ワシントン&阿部が本格合流
ホーム広島戦で負傷したワシントンが奇しくもアウェー広島戦で復帰予定。
治療のためブラジルへ帰国した時点で柏戦から大宮戦までの6試合は棒に振ることになるだろうと目されていましたから、アウェー広島戦での復帰は予定通り。
甲府戦の大勝が典型的ですが、達也復帰後カウンター気味に仕掛けることで浦和は勝ちを重ねてきました。しかし大宮戦で明らかなように引き気味に構える相手に対しては達也・永井の2トップでは手詰まりになりがち。こういう相手に対しては敵陣深いところでボールがキープできるワシントンの存在が不可欠です。ただ如何せん合流後幾日も立っていませんから試合感が戻らずにシュート精度を欠くとか、DFを振り切れないとか、イージーなトラップミスを犯してしまうとか、今年の前半によく見られたプレーぶりに留まってしまうかもしれませんが。
阿部の腰痛による代表合宿離脱は本人は忸怩たるものがあるでしょうが、浦和にとってはまさに幸運としかいいようがありません。連戦に次ぐ連戦を重ねてきた阿部をクラブにほとんど影響がない形で休ませることができました。
阿部は次節広島戦はもともと出場停止なので、ACL全北現代戦までじっくり休養しながら治療・調整に専念できます。
欧州遠征でも全く休みをもらえなかった啓太をオジェックはどこで休ませるか、たぶんそんな考えは毛頭持っていないでしょうが、それがリーグ連覇&ACL制覇の鍵を握っていると思います。
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故障のため戦列離脱していた浦和のFWワシントン(32)と日本代表MF阿部勇樹(26)が11日、さいたま市内で行われた全体練習に本格合流した。両選手はミニゲーム形式の練習も含め約1時間半のフルメニューを消化。左足内転筋を負傷後、15日の広島戦(広島ビ)での復帰が濃厚なワシントンは「ベストな状態に近づけるように頑張りたい」。ブラジルへの一時帰国中にアンドレア夫人が二女・カタリーナちゃんを出産したため「ゆりかごダンス? チームの勝利に貢献した上で、点を取れたらやろうかな」と意欲を燃やした。
腰痛で代表の欧州遠征を離脱した阿部は、広島戦は累積警告で出場停止。ミニゲームでは強烈なシュートも披露したが、違和感は依然ある様子で「あわててやって、痛みがぶり返してもしようがない」と慎重に調整をしていく構えを見せた。
(2007年9月12日06時02分 スポーツ報知)
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