青函往来(1)
梅雨時には梅雨のないところへ行くのが得策と、「青森・函館フリーきっぷ」で出かけてきました。
大宮 7:22 (はやて1号 E226-316) 10:03 八戸
八戸 10:15 (スーパー白鳥1号 モハ789-203) 11:13 青森
八戸まで新幹線に乗るのは開業記念で乗って以来。JR北海道の「スーパー白鳥」に乗るのはこれが初めて。
県庁所在地レベルの都市であっても駅前商店街の衰退が目立つ中、青森は駅前に広がる市街中心部の活性化に成功した街として有名ですが、駅自体は昔のまま。青函連絡船がなくなって連絡船への通路が閉鎖になって以来、基本的にそんなに変わっていません。一本の跨線橋を渡って正面出口へ。新幹線「新青森」ができるのが目前に迫っているため、今更青森駅には手をかけるつもりがないのでしょう。
駅前にはいきなり高層マンション(右の建物)。これが青森中心部活性化の象徴です。
その隣に「アウガ」という官民複合ビル(3Fまでが商業スペース、4F以上が図書館を含む公的施設。これってほとんど同じコンセプトのものが川口駅前に建っていますがw)があります。非常に派手な外観が問題にならなかったものかとは思いますが、このビルの地下はなんと
という海鮮市場。もの凄いミスマッチです。もともと駅前にごちゃごちゃと広がっていた海鮮市場を再開発に伴ってビル地下に入れたもの。
もちろん単に海産物を売っているだけではなく、駅前という立地の良さを利用して大きなレストランも営業しています。まだ昼飯時には少々早いためか店内はガラガラですが、団体の予約が入っているためかテーブル席や座敷には座らせてもらえず、カウンターに通される羽目に。目の前に寿司の職人さんがいるので少々落ち着きません。いくら+ほたての「紅白丼」を注文。1200円也。
都内で食べるのと比べてあーだーこーだ言えるほど、平生食べる機会があるわけではないので、内容については十分満足だったという程度に留めておきましょう。醤油が濃厚なたまり醤油ではなく、うすくち風だったのが良い意味で気になりました。量的にはごく普通で特筆すべきものはありません。お吸い物が付いてきますが、カニ臭いのはちょっと苦手。
地下には何でもありの大型レストランだけではなく、もともと市場内にあったと思われる個人経営の食堂・寿司屋もあります。いかにも市場で働く人向けという店は入りにくいものですが、カウンターに通されるレストランよりそういう店のほうがよかったかも。
あとは周辺を散策。海辺には「アスパム」という三角形の観光物産館が建っていますが、港が見える無料展望ルームは地元民の憩いの場になっていって、弁当を広げるグループもあれば、のんびりと読書に勤しむ者も。
対岸には岸壁に繋がれて久しい青函連絡船「八甲田丸」。
(つづく)
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