長谷部シエナ移籍問題燻る
東京中日は浦和関連ニュースについてこれといった実績がありませんから記事の信憑性に疑問符が付きますが、シエナが依然長谷部獲得を諦めていないことだけは確かな模様(オフ毎に話題になる今野海外移籍の絡みで、東京中日はセリエの情報筋にはそれなりにパイプを持っているのかも)。現時点での浦和フロントの方針云々はこれまでのいきさつを踏まえての憶測に過ぎないでしょうが。
現在の長谷部は(戦術的な制約を受けているためか?)可もなく不可もなくといったところで、海外でやってゆけるようなパフォーマンスを見せるには至っていないと思いますが・・・代表に復帰して中村憲を蹴落とすくらいじゃないとしんどいんじゃ・・・
ボランチができる人材は啓太・阿部・内舘・萌・堀之内・暢久と頭数はいますが、いずれも長谷部のように中盤の底から長短のパスやドリブルで攻撃に絡むタイプではありません。
また浦和のトップには20代前半の選手が少ないので、年齢構成的にも長谷部が抜けるとちょっとやっかいです。
一方、伸二の怪我は予想以上に重傷で今リーグ戦は絶望との報も。ポンテがリーグ戦でもう一枚イエローをもらうと2試合出場停止になってしまうので、伸二の出場目処が立たない痛恨の極み。
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浦和の元日本代表MF長谷部誠(23)が、イタリア・セリエAのシエナに来年1月に移籍することが確実な状況となった。6月にも獲得を目指して、交渉を進めていたシエナ関係者は17日までに、あらためて今冬での長谷部獲りを明言。前回は強く慰留した浦和側も「彼の気持ちをよく考えないといけない」と容認する方針で、移籍に障害はなく「シエナの長谷部」誕生は確実だ。
紆余(うよ)曲折を経て、長谷部のイタリア移籍が確実になった。かねて欧州でのプレーに強い希望を持っていた長谷部の元には今年6月にもシエナから代理人を通したオファーが届いていた。しかし、今季リーグとACLの2冠を目指す浦和側は、長谷部がチームで定位置を獲得できていないこと、2冠を狙う上では欠かせない戦力であることなどから強く慰留。ホルガー・オジェック監督(59)との直接会談もあり、長谷部側が折れる形で残留となった経緯があった。
しかし長谷部は夏以降、「(今冬の欧州移籍のために)自分も周りも納得できるようなプレーをしたい」と話していた通りに定位置を奪い返し、首位を走るチームの中盤に欠かせない存在となった。それだけに浦和も今回は放出を認める方向だ。クラブ幹部は「今までの経緯は重く感じているし、彼の気持ちをよく考えてあげないといけない。門戸を開いて話し合いをしたい」と容認の姿勢を示した。
ただ、契約満了に伴う移籍金なしの完全移籍ではなく、契約延長をしたうえでの期限付き移籍になる可能性が高い。これは今年1月にザルツブルクに期限付き移籍したMF三都主と同じ形。「伸二(小野)のように、日本に戻るときは浦和でプレーしてほしい選手。何が最良なのかを考えなければいけない」と、生え抜きのスター選手をつなぎとめておく考えだ。
◆GMが獲得明言
【ジェノバ(イタリア)ダミアーノ・バッソ】シエナのザンジGMが17日「(長谷部を)1月に獲得できるように動いている」と、今冬での長谷部獲りを明言した。シエナはリーグ7試合を消化して、勝ち点6の16位と下位に低迷。中盤が課題で、特にボランチの補強が急務となっており、長谷部に白羽の矢が立った。今後はセリエA残留争いに巻き込まれる可能性もあり、チーム内部には貴重な外国人枠で、日本人を獲得することに否定的な声も上がったという。しかし、ストロナーティ会長らチーム首脳が長谷部のプレーを気に入っており、獲得に向けた動きを進めることは間違いない状況だ。
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