面から啓太のスルーパスを受けてDFライン裏に飛び出した達也が6分に先制ゴール!

 大木は何を思ったのか、失点直後にいきなりCBを交代(池端→増嶋)。意図を図りかねる交代ですが、この交代以降双方ぐだぐだの展開に。狭い局面でのパス回しが生命線のはずの甲府は慣れない国立という舞台に戸惑ったのかパスミスが続出。しかし、それにお付き合いするかのように浦和もぐだぐだ模様。浦和の良くない時間帯は大抵単に達也をDFライン裏に走らせるだけでそのフォローがない。今日も永井は迷走気味。達也・永井の2トップって何回も組んでいるはずなんですが、なかなか噛み合いません。コンビネーションというものがなくて、いつも二人が別々の場所で「やあやあ我こそは」をやっている感じ。

 ぐだぐだのまま前半を終えるかと思ったのですが、39分に平川が左サイドを抉り、ラストパスを永井が押し込んで2点目。平川と対峙する甲府のSBがややスピードに欠けるためか、この日の平川はMOM級の働き。甲府のプレス網を破って大きくサイドチェンジして平川にボールが渡った時には大抵良い形の攻撃が出来ていました(一方暢久の攻撃はさっぱりでしたが)。

 さらに右サイドを達也が撹乱。エリア内でポンテが粘って、後方からなんと啓太が飛び出してシュート!!! 啓太は今季初ゴール。攻撃に人数を割いて、しかもその間できっちりボールが繋がる良いゴールだったと思います。

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 前半でいきなり3-0。浦和の守備の堅さを考えれば事実上試合終了といっていい得点差ですが、選手もそう思ってしまったのか、後半はいきなり甲府ペース。これまでの酷暑が嘘のように涼しくなったのが幸いして前半の浦和は運動量で甲府に後れを取ることはなかったのですが、後半はやや出足が鈍くなってしまいました。中盤でボールが奪えなくなったためにDFラインがずるずる下がり、さらに両WBはサイドをぶち破られるのを恐れて下がってしまい、いわゆる5バック状態。FWはカウンター狙いで甲府DFライン付近でうろうろしており、ポンテがほとんど守備をしない(というかかなり疲れているような・・・)ので、陣形は間延びして中盤の守備は効かず。

 そこで甲府は浦和のDFライン前でしつこくショートパスを繋いで攻撃。そして案の定というべきか、一瞬マークが甘くなったところで石原の破れかぶれ気味のミドルシュートが決まってしまいました。

 浦和のDFラインはやや深めの位置を取るところに特色があり、単にサイドから放り込んでくる相手には鉄壁なんですが、DFライン前で細かく繋いでくるガンバや川崎、そして甲府といったチームにはやや分が悪い感じ。こういうチームには(前節ガンバ戦の後半で出来ていたように)こちらが中盤で主導権を握ってDFラインを上げないとしんどいのですが、この日の後半は甲府にやられっぱなし。しかも浦和はやや集中力を欠いて、クリアなのか、繋ぐのかはっきりしないプレーが続いて、それを甲府に拾われて波状攻撃を浴びる始末。ガンバと違って甲府はシュートやクロスの精度が低くて助かっただけのような気も。

 
 後半早い時間帯に2点差にされ、もう1点甲府に取られたら非常に嫌な雰囲気になったでしょうが、浦和はまたしてもサイドチェンジを受けての平川の突進からチャンスメーク。平川の低いクロスを達也が決めて嫌な流れを断ち切りました。

 オジェックは疲れの見える達也、ポンテを順次岡野、内舘に代えて逃げ切り体勢。3点差なんですから、同じくへろへろの永井に代えて早めに小池を試運転してもいいはずですが、結局小池が投入されたのはロスタイム。こういう試合で若手を試さないでどうするんでしょうかね? 気を利かせた都築が小池目がけてツヅキックしたものの、あろうことかミスキック。このところミスキックが目立つ都築、自分に激怒。小池、結局ボール触っていないんじゃ??

 最大の強敵G大阪をアウェーで破ったばかり。中2日で肉体的にきついでしょうし、心理的にも緩みがちなのも判ります。そんな中できっちり勝ち点3を取れたのは褒められてしかるべきなのでしょうが、そうそう都合よいことばかりが続かないのは世の常。次節は相手がぐうの音もでない、引き締まった試合をお願いしたいものです。

 結果は大勝とはいえ手放しで喜べない内容でしたが、それでも勝ち点3を積み上げ。どんなに良いサッカーをやっていても、秋になるとなぜか失速してしまうチームよりはマシなんでしょうなぁ(^^) 

P.S.

 甲府戦最大の見所=坪井のオフサイド(しかもセットプレーではなく、流れの中で)

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 ポンテが審判への異議といった非常にくだらないイエローをもらいまくっているのが気になります。伸二が復帰する前にポンテが出場停止になってしまう愚だけは避けたいものですが・・・

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2007.08.18

(メモ)甲府1 ‐4浦和

(スタメン)スタメン、サブともガンバ戦と全く同じ。伸二はやはり腰痛で欠場。

主審片山

(前半)立ち上がり早々に啓太のスルーパスを受けた達也がゴール!

甲府は早々とDFを入れ替え、その後ぐだぐだの時間が続いたが、ようやくサイドが使えるようになって永井、啓太が立て続けに得点。

(後半)やや運動量が落ちてラインが下がり、甲府の細かいパス回しに苦しんで、ついに一発を食らう。

しかし平川のサイド突破&クロスを達也が決めて、試合を決めた。

大勝だが守備はいただけない。

自分のスタイルを貫いて玉砕した甲府のほうがすかっとしたかも。

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「なぜ、浦和レッズだけが世界に認められるのか」

ガンバ戦@万博へ向かう「のぞみ」の車中で通読。

西野氏には申し訳ないが、あんまり面白い本ではなかった。なんかいかにもスポーツ経営学をさらっと勉学して、そこで学んだことを浦和を例にとって当てはめてみましたという感じの内容。従って、そもそも浦和がこれまで何をやってきたかを知っている赤サポならそんなに目新しい事項はないと思いますし、スポーツ経営学を聞きかじった人なら切り口に新鮮味もないと思います。

 またスポーツビジネスを扱った本としては、話がマーケティングに偏っていてファイナンスの話がほとんど出てこないのも気になりました。「世界で認められる」云々と大きく出た割りにはこの辺がいささか寂しいと思いますが、ファイナンスがさしたる問題にならないところが浦和と世界のビッグクラブとの最大の差だということなのかもしれません。

 スポーツ経営学については、「トップスポーツビジネスの最前線―勝利と収益を生む戦略 (講談社BIZ) 」他、近年いくつか面白い本が出ているのでそれらでも読んで、Jリーグの中では浦和はなぜ比較的成功しているのか、逆に隣町のクラブは何から何までダメなのかを自分なりに考えてみたほうがマシじゃないかなという気も。

P.S.

 表題はおおげさ過ぎてかなり痛いのですが、本の表題とは往々にして内容と一致しないのが常。こんなところにツッコミを入れるのは無粋というもの。

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2007.08.17

名前は正確に

あんまりエラそうなことを言えた義理ではないんですが・・・

昨日から赤系ブログ・サイトを見ていると、播戸選手の名前を間違っている方が目につきます。間違いが多いのは一発で漢字変換されない苗字であるためと推察されますが、播戸の「バン」は「播州の播」(ちなみに播戸は現姫路市出身)。「八幡(やわた/はちまん)」の「幡」と誤記されている方が目立ちます。

また家長選手を「家永」と誤記する例も(「家永」といえば大昔の教科書検定裁判を思い出しますなぁ)。

ちなみに浦和の選手だと、内舘の「ダテ」を函館(はこだて)の「館」と間違う例が非常に多い他、暢久の「ノブ」を「鴨(かも)」と間違える例もあります。

暢久の「ノブ」は「暢気(のんき)」の「のん」です! っていかにも暢久w

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ごらんアウェー:万博2007(2)

※ごらんアウェー:万博2007(ナビスコ)はこちら参照。

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 モノレールから見た万博競技場。西日をモロに受けてメインスタジアムの外壁が白く光っています。奥のほうにはバスが10台以上停まっていますが、中には「0泊3日」の弾丸ツアーで浦和から駆けつけたものもあるのでしょう。お疲れ様、かつ酷暑の中ご自愛下さいませ。

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 しかし、暑かった。大阪の夏は夕方風が止まってしまう、いわゆる凪状態になることがあってこれが辛いのですが、この日はそこそこ風があって助かりました。従って大阪だから特別暑いという感じもせず。埼玉も十分に暑い。

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 スタジアムにやって来たのは最後発に近いと見えて、既にゲート前は閑散。それでもゲートはしっかりバリケード。しかも屈強な係員が入り口を固めていました。

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 この日はSB席で観戦。このエリアの赤サポ、過去には記憶がないほど少なかったです。

 台風が迫って大雨に見舞われたナビスコ杯ではこのエリアの席がガラガラだったことを考え合わせると、ガンバ営業はここを招待客・団体客に割り当て(=それゆえ大雨の日はキャンセル/ノーショー続出)、一般販売にはあまり出していないものと推察されます。無為無策のまま赤まみれになってしまった2006年リーグ開幕戦のことを思えばガンバも相当勉強したようで、非常に良い傾向です。

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 一方相変わらず全くいただけないのは食事情。バックスタンドの売店は中央部にしかなくてそもそも絶対数が少ない上に、売店の行列が狭いコンコースを塞いでしまい、その辺りは阿鼻叫喚の惨状。観客が1万くらいしか入らなかった頃と同じ運営なんでしょうなぁ・・・ 観客が倍近くになった今となっては是非とも改善をお願いしたいところです。

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 バックスタンドの売店では待っても埒があきそうにないので、アウェーゴール裏の売店に突入。赤サポはキックオフ30分前にもなるとスタンドに入ってしまうので、この売店はガラガラ。でも並んでいるのは「粉モノ王国大阪」の名を辱めるようなものばかり。仕方なく、なんだかよくわからない「物体」を買って腹の足しに。

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 その後の運命も知らず、ハーフタイムには暢気に花火打ち上げ。

P.S.

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 「敵はレッズではなく蒸し暑さだ」

 この試合の負けフラグの典型例です。

 仮にも前年度リーグチャンピオン&天皇杯覇者&現在リーグ2位&ACL予選リーグ突破の浦和をそこまでなめちゃいかんでしょう。

P.S.2

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 こちらはクラブお手製の負けフラグ。

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 今となっては腹の底から笑える、良い記念品です。

P.S.3

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 始業に間に合わせるべく朝一の新幹線で帰京しましたが、機嫌よく早朝から「あなご弁当」(1000円)を奢ってみました。でもこれ、JR東海パッセンジャーズの販売のなんで東海道新幹線主要駅ならどこでも売っているんですなぁ・・・orz

 タレがビニール袋入りなので、全部かけるかかけないかないのですが、全部かけてしまうと甘ったるいタレの味が全面に出すぎてダメ。コスト的に難しいのかもしれませんが、タレは自分で加減できるようにプラスチック容器入りにして欲しいところ。

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2007.08.16

【観戦記】G大阪 0-1 浦和

 リーグ戦再開初戦、かつワシントンブラジル帰国直後の試合でいきなり勝ち点2を落とし、やや重苦しい雰囲気が流れる中で迎えたアウェーG大阪戦。

 数少ないチャンスを浦和がきっちり決め、その後はガンバの攻撃を最終ライン&都築のファインセーブで凌ぎまくるという「06年浦和型戦術」でなんとか逃げ切って貴重なアウェーでの勝利。真夏のサッカーらしい、共に動きの少ない時間帯が長く続き、見ようによってはやや退屈だったかもしれませんが、浦和の選手からは「とにかく勝ちたい!」という気持ちがはっきりと伝わってくるナイスゲームでした。

 ガンバは後半全くいいところなし。運動量を要求するガンバのスタイルには猛暑は酷だったのかもしれませんが、「綺麗なサッカーでなくてもいいから、とにかく勝つ」という一点については浦和に依然一日の長があったということなのかもしれません。

 またそれ以上に足元の戦績・試合内容から見て「自然体でもガンバが勝つ」というムードが蔓延し、「ホーム不敗記録」がどうのこうのという話題が正面に出てきた時点で足を掬われる材料が揃っていたのかもしれません。ガンバは記念グッズを出してみたり、各種イベントまで用意したようですが、浦和も随分なめられたものです。

Gosaka1

<スタメン>

---達也--永井---
-----ポンテ----
平川--------暢久
--長谷部---啓太--
-阿部ー-闘莉王-坪井-
-----都築-----

 前節達也の1トップが機能しなかったところを反省して、ガンバ戦は永井との2トップ。伸二がベンチにも入らなかったのが気になりますが、怪我なのでしょうか? 

 報道によると伸二の欠場が腰痛が原因とのこと。永井がスタメンを告げられたのが当日の昼だったので、元々2トップを想定していたのかどうかははなはだ怪しい。

 前半はややガンバペース。当初ガンバは珍しく縦パス一本で浦和DF陣を裏を突こうとする、手数をかけない攻めが目立ちました。播戸、バレーと俊足が揃っているので悪い狙いではありませんし、闘莉王が張り切りすぎてやや前ががりになり、そこをうまく突かれたような感じもしましたが、この攻撃には決定機を与えず。

 しかし前半30分くらいから、ガンバらしいショートパスをパンパンと繋いで、後ろから選手が飛び出してくる攻撃が見られ始めます。浦和はDFラインが下がって、しかもボランチがガンバの中盤を掴まえられず。さらに暢久が安田への応対に苦慮して再三右サイドを破られました(中に抉られこそしませんが、鋭いクロスを2本ほど送られています)が最終ラインが寸でのところでラストパスを掻き出し、そしてクロスといい、遠藤のCK&FKといい、都築が悉く抑えまくってなんとか事なきを得ました。

 一方浦和の攻撃は冴えが見られません。2トップにしては見たのですが、永井がほとんど機能せず。達也を生かすためのボールのキープ役として期待されているはずなんですけど・・・ 達也を単純にDFライン裏に走らせて見てもその後の打開策がなく、結局スローダウンさせられてすっかり陣形の整ったガンバ相手にチンタラとボールを回し、思い出したようにサイドに振ってクロスを入れるか、あるいはダメ元でミドルシュートを撃つかといった程度。一応枠内シュートもあるのですが、相手を崩しきるには至らず。

 従ってガンバに前半先制されていれば、そのままズルズルと押し切られた可能性が高かったと思います。この試合のMOMは私としては断然都築。

 ガンバ優勢で迎えたハーフタイム。驚いたことに西野は何を思いついたのか、播戸を下げて家長をFW投入(但し、事実上バレーの1トップ)。ちょろちょろと小うるさかった播戸の何が気に食わなかったのかワシにはさっぱり判りませんが、結果的にはこれがガンバの敗因。お盆という時節柄、なんか故郷浦和を思い出して、つい浦和に優しくなってしまったんでしょうなぁ>西野。

 とはいえ、前半同様ガンバ守備陣の回りでチンラタボールを回すだけで、あまり得点の気配が感じられなかった浦和ですが、左サイドでポンテ→達也→永井と繋がり、一瞬DFのマークが甘くなった隙をついて永井がゴール!!!! いやはやあんまり永井らしくない、素晴らしい値千金のゴールでしたが、前半から隙あれば撃っておけという意識は全員に浸透していたようでしたので、それが結実したゴールといっていいでしょう。ガンバの守備網がほころんだのはこの一瞬だけなのですが、終わってみればその一瞬が命取りになってしまいました。

 あの一回こっきりのミスで、哀れにも山口はシベリア送りなんでしょうか?(今回の遠征のキーワード「シベリア」)

 そして先制後の浦和の守備はまさに鉄壁(単に闘莉王が攻撃参加を自重しただけですがw)。ガンバは前半に垣間見せた小気味良い攻撃をほとんど見せることなく、シュートすら撃てない惨状。ここまで何もできないガンバというのは久しぶり。暢久が前半とは逆に安田を押し込んでしまう場面が目に付きました。安田は攻撃能力はかなりのものがありますが、押し込まれてしまうとタダの人っぽいですね。一方平川vs加地はやや平川優勢でしたが、だからといって効果的な仕事まではできず。

 西野は早々と万策尽きたと判断したのか、33分には中山を入れてパワープレーに転じましたが、ハイクロスは全部闘莉王に跳ね返されて何の効果もなし。中山投入はタオルを投げたようなものでしょう。

 浦和はやや緩みかかった中盤のてこ入れにポンテ→内舘。その後時間つぶし&カウンター狙いで岡野、小池を相次いで投入。小池は最後のGKとの1対1を決めていればサッカー人生が変わったかもしれんなと思いましたが、そうは問屋は卸さず。4分と随分長いロスタイムでしたが、危なげなく逃げ切りに成功。

 決定機自体はガンバのほうが多かったかもしれないが、決めたのは浦和。天皇杯の構図がまたしても再現された感のあるゲームでした。

 今年は正月以降6回もガンバと対戦。浦和が負けるときはボロ負け、勝つときは辛勝といった試合展開になってしまうのは偶然ではなく、ガンバが攻撃に、浦和が守備に持ち味がある以上当然だと思いますが、

・天皇杯決勝:浦和勝ち
・リーグ戦:浦和勝ち越し
・ナビスコ杯:ガンバ勝ち
・ゼロックス杯:ガンバ勝ち

と重要性の高い試合は浦和が優勢です。偶然じゃないでしょうね、これも。西野の勝負弱さって健在?

P.S.

しかし、「ホームは引分けで凌いで、アウェーでしっかり勝つ」ってフツー逆だろ、逆!!! いつから芸風が変わったんだ、浦和はwww

次節のホームでは絶対勝てよ!

勝て勝て勝て勝てホームやで!!!

って次節国立(甲府戦)はホームじゃないのかΣ(゚Д゚)ガーン

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2007.08.15

(メモ)G大阪0 ‐1浦和

(スタメン)永井、達也の2トップ。平川スタメンで相馬がベンチヘ。伸二がベンチにも入れずだが怪我か?小池がベンチ入り。

主審岡田

(前半)しばらくガンバらしくない手数をかけない縦に速い攻撃が続いたが、次第に中盤でショートパスを繋げるガンバらしいパターンに。

浦和は達也を走らせるか、ボールをちんたら回しながらサイド攻撃やミドルシュート。

暢久が安田にやられ気味でそこを崩され、ガンバのほうが決定機多い。

浦和は相変わらず動きわるし。

(後半)真夏らしい共に動きの乏しい展開。これは浦和ペースw

粘りつよくボールを回しながら、永井がついに先制。
ガンバは攻撃の形を作れず、パワープレーに転じた時点で負けフラグ。

というか、祭り気分で浦和に勝てると思ったのが最大の敗因ですな。

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青函往来(3)

 青函往来(2)よりつづく

 朝は定番の朝市へ。

Seikan3_1

Seikan3_3

 店の研究をロクにしていなかったので、「どんぶり横丁」に軒を連ねている店から適当にあたりをつけて入店。朝市自体にはそこそこ観光客が来ていましたが、早朝からどんぶり飯を食う人はさすがに少ないようで、どの店も閑散としてました。函館だとイカが良いなとは思いましたが、それだとちょっと安っぽいのでウニ、イクラ、ホタテの三色丼を注文。1,890円也。

Seikan3_2

うーん、ホタテは昨日青森で食ったやつのほうが旨かったなぁ・・・ そもそもホタテがぺらぺらしていて食い応えがない。店が悪かったのか、あるいは時期が悪かったのかはわかりませんが・・・ ウニとイクラは満足が行きましたし、量も朝食には多すぎるwくらいでしたが、お値段の割にはがっかりする出来栄えでした。醤油皿も出してこないし、そのままホタテに醤油をぶっかけて食えっちゅーんかい。やっぱり完全に観光客相手の店だとナメられてこんな感じになってしまうんですかね?

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 なんだか釈然としないまま青森に舞い戻って、昨日は外観を眺めただけの青函連絡船「八甲田丸」を見学。電車乗り継ぎの間の30分くらいで見学を済ませてしまいましたが、結果からすればもうちょっとゆっくりしたかったと反省。

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 グリーン船室。赤いモケットは一昔前の普通列車のグリーン車と似ている気も。

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 甲板に上がってみました。黄色い煙突は展望台になっています。

Seikan3_7

 煙突展望台に登って、青森駅方面を臨む。

Seikan3_8

 青函連絡船の1階は貨車(一時は客車も)をそのまま搭載できる「車両甲板」になっていました。 現在は車両展示の趣旨で車両甲板にはディーゼル機関車やディーゼル特急が並んでいますが、本来の車両甲板の用途とは無関係なのでかなり違和感が・・・

 「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」は経営主体がNPO法人「あおもりみなとクラブ」に移行してから辛うじて黒字を計上しているものの老朽化が目立ち、その改修費の目処が立っていないとのこと。

(つづく)

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2007.08.14

俺たちの国体2007:埼玉 3-1 神奈川

 昨日に続く北本の大活躍で順当に神奈川を下して無事国体出場権を確保。

 しかしメンバーを落とした後半は互角の展開となってしまいました。しかも後半から投入された党首は全く良いところがなく、リーグ戦後半の出場機会どころか、ユニバー組が帰ってくる国体本選の出場すらかなり危ぶまれる状態。

 外はカンカン照りというのに、党的には暗雲漂うどころか、土砂降りの展開。

 俺たちの短い夏、俺たちの国体予選が終わりました。

<スタメン>

---北本--堀田---
------------
保坂-佐藤--高橋-木原
------------
西口-笠嶋--田代-森本
-----大谷-----

 昨日大爆発した後半のメンバーとほぼ同じメンバー(笠井に代えて笠嶋を入れただけ)でゲーム開始。やや日が翳っているせいか今日は立ち上がりから動き出しも良く、しかも田代とGK大谷の連携に不安を残す以外は連携もスムーズ。神奈川は体格の良い選手が揃っていましたが、動きの質・量で埼玉が圧倒。

 堀田が右サイド高くに張っているこず様に簡単に叩いて、こず様の低くて速いクロスをファーで北本がきっちり合わせて早々と先制。その後も終始埼玉が神奈川を押し込む展開が続き、スローインを受けた北本が左の角度のないところからミドルシュートを叩き込んで2点目。さらにクリアボール?が誰かに当たって神奈川DFライン裏に転がったところをすかさず北本が拾ってそのままエリア内まで持ち込んで3点目。

 着ぐるみを脱いだ北本が前を向いてしまうと国体予選レベルのDFじゃまず止められません。スピードは全くありませんが、相手DFをうまく体を使って押さえ込んでボールを前へ前へと運ぶ、まさに重戦車の趣。相方の堀田は快足を活かしてDFを置き去りにするだけでなく、回りがよく見えているようでポストプレーもそつなくこなして出色の出来。北本が苦手のポストプレーをやらずとも堀田がなんとかしてくれるので、北本は点取り屋に専念でき、案外良い組み合わせになっているのかもしれません。

 またこの日はこず様が妙に積極的。3トップと見まごうばかりの高い位置に陣取って盛んにサイド攻撃を仕掛けます。ボールをキープしながら複数人の相手を交わす、巧みなというか偶然性の高いプレーすら披露。何を思ったのかピッチ中央、しかもエリア内まで飛び出すこず様。昨日の出来がイマイチでしたが、今日は何か期するものがあったのでしょう。逆サイドの保坂が霞んでしまうほどの「暴れん坊将軍」こず様でした。

 守っては西口が振り切られて左サイドを破られ、決定的なクロスを1本送られたのがあったくらい。完璧な出来で田代もヒマヒマ。セットプレーで見せ場を作ってくれるかと思いましたが、今日は専ら囮役でボールが田代に渡る場面はなし。

<後半開始>

北本→山崎
高橋→党首∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい
笠嶋→笠井

---山崎--堀田---
------------
保坂-木原--佐藤-党首
------------
西口-笠井--田代-森本
-----大谷-----

 昨日同様、酷暑下での疲労を考慮して後半頭から3選手を交代。前半温存の党首が満を持して登場です。昨日フル出場した大御所(高橋)が下がって、ボランチに入ったのはなんとこず様。昨日から左SB→右SH→DMFとポジションを代え、この期に及んで最適ポジションを探しているかのよう。ポリバレントなのか、ポリデントなのか、ポリバケツなのかはわかりませんが、どのポジションであれゲームに出られる喜びは何物にも代え難いもの。

 しかし最前線で圧倒的な存在感を見せていた北本と、中盤をほぼ一人で支えていた高橋の両名を外してしまうと、埼玉のチーム力はガタ落ち。やや前半飛ばしすぎてへばり気味、しかももともと相手に対する寄せが少々甘いところのあるこず様をボランチで使うのはかなり無理があり、見ていて「ご無体な!」っちゅー感じ。

 さらにこず様に代わってサイド攻撃を担うべき党首が最悪の出来。途中投入にも関わらず運動量に乏しく、前半から出ている保坂の半分くらいしか走らない。スルーパスを出した後に満足して立ち止まってしまう悪癖は健在で、パスを拾ったFWがDFを背負いながらも前線で頑張っているのに、そのフォローに行かない。また細かいドリブルで相手を交わすこともできず。さらに悪いことに守ってはボールホルダーへの寄せが甘く、ミドルシュート一発を浴びて失点してしまいました。

 前半から頑張っていた堀田も疲れてボールコントロールがままならなくなり、堀田に代えてエリを投入するも、エリはエリで張り切りすぎて回りが見えずにカラ回り。坊主頭の山崎とのサル山2トップというか、高崎山2トップは全く機能せず。中盤は中盤で保坂がたまにドリブルで仕掛けるくらいで、あとはほとんど体をなさず。結局後半はシュートらしいシュートが記憶に全く残らない惨状。CKすら満足に取れないので田代も見せ場の作りようがないまま試合終了。

 幹事長が不肖にして非力ゆえ、持てる力を出し切れない党首。

 何が法師党に足りないのか、それを見極めるべく暫く修行の旅に出て参ります。

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2007.08.13

見失われがちな本質

浦和サポーター 万博も赤く染める(スポニチ)

 もう赤く染まろうが、染まるまいが、そんなことはどうでも良い気がしてならない。

 帰省&Uターンに巻き込まれて大変だけど、とにかく行くぞ( ゚Д゚)ゴルァ

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 リーグ連覇へ負けられない2位の浦和が、首位G大阪との真夏の天王山(15日)に向け、強力な援軍を味方につける。「赤い稲妻大作戦(浦和にアウエーなんてありえない)」と題した公式の応援バスが、平日開催にもかかわらず4台も登場する予定。関係者は「平日は通常1、2台の定員が埋まればいいところ」と話しており、通常の2倍近い人員となりそうだ。

 応援バスは東京駅、さいたま新都心駅を、いずれも早朝6時台に出発する0泊2日の超弾丸日程。乗客には応援うちわが配布されるが、食事などの用意はなく、まさに応援だけを目的とした気合のバスツアーだ。関係者は「その他にも(非公式の)バスツアーや新幹線組がいるので少なくとも万博の3分の1は赤く染まるはず」と今季のリーグVを左右する大一番を前に力強かった。 

[ 2007年08月13日付 紙面記事 ] 

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俺たちの国体2007:埼玉 7-0 群馬

 先にも述べたように国体関連の試合には「プロ契約」の選手(山郷・安藤・柳田・矢野)が出られません。また今年はたまたま同時期にユニバーシアードが開催されているので、それに選ばれたメンバー(岩倉・庭田・窪田・松田)も出られません。

 となれば、日頃ベンチを暖めている選手はもちろん、ベンチにすら入れない選手に取って絶好の活躍の場!!!

 ということで、朝から30度を超え、昼には35度を超える猛暑の中、法師党は全軍を上げて国体の応援に出かけてまいりました。

<スタメン>

---北本--山崎---
------------
エリ-佐藤--高橋-党首
------------
木原-笠井--田代-森本
-----大谷-----

※GK大谷、MF佐藤とFW山崎は浦和以外からの補強選手。

<サブ>橋本、笠嶋、西口、堀田、保坂

党首 キタ━(゚∀゚)━!!!!!

 こういう混成チームの場合、誰の判断でスタメン・フォーメーションを組成しているのかよくわかりませんが(エメルソン永井はベンチに入れない模様)、党首やこず様といった日頃ベンチ外のメンバーがスタメン起用され、ベンチに入ることの多い笠嶋、西口、保坂がベンチスタート。怪我明けの堀田がベンチ入りを遂げています。

 まだ午前中とはいえ、朝からカンカン照り。非常に厳しい気象条件で集中するのが難しかったのか、埼玉の立ち上がりは最悪といっていい状態でした。また日頃一緒にやっていないメンバーが含まれているせいか、連携はメロメロでパスミスが続出。また中盤で不用意にボールを失う場面もちらほら。群馬は引いて守ってカウンターを狙っているのが明白で、埼玉は危うくその狙いに嵌りかかりました。

 北本はこのクソ暑い中で着ぐるみを着たまま「動かざること山の如し」で、前線では坊主頭の山崎が動き回るだけで一向にボールが納まらず、埼玉がボールを支配するものの得点の気配もしないまま時間が経過しました。しかし、次第に埼玉のサイド攻撃が機能しはじめ、ついに党首がエリア内深くまで抉ってクロスを上げたところで群馬のオウンゴールを誘発。

 不甲斐ない内容ながらなんとか先制に成功し、力の劣る相手にカウンター一発で0-1で負けてしまうという最悪の事態だけは免れることができた時点で前半終了。

<後半開始>

山崎→堀田
党首→保坂(´・ω・`)ショボーン
エリ→西口

---北本--堀田---
------------
保坂-佐藤--高橋-木原
------------
西口-笠井--田代-森本
-----大谷-----

 明日も炎天下で試合があることを考慮したのか、埼玉は後半頭から3選手を交代。どこのクソボケが決断したのかわかりませんが、党首は前半でお役御免です。事実上のアシストを一つ上げ、また一発枠内へのミドルシュートもありましたが、残念ながらこの日の党首の出来は今一つ。もともとスタミナのある選手ではないので猛暑下での試合に出すのは酷なのですが、サイドで1対1になりながら積極的にドリブル勝負を仕掛けずにバックパスしてしまう場面があまりにも多いのが残念でした。次第に調子を上げてサイドに開いてボールを呼び込む動きを見せていたところまでは良かったのですが、せっかくボールをもらっても決定的な仕事はできず。

 で、党的にはもはやどうでも良くなった後半。前半こそ中央を固めて必死に耐えていた群馬の運動量は目に見えて落ち、中盤やDFの選手は棒立ち状態になってしまって、浦和の攻撃陣+両SBはやりたい放題。埼玉は浦和の1.7軍状態ですが、それでも運動量は群馬と比べ物にならないことを見せ付けた感じ。保坂のようにただでさえちょろちょろとうるさい選手が途中から出てくると群馬としてはお手上げ状態でした。

 後半圧倒的なパフォーマンスを見せてくれたのが北本。前半とは打って変わって後半の切れ味は凄まじいのなんの。やはり(着ぐるみを)「脱いだら凄い」のか、北本。相手の力が格段に劣るとはいえ、前を向かせると良い仕事をします。サイドでスルーパスを受けてそのまま持ち込むわ、シュートのこぼれ玉には鋭く反応するわ、エリア内に絶妙の飛び出しを見せるわと、あれよあれよという間に4得点。

 もっとも「出前迅速、シュート確実。FWの御用命は北本まで。」の「北本蕎麦」は前半休み過ぎてのびきっているのですが・・・

 また今季公式戦初出場となった堀田もまずまずの出来。積極的にドリブルで仕掛けて行くあたりに頼もしさを感じました。次第に圧倒的な北本のパフォーマンスにかき消されてしまった感がありましたが、終了間際にこず様のクロスを受けて初得点。どういう相手、どういう形であれ、FWは出場した試合で点を取ることで自信を掴んで成長してゆくものです。

 北本の大活躍で勝負はとっくに決しているのですが、この日最大の見所はロスタイム。

 後半は攻められる局面がほとんどなく、おまけにCKもほとんどないので暇で暇で仕方なかったであろう田代。ようやく巡ってきたCKのチャンスで、やにわに巻き起こった「たしろー、たしろー」の大声援(一歩間違えれば志村だwww)を受け、エリア内で「俺にボールをよこせ!!!」とばかりにキッカーへ向けてアピールをしまくる田代。

 CKはどんぴしゃりで田代に合い、しかもそのボールをなんと田代はDFを背負って半身の姿勢のままでダイレクトボレー!!! 長らく沈黙を保っていたタ級戦艦の主砲がついに炸裂。ボールは見事にネットに突き刺さり、田代は狂喜乱舞。

 いやぁー、「君は田代のダイレクトボレーを見たか!?」で、先日の内舘のミドルシュート@マンU戦共々、末代まで語り継がれるであろう素晴らしいゴールでした。

ポジション離れ
ゴール前へ
はるばる臨む
タ級戦艦たーしーろー!!!

(突然思いついた田代のコール:元歌「宇宙戦艦ヤマト」)

<終了時>

---北本--堀田---
------------
保坂-佐藤--高橋-木原
------------
西口-笠嶋--田代-森本
-----12-----

 国体は35分ハーフ、かつ5名まで選手交代ができる模様。後半途中でなぜか両軍ともGKを代え、埼玉はDFまで代えてしました(笠井→笠嶋)。ボランチに人材を欠いているせいか、大御所(高橋)がフル出場せざるを得なかったのは誠に気の毒。

 こず様は前半不慣れな左SBを任され、中途半端に前に出ては不用意にボールを失う場面が2度ばかり。その後はバテたのか自重気味だったので、てっきり後半交代かと思いましたが、なんと結果的にフル出場。本職の右SHではエリア内に進入するという「らしくないプレー」まで飛び出して、休み休みながらもまずまずの働き。もっともその後ろに控える森本と比べると運動量の差は歴然で、その辺りがスタメン奪回の鍵になるかと。

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2007.08.12

【観戦記】浦和 1-1 柏

 組織性に勝る柏に対し、浦和は個人能力でなんとか対抗。

 柏の運動量が落ちた後半は浦和が先制し、そのまま個人能力で押し切るかと思いましたが、浦和らしからぬセットプレー時のミスで失点して残念ながら引き分け。決めるべき時に決められなかったのが痛かったのと、ビルトアップ時やサイドにボールが入った時のワシントン不在を痛感させられる試合でした。

 シュートは柏の倍の20本も撃っているのでそんなに悪い試合でもないのですが、オジェックが浦和に植えつけようとした組織性というものがいつの間にか失われ、浦和伝統の「やあやあ我こそは」の連続に逆戻りしているのが気になりました。勝てる試合、勝たないといけない試合でしたが、試合内容的には引き分けは妥当な結果だと思います。

------------------------------

<スタメン>

---達也-------
--------ポンテ-
-----伸二-----
相馬--------暢久
--長谷部---啓太--
-阿部ー-闘莉王-坪井-
-----都築-----

 ワシントンが広島戦で負傷してしまい、その治療のため緊急帰国。来日の目処立たずということで、オジェックは急遽ポンテをFW起用しての3-5-2。といっても前半のポンテはFWとは言いがたいポジション取りで、伸二よりは心持ち前にいるかなぁという感じでしたが、残念ながらこのフォーメーションは前半あまり機能せず。

 柏は李や菅沼を中心に前線から猛然とプレッシング。もっとも複数人で浦和の選手を囲い込んで高い位置でボールを奪取するまでには至らず、個々人で一生懸命走っているレベルに留まっていますが、それでも浦和は積極的に前に出てくる柏を前にやや戸惑い気味。崩しのパス交換といい、サイドチェンジといい、肝心なところでミス続出。

 初めて埼スタを経験する選手が多いはずの柏ですが、臆するどころか実に伸び伸びとプレーしていました。

 浦和は柏のプレスをGKから中盤までのパス回しで簡単にいなせるところはさすがなのですが、そこからの展開に四苦八苦。攻撃に手数がかかってしまうと柏に引かれてしまい、達也を活かすべきスペースを消されてしまいます。相馬が何度もゴリゴリとドリブルで突っかけるのですが、そこからの展開に工夫がなくて決定機には至らず。

 ワシントンがいれば相手に少々引かれてもサイドからの放り込み&ワシントンのポストプレーで強引に打開を図ることもできます(今季のワシントンはシュート精度があまりにも期待はずれなだけで、攻撃組み立てへの貢献は依然高いと思います)。しかし、今回の陣容では前線にターゲットマンがいないためサイドからのハイクロスは、その精度が低いこともあいまってほとんど無意味。あまりにも不甲斐ない攻撃陣に業を煮やした闘莉王が飛び込んできてなんとかサイド攻撃が体を成すくらい。

 守備は守備で冷や冷やものでした。柏は中央にフランサ/李、右に太田、左に菅沼と3トップ気味に攻撃を仕掛けてきますが、フランサと李の縦のポジションチェンジというのが曲者。フランサは必ずしも最前線に張っているわけではなく、頻繁に中盤に下がって李とポジションチェンジ。このフランサを捕まえきれず、浦和の両ボランチまでもがずるずる下がってしまったのが前半の苦戦の原因の一つ。

 浦和は広島戦の反省か、両WBを高めにおいていましたが、元々守備が計算できない相馬はともかく、右の暢久も残暑厳しい折タリーモ-ド全開。浦和の3バックが柏の3トップと対峙して苦戦している中、浦和の両WBの守備が緩慢で柏のボランチやSBに両サイドのスペースへいいように飛び出され、何度も危険なボールをサイドから供給されましたが、CB陣がかろうじて防いで無失点で前半終了。

 柏サイドからすれば優勢だった前半に一点も取れなかったのが引き分けに終わった原因といって差し支えありません。

 前半はなんだかなぁな展開でしたが、パス回しで柏のプレスを翻弄したのがそれなりに効いてきたのか、柏の運動量は後半に入るとがたっと落ちて浦和が完全に中盤を制圧して一方的に攻勢を仕掛けます。菅沼対策のためか、暢久のポジションがやや下がった代わりにポンテが右に張り出す格好に。そして暢久が縦パスでポンテを走らせ、ポンテが卓越したボールキープ力を利して達也の足元へボールを配球。あとは達也が撃つも良し、あるいは中盤に折り返して飛び出してきた選手が撃つもよし。後半になってようやくワシントンがいない時なりの攻撃パターンを見出したような感じでした。このところ不振で、この日も前半やや彷徨い気味の長谷部がシュート意識を取り戻してきたのは収穫かと。

 しかし攻撃陣のシュートはなかなか決まらず、またしても業を煮やして前に上がってきた闘莉王が放った強引なシュートがようやく決まって先制。その後も長谷部の惜しいシュートがあったり、GKが飛び出して不在なのに伸二のシュートは枠外という場面もあり、なんどかあった決定的な場面を決めきれず。

 それでも立ち上がりの時間帯を除けば後半は柏にほとんどシュートを撃たれていなかったので、この1点で勝ちきるかと思ったのですが、なんとFKを古賀にどフリーの状態で決められて同点。長身の古賀は柏のセットプレーで最も注意すべき人物のはずですが、よりによってその古賀をどフリーにしてしまうとは堅守の浦和らしからぬ大失態。

 同点に追いつかれた浦和は消耗の激しい長谷部を下げて永井を投入。いつまでも最前線でポンテを走らせるわけにはいかないのでポンテを2列目に、伸二を3列目に下げましたが、結果的にオジェックはこの交代で自ら火消しをしてしまう格好に。それ以前に相馬に代えて投入された平川もそうですが、この日は交代選手が不発。交代直後はそこそこ左サイドを抉る動きをみせていた平川はまだしも、永井の出来は悲惨そのもの。監督の指示だったのかもしれませんが、達也と被るようなエリア中央でボールを待っていてはどうにもなりません。右サイド高い位置に張って勝負したほうがナンボかマシだったような・・・

 永井投入後、浦和の攻勢は完全に尻すぼみ。GK南が遅延行為を繰り返してとうとうイエローを取られ、古賀はふてぶてしくも再三傷んだふりをするなど、柏は完全に引き分け狙い。その後何度かカウンターの掛け合いを演じたものの、共に決定機には至らずに試合終了。今季何度も見た消化不良気味の試合になってしまいました。

 致命傷にはなりませんでしたが、啓太のパスミスの頻度が上がっているのは気になります。相変わらず精力的に動きまわっているので代え難いのだとは思いますが、いくらなんでも連戦で疲労困憊の啓太の守備負担はきつ過ぎ。次節ガンバ戦では啓太&阿部の2ボランチじゃないと中盤が持たないような気がしてなりません。

 また3トップ気味の相手に対し、浦和は後半から暢久を下げて阿部を左に張り出して4バックへ移行するものと思いましたが、オジェックはその策を採らず。後半暢久をやや下げたくらいで3バックで我慢した意図は不明(柏の運動量が落ちて結果オーライでしたが)。

 予想以上に早いタイミングで4バック移行を試み、かつ4バックに固執することなく、3バックと柔軟に切り替えていた辺りは昨年からの大きな進歩だと思ったのですが、その意味では今日の采配は残念。

 FC東京戦以降リーグ戦5連勝という結果が出ていることの裏返しなのか、スタメン・ベンチメンバー、フォーメーション、そして選手交代と硬直性が強まって、これじゃ昨年同様「結果に拘ったつまらないサッカー」に堕してしまうような感じがしました。サテライト戦で活躍したエーコや祐也がどちらもベンチ入りしなかったのもかなりがっかり。

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(メモ)埼玉3 ‐1神奈川

(スタメン)党首スタメン落ち! こずの宮は無事スタメンを確保。というか昨日の後半と同じ

(前半)昨日に続いて北本大爆発!いきなりハット!

(後半)党首投入!しかし中盤が崩壊してチャンス作れず。

あろうことか党首のミスで一点取られる。

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2007.08.11

(メモ)浦和1 ‐1柏

(スタメン)ワシントン負傷でブラジル帰国。報道とおり、達也の1トップか?
ベンチのメンバーに変化なく、細貝以下若手の登用なし。

(前半)柏の鋭いプレスの前に大苦戦。ポンテ・達也の2トップは機能せず。ワシントン不在で組み立て、フィニッシュ共に難儀。総じて相馬の突破頼み。闘莉王が何度も攻撃参加。

守っては3トップ気味の柏にサイドを破られる場面目立つ。後方からの飛び出しにも難儀。

点を取られる気配はあるが、点が入る気配はない。

(後半)柏は早々とばててプレスが続かなくなり、浦和はサイドからポンテにボールが入るようになって何度もチャンスメーク。闘莉王の強引な一発が決まって先制。しかしその後のチャンスをいかせず、逆にFKでなぜか古賀がどフリーの失態で引き分け。

長谷部→永井は大失敗

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(メモ)埼玉7 ‐0群馬

(スタメン)党首! こず様、タ級、ロナウドも出場。桃子はベンチにも入れず。

(前半)酷暑で動きわるし。連携もメロメロ。たまにカウンターを食らう。

しかし次第にサイド攻撃がはまりだし、党首が右サイドを深くえぐって、クロスがオウンゴール誘発。

(後半)北本4点、田代ダイレクトボレー! こず様アシストとやりたい放題!

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観客置き去りの帰結

不人気U-22チケット売れない!ベトナム戦はガラガラ?(サンスポ)

|-`).。oO いくらアクセスの良い国立とはいえ、8時半キックオフの、しかもグループ最弱と目されるベトナムとの試合を見に行く酔狂な人は少ないかと・・・

 おまけにA代表の親善試合(カメルーン戦@ビッグアイ)と同時開催。ベトナム戦は五輪出場のかかる真剣勝負とはいえ、世間の関心はどうしてもA代表に向かいやすく、U-22のチケットが売れないのは当然でしょう。

 なおカメルーン戦はなんと6時半キックオフ。ビッグアイはアクセスが良くないので、平日仕事を終えてからスタジアムへ駆けつけるにはかなり厳しい時刻(もっともこちらのチケットの売れ行きは好調のようです)。

 リーグ戦の日程が詰まっているので(存在意義不明のオールスターなんかを開催しているためでもあります)A代表とU-22の試合を同日開催せざるを得なくなったのでしょうが、妙なキックオフ時刻はもちろんテレビ局の都合。

 また端的に言えばカメルーン戦自体がスポンサー向けの試合で、そもそもアジアカップ終了直後に親善試合を開催することに意味があるのかどうか・・・

 ともあれ、JFAが観客のほうを向いていないことだけは明らかで、U-22のチケット売れ行き不振は観客を置き去りにした当然の帰結でしょう。

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 北京五輪出場を目指すU-22日本代表の不人気ぶりが相変わらず深刻。22日のアジア最終予選初戦・ベトナム戦(国立)の前売り券が8500枚しか売れていないことが9日、分かった。7月末時点では7000枚。8月1-5日には中国で4カ国大会を戦い、メディアなどへの露出も多かったはずだが、この間に約1500枚しか伸びていない計算。代表発表は17日に行われるが、このままでは寂しいスタンドで初戦を迎えることになる。

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2007.08.10

法師党、全軍出撃!

知っている人は知っているが、知らない人は全く知らない(当たり前か)であろうから、一応告知しておきます。

明日から「秋田国体」出場へ向けて関東ブロック大会が始まります。

浦和レッズレディースが主力となって構成される「女子」の部のスケジュールは以下の通り

8/11(土) 10:00~ 埼玉vs群馬 @駒場
8/12(日) 10:00~ (埼玉vs群馬の勝者) vs (山梨vs神奈川の勝者) @しらこばと
8/13(月) 10:00~ @しらこばと

1、2戦を勝ちぬけば文句なく国体代表。
2戦目で負けても、他ブロックで2位となった相手と3戦目で勝てば代表入りという規定になっています。

国体関連の試合には「プロ契約」の選手(山郷・安藤・柳田・矢野)が出られません。また同時期にユニバーシアードが開催されているので、それに選ばれたメンバー(岩倉・庭田・窪田・松田)も出られません。

ということは

間違いなく党首が出る(`・ω・´)シャキーン

ということで、法師党は全力を持って国体予選を支援する所存です。柏戦の前になりますが、党員各位におかれましては是非とも駒場にご参集願います。

P.S.

恥ずかしながら「成年男子」「少年男子」のほうは何の知識も持ち合わせていませんので全部割愛(^^;

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2007.08.09

なんなんだこれは?

党首選出に失敗して、すっかり興味を失っていた「なでしこオールスター」ですが、気がつけば監督推薦を含む出場選手が公表されていました。

で、浦和が入る東軍はというと

GK   1    山郷 のぞみ   浦和      2 ※
    16     小野寺 志保   ベレーザ 初
DF   2     田代 久美子   浦和      2 ※
     3     矢野 喬子     浦和     初 ※
     4     片桐 ひろみ   新潟L    初
     5  C  酒井 與惠     ベレーザ  2
    13     豊田 奈夕葉   ベレーザ  2

MF   6     津波古 友美子 大原学園 初
     7     柳田 美幸     浦和      2
     8     安藤 梢       浦和      2 ※
  10   澤 穂希       ベレーザ  2 ※
    14     江橋 桂       新潟L    初
FW   9     大野 忍       ベレーザ  2
    11     荒川 恵理子   ベレーザ 初 ※
    12     北本 綾子     浦和      2 ※
    15     永里 優季     ベレーザ  2

※はサポーター投票による選出

と、監督推薦でなんと5名もベレーザから選出され、総数で浦和の6名を上回る7名がベレーザから出ることになりました。

 西軍もTASAKI勢が多数監督推薦で出場。

 これじゃ結局日本女子代表の紅白戦と変わらんやん・・・ サポ投票に何の意味があるんだという気も・・・ 祭りなんだから、党首を出せとまでは言わんが、監督推薦もベレーザよりサポ数が圧倒的に多い新潟に配慮してやれんもんでしょうかねぇ・・・

 結局これだから、「代表組=オールスター」ゆえオールスター戦は不要、オールスターをやるくらいなら代表強化試合をやれ!(しかもJリーグの日程と被らないように)という主張になっちゃうんですが。

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青函往来(2)

青函往来(1)よりつづく

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 函館は05年に来たばかり。ベイエリア周辺はその時に回っているので、今回は五稜郭へ行ってみました。

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 実は五稜郭にも随分昔に行ったことがあるのですが、いつの間にかタワーが建て変わっています。元々はハンマーを立てたような型だったのですが、展望台が一変して逆三角錐型に。

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 五稜郭には石垣が残る程度で歴史的な建物がほとんどありませんからそれ自体はさほど面白いものではありません(現在「箱館奉行所」が復元工事中。これが完成すると史跡観光地としての面白みがずっと増すことでしょう)。やはりここは「アホと煙は高いとこ登る」の格言に従って五稜郭タワーに登り、五稜郭の全景を眺めてナンボです。

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 タワー内は修学旅行生だらけで難儀しましたが。

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 夕食は函館ラーメン。五稜郭タワー真向かいの「あじさい」へ。函館の老舗なので古ぼけた店構えを想像していたのですが、想像とは全く正反対で黒で店内を統一した洋風の小奇麗な店でした。定番の塩らーめん(650円)を注文。

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 麺は並太のストレート麺。かなり硬めなのが特徴で、店員も注文時に予めその旨を断っていました。出汁は昆布ベースなんでしょうかね、全く混じりっ気、雑味を感じさせない非常にあっさりしたものでした。具もメンマと水菜だけと至ってシンプル。やや不思議なことにチャーシューはロースとバラ肉を併用していますが、全体が超あっさりにまとめられているだけにバラ肉の脂がもの凄くくどく感じられて残念。またあっさりしてはいるもののかなりしょっぱく、スープは1/4くらいしか飲めませんでした。

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 長い夏の陽もようやく傾いて、ベイエリアも人影はまばら。

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 最後は市営谷地頭温泉で汗を流すのは函館観光のお約束(どこがやねん・・・)。

(つづく)

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2007.08.08

介錯仕ります

大宮の「泣くスタ」こけら落としを挟む3連戦が

第30節 vs横縞@三ツ沢
第31節 vs大分@泣くスタ
第32節 vs甲府@小瀬

というがけっぷち3連戦になっているという「日程くん」の神業ぶりにも驚きましたが、最終節は川崎@泣くスタ。

川崎は昨年も残留争いを繰り広げていたC大阪と最終節に対戦し、結果的に引導を渡す役目を果たしております。

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苦悩する反町

反町監督断った…川淵キャプテンの“温情”(報知)

 報知はよくこんな(´・ω・`)ショボーン とした反町の写真を撮って来たもんですなwww

 それはともかく、 4カ国対抗戦の不振を受けて突如J1の第21節(18、19日)をU―22代表抜きで開催するという川淵の思いつきを反町は固辞。クラブのことを反町がどの程度慮ってくれたのかは想像の域を出ませんが、クラブ監督経験のある反町ですから、この案がいかに暴論であるか、反町なりに承知していたのでしょう。一方、突如U-22組を抜かれるクラブ側の憤りが表に出てこないあたり、まだまだ川淵のマスコミコントロール体制は健在と思わざるを得ません。

 そんなに4カ国対抗戦が重要なら、家長・水野らU-22の主力をこともあろうにオールスターに優先出場させることを決定したボケの責任を追求するほうが先じゃないかと。

P.S.

 「日本協会ではクールビズを推奨しているが、反町監督はスーツにネクタイ姿で現れた。」って、こんな場にクールビズで行ったら、「そんなたるんだ格好をしているから勝てないんだ!!!」とツッコまれるのがオチだと思いますがねぇ・・・ さすがサラリーマン経験もある反町はぬかりがない。

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 U―22(22歳以下)日本代表の反町康治監督(43)が7日、東京・文京区のJFAハウスで日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(70)と会談。川淵キャプテンは22日の北京五輪アジア最終予選初戦、ベトナム戦の直前合宿前倒しを提案したが、反町監督は固辞した。

 日本協会ではクールビズを推奨しているが、反町監督はスーツにネクタイ姿で現れた。川淵キャプテンは、ベトナム戦に向けて、J1の第21節(18、19日)をU―22代表抜きで開催し、直前合宿を16日前後から行うことを提案したが、反町監督は「Jリーグで試合に出ることが次につながります」と、18日夜集合の従来通りの日程を主張した。

 すでにJリーグに根回しをしていた協会トップの申し出を断った指揮官は「その代償として勝つ」と厳しい表情。結果次第では進退問題に発展することも覚悟している。17日に発表されるメンバーについては「ぶっつけ本番になるが、覇気のある選手を選びます」とU―20組を大量招集する考え。いきなり、初戦が背水の陣となる。

(2007年8月8日06時00分  スポーツ報知)

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2007.08.07

こちらも最後のダービー

 チームは得点王争いに名を連ね、リーグ戦16位で折り返し。ナビスコは予選敗退。

 幸いにもU-17からA代表に至るまで全カテゴリーの代表にも一切関係なく、日本人選手に限っては万全の陣容でJリーグ中断期間を迎えた大宮。

 今季は早々と3外国人(期中補強の1名を含む)を解雇し、新外国人FWを一人迎え入れたものの、もう一人のFW獲得は不調に終わった模様。しかもレギュラー格だった外国人DFは負傷でいったんブラジル帰国。

 さらに中断期間の合宿もむなしく、その後の大学生やJ2相手の練習試合の内容は芳しいものではなかった様子。

 挙句の果てにサテライト戦ではトップ経験者を多数含んでいるにも関わらず、ユース組を含む浦和に0-6の大敗。

 そして、あろうことか、今週末にリーグ戦が再開するというこれ以上ないタイミングで監督交代。しかもプロチームの監督経験が全くない強化部長が監督に就任するという御英断!!! 後任のあてがないままに、なんらかのクラブ内事情でロバート監督を解任せざるを得なくなったことがかなりの確度で推察できます。

 浦和の暗黒史もたいがいなものがありますが、大宮はその斜め上を行ってますなぁ・・・ 合掌

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埼玉新聞より

流れの中から2点取ったものの、得点力不足を解消する道筋は見えてこない。始動日以降、しばらく取り組んだ4―4―2から再び路線変更した理由について、ロバート監督は「(クラブに)要求していたターゲットマンを獲得できないので変えた」と説明。「レアンドロがフィットしていないのがショックだし、マルケスが機能しなかったのも残念。満足できない」といら立ちをあらわにする。

この辺の発言が、何の計画性も感じられない突然の解任劇に繋がったのは想像に難くありません。

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青函往来(1)

 梅雨時には梅雨のないところへ行くのが得策と、「青森・函館フリーきっぷ」で出かけてきました。

大宮 7:22 (はやて1号 E226-316) 10:03 八戸
八戸 10:15 (スーパー白鳥1号 モハ789-203) 11:13 青森

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 八戸まで新幹線に乗るのは開業記念で乗って以来。JR北海道の「スーパー白鳥」に乗るのはこれが初めて。

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 県庁所在地レベルの都市であっても駅前商店街の衰退が目立つ中、青森は駅前に広がる市街中心部の活性化に成功した街として有名ですが、駅自体は昔のまま。青函連絡船がなくなって連絡船への通路が閉鎖になって以来、基本的にそんなに変わっていません。一本の跨線橋を渡って正面出口へ。新幹線「新青森」ができるのが目前に迫っているため、今更青森駅には手をかけるつもりがないのでしょう。

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 駅前にはいきなり高層マンション(右の建物)。これが青森中心部活性化の象徴です。

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 その隣に「アウガ」という官民複合ビル(3Fまでが商業スペース、4F以上が図書館を含む公的施設。これってほとんど同じコンセプトのものが川口駅前に建っていますがw)があります。非常に派手な外観が問題にならなかったものかとは思いますが、このビルの地下はなんと

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という海鮮市場。もの凄いミスマッチです。もともと駅前にごちゃごちゃと広がっていた海鮮市場を再開発に伴ってビル地下に入れたもの。

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 もちろん単に海産物を売っているだけではなく、駅前という立地の良さを利用して大きなレストランも営業しています。まだ昼飯時には少々早いためか店内はガラガラですが、団体の予約が入っているためかテーブル席や座敷には座らせてもらえず、カウンターに通される羽目に。目の前に寿司の職人さんがいるので少々落ち着きません。いくら+ほたての「紅白丼」を注文。1200円也。

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 都内で食べるのと比べてあーだーこーだ言えるほど、平生食べる機会があるわけではないので、内容については十分満足だったという程度に留めておきましょう。醤油が濃厚なたまり醤油ではなく、うすくち風だったのが良い意味で気になりました。量的にはごく普通で特筆すべきものはありません。お吸い物が付いてきますが、カニ臭いのはちょっと苦手。

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 地下には何でもありの大型レストランだけではなく、もともと市場内にあったと思われる個人経営の食堂・寿司屋もあります。いかにも市場で働く人向けという店は入りにくいものですが、カウンターに通されるレストランよりそういう店のほうがよかったかも。

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 あとは周辺を散策。海辺には「アスパム」という三角形の観光物産館が建っていますが、港が見える無料展望ルームは地元民の憩いの場になっていって、弁当を広げるグループもあれば、のんびりと読書に勤しむ者も。

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 対岸には岸壁に繋がれて久しい青函連絡船「八甲田丸」。

(つづく)

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2007.08.06

至極当然-オールスター見直し?

J球宴、東西対抗形式は今年がラストか(日刊)

 信憑性ではもはや報知やスポニチ以下と目される日刊の記事なので真に受けるのもどうかと思いますが、ようやくJリーグもオールスターの見直しに着手することになったようです。

 但し、どういう形にせよ基本的には続けることが前提のようなので改革案に期待するのも虚しいような気がします。

 アジアカップ明けでへろへろの選手が出ている(しかも90分!)とか、U-22代表の合宿よりもオールスターが優先だとか、出場選手選考が人気・実力の大小とはもはや何の関係もないとか、さらにいえばオールスター開催に伴う日程過密によりリーグ戦が平日開催を余儀なくされているとか、数々の弊害をおしてまでオールスターを続ける意味がどこにあるのかさっぱりわからんのですが、鬼武が問題に気づいたことでとりあえずは良しとしましょう。

 今年のオールスターの観客は3万余。磐田のエコパ主催試合のほうが観客が多い(浦和戦に限らず)ようなら、見直しを考えるのも至極当然でしょう。

 外から戻ってきて後半20分くらいから中継を見ましたが、EASTはむりやりカズに点を取らせようとしては失敗の繰り返しで、ただでさえかったるい試合がますます興ざめに。はなはだ不適切な喩えですが、死人が出てしまった祭りのようで、どうにもこうにも盛り上がりません。

 ピグシーがノープレッシャーでやりたい放題だった頃と比べると、ゲーム内容の劣化も否めないかと。エメルソンとエジムンドの「夢の競演」も懐かしいですね。

 もとい、ワシントンなし、ポンテなし、マグノアウベスなし、バレーなし、ヨンセンなし、ジュニーニョなしと、Jリーグを代表する外国人選手がごっそりいないオールスターっていったい何なんでしょう?

 で、見直しの結果、リーグ戦奇数位のチームと偶数位のチームの対戦になったりしてなw

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J球宴、東西対抗形式は今年がラストか(日刊)

 オールスター戦の東西対抗形式が、来季から変更される可能性が出てきた。93年にスタートしたが、当初の目的だったリーグの普及も成果をあげ、最近では過密日程の中で開催の是非も問われている。JOMOなどスポンサーとの契約が今年で切れることから、リーグ側は大会の抜本的な見直しを進めることを明らかにした。

 この日の観客数は台風で1日順延された97年に次ぐ少なさ。大会自体の魅力が薄れてきたのは事実だ。Jリーグ、日本代表戦と試合が続き、疲労の色が濃い選手もいる。鬼武チェアマンは「来年以降も続けることが基本路線。(改革は)時間をかけて考えたい」と慎重だが、すでに東西対抗形式の変更や日程面などが検討されている。日本リーグ時代に始まり、サッカー界を盛り上げてきたオールスターも、その役目を終えようとしている。

[2007年8月5日9時20分 紙面から]

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2007.08.05

八ヶ岳山麓を歩く

 風林火山館にはやや拍子抜けさせられたので、行程を大幅に前倒しして山を下って「三分一湧水」近くの「そば処 三分一」で昼食。

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 やっぱ、観光地で飯なんて食うもんじゃないですね。明らかにショートスタッフ。しかも近所の素人のオバハンを掻き集めてなんとか回している風で手際が極めて悪い。注文は取りに来ないわ、どのテーブルに配膳したかわからなくなっているわ、配られないまま棚に野ざらしになっている蕎麦も出てくるわと散々、ってその野ざらしの蕎麦、ワシのかよ!!!

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 一応店の名誉のために付け加えておきますと、野ざらしになっていたにも関わらず、蕎麦自体は値段の割にはしっかりした歯ごたえがあってまずまずでした。大もり、800円也。

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 屋号の「三分一」は近くにある「三分一湧水」から来ています。「三分一」とは水争いが激しい頃、農業用水を3つの村に均等に分配させるため、湧出口の分水枡に三角石柱を築き、三方向に流水を分岐させたという伝説から来たもの。涼しげな湧水付近の木陰でアウトドアランチを楽しむグループもちらほら。

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 この辺りは海抜1000mくらいに達しているので、木陰に入ってしまえば涼しいのなんの。ペンションや別荘が点在する八ヶ岳山麓を徐々に下りながら日帰り温泉施設「スパティオ小淵沢」まで歩いてみました。

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 たまたまこの日はスパティオ小淵沢に隣接する馬術練習場でイベントがあった模様。でも高原の町に揺れる提灯というのはかなり違和感があります。

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 「スパティオ小淵沢」は黄褐色の湯が特徴的ながら、加水&循環&消毒と3拍子揃っていて、事実上スーパー銭湯のようなもの。でも露天風呂を吹き渡る風が心地良く、それなりにくつろげます。無料休憩室はやや手狭ですが、音量を絞ったテレビがあるだけで静粛を保っているのはありがたい限り。小淵沢ICに近いのと、「道の駅」を併設しているためか、温泉には絶えず人の出入りがありました。

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 甲府まで戻って市内で開催されている「風林火山博」を見学。ずいぶん広いスペースを使ってど派手に展示されていますが、それもそのはず、元々は西武百貨店。西武が撤退した後のテナントが決まらず、やむなく公的施設が穴埋めしていたところを「風林火山博」に活用した様子。

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 内容はパネル展示が半分、大河ドラマのPRが半分。これで600円はボッタクリです。でも馬の撮影に関するこぼれ話(弓矢等で撃たれて倒れる演技ができる馬は極めて少ない云々)は勉強になりました。

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 正直風林火山館、風林火山博ともハズレでしたが、クソ暑い中「ほうとう」を食ってそれなりに満足。甲府といえばクソ暑くても「ほうとう」しか思いつかないワシも何ですが、「小作」の店内はそこそこ繁盛。やはり大半の人はほうとうを注文していましたw

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2007.08.04

風林火山館

 お子様たちのドタバタ劇にすぎなかった「新撰組」、哀れにも主人公の台詞がどんどんカットされていった「義経」、噴飯戦国ホームドラマ「巧妙が辻」と劣悪・粗悪な大河ドラマが続き、NHKももはやこれまでと思いましたが、「風林火山」は久しぶりに見応えのある漢くさい本格的大河ドラマで毎週かかさず見ております。

 市川亀治郎の台詞や表情にメリハリがありすぎるのが気になりますし、これから本格的に登場するGacktの出来もいささか心配ですが、今回は主役(内野聖陽)がいたってマトモなので、周囲がちょっとコケたところで全体をぶちこわすことはないでしょう。

 で、風林火山に使用されたロケセットが公開されていると聞き及んで、早速行って来ました。

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 ロケセット「風林火山館」は八ヶ岳の麓。最寄り駅はJR小海線・甲斐小泉駅ですが、駅から3kmほど北に離れているだけでなく八ヶ岳へ向かって一方的な登り坂になるので徒歩での来訪はかなり面倒。そのため今回は小淵沢駅から出ている「八ヶ岳高原リゾートバス」を利用しました。

 同バスの終点が「風林火山館」。しかし、同バスは近隣の観光地を順繰りに回ってゆくだけではなく、風林火山館へはかなり大回りになる道のりを辿ってゆくため、小淵沢駅から50分弱もかかってしまうのが困り者。しかし、駅から歩くよりはマシでしょう。

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 夏休み期間ということもあって朝から風林火山館は団体客で大賑わい。但し風林火山館の周囲には何もありません。土地柄洋風の建物が目立つ中、山麓を切り開いて忽然と純和風のロケセットが建っているのは少々妙な按配ではあります。入場料300円也。

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冠木門。館の外にある門です。

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大手門・二重櫓

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隅櫓

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主殿。

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厩。といっても、馬がいないとなんだかわかりませんね。

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的場。信玄が若い頃はここで弓矢の修練をする場面がしばしば出てきましたが、最近はとんと見かけなくなりました。

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 長屋風の売店群。

 「風林火山館」を訪れて誤算だったのは主殿に上がれなかったこと。主殿に上がって重臣会議の場などを拝見できるものだと思いこんでいたのですが、主殿どころか櫓にも登れないのにはがっかり。ロケセットの外観を眺めるだけなので30分もあれば飽きてしまいます。

 またロケセットの周辺は長屋風の売店が軒を連ねていますが、物販店ばかりで飲み食いできるようなところはありません。またロケ関連の展示物も申し訳程度。従って「風林火山館」はそもそも観光客が長居することを想定しておらず、まさに観光バスに乗った団体客がトイレ休憩を兼ねてどどっとやって来て、ちょろちょろっと見学して去ってゆくのに特化した観光施設といっていいでしょう。

 尾道の「YAMATO」もそうでしたが、勝手に想像を膨らませて出かけると拍子抜けするのがロケセット。この内容ではリピーターを得るのは極めて難しいでしょうから、番組終了後に御取り潰しになると予想します。

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2007.08.03

闘う前から負けている?

柏のテーマ“浦和にビビるなっ!” (スポニチ)

 柏の石崎監督がリーグ再開初戦の浦和戦(11日)のテーマとして「恐れないこと」を掲げた。前回対戦した4月15日の第6節は前半で2点を失い、0―2で敗戦。試合前まで4勝1分けで首位だったが、初黒星で浦和に首位を明け渡した。「ビビって試合に入っていた。今度は恐れないことが大事」。現在9位だが、上位返り咲きの可能性は十分。指揮官は1日の浦和―広島戦も視察して再開に備える。

[ 2007年08月01日付 紙面記事 ]

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 もう一昨日の記事になってしまいましたが、ヒマネタとして。

 いうまでもなく昨年の柏はJ2。

 04、05年は駒場での対戦だったので、埼スタでの対戦は03年以来。ちなみに02年も駒場だったので、埼スタで柏と闘ったのは01年(=浦和のJ1残留が決定した試合です)、03年の2回のみ。

 柏はJ2陥落とともに随分選手が入れ替わってしまい、03年の試合を経験しているのは主力クラスではもはや南と谷澤、近藤くらい。 

 ホーム扱いの国立でさえびびっちゃったんだから、埼スタでびびるなというのは無理な相談なんじゃないかなぁ・・・

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2007年浦和改組

8/1日付けをもって浦和フロントの改組が発表されています。

「グローカル推進室の新設」が今回の目玉。「グローカル」ってなんかオヤジギャグみたいなネーミングにがっかりしますが、それはともかく、

事業本部、強化本部のどちらにも属さないクラブ代表(社長)直結の部門とし、国際・海外活動にかかわる業務と、地域密着にかかわる業務を組織横断的にワンストップで行います。

とのこと。

 なお地域密着については06年7月の改組でも目玉になっていました。当時のオヒサルでは

<2>ホームタウン活動への取組み
従来、総務・ホームタウン部が、クラブのホームタウン関連の窓口として業務を行っていましたが、ホームタウン活動は、Jクラブの活動そのものであり、クラブスタッフ1人1人が自覚を持ってホームタウン活動に取り組んでいくという観点から、専用のセクションは置かず、事業本部全体で取り組んで参ります。

と謳っていましたが、1年間やってみて「事業本部全体で」という責任の所在がはっきりしないやり方では何かと支障が生じたのか、あるいはACLに付随して国際・海外での業務量が増えるにつれ、それを所管する部署をおかないと円滑に回らなくなったのでしょうか。

 また「グローカル推進室」が新設されたとはいえ、専任のスタッフがいるわけではなく、新田・白戸の両氏が兼任。なんかどこかの会社でもよく見かける光景ですがw、両氏、誠に乙であります。

ちなみにここ1年のフロントの人事異動をまとめると

・落合征三AD、総務部付から事業本部付へ

・営業部長:平田憲一 → 藪 智之(=07/4就任の新任取締役)

・購買部長:前田 勝之 → 由井昌秋(事業本部長兼務)

・レッズランド担当として村松次長(アカデミーセンター兼務)を明記

と強化本部が不動の反面、事業本部に異動が目立っています。06/7組織図で総務部長になっている林宏行氏は07/3/31に退任し、新田事業本部副本部長が兼務になったようですが、2部で部長がいなくなって役員が兼務しているのはスリム化の趣旨なんでしょうか?

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2007.08.02

続・浦和ホームスタジアム運営指針

 「浦和レッズ・ホームスタジアム運営指針」については広島戦のMDPでも大きく採り上げられ、かつその趣旨について運営部・須藤課長からインタビュー形式で説明がありました。

 ただその説明を読んでも、新しい施策らしいものは「ビジターに休んでもらう場として南広場を開放」「北広場にミスト装置を設置、及びグッズやケータリングの店を入れる」「バスで来るビジターの方たちが北から南に移動するルート」くらい。

 今回の「方針」は「レッズが93年からやり続けてきたことを、あらためて文章化して、よりわかりやすくした」という位置づけというのが運営部の公式見解のようで、「ビジター完全分離」とか「チケット販売状況」の把握は、既に実施済みの施策の延長線上に留まる模様。

 広島戦はビジターが少なすぎた(ビジターエリア最小区画の、そのまた半分くらいしかいない)せいか、見た限りでは南門は普段通り。本方針を受けて何がどう変わったのかさっぱりわかりませんでした。

P.S.

 浦和がリユースカップをやらない理由について「洗浄などにかなりの経費がかかり、スポンサーがつかないとやってゆけない」との説明がありました。浦和は他クラブの2~3倍もの観客がやってくるので、他クラブで出来ても浦和ではコストがかかりすぎて出来ないということもあるでしょう。

 なお「実際、始めたもののスポンサーが下りてやめてしまったクラブもあります」のとのことですが、どこのクラブのことでしょうね?

→調べたところ、リユースカップを中止したのは大分でした。

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【観戦記】浦和 4-1 広島

 内容はともかく、ホームで大勝するというのは嬉しいものですね。

 しかも、不覚にも相手に先制を許し、

「おぬし、なかなかやるのぅ・・・」

と一旦相手を持ち上げておいて、その後完膚なきまでに叩き潰す、興業的には最も望ましい展開。

しかも、一部の熊サポには評判よろしからぬ闘莉王が反撃の狼煙を上げるという、熊サポ的には屈辱的な展開。

そして盛田の恩返し付き。

相手はもう半死半生。頭から血が噴き出しているのに、さらにこれでもかこれでもかと止めを突き刺しまくる情け容赦ない攻撃で、達也&シトンの看板役者が揃い踏み。

最後は岡野まで投入して赤サポの興奮&笑いを誘いまくる、オジェックらしからぬ粋な演出。

 いやぁ実に愉快、愉快。内容はともかくwww

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<スタメン>

---ワシ--達也---
-----ポンテ-----
相馬--------暢久
--長谷部---啓太--
-阿部ー-闘莉王-坪井-
-----都築-----

 やはりというべきか、何というべきか、オジェックは代表帰りの啓太・阿部・坪井を全員スタメンで起用してきました。アジアカップで出場機会のなかった坪井はともかく、阿部や啓太、特に韓国戦で疲労の色が濃かった啓太は休ませるのではないかと思ったのですが、次節柏戦まで日があるのでオジェックは無理を承知で啓太を出場させたのでしょう。

 広島は出場停止でDF主力の戸田・森崎幸を欠いて代表帰りの駒野をCBに下げる苦心の布陣。こちらは駒が足りないので啓太と共にアジアカップでフル稼働した駒野を休ませようがありません。

 前半の浦和の出来は酷いの一言に尽きました。なんか「全員代表帰りじゃね?」と見紛うばかりに動きが鈍いのなんの。中盤の動きが鈍いのでボールの出しようがなく、DFラインでちんたらボール回し。シトンが最前線でボールをキープしてくれればまだ楽なのですが、今日はそれもうまく行かず。ブラジルへ帰国して体を絞ってきたのは確かなのですが、今度はゲーム感覚を失ってしまったか。

 結局前半の浦和の攻撃はカウンターか、あるいはDFラインや両サイドからのタテポンで達也を走らせるくらいしか手立てがありません。

 広島は浦和DFラインの裏へ寿人を走らせるのが基本。OMFとWBのパス交換でサイドを崩したり、あるいは中盤に下がってきたウェズレイがタメを作って、浦和CBが出来てきたその裏にOMFを走らせたり、あるいは単純にサイドにパスを出したりと組み立てのパターンは幾つかあるのですが、結局のところ最後は寿人へのクロス/パス。浦和は中盤での寄せが甘くて(やはり啓太のお疲れが響いたか?)ミドルシュートを撃たれる場面が2、3回あって都築激怒。

 ウェズレイが中盤に下がった時の浦和守備陣の対応に問題があるように思いましたが、さはさりながら広島も決定機をつかめず。

 広島は達也に裏を取られるのを嫌ってか、前半の30分過ぎくらいから2トップを残してかなり引き気味となり、浦和がボールを支配する時間が長くはなりましたが、漫然とボールを回すだけで決定機は僅少(前半、どフリーのポンテが宇宙開発という失態もありましたが)。達也→シトンのゴールが決まったかと思いましたが、なぜかファウルの判定。双方見所の少ないまま前半終了。

 嫌な予感のまま後半に突入して均衡を破ったのは広島。右サイド深いところで坪井・啓太とミスが続いてしまい、森崎浩への闘莉王の対応もなんとも甘く、スルーパス一発で寿人にDFラインの裏を取られてしまいました。坪井・啓太と代表組が失点に関与。この失点を食らった時はやはり啓太の起用には無理があったと思いましたが・・・

 しかし、この失点でピリっとしなかった浦和攻撃陣がやにわに活性化。っちゅーか、点を取られてからやっと動き出すってなんとかならんのでしょうか???(特に暢久)

 前半からサイド攻撃の意図は見てとれましたが、サイド攻撃を受けて広島のDFラインが下がったところで中へ折り返してミドルシュートを狙う形が3度、4度。いずれも枠を捉えるには至りませんでしたが、ベタ引きになった守備陣をこじ開けるには良い狙い。

 前半から達也はもちろん、ワシントンも懸命にフォアチェック。これも広島守備陣の動揺を誘うには十分な働き。

 流れるようなパス交換で浦和攻撃陣が広島守備陣をこじ開けられれば格好いいのですが、そうは問屋は卸してくれず、結局のところ広島守備陣を崩したのは業を煮やした闘莉王の攻撃参加。広島は高さがあるのが盛田しかいないので闘莉王の高さが活きる時があるだろうと思いましたが、ポンテのクロスを闘莉王がどフリーで合わせて同点。

 なんか浦和得意の力攻めではなはだ格好悪いんですが、1点は1点。青山のマークを受けて随分苦しんだポンテ(ポンテがくだらないファウルでイエローをもらいましたが、あれは青山のしつこいマークにいらだったのでしょう)ですが、この時のマークは森崎浩。マークはゆるゆるでポンテは楽々クロス。中央に飛びこんだ闘莉王はなぜかどフリー。最も気をつけないといけない人間がどフリーという辺りは広島の急造DFラインの悲しさか。

 その後は押せ押せの浦和。広島は早々と疲れて中盤がスカスカになり、全く攻撃の形がつくれなくなって防戦一方。中盤の守備がこれでは、そりゃ広島死にまっせ。

 盛田がワシントンを引き倒したと判断されたのか、現場ではよく判らないPKの判定。これをポンテがきっちり決めて逆転(もはやワシントンはボールに近寄りもしませんでしたが、PKは阿部が蹴るという決まりじゃないのか?)。

 PKで逆転されるまではベタ引き状態で広島もよく耐えていたのですが、その後は集中が切れてしまったのか、浦和がやりたい放題の展開に。達也が、そしてワシントンが立て続けにゴールを決めて4-1。ワシントンのゴールは腰のキレが戻っていることを実感させる素晴らしいゴールでしたが、それ以前に今日は下田がしょっちゅうポロポロやっているのも良くないような・・・ っちゅーか、盛田が高々と上がったボールをクリアもせずにしゃがんでしまったのは何なんだ?

 若手が多いチームの脆さなんでしょうなぁ・・・ 上手い選手は多いし、攻撃面ではストロングポイントを持っているから決して弱いチームではない。でも下位チームがチャンピオンチームと当たる際に往々にして見せる「勝ち点への執念」というものが広島にはない。上手いんだけど勝負に淡白。それゆえ、内容はともかく勝負にはやたら拘る浦和にはとことん弱い。そんな印象が残った一戦でした。

P.S.

 広島のセカンドユニ。縦じまが背番号に被って、背番号が非常に見難い。何人11番や17番がおんねん?と思いました。

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2007.08.01

(メモ)浦和4 ‐1広島

(スタメン)代表組は共に全員スタメン。ネネ・平川・内舘がベンチ入りし、細貝はベンチにも入れず。

主審松村

(前半)前線でボール納まらず、中盤は作れず、攻撃はカウンター頼みというイマイチな出来ながら、尻上がりに調子あがる。

中盤に下がってゲームを作るピチブーへの対応に苦慮。決定機は与えていないが、サイドから寿人へ流しこまれるボールはやはり怖い。

(後半)啓太のパスミスから寿人にDFラインの裏に走りこまれるという最悪の展開で失点。

しかしポゼッションにまさる浦和はフォアチェックから広島守備陣に圧力をかけ、サイド攻撃&ミドルシュートの雨あられ。

ポンテ→闘莉王で同点に追い付き、ワシントンの得たPKで逆転すると広島守備陣は大決壊。

下田も安定を欠いて、達也&ワシントンのゴールのおまけもついて、終わってみれば久々の大勝。

最後は岡野投入のファンサービス付き。

若い広島はいったん崩れると建て直しが効かなかった。

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播州を後に

「姫路城を巡る」よりつづく

姫路 17:38 (のぞみ72号 726-29) 20:46 東京

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 姫路にはこれといった名物料理がないので、例によって駅弁が頼り。新幹線乗換え口付近はいち早くリニューアルされていて、駅弁売り場も随分と小奇麗に。駅弁売り場の横は軽食屋になっていますが、売られている蕎麦はホームの立ち食い蕎麦と同じ。

姫路の定番「あなごめし」を購入。950円也。

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 パッケージに添えてある「日本初の『幕の内駅弁』発売」の添え書きが奮っています。先日「NHKスペシャル」で日本は100年を越える長寿企業が世界でも類を見ないほど多いとの放映がありましたが、まねき食品も明治21年創業で立派な長寿企業。

 「まねき食品・駅弁」のサイトには幕の内駅弁販売のいきさつについて十分には紹介されていないので、パッケージに書いてあった能書きを全文引用しておきます。

日本で初めて「幕の内駅弁」を考案し販売した竹田木八。

竹田木八は現在の「まねき食品」の初代・基礎を築いたアイデアマンです。

駅弁の誕生には諸説ありますが、おむすびとタクアンを竹の皮に包んだと云う駅弁が、駅弁誕生の定説になっています。しかし当時、これからは折詰に詰めた幕の内駅弁の時代になると逸早く気づいた人物、それが竹田木八でした。

料亭を営んでいた木八は、明治初年、茶店「ひさご」を開業。山陽鉄道(現JR山陽線)が姫路まで開通した明治21年・37才の時、「ひさご」を仕出し店「まねき」に再編、翌年に姫路駅で「幕の内駅弁」の発売を始めました。それは、それまでの竹皮で包んだ駅弁と違い、経木の折り箱に入れた幕の内弁当・全国初の「幕の内駅弁」だったのです。その元祖「幕の内駅弁」は鯛の塩焼き・伊達巻き等13種類のおかずを上折に、白飯を下折という二重の折詰、当時米一升が6銭の時代に12銭という贅沢なものでした。

殺菌効果があるという松材の折箱に詰めた木八の駅弁は、全国津々浦々に幕の内駅弁が広がってゆく元祖となりました。

お客様をお招きするようにと名付けた「まねき」の名、様々な人に喜ばれる物をと、アイデアを時流に乗せた竹田木八。時代のニーズを読む木八の先見性のDNAは4代目考案の和風ダシに中華麺と云う大ヒット商品「駅そば」を生み、今も脈々と受け継がれています。

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 つい最近広島で「夫婦あなごめし」を食べたばかりですが、こちらは濃厚なタレをかけていないので随分あっさりとした味わい。パッケージには「自慢のだしで炊いたご飯の上に」とありますが、ちょっとご飯が固くなったためか、あんまりだしの味はしません。また値段を抑えるためだと思いますが、あなごの他に鶏そぼろや錦糸卵をふんだんに添えてあるので、いわゆる三色どんぶり風。

 値段の差はしっかりあって、質的には広島に軍配が上がりますが、ふっくら柔らかであっさり風味のあなごの素材の味を廉価に楽しむなら、これでもいいかなと思います。

(このシリーズ終了)

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