木曽路(3)
(前回からの続き)
早朝からバスに乗って馬籠宿へ。
馬籠宿は隣の妻籠と並んで古風な民宿や食事処、土産物屋が立ち並ぶ人気スポットであり、かつ島崎藤村を輩出した島崎家が本陣を勤めた宿場として知られています。しかし、2度に渡る大火で江戸期の建物は失われてしまったせいか、国指定の「伝統的建物」には選定されていません。
まだ満足に店も開店していない時間帯なので、馬籠宿は民宿の宿泊客が散策しているくらい。往時を偲びながら城下町や宿場町を歩くには、こういう人出の少ない時間帯がお勧めです。
「夜明け前」は途中まで読み進んだものの、退屈になって投げ出してしまった悲しい過去があるので、「藤村資料館」等藤村関連の施設は全部パス。こういうものは基本的な教養の一つとしてちゃんと読み進まないといけませんね(^^;
馬籠から妻籠までは7kmほど。途中峠越えになりますが、遊歩道が整備されているので峠だらけの中山道歩きを実体験するには最もお勧めのコース。
途中馬籠宿から馬籠峠までは登る一方。峠の手前に急坂があります。
峠を越えるとほぼ一方的な下り。雨上がりだったので、石畳は滑って却って歩きにくいのが難。
民家が増えてくると、妻籠宿の手前にある大妻籠。振り返ってみれば、大妻籠のほうが観光地化されていない分、見所が多いかもしれません。
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