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2007.11.30

横浜C戦プレビュー

<前節:名古屋 0-0 横浜C>

-----三浦知----
三浦淳-滝澤-根占-カタタウ
-----吉野-----
中島-岩倉-小村-山田卓
-----菅野-----

68分:カタタウ→チョ
81分:三浦知→難波

・リーグ第1戦にもスタメンで出場していたメンバーは菅野、小村、滝澤のみ。三浦知、難波はサブで全く別のチーム。

・この日の出場メンバー中、小村、吉野、岩倉とは来季契約を結ばないことを発表済

・浦和戦、出場停止者なし

・久保が復帰するとの話も。また名古屋戦では山口素が出場停止だったので、浦和戦で復帰の可能性も。

<浦和>

・出場停止:闘莉王

・主な怪我人:暢久、堀之内、達也。鹿島戦で負傷した平川は出場見込み。

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 浦和の得点力不足も深刻だが、相手はリーグ戦直近9試合でわずか1得点ともっと深刻だ。堅守のように見えるが完封試合はほとんどない(それゆえ史上最速で降格の憂き目に・・・)。浦和のチーム状態は良いとは言いがたいどころかドン底といってもいいくらいだが、いたずらに恐れることなく、気負うことなく、焦ることなく、自分の力を信じて闘って欲しいもの。

 愛媛にまさかの惨敗を喫して凹みがちになるのはやむを得ません。しかし、これでお祭り気分は一掃。ACミランがどうたらこうたらと先走る輩もいなくなるでしょうから、愛媛戦惨敗は却って良かったかもと努めて前向きに考えるようにしています。

 一戦必勝。悔いのない闘いを。選手も、サポも。

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岡田氏、代表監督へ

天皇杯を挟んでいたので亀な話題になってしまいましたが、

・JFAは金だけはやたら持っているけれども監督人脈は狭い。

・日本サッカー界のパワーバランスに対する配慮・理解がない人物を採用するのはトルシエでこりごりだ!

・3次予選まで時間がないのでJリーグに通じている人物が望ましい。

・Jリーグで実績を上げている西野やオジェックはクラブが離しそうにない。千葉のようにうまく丸め込める相手ではなさそうだ。

・そこで「岡ちゃん、頼むよぅ・・・・」。ここは一つ先輩の顔を立ててやってくれ。

と浪花節で迫ったのが目に見えるようです。

当然ながら選考過程にオシムサッカーの継承もへったくれもありません。

オシムとは対照的に結果重視的なサッカーを志向する岡田ですから代表選手も大幅に入れ替わることでしょう。

もともと現実志向型の浦和勢は引き続き重用されるでしょうが、オシム政権下では冷や飯を食った鹿島勢が入ってくると予想します。当たり前ですが千葉勢は残らないでしょうなぁ・・・

ちなみに「日刊氏ね」の報道はこちら。

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オシム監督の後任、岡田武史氏に要請

日本サッカー界の救世主「岡ちゃん」が、日本代表監督に再登板する。日本サッカー協会は27日、急性脳梗塞(こうそく)で入院中の日本代表イビチャ・オシム監督(66)の後任として、98年W杯フランス大会で指揮を執った岡田武史氏(51)と正式交渉に入ることを発表した。既に水面下で打診済み。岡田氏本人も前向きな姿勢を見せており、来月にも「新・岡田ジャパン」が始動する。フランス大会の予選で加茂監督(当時)からバトンを引き継いで、W杯初出場へ導いた知将に、来年2月からのW杯予選が託される。

(中略)

 当初、後任の候補には浦和オジェック監督らも挙げられていたが、最終的に岡田氏に絞り込まれた。小野委員長は、その理由について(1)オシム監督が築いてきた土台の上に新しい色、個性を積み上げられる(2)強烈なリーダーシップ、求心力を持っている(3)(来年)2月6日(の予選まで)与えられた時間が少ない中でコミュニケーション能力がある、の3点を挙げた。

(後略)

[2007年11月28日9時35分 紙面から]

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あらら、「オジェック内定」「オジェック一本化」から岡田に変わった経緯はあっさりスルーですか・・・。こんなところもまるで朝○ですなぁ・・・

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2007.11.29

【観戦記】浦和 0-2 愛媛

人間歳を取ると誰でも過ぎ去った日々の事(たとえそれが少々辛い出来事であったとしても)が妙に懐かしくなって、懐メロ番組を見て涙ぐんだり、思い出したかのように母校の同窓会にいそいそと出かけたりするものです。

浦和もオールドファンの心理を汲み取ったのでしょうか。リーグ最終戦を前に、鹿島に負けてただでさえ傷ついている心にさらに塩を塗るような「浦和暗黒時代」をそのまんま再現してみせる粋な計らい。

昨夜は強い浦和しか知らない半人前どもに「昔の浦和はこうだった」と説教をかましまくって、惨敗したのをすっかり忘れて悦にいるオヤジ、オバハンがいたるところで続出したことでしょう。

20071128no2

しかし昨夜の試合は酷かった。

個人能力で優っているはずの相手に組織力で遠く及ばず完敗。もっとも昨日の浦和に組織なんてものはありませんでしたが、図式としては2000年浦和と全く同じ。ただ酷かった2000年浦和でもこれほどの完敗はそうそうありません(そうじゃなかったら1年でJ1に戻れねーよ)。00年にあって昨夜の試合になかったのは勝ちたい気持ち。それに尽きます。

オジェックは事前のマスコミ向けトークを翻して(というかオジェックの言葉を額面通り受取るほうが間違い)主力の半数を温存。それは一向に差支えないのですが、出場した選手はスタメン、ベンチ入りメンバーを見て「捨てゲーム」と解釈してしまったのでしょうか?

今年の天皇杯はACL出場権と無関係。来年はW杯予選の絡みもあって始動が早い。既にビッグタイトルを一つ取ってそれなりに達成感もあることだし、今年は早めに店仕舞いしたいと考える首脳陣や選手がいてもなんら不思議はありません。

しかしだからといって、こんな無様な負けはないわなぁ・・・

20071128no3

久しぶりに出場した控え選手にさしたる見せ場はなく、選手によっては残念ながら戦力として見切りをつけられる結果となったかもしれません。

この惨敗の7割くらいは覇気がない、やる気がないといった精神論に帰せられると思いますが、残りの3割は構造的な問題でしょう。

昨日の愛媛、そして大宮が典型ですが、DFと中盤の8人できっちりスペースを潰してくるチームが浦和は苦手。前線で動いて相手の陣形をかき乱し、スペースを作ろうとする選手が少ないから。前線にボールが入ってもそのフォローが遅くて終始孤立気味。仕方なく独力でなんとかしようとしては潰されるの繰り返し。

昨日に関して言えば立ち上がり大山の位置が低くて5バック気味になっていた時に相馬が大山と1対1になっていた時にチャンスがありました。しかし大山の位置が修正されて相馬を大山とSBで挟むようになってからは手も足も出ず。

右サイドは90分間全く機能しませんでしたし(3バックが各々思い思いに上がってゆくので細貝はポジション取りに困ったという言い訳はあるでしょうが・・・)、トップ下に入った長谷部にいたっては「これでセリエA行きとは笑わせてくれるわ(´∀`)アハハハハハハ」という、どう贔屓目に見ても力を出し惜しみしているとしか思えない出来。主力組は概してこんなところで怪我したくないわなぁという感じでした。後から出てきた阿部も含めて。

また浦和の構造的な問題の二つ目としては、前々から言われていることですが、組織性、平たく言えば得意パターンというものがない。終始個人技頼み。人が代わると全然違うサッカーをやりはじめる。昨日はポンテ不在がモロに響きました。おまけに闘莉王が見境なく攻撃参加するもんですから攻守のバランスが崩れまくってカウンターを浴び放題。両サイドを崩されて2点取られるのは当然でした。

20071128no4

セットプレーを蹴れる人材がいなくてFK、CKはほとんど永井が担当。案の定セットプレーから得点の臭いはせず、相手のカウンターのチャンスになるばかり。大将がCKを蹴っていたあの頃を思い出させる浦和の小技に感心しきり。

愛媛を血祭りに上げてリーグ最終戦に向けて気勢を上げるどころか、1点も取れずに惨敗。主力を温存したプラス面もあるでしょうが、選手やサポに与えた精神的ダメージはいかばかりか。この1週間で「勝者のメンタリティー」が「悪魔のスパイラル」に一変。「負けないよ」以降全く勝てなかった02年の暮れにそっくりな急激な失速感。

このどよーんとした、何ともいえない切羽詰った雰囲気。選手を信じたい、いや信じなくちゃいけないんだけれども、ともすればダークサイドに転げ落ちそうな微妙な心理状況。

いやぁ、懐かしいですなぁ(怒)

20071128no1

どうすんだよ、これ(´・ω・`)ショボーン

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<浦和>

---永井---岡野--
-----長谷部----
相馬--------細貝
---内舘--啓太---
-ネネ--闘莉王-坪井-
-----山岸-----

66分;長谷部→小池
72分:啓太→阿部

<愛媛>

---ジョジマール-田中--
------------
江後-宮原--青野-大山
------------
星野-近藤--金守-森脇
-----川北-----

75分:ジョジマール→笹垣
86分:大山→赤井
87分:江後→神丸

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2007.11.28

(メモ)浦和0 ‐2愛媛

(スタメン)事前のトークに反して主力の半数は温存。まあワシの予想どおりだが。

(前半)引いて守る愛媛を攻めあぐねる。サイドを縦パスで崩す狙いはわかるが、前線にボールが入ってからのフォローが遅く、結局数的不利を個人技で打開するだけ。

チャンスは相馬→岡野と永井の中央突破の二回のみ。
カウンターを食らう臭いプンプン。

FK,CKとも永井かよw

(後半)前に出てきた愛媛に攻守ともいいところなし。まさに完敗。

怪我したくないのか、やる気なく集中なく連携なし。
最終戦へ最悪のムードで突入

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天皇杯・愛媛戦プレビュー

<前節:東京V 2-1 愛媛>

---ジョジマール-内村--
-江後------大山-
------------
---宮原--青野---
星野-近藤--金守-森脇
-----川北-----

28分:江後→赤井
59分:ジョジマール→田中
82分:内村→笹垣

*江後は負傷交代

・浦和からレンタル中の大山、近藤は今や不動のレギュラー。

・完全移籍の南はシーズン序盤でポジションを失った模様。新井もがんがれ!

・千島は5月に大怪我・゚・(つД`)・゚・

・試合には無関係だが、ツアーバスは途中で立ち往生・・・

<浦和情報>

・オジェックは若手を起用せず、主力で臨む旨を宣言。ただ唐突に阿部を練習でもやったことがない右WBで起用する老獪なオジェックのことですから、その言葉をあまり額面どおり受取るのもどうかと・・・

・言葉どおりというか、「オジェック理論」を信奉してこの試合を主力で臨んだことの是非は週末に明らかになります(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。

・主な怪我人:暢久、堀之内、平川、達也

・前試合(鹿島戦)で復帰した伸二は大事をとって温存との報道も。

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2007.11.27

今野獲得へ!

鹿島戦のMDPで藤口社長が来季の課題としてアジア連覇を見据えたパワーアップ(外部補強含む)と、若返り(内部育成or若手選手の移籍獲得)を明言していましたが、大物補強のほうは今野でしたか・・・・

 U22を見る限り水野は浦和でスタメンを取れるレベルにはなさそうなのでどうしたものかと思いましたが、フロントは意外な手を打ってきました。今野はオフの度に海外移籍が話題になるくらいですから出る気マンマンでしょう。

 でも長谷部と今野じゃ同ポジションであっても全然タイプが違って、今野は啓太とモロ被りなんじゃ・・・ 中村憲が取れれば最適なんですが、こちらのほうは本人が移籍の意向を示したという話はトンと聞きませんし・・・ どこをどう見ても守備重視の補強。来年も娯楽性には乏しいながらしっかりと結果だけは残す試合を堪能できそうですなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

 今野の補強が成功すれば水野獲得の目は薄くなり、来年も右WBはタリーさん。次が平川。その次が細貝ないし大山(愛媛へレンタル中)かな?  以前名前が挙がっていたところでは中村北斗という線は残りますが。

<「ら」的08年浦和(07.11.27)>

--エジミウソン--達也--
-----ポンテ----
三都主-------暢久
---今野--啓太---
-阿部--闘莉王-坪井-
-----都築-----

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浦和、今野獲得へ!長谷部シエナ決定的でビッグ補強(報知)

 今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇し、Jリーグとの2冠達成を目前にした浦和が、来季補強の最大の目玉として、F東京の日本代表MF今野泰幸(24)獲得に乗り出すことが26日、明らかになった。MF長谷部誠(23)のセリエAシエナ移籍が決定的で、その穴を埋めるべく、浦和側は獲得資金3億円を準備。12月にも正式オファーを出す予定だ。

(中略)

関係者によると、浦和はセリエAシエナ移籍が決定的なMF長谷部に代わる実力者として、今季限りでF東京と契約満了となる今野を、最重要補強選手としてリストアップした。

浦和幹部は26日、「今野? まだ動いてはいない。だが、もしハセが本当に移籍するのなら、ボランチに日本人トップクラスの選手を補強しなければいけない」と状況を説明したが、すでに準備は万端だ。今野の今季年俸は3500万円。24歳で移籍金を定めるJリーグの移籍係数8倍となり、約3億円の移籍金を準備している。長谷部の海外飛翔(ひしょう)が確定する来月にも、正式オファーに踏み切る予定だ。

関係者によると、海外移籍を希望する今野も代理人を通じ、浦和からの“打診”を聞き、「揺れている」という。来季の巻き返しを狙うF東京も引き留めに必死だが、移籍決断時には浦和が新天地の本命となる。 同じく獲得に乗り出しているG大阪は、今野を本職のボランチではなく、弱点の最終ラインとして狙っているため、後退気味。鹿島は資金力で浦和と対抗することをあきらめ、争奪戦からの完全撤退の方針を固めた。24日のホーム決戦では0―1負けを喫した浦和だが、移籍市場では鹿島に完勝したことになる。

(後略)

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【閉店】ラーメン研究所@川口芝中田

 この店も「ぱど」に載っていたもの。なんか川口のラーメン屋開拓は「ぱど」頼みですね(^^?

Raken1

 産業道路沿いに店を構えているので狭い歩道に自転車を置くのがやっと。先客2名。

 店内はL字型カウンターのみ。十数席程度の狭い店でトイレに近い席に座ると芳香剤がほのかに香ってきます。オヤジが一人で切り盛りしていました。食券制で定番らーめん(600円)を注文。他に塩・味噌・つけ麺・油そば等もあります。営業時間が短いわけではないのですが、店内にはなぜか「1日50食限定」との案内が。水はセルフ。換気のためか、寒い日にも関わらずドアを開けっ放しにしているのが少々気になりました。

Raken2

 「定番らーめん」とありますが、要は背脂が大量に浮いた塩とんこつでした。「定番」の中味がわからなかったのでつい頼んでしまいましたが、残念ながら苦手の部類。

 麺はやや太めながらやや柔らかめで心持ちもちもちっとした食感。スープはかなり塩辛くてほとんど飲めず。もやしが多めに入っている他、バラ肉チャーシュー、ゆでたまご半個といったあたりはこの手のラーメンの平均的な姿。変わっているところといえば黒マー油が浮いているくらいでしょうか。値段の割りに量は多目です。

 次回は他のメニューを試して見ます。

 場所・営業時間等は公式サイト参照。

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2007.11.26

田崎戦、録画中継

 昨夜田崎戦がテレ玉で録画中継されましたが、レッズレディースとしては実に画期的なこと。

 昨年はマリーゼ戦が録画中継されましたが、これはまさにマリーゼのスポンサーたる東電様々。

 このような巨大スポンサーが見込めない試合で録画中継が実現したのは驚き以外の何物でもありません。

 CMスポンサーはサイデン化学、大和ハウスの2社がメイン、それに読売新聞、後藤精工、サイボーの3社。サイデン化学様からは日頃レッズレディースに多大なる支援を頂いております。

 人気のないスポーツはとにかく見てもらわないと話になりません。テレビ放映実現に漕ぎつけた関係各位のご尽力に厚く御礼申し上げます。

P.S.

 解説は川上直子。まだまだ関西訛りが抜けないとか、テレ玉ローカル放送に呼ばれたのにそこはかとなく田崎目線だというのはまだしも、「安藤選手は代表ではサイドバックをやらされて」と口走ってしまうあたりに解説歴の浅さを感じさせるものがw

 でも女子サッカーに関する予備知識が全くなく、「この選手は巧いですねぇ・・・」と唸っているかと見ればそれは柳田だったというヒロミの解説よりはまともだったかと。

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【観戦記】浦和 1-0 田崎

 13分に庭田が奪った得点を守りきって田崎戦今季初勝利。最後はボールを蹴り出すだけでアップアップになってしまいましたが、集中力を切らさずに全員が高い守備意識を保って田崎を完封。浦和の決定機は得点場面と最後の松田のシュートくらいしかありませんでしたが、田崎の決定機も山郷が横っ跳びでセーブした一回きりでしたからほぼ完勝といっていいでしょう。

 これで今季田崎とは1勝1敗1分けと五分の戦績。痛恨の一敗は強風の鴻巣でワンチャンスを決められたもので内容はそれほど悪いものではありませんでしたから、上位チームではベレーザよりははるかに合口が良いのでしょう。

20071125tasaki3

 田崎対策を入念に練った結果なのでしょうか、この日の浦和は田崎の高いDFラインの裏に執拗にボールを放り込んで来ました。浦和の2トップは快足とは言いがたいため、単純に放り込んだところでDFラインをFWがぶちぬけるはずもなく、運良く抜け出しても田崎の屈強なDF陣2人に挟まれるばかり。従ってこの放り込みは手数をかけずにゴールを狙うというよりは、田崎のDFラインを下げて中盤のプレスを弱めようとしたものだと思います。

 田崎の中盤のプレスが弱くなったところで、浦和は得意のサイド攻撃。得点場面はそれがものの見事に決まったもので、左SB岩倉から柳田へ縦パス→柳田のクロスを庭田ヘッド!!! 田崎は浦和の2トップへのマークはタイトなのですが、後方から飛び込んでくる庭田までは掴みきれなかったようで庭田はどフリーでした。

 浦和の放り込みは田崎の良さを消すという意味でもそこそこ有効。中盤で田崎のプレス網に引っかかってハーフカウンターを食らい、俊足FW大谷にDFラインをぶち破られるという最悪のシナリオを回避しようとしたものかもしれません。

 しかし浦和の良い時間帯はさほど長くはなく、中盤でボールが拾えなくなるに従って前半40分辺りから押し込まれ気味に。

20071125tasaki1

 後半になると浦和の劣勢はより顕著になり、時折右サイドで形を作るのが精一杯で、それもシュートまで持ってゆけないまま逆襲を食らう場面が多々。木原→窪田のいつもの交代(安藤が右SHへ)で挽回を図るものの、柳田や高橋といった守備のキープレーヤーが相手と接触して痛んでしまったこともあって形勢を押し戻すには至らず。

 ただ劣勢になりながらも浦和は田崎の攻撃を粘り強く凌ぎきりました。一人がコースを消してもう一人がカバーという守備の基本を徹底。「飛び込むな( ゚Д゚)ゴルァ」という山郷のコーチングが響き巻くっていましたがまさにその通り。負傷の田代に代わってCBに入った森本はSB土橋とのコンビで右サイドを死守。代役と呼ぶのが失礼なくらいの奮闘ぶりでした。

 前目の選手も積極的に守備参加。あれだけ守備をやっていれば攻撃に割く力はさほど残っていないでしょう。後半浦和にほとんどシュートがありませんがそれもやむなし。

 終盤に松田、百武を投入。カウンターで松田が一度ビッグチャンスを作ったのは良かったものの、3人目のカードを切った直後に高橋が担架で外へ出された時にはヒヤッとしましたが大勢に影響はなくかろうじて逃げ切り。

 田崎との試合はどうしても最後は体力勝負になってしまいますが、先制点を取ったことで浦和が守備に専念でき、選手のタスクが単純になったのが体力勝負を凌ぎきれた最大の要因かもしれません。

20071125tasaki2

 殊勲の庭田選手。田崎に勝ったのは生涯初とのこと。泣かせますねぇ・・・ 

P.S.

 今日のこず様。可もなく不可もなし。このレベルの相手だと攻撃で見せ場を作るのはしんどいですねぇ・・・ でも豊富な運動量で守備にはそこそこ貢献しておりました。途中交代を命ぜられましたが、それなりに満足した表情。

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---北本--安藤---
-----庭田-----
-柳田------木原-
-----高橋-----
岩倉-矢野--森本-土橋
-----山郷-----

67分:木原→窪田
87分:柳田→松田
89分:庭田→百武

SUB:天野、笠嶋

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2007.11.25

(メモ)浦和1 ‐0田崎

(スタメン)田代負傷でCBに森本が入っただけで、後はいつもどおり。サブに百武が戻ってきた。

(前半)左サイド柳田からのクロスを庭田がヘッドで決めて先制。浦和は縦ポンないしサイドから田崎の高いDFラインの裏を徹底して狙う。

時間の経過と共に押し込まれだしたが、粘り強く応対して田崎にチャンスを与えず。

(後半)中盤でボールをキープできなくなり、最終ラインでボールを蹴りだすだけになったが、相手にも決定機を与えず逃げ切り。

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【観戦記】浦和 0-1 鹿島

 ホーム最終戦で宿敵鹿島を破って優勝。万々歳で大団円を迎えるはずでしたが、やはり世の中そうそう上手くは行かず、逆に苦渋を飲まされる羽目になってしまいました。

 前半に新井場が退場となってこの試合に勝つしかない鹿島は絶体絶命のピンチ。鹿島はカウンターに活路を見出すしかなくなったのですが、抜け目なく浦和のミス(闘莉王の前線へのフィードが直接本山にわたって右サイドを崩される)を突いて先制して逃げ切り。興業的には面白いとは言いがたいけれども、数少ないチャンスをしっかり決めて勝つ。そういう意味では似たもの同士の浦和と鹿島ですが、この日は鹿島の勝ちパターンに浦和がまんまと嵌ってしまいました。相手に退場者が出たことで有利になった浦和が勝ちを焦って墓穴を掘ったという見方もできましょう。

 思えば浦和は立ち上がりからおかしかったような気がします。

 前線~中盤のパス回しは噛み合わず。あろうことか阿部の横パスが直接相手に渡るピンチすらありました。

 決定力もありませんでした。

 前半の闘莉王のシュートはポスト。後半の永井、ワシントンのシュートは共にGK正面。浦和が好調時であればどれか一つは決まっていたのでしょうが・・・

 運もありませんでした。

 平川が前半で負傷退場。前節に続くゲーム中のアクシデント。但し代わって投入された細貝が期待以上に働きを見せ、この日唯一心和む材料になりました。U22で自信を掴んで帰って来たのがはっきりとわかる溌剌としたプレーぶりでした。

 清水戦に続いてサイド攻撃を繰り返すものの、中央を固める相手に悉く跳ね返されて得点ならず。鹿島は4バックでそもそもサイドにあまりスペースがない上、退場者を出してベタ引きにならざるを得なくなったのでますますサイドのスペースがなくなってしまいました。浦和は相馬のクロス精度があまりにも低いためか、攻撃が右サイドに偏り勝ち。相馬→伸二で永井を左サイドに出してから右サイド偏重は是正されましたが、いずれにせよサイド攻撃ばかりでやや単調。高さには自信がある鹿島CBの攻略手段としては少々稚拙でした。

 残り1試合。警告累積を心配する必要がない鹿島は埼スタでヒール役に徹してイエローカードをものともせず遅延行為を繰り返し。試合終了間際には船山が一発レッド(観客に唾を吐きかけたらしい)で2人も数的有利となりましたが大勢に影響はなく、コーナーでボールをキープして試合終了。

 名古屋、川崎、清水、鹿島と4試合でわずか1得点。その1点もPKですから浦和の得点力が急激に落ちているのは明らか。出場停止明けのワシントンは休養十分で調子を取り戻すものと期待しましたが、前半鹿島の繰り出すラフプレーとぶれまくる主審の笛でメンタル的におかしくなったのか低調なパフォーマンスに終始。ポンテも疲労が抜けないのかいつものキレ、冴えが見られませんでした。

 G大阪や川崎に力及ばず敗れた時は、相手の良さ・強さをどこか素直に認めざるを得ないところがあるのですが、鹿島に敗れた時は言い知れぬ不快感しか残らないのはなんででしょうなぁ・・・

 2位鹿島との勝ち点差はわずか1となり、リーグ最終戦横浜FC戦は正真正銘勝つしかない一戦になってしまいました。チームの調子は明らかに下降線。怪我人続出、闘莉王出場停止と悪い材料ばかりですが、土壇場に追い込まれてからが強い浦和の底力を見せて欲しいものです。

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<浦和>

--シトン---永井--
-----ポンテ----
相馬--------平川
--長谷部--啓太---
-阿部--闘莉王-坪井-
-----都築-----

37分:平川→細貝
73分:相馬→伸二

<鹿島>

---田代--マルキ--
-本山------野沢-
------------
--小笠原--青木---
新井場-大岩-岩政-内田
-----曽ヶ端----

72分:田代→船山
80分:野沢→中後
87分:内田→増田

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2007.11.24

(メモ)浦和0 ‐1鹿島

(スタメン)ワシントンが出場停止明けでネネがアウト。ベンチに伸二と細貝が戻る。

(前半)鹿島は中盤で繋がず田代に放り込むばかりで、浦和は楽々防戦。

しかし浦和の攻撃もイマイチで決定機はポンテ右クロス→闘莉王の一回のみ。ワシントンがファウルを取ってもらえずイライラ。

新井場がおろかにもイエロー2枚で退場。

闘莉王もイエローで次節出場停止。

やたら試合を止める扇谷主審。ファウルには注意。

平川が負傷し、細貝投入。

(後半)守りを固める鹿島を攻め切れず、逆に鹿島がワンチャンスを生かして先制。浦和はサイドから形は作るが、シュートには至らない。清水戦と全く同じ流れ。

結局後半の決定機は永井、ワシントンの各一回だけか。

鹿島らしい勝ち方ではある。

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2007.11.23

鹿島戦プレビュー

<前回(鹿島 0-1 浦和)のおさらい>

・鹿島に決定力があれば間違いなく負けていた試合。相手のミスに乗じて確実に点を取ることに長けた往年の鹿島なら考えられない試合展開でした。

・ワシントンが規律違反でベンチからも外される異常事態。

・急遽永井の1トップで臨みましたが意外にもボールの回りは却ってよくなり、決定機自体は相手のほうが多かったとはいえ中盤で優位を築いたのが勝因。左サイドに飛び出した啓太からのクロスに始まる一連の崩しは今季最も美しかったゴールといっていいでしょう。

<前節(鹿島 1-0 柏)>

---田代--マルキ--
-本山------野沢-
------------
---船山--青木---
石神-大岩-岩政-新井場
-----曽ヶ端----

74分:野沢→ダニーロ
82分:マルキーニョス→柳沢
87分:石神→大道

・小笠原が出場停止、U22に内田、興梠が招集された中で若手を起用。新井場が本来のポジションとは逆の右に回ったのが目を惹きます。

・試合内容は必ずしも芳しいものではなかったようですが、1点をもぎとってそのまま逃げ切り。

・新外国人が全くフィットせずにリーグ戦の出足で躓いたが、ダニーロを切ったあたりから徐々に調子を上げ、ついにガンバを抜いて2位浮上。

・得失点を見ても攻めのガンバ・守りの浦和ほどはっきりした特徴がなく、さらにいえば傑出した点取り屋がいるわけでもないのに、なんでここまで成績を上げてきたのかよくわかりません。

・また今季リーグ戦で浦和、ガンバに勝ちなし。おまけにナビスコ杯でもアウェーゴール差でガンバに敗退。リーグ戦の成績ほど強くないんじゃないかという気がしないでもありませんが・・・

<追加情報>

(鹿島)

・出場停止:石神、ダニーロ

・内田、興梠はU22に出場せず。

(浦和)

・出場停止:なし

・細貝がU22にフル出場で中2日。

・主な怪我人:暢久、堀之内、達也、エスクデロ。伸二は怪我から回復してベンチ入りの模様。

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【閉店】本気屋@戸田駅

戸田のらーめん屋ですが、東川口辺りよりははるかに川口中心部に近いので「川口」のカテゴリーに入れておきます(^^;

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Majiya1

最寄駅:戸田 (戸田駅高架下)
品: つけめん 750円(250g 大盛り無料)

Majiya2

スープ: 「濃厚鷄骨に、さば、かつお、昆布等をじっくり溶けるまで煮込んだ魚鶏骨ベースに鯖、鰹、昆布を加えて煮込んだ」云々との説明書きあり。魚粉交じりのせいもあってつけだれはかなりどろっとしている。残念ながらかなり甘めで好みから遠く外れており、七味を加えてようやく食えるかなぁという程度。スープ割り用のスープは予めポット入りでテーブルの上に置いてある。スープ割りにするとつけだれの印象が変わる店も少なくないが、ここのは最後まで甘かった。

麺:太麺。ややもちもちっとした感じ。スープとの相性は問題ない。

具:つけだれに予め千切りのチャーシュー少々とメンマが入っているだけで、トッピングを前提にしている感じ。その割りに750円は高い。麺に1枚ノリがついている。

コメント: L字型カウンター+テーブルが2卓ほど。らーめんもあるにはあるが、つけ麺が売り物の模様。

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2007.11.22

細貝、おめでとう!

 細貝、スタメン&フル出場おめでとう!!!!

 クラブでなかなか出場機会を得られないのが災いしてか、このチームではスタメンはおろかベンチにすら入れないことが多かった細貝。

 屈辱的なことに消化試合となった2次予選・マレーシア戦に、どう見ても代表に残れそうもないしょぼいメンバーと共に出場を命ぜられた細貝。

 その細貝が予選最終試合のスタメンに名を連ね、そしてなんとフル出場を遂げました。

 思えば同ポジションを争っていた本田拓が愚かなイエロー2枚で退場になった辺りから細貝に運が向いてきたのでしょう。

 この日のポジションは青山敏とのダブルボランチ。

 共に守備を持ち味とするボランチですが、意外にも青山敏と相互補完的に前に出るプレーが見られました。細貝には極めて珍しいエリア内でのシュート! GKの正面に飛んでしまいましたが、あれは細貝の得意とするところじゃないだけに致し方ないでしょう。

 試合は前半30分過ぎから一方的な日本ペースになりながらも1点が取れず、しかしながらスコアレスドローでの予選勝ち抜け。結果的には守り勝ちという浦和的な勝ち抜けになりましたが、負けると全てがパーになる試合で体を張りまくって中盤の防波堤となった細貝の貢献は極めて大きかったと思います。攻撃面での貢献がイマイチなのは反省材料ですが、引き分けで良い試合に青山敏とのコンビは非常に有効でした。

 この経験は、来年きっと浦和で生きます。

 一層のご活躍をお祈りしております。

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 BSで見てましたが結果が全てで、かつ観戦記を残すに足るほどの内容でもなかったので省略。この世代のFWのしょぼさと、俺達の水野は浦和でスタメンを取れそうにない(大ピンチを招いた立ち上がりの凡ミスをオジェックは許さんでしょう・・・)ことを再確認したくらい。

 サウジが後半ぱったりと足が止まってしまったのに助けられた感がありありで、ここから先このチームに多くは期待できません。北京五輪に行けただけで御の字。FWを含め守備意識が高いのは評価できるのですが得点力に乏しく、おまけに監督が終盤選手交代で時間を稼ぐことすら忘れているヘボ。このレベルで感涙に咽んでいるようではそれまでですなぁ・・・ グループリーグ3敗無得点という悪夢が待っているような・・・

 もっともチーム立ち上げ時には絶対的な選手だった平山と家長が共にベンチ外になり、最終予選になってからユース代表から合流した柏木がすっかりこのチームの柱になってしまった辺りに時の流れの恐ろしさを感じました。

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2007.11.21

食い下がる日刊(笑)

浦和から早々と事実無根のコメントを出され、JFA(田嶋)からも浦和に謝罪があったにも関らず、日刊って「日本協会内でオシム監督が復帰困難な場合に後任監督に一本化された浦和オジェック監督」という妄想というか捏造は撤回しないんですね。

2323移籍の時は散々浦和入りを報じておいて、土壇場で名古屋に決まったのが判ったときはさすがにバツが悪そうに「事態急転」とごまかしていたのですが、今回は開き直っています。

まぁ妄想であろうが、捏造であろうが、声高に言い続ければあたかも真実であるかのように伝えられてしまうことはよくあることです。どことかいいませんがとある新聞社の得意技ですな。

また相手の様子を探るアドバルーンの意味合いで上げた記事が予想外にも結果的に実現してしまうことも、これまたままある話。威力偵察のつもりで出かけたらそのまま敵地占領に成功したみたいなものですが、JFAはその手を使ったのかもしれません。

浦和は事態をいたずらに放置せずに緒戦で偵察兵をボコボコにし、とりあえず敵の戦意を殺いだということでしょう、今のところは。この辺は犬と違ってマスコミ慣れている浦和ならでは。中村GM、乙でした。

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オジェック監督、後任問題で慎重に対応(日刊)

日本協会内でオシム監督が復帰困難な場合に後任監督に一本化された浦和オジェック監督は「私は浦和の監督であり、来年の契約もある」と慎重に言葉を選ぶにとどまった。現在はオシム監督の病状を特に気遣っており「非常に病状は悪い。早く回復して欲しいと思っている」と心配。またクラブ側は同監督と来季契約を結び、日本協会から代表監督就任の打診はないとのコメントを発表した。

[2007年11月21日9時22分 紙面から]

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オシム監督復帰は「見通し立たず」(日刊)


日本協会の川淵三郎キャプテン(70)が20日、急性脳梗塞(こうそく)で入院中の日本代表イビチャ・オシム監督(66)の復帰が厳しいとの見通しを示唆した。群馬・高崎経大での講演後に報道陣に対応。同監督には10年W杯南アフリカ大会まで指揮を依頼しているが、契約については1年ごとに更新する形式をとっている。同キャプテンは「契約は12月いっぱいで(家族に)不安があると思うので、十分相談してサポートしていきたい」と発言。早期回復を願いながらも「病状に見通しが立っていない」と復帰が困難との見通しを明かし、長期化した場合の全面支援を約束した。

 同監督の後任について同協会では技術委員会を中心に、浦和監督のホルガー・オジェック氏(59)に一本化。同キャプテンは「今月中にオシム監督が発言できるようなら意見も聞いてあげたい」としながらも「11月いっぱいが不可能なら、あるところで決断しないといけない」とタイムリミットを設けた。この日は講演後に高崎市から千葉・浦安市の順大浦安病院に車で直行。家族と面会し、今後に関する話し合いを行った。「(家族と)意志疎(そ)通して、納得して次のステップに進めばいい」。オシム監督の回復を願いながらも、来年2月6日からのW杯予選へ準備を進める。

[2007年11月21日9時23分 紙面から]

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太田金山城

 焼きそばを食った後の腹ごなしといってはなんですが、太田市内の史跡「太田金山城」へ足を延ばしてみました。

Otakanayama1

 太田の街の北にそびえる金山。標高200mちょっとの小山にすぎませんが、なにせ関東平野のど真ん中にありますから非常に目立ちます。

 太田金山城は1469年(文明元年)に新田一族であった岩松家純によって築城されたましたが、1528年(享禄元年)に横瀬(のちに由良に改称)成繁が実権を掌握。由良氏はマイナーな大名ながら甲斐の武田氏・越後の上杉氏・相模の小田原北条氏といった強力な戦国大名と合従連衡を繰り返しながら堂々渡り合って金山城は難攻不落を誇っていましたが、1584年(天正12年)には成繁の子国繁が北条氏政の謀略を食らって金山城は北条氏の支配下に置かれました。

 その後1590年(天正18年)に豊臣秀吉の小田原征伐に伴い前田利家によって接収され廃城。秀吉の小田原征伐に対して北条氏は主力を小田原城近辺に集める策を採ったので、金山城は無血開城だった模様。

 金山城は金山山頂の実城(みじょう)を中心に、四方に延びる尾根上を造成、曲輪とし、これを堀切・土塁などで固く守った戦国時代の山城です。金山城の最大の特徴は石垣や石敷きが多用されている点。従来、戦国時代の関東の山城に本格的な石垣はないとされた城郭史の定説が金山城跡の発掘調査で覆されました。

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 堀切。堀切とは山の尾根筋を意図的に分断し、尾根伝いにやってくる敵の侵攻を防いだものです。金山城には西城から本丸まで4つの堀切が設けられていました。

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 土橋を渡りきったところに待ち構える関門。

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 物見台からは関東平野が一望できます。大して高い山ではありませんが、なにせ関東平野のど真ん中ですから物見には最適。

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 金山城の極めてユニークな点として、山城にも関わらず山頂近くに大規模な池があること。上写真は月の池。周囲を石垣でがっちり固められているので巨大な井戸のようにも見えます。

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 城の正面入り口に相当する大手虎口。見通しが利きにくいように通路は緩やかにカーブを描いていて、最後は土塁に突き当たります。

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 大手虎口の両脇は幾段もの曲輪で固められています。まるで河岸段丘のようですが。

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 こちらは日ノ池。大きさは月ノ池の倍ほどもあり、単なる貯水池ではなく祭儀的な意味合いもあったようです。

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 金山城は石垣が随分派手派手しく復元されている反面、建築物は武器庫ないし兵の詰め所と目される建物が復元されている程度。小屋のほうにはカマドが据えられていました。

 太田金山城に関しては太田市が市町村の手によるものとしては類例を見ないほど詳細な案内サイト「太田のシンボル金山」を作成しています。細かいことを知りたい方は是非ご参照あれ。

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2007.11.20

これでも浦和のパートナー、日刊

日刊が久しぶりに飛ばしてくれました。

オシムが無理ならオジェック代表監督!

どこからそういう妄想が出てくるのか・・・

浦和に対するパイプの弱さは致命的で、今や俺達の報知はもちろんスポニチにもはるかに劣り、サンスポにさえ抜かれようとしている日刊。 

目新しいところではワシントンが親族に関する問題で退団と報じ、ワシントン本人からバッサリ否定される失態を演じたばかりの日刊。

もう東スポばりに徹底的にとばしまくって読者の笑いを誘うことに活路を見出そうとしているのでしょうか?

オジェックは10月時点で来季続投が報じられており、それを前提に来季の戦力構想を練っているところ。就任わずか一年にしてチームを去る理由はクラブにもオジェックにも全くないかと。

一方代表のほうも暫定的ながらも後任監督選任を急がねばならない現在、オシムとは全く持ち味の違う監督を連れてきて一からチームを作り直す余裕なんぞないはず。

もっともトルシエ→自慰古→オシム と過去何の脈絡も戦略性も感じられない監督人事を敢行して迷走に迷走を重ねてきましたJFAですから、またもや迷走を繰り返しかねないのですが・・・

P.S.

案の定、クラブからその日の昼に事実無根とのコメント

早朝から問い合わせの電話・メール等が殺到したのでしょう。決してスタッフの頭数が多いとはいえない中、くだらない記事に振り回されて気の毒ですが、本来休業日のところクラブが早急に鎮火を図ったのは当然といえば当然の対応です。

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オジェック監督、浦和続投!オシム監督後任完全否定(報知)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝した浦和のホルガー・オジェック監督(59)が20日、来季の続投を宣言した。タイトル料などの成果給を合わせると年俸総額1億円で契約更新を済ませた指揮官は、「もちろん契約を満了する」と“レッズ愛”を貫く覚悟を示した。

(中略)

 「オジェック監督とは来年の契約をしています」と、中村修三GMがこの日までに来季の契約延長交渉も完了させたことを明らかにした。オジェック監督は家庭の事情で退団したギド・ブッフバルト前監督の後任として、昨年12月に浦和に11年ぶり復帰。年俸は推定8000万円だったが、14日のACL決勝戦セパハン戦(イラン)を撃破し、勝ち取ったタイトル料と、クラブW杯での成果給が契約時に盛り込まれていなかった。このため、指揮官はボーナスを含めて推定年俸1億円という“昇給”で報われる見込みだ。

(中略)

 ◆田嶋専務理事TELで直接謝罪 日本サッカー協会の田嶋専務理事は20日朝、一部報道を受け、浦和のオジェック監督に電話で謝罪した。「協会としても聞いていない話。迷惑をかけてすいません」と伝えると、オジェック監督からは「私も聞いていないし、こういう時期で、アマル氏にも申し訳ないと謝ってほしい」と返されたという。同理事は「治る、治らないの時期なのに、オシムさんの家族に申し訳ない」と怒り心頭だった。

(2007年11月21日06時03分  スポーツ報知)

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太田焼きそば

 富士宮横手と共に焼きそばによる街興しに奮闘中の太田(群馬県)へ行って来ました。

 とりあえず太田駅構内の観光案内所(といっても実態はただのパンフレット置き場)で「太田焼きそば」のパンフレットを入手。

 最初に訪れたのは「峯岸大和屋」。

Otayakisoba1

 「やきそば」の暖簾が揺れていますが、それがなければどう見ても和菓子屋が本業で、その片手間で焼きそばを作っている感じ。和菓子と焼きそばには共通項がほとんどありませんが、焼きそばを売るに至った経緯にはつっこまないのが大人の態度というものでしょう。

 店内にはテーブルが4卓ほどあるだけで非常に手狭。焼きそばをテイクアウトする人が大半のようですが、それでも客用の各種新聞が置いてあるところを見ると店内で食べることを想定していないわけでもなさそう。やきそば(中)を注文。315円也。

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 中といってもかなり小ぶり。値段相応といってしまえばそれまでですが、「並」といってしかるべきサイズです。麺はかなり太め、かつ柔らかめ。心持ち水っ気を感じるので限りなく焼きうどんに近い味わい。焼きそばにしてはあっさりかつやや甘め目の味付け。具は細かく刻んだキャベツが入っているだけで肉はなし。これも値段相応でしょうか。

 太田金山城でひと汗かいた後に訪れたのはパンフレットで見つけた「ともちゃん」へ。こちらの外観は絵に描いたような焼きそば屋です。

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 暖簾をくぐると店内はいたって雑然。「食べて行かれますか?」と店主に聞かれました。昼飯時はとっくに終わったが夕飯には早いという中途半端な時間帯とはいえ、あんまりといえばあんまり。こちらもテイクアウトが主体の店のようです。

 肉入り焼きそばを注文。500円也。

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 具は細かく刻んだキャベツと豚肉。細麺でかなり油がきつく、辛目の味付け。どこからどう見てもその辺の屋台で売っている焼きそばと変わりないような・・・ 麺・肉とも量が多く、コストパフォーマンスが良かった点だけは褒めておきましょう。

ちなみに太田市の公式サイトを見ると、

中島飛行機から現在の富士重工にいたるまで、日本を代表する工業の町として栄える太田。一見無関係に思えるこの工業が、太田に焼きそばを根付かせる原因となりました。
太田に焼きそばが広まったのは戦後。ラビットスクーターやスバル360などのヒット商品を生み出していた富士重工や関連工場には、東北地方からの多数の人が出稼ぎに来ました。東北には古くから焼きそばが存在し、その中には、現在も焼きそばの町として名乗りをあげている秋田県横手市があり、この人達が太田に焼きそばを持ち込んだのでは、とされています。また焼きそばは、安くてボリュームがあり、汁が無いのでのびることなく、いつでも気軽に食べられるところが、工場で働く人たちに受け入れられた要因でもあるのでしょう。昭和20~30年代には、「子育て呑龍」で知られる大光院の参道に、屋台をはじめ数多くの焼きそば屋があったそうです。

とあって、そもそも太田焼きそばのルーツが横手にあることを認めています。

 また「上州太田焼きそばのれん会」の説明によると太田焼きそばは各店バラバラで、太田ならではの特徴というものがない。麺にはっきりとした特色がある富士宮・横手と対照的。

 この2点から、太田が富士宮・横手に比肩する「3大焼きそば」を名乗るにはかなり格下感は否めないと思います。

 喩えて言えば、キャンディーズの「ミキちゃん」やたのきんトリオの「よっちゃん」ですな(両者の往年のファンには申し訳ないですが)。まぁ人口の割には焼きそば屋が多いことは確かですが。

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2007.11.19

【観戦記】浦和 0-0 清水

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 またしても引き分け。名古屋戦・川崎戦と3連続引き分けになってしまいましたが、ACLと並行して闘うこの期間は負けなければOK。監督も選手達もその最低限のタスクをなんとか達成してくれました。

 ワシントンがイエロー累積で出場停止のこの一戦。久しぶりに達也が満を持してスタメン出場するものと思いましたが、なんと達也はベンチにも入らず。何らかのアクシデントがあったのでしょうが、これでただでさえ寂しいFWはとうとう永井一人になって久しぶりの1トップ。長谷部が2シャドーの一角に入って阿部が久しぶりにボランチに。右WBは平川、空いた左WBに相馬と玉突き人事異動が発令。多数の怪我人を出してもそれなりにスタメンが組めてしまう浦和の底力を久々に見た思いがします。

 悪いことは続くもので、前半の早い時間帯に啓太が清水の選手と交錯して負傷退場。急遽内舘が投入される一幕も。

 水曜日に激戦をこなし、かつこれだけメンバーを弄くってもなお負けなかったことでこの試合は良しとせざるを得ないでしょう。名古屋戦と比べると選手はそれなりに動いており、勝ちをあせることなく攻守のバランスを取りながら着実に両サイドからチャンスメーク。しかし守備意識の高い清水の帰陣は早く(ていうか浦和の押上げが緩慢でどうしても攻めに時間がかかってしまうわけですが)、浦和は両サイドで優勢に立つものの中央を固めた清水守備陣を最後まで崩せず。こういう展開になると永井1トップではいかんともしようがなく、ワシントン不在が響く結果になってしまいました。

 清水は徹底して守ってカウンター狙い。前半清水の動きが鈍かったのは後半一気に勝負をかける算段なんだろうと思っていたのですが、清水の動きは最後まで鈍く、どちらが水曜日に試合をこなしたのかわからない有様。清水はストロングポイントである両サイドで多くの時間帯で後手に回っており、本来の出来にはほど遠かったかと。

 試合終了間際のフェルナンジーニョの飛び出しなどチャンスもなくはなかったので清水サイドから見ても悪い試合ではなかったのでしょうが、まるで下位チームのような清水の戦いぶりには少々がっかりしました。前節の川崎が少々暴力的ながらもガチンコ勝負を挑んできたのとあまりにも対照的。これで3位狙いとは笑止千万。

 清水が退嬰的な試合運びに終始してくれたのは浦和にとって勿怪の幸い。勝つに越したことはないが最悪引き分けでも構わない浦和は極端にバランスを崩して攻めに出ることもなく、清水の狙いは空回り。浦和はほとんどの選手がへろへろなのは誠に気の毒でしたが、サブメンバーはサテライトの面子だらけ。唯一の大駒である岡野を入れて守備のリスクを負ってまで勝ちに行く必要もなく、内舘以外に選手交代がなかったのはやむを得ません。

20071118shimizu2

 運の良いことにガンバは瓦斯と引き分け。鹿島がガンバを抜いて勝ち点4差で2位に迫って参りましたが、次節埼スタで鹿島をなで斬りにすれば文句なく優勝。久しぶりに水曜に試合がないため選手のコンディションも多少は上がり、怪我人も若干戻ってくるでしょう。優勝を祝うには絶好の舞台が整いました。

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<浦和>

-----永井-----
--長谷部---ポンテ-
相馬--------平川
---阿部--啓太---
-ネネ--闘莉王-坪井-
-----都築-----

17分:啓太→内舘

<清水>

---チョ--矢島---
-----フェル-----
-兵働------藤本-
-----伊東-----
児玉-高木和-岩下-市川
-----西部-----

78分:藤本→枝村

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2007.11.18

(メモ)浦和0 ‐0清水

(スタメン)達也がベンチからも外れたがアクシデントか?

負傷の堀之内に代わってネネ。相馬が久しぶりにスタメン。永井のワントップか?

(前半)右サイドで度々フリーになっている平川を軸に何度も形は作っているが、エリア内を固めている清水を崩せず。

啓太が脳震盪?を起こして内舘と交替するアクシデントがあり、それで攻守とも微妙な狂いが。

清水は妙にのんびりしているが後半勝負か?浦和が両サイドで優勢なので攻撃に恐さはない。

(後半)清水は守備を固めてカウンター狙い。浦和は両サイドから攻勢を仕掛けるも、シュートには至らない。最後は疲れてどうにもならず。

それでも清水の消極的な試合運びに助けられて勝ち点1奪取。

厳しい日程を負けなしでしのいだから良しとしよう。

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【TV観戦記】ベトナム 0-4 日本

 一杯やりながら代表戦を見ているといつも飲みすぎてしまうのは何故なんだろうという疑問はさておき。

 グループ最弱のベトナムから勝ち点3はもちろんできるだけ得失点差を稼いでおきたかった日本にとって4-0の結果は上出来どころか出来すぎといってもいいでしょう。李・岡崎の2トップだとか、柏木がボランチにいるとか、ぶっつけ本番の要素がてんこ盛りでしたが、前半はサイド攻撃が嵌って何度もチャンスメーク。もっとも柏木のボランチ起用は不発でしたし、俺達の水野は少々空回り気味でしたが、最前線の岡崎が良い潤滑油になっていました。

 後半は一転ぐだぐだ模様。3-0でリードしているのに全く落ち着きが感じられない日本。あろうことかカウンターを食らってあわやという場面が2度、3度。終盤に俺達の水野FK→細貝ヘッドでようやく加点して赤サポ大満足という大団円を迎えましたが、直後に本田圭のPK失敗もあって竜頭蛇尾感は拭えず。

 カタールがサウジに敗れてグループ首位を奪回。最終節で日本はサウジに引き分け以上で北京五輪出場が決まるという有利な立場になりましたが、後半の出来を見ると依然予断を許さない状況。反町が錯乱状態に陥らなければいいのですが。

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2007.11.17

Jリーグ戦略の破綻

NHKのBS放送激減がJリーグ離れを誘発する(ゲンダイ)

 ゲンダイの記事を真に受けて論を進めるのも少々お恥ずかしい話ですが、Jリーグが放映権料維持に拘るのは文中にもあるように「配分金が減って経営難に陥るJ2のクラブがある」の一点に尽きます。

 時節柄Jリーグ参入を目指す地方クラブの明るい話、苦労話が多々報じられておりますが、地域密着型クラブの数を増やすことでサッカーファン層掘り起こしを図ろうとするJリーグの戦略は既に破綻しているように思えて仕方ありません。少なくともチーム数拡大ペースは性急にすぎたかと。

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●目がくらんだ30億円

 07年シーズンからJリーグのテレビ放送権が見直された。2011年までの5年間、スカパーが年30億円を負担(他にNHKとTBSで計20億円)することでスカパー主導体制となった。もっとも、当初から「Jリーグ離れを誘発しなければいいが」と懸念され、それが現実のモノになりつつある。
 NHKは、97年から06年までBSで70試合前後を放送してきたが、「受信料不払いによる収益悪化」によって、年20億円の放送権料が払えなくなり、「半分の10億円にして欲しい」とJリーグに泣きついた。
「全国中継なので貢献度は大。せめて15億円ならNHK主導で」の意見もJリーグ内に多かったが、「配分金のためにも年間総額50億円の放送権料維持を優先すべきじゃないか」の声が大勢を占めた。
「Jリーグは完全に見誤った。スカパーの30億円に目がくらんで、自らのクビを絞めることになった」とサッカー記者がこう続ける。
「スカパーは《ホームはスタジアムで、アウェイはスカパー!で》を合言葉に加入者増を目論(もくろ)んだ。しかし、NHKのBS放送が減ったこともあってJリーグの観客動員が微増にとどまり、結果としてスカパー加入者も伸び悩んだ。完全に《負のスパイラル》状態です」

●スカパーもJに不信

Jリーグ元理事の杉山茂氏が「Jリーグ、スカパー、NHK、TBSすべて“損をしている”状況です」と続ける。
「スカパーと契約しなかったら放送権料の50億円が維持できず、配分金が減って経営難に陥るJ2のクラブがある――という意見があることは承知しているが、JリーグはNHK、TBSとじっくり話し合うべきだった」
 スカパーの内部からも「海外リーグの映像を購入。実況、解説の音声を付けて放送した方が儲かる。Jリーグは過大投資に過ぎた」と不安視する声が聞こえてくる。
「大型投資に大張り切りのスカパーは今季、全620試合のうち547試合を自主制作することにした。プロダクションなど26社と契約。さらに実況アナ、解説者、リポーターを100人ほど雇った。経費増にヒーヒーいっている」(前出の記者)
 Jクラブのスポンサー筋からは「契約を見直したい」の大ブーイングまで浴びるようになった。
「露出が減り、スポンサー料の費用対効果が薄れた――という不満が噴出し、すでに来季のスポンサーから撤退、スポンサー料の減額をちらつかせている企業も出てきている」(サッカー記者)
 スカパーは、今週中にも「08年度以降の戦略練り直し会議」を開くといわれている。さて、どんな結論が出るのか。

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清水戦プレビュー

 清水戦を前にオシム監督が急性脳梗塞で緊急入院との報。

 その実績・手腕はピカイチながら高齢が唯一かつ最大の不安材料だったオシム監督。残念ながらその懸念が現実のものになってしまいました。

 健康面に不安を抱えながらも、昼夜を問わず精力的に内外のサッカーを観戦されていたオシム。後任云々以前に今はオシムが平癒回復されることを祈るばかりです。

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<前回(清水 0-1 浦和)のおさらい>

・立ち上がり早々サイドから何度も攻撃の形をつくりながらもシュートには至らないもどかしい展開でしたが、セットプレーで阿部が先制

・前半の終わり頃に闘莉王が負傷退場する一幕があり、その後ややバタつきましたが、清水の反撃を一頻り凌いだ後は楽々逃げ切り。開幕以来試行錯誤を繰り返した浦和ですが、この辺りから安定した闘いぶりを見せ始めました。

・もっとも試合自体よりも「場外乱闘」のほうが印象に残った試合でした。

<前節:清水 3-1 広島>

---チョ--矢島---
-----フェル-----
-兵働------藤本-
-----伊東-----
児玉-高木和-青山-市川
-----西部-----

69分:矢島→岡崎
83分:フェルナンジーニョ→枝村

・結果は鮮やかな逆転勝ちでしたが内容はそれほどでもなく、ウェズレイが決定機を外しまくったのと広島監督の不可解な采配に助けられた試合という見方も。

・とはいえ4連勝中。名古屋、マリノス、広島といったあたりを破ったところでどうということもありませんが、ガンバを3-1で破ったのは目を惹きます。

・フェルナンジーニョはただいま絶好調らしい。

<追加情報>

(清水)

・出場停止:なし
・主な怪我人:高木和が広島戦で負傷したが、浦和戦には間に合う見込み
・青山直、岡崎、山本海がU22ベトナム戦で不在

(浦和)

・出場停止:ワシントン
・主な怪我人:伸二、暢久、エスクデロ。セパハン戦で負傷した堀之内の状態は不明
・細貝がU22ベトナム戦で不在

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2007.11.16

観客不在

浦和に負けてたまるか!G大阪、万博競技場“大改修”へ(報知)

 「ACL用の特別ユニホーム」が無駄にならなくて良かったですねーとのツッコミはさておき、

・高さがなくて試合が見えないゴール裏(「試合見るな!」という人はともかく)
・ほとんど屋根なし
・汚いトイレ
・B級グルメ王国大阪とは思えない貧しい食事情
・そもそももはやキャパ不足

等々、風呂の改修以前にもうちょっと観客のことも考えてくれませんかね? (全部が全部クラブのせいじゃないけど)

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 G大阪が今オフ、本拠地の万博競技場を“大改修”することが15日、分かった。老朽化が進む選手用のロッカーに、大浴場を増築することを決定。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を決めた来季へ向け、本気になった。

 浦和の快挙に負けてはいられない。周到な“万博リニューアル計画”が発動した。選手浴室の大刷新。目的はイレブンの疲労回復だ。今季中からフロント、万博サイドが慎重に協議。個人用シャワーのみだったバスルームに、冷水、温水の2パターンの浴槽が特設されることになった。かねてから、佐野泉社長(63)も「限られた予算の中でも、選手に還元することが大事」と方針を打ち出していただけに、盤石の援護射撃といえる。

 すでにACL用の特別ユニホームも完成した。大逆転Vへもクラブ一丸だ。盤石の環境整備で、大阪からアジアを制する構えだ。

(2007年11月16日06時02分  スポーツ報知)

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【観戦記】浦和 2-0 セパハン

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 チャンピオンを決める試合は、他のどんな試合にもまして結果が全て。従ってその内容を振り返る意義はほとんどないようにも思いますが、優勝記念碑代わりに駄文を垂れ流しておきます。

 等々力での激闘から中2日。アウェーセパハン戦、川崎戦とも引分け御の字という試合内容で、おそらくオジェックはこの試合も0-0で凌ぎきる算段だろうと思いましたが、蓋を開けてみれば浦和の試合運びは思ったより積極的。しかも前半のうちに先制、苦しかった後半に追加点を上げる理想的は流れに。守ってはいくらセパハンに押し込まれようとも決定的なシュートは撃たせないという、これまた危なっかしいように見えていつも通りの「瀬戸際防衛」が奏効。

 終わって見ればどこからどう見ても完全に浦和の勝ちパターンでした。セパハンも決勝に勝ち残るチームですから決して弱くはなく、フォーメーションを変幻自在に操ってカウンター主体に浦和守備陣に迫りましたが、どうも決め手を欠く印象。その点ではここ一発を決めてくる城南一和のほうがはるかに手強かったかと思います。

20071114acl2

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<スタメン>

--シトン---永井--
-----ポンテ----
平川--------阿部
--長谷部--啓太---
堀之内--闘莉王-坪井-
-----都築-----

 「うちの選手達は若いですし、当然プロの世界で生きています。さらに健康的な生活を送っています。そういう選手達です。これは研究などで発表されているが、そのような選手達は48時間の休養があればしっかりと体を戻るということになっている。」というのが川崎戦後の記者会見で開陳されたオジェック理論。オジェックはまたしてもスタメンをいじることなく、川崎戦そのまんまのスタメンで決勝戦に臨んできました。途中まで採用していた「FW3人のローテーション」すら止めてしまったのは単純に達也の足の状態がよくないのでしょう。

 0-0でも構わない浦和ですが、冒頭でも述べた通り試合運びは意外にも積極的でした。とにかく点を取らないといけないセパハン。FWカリミがなぜかベンチスタートだったり、中盤のキーマンであるナビドキアがなぜかFWにいるなど不可解なところもありましたが、フォーメーションは4-4-2(4-4-1-1に近いか?)。浦和はセパハンの手の内がある程度予想通りだったのか、様子見を決め込まずに勝負に打って出たのでしょう。

 開始早々から長谷部やポンテがシュートを放ち、ポンテFK→闘莉王ヘッドが決まったかと思いましたがこれはGKの片手一本で阻まれ得点ならず。

 その後も浦和がやや優勢ながらも得点機は作れず試合は膠着状態。セパハンは引いてカウンター狙い。浦和がセパハンの堅陣を攻め倦んで不用意にボールを失うと素早く攻守を切り替え、手数はかけないが人数はかけて浦和に襲い掛かってきます。坪井が珍しく右サイドを駆け上がって敵陣深くまで侵入したものの、案の定何の役にも立たずにボールを奪われて逆襲を食らった場面なんぞセパハンの思う壷でしょう。

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 ただセパハンの前半の攻めはいたって淡白。ボールを奪うといきなり最前線にボールを放り込んでくる場面が非常に目立ちました。精度も悪く、その悉くがパスミスになったり浦和DFに跳ね返されたりしていましたが、このロングボール攻撃の意図は少々図りかねました。浦和のDFラインを下げ、浦和の陣形を間延びさせて中盤が薄くなったところでミドルシュートを撃つのが狙いなのかなぁと邪推しておりましたが果たしてそうかどうか。

 ともに攻め倦みの状態で時間がだらだら過ぎるのは浦和にとって好都合なのですが、先制点は幸運な形で浦和に転がり込みました。セパハンDFの裏を狙っていた永井。永井の位置はオフサイドだと思いましたが、ポンテからのパスが相手に当たったのが幸い。いきなりGKと1対1になって見事なゴール!!!

 先制されたセパハンは早々と温存していたはずのカリミを投入してきましたが闘い振りはさほど変わり映えせず、都築と闘莉王が交錯してポロリというトホホな場面があったくらいで点を取られる気配はなし。もっとも点を守りたい浦和も前線の2人の動きが悪く、ほとんど守備をしてくれないのには参りました。ボールを奪ってからの動き出しもこれまた悪く、前目では一人攻守に奔走しているポンテがやや苛立っていた感も。

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<後半開始>

--シトン---永井--
-----ポンテ----
------------
-長谷部-啓太--阿部-
平川堀之内-闘莉王-坪井
-----都築-----

 策士ボナチッチは第1戦に続いて後半からフォーメーションを変更。4-4-2から3-4-3に代えて前を厚くしてきました。しかも後半頭から2人目の選手を入れるおまけ付き。このオッサンはオジェックと対照的にとにかく滅茶苦茶選手交代が早い。59分には3人目のカードを切ってきました。

 第1戦は浦和がこのフォーメーション変更に面食らって、マークを掴み切れないうちに同点弾を食らった側面がありました。

 しかし同じ手を2回食らわないあたりはさすがオジェック。セパハンの3トップに対して平川の位置を下げて4-4-2で対応。シーズン前半に4バック移行を試みてとうとう諦めてしまったようにも見受けられましたが、極めて重要な局面で柔軟性を発揮。勝ち点が伸びずに苦しんだあの試行錯誤の期間も無駄ではなく、最後の最後でチーム力アップに繋がりました。

 前目の人数を増やしたセパハンは前半とは打って変わって両サイドから細かくパスを繋いでネチネチと攻めて来ます。エリア内に侵入してもなお繋いでくる感じ。足が止まりぎみの浦和は相手の圧力に抗しきれずにDFラインがズルズルと後退。セパハンは足元が巧くてなかなかボールが奪えず、浦和守備陣は粘り強く応対してシュートを撃たれる直前でドッカーンと蹴り出すのが精一杯。

 4バックに移行した時に守備が得意な阿部ではなく、攻撃が得意な平川を下げたのがやや謎でしたが両FW、特に永井のボールキープに期待できない状態だったのでスキルフルな阿部を前に出して、DFから蹴り出されるボールを拾わせようとしたのかなぁ・・・

 ボールさえ拾えればセパハンの中盤はスカスカなのでいくらでもカウンターが狙え、実際何度かカウンターの形が出来たのですが、ボールが足についていない感があったものの潰れ役として機能しているワシントンはまだしも永井の消耗は見ていて気の毒になるほど。永井には「オジェック理論」が当てはまらない(「健康な生活」を送ってないとかw)のではないかと思いたくなるほどの散々な出来で何度もチャンスでボールロスト。そしてまた逆襲を食らうの繰り返し。

 ただ浦和は防戦一方に見えながら決定的なシュートは一本も撃たせていない。セパハンはどんなに攻め込みながらも、結局のところミドルシュートを放つだけ。際どいものは何本もありましたが悉く枠外。「放っても、放っても、あーあー枠の外」といういわゆる奥飛騨慕情さざんかの宿状態。結局この日は都築の好セーブに助けられたようなシュートは一つもなかったかと。決定力のなさは第1戦で判ったセパハンの弱点の一つで、この日もその弱点が露呈してしまいました。

 セパハンは浦和城本丸の固い防御に苦しんでいるうちに、浦和に待望の追加点。右CKが流れて、左から闘莉王のクロス→シトンがエリア内でポストで落としたところをどフリーで永井がシュート! これはGKに弾かれましたが逆サイドに詰めていた阿部がヘッドで押し込んでゴール!!!

 しっかり前に詰めてゴールを決めた阿部を誉めるべきでしょうが、なにより驚いたのが永井のシュート。貴重な1点を取ったがその後全く何もしていないに等しかった永井。万が一負けていれば間違いなく批判の矢面に立っていたであろう永井。その永井がここぞというところでまたしてもしっかり得点に絡みました。

 ガンバ戦@万博、マリノス戦@日産、今季しんどい試合、負けても不思議はない試合に限って永井が点を取る。

 絵になる奴はやっぱり美味しいところを持ってゆく。

 そういう星の下に生まれているのだ。

 散々悪態をついたワシが悪うございました・・・orz

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 こうなると浦和は必勝モード。千葉戦のようなこともありますので油断は出来ませんでしたが、オジェックは遅まきながら永井→達也、ポンテ→内舘とへろへろの前目の選手を順次交代。そして最後はファンサービス臭いワシントン→岡野という交代も見せて楽々逃げ切り。得点機をしっかりものにし、随分シュートは撃たれましたが終わって見れば完封という実に浦和らしいゲーム内容でACLチャンピオンの座に立ちました。

P.S.

 試合終了後のセレモニー。堀之内は試合中に交錯して傷んだ足をぐるぐる巻きにして場内一周。この状態で90分出ていたのか・゚・(つД`)・゚・

 

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2007.11.15

闘莉王と、長谷部と、水野と

闘莉王獲得に独2部アルマニア・アーヘンが名乗り(報知)

 たとえ周りが祝賀ムード一色であろうとも、淡々とネタを拾い集める。

 それが俺達の報知。

 ギドが闘莉王を欲しがっているのは半ばネタとして話に出てはいましたが、やや具体性を帯びてきたようです、ただ文中にあるように闘莉王は値段が高い。アーヘンには大きなスポンサーでもついているのでしょうか?

 それにひきかえスポニチの体たらく。長谷部のシエナ移籍の件はもはや耳タコ。しかも具体的な進展があったかどうかについては何も触れていませんから、これじゃ仕事になってませんわなぁ・・・

 そして日刊氏ね。こいつがしゃしゃり出てくるとロクなことがありません。まだリストアップの段階(=リーグ戦の最中は具体的な接触ができないので当たり前といえば当たり前)ですが、阿部が移籍初年度でいきなりアジアNo.1に上り詰めて嬉しそうにゲーフラを広げているところを見ると、水野も心動かされるものがあるでしょうなぁ・・・(・∀・)ニヤニヤ  

 スポニチが報じている中村北斗は水野がダメだった場合の保険でしょう。前途有望な選手ではありますが大怪我をしたばかりでもあり、浦和でスタメンを争うレベルにはないかと。

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 ドイツ2部の9位、アルマニア・アーヘンが今年冬に再開する移籍市場で浦和の日本代表DF田中マルクス闘莉王(26)の獲得に乗り出していることが14日、明らかになった。「ギドがいたときに選手としてすごく成長させてくれた。オレもそろそろ新しい道を探さないといけない」圧巻の完封劇後、闘将は意味深な言葉を残した。

 アーヘンには04年に浦和加入の決め手となった恩師、ギド・ブッフバルト前監督(46)が今年夏、監督に就任。今季13試合17失点の守備陣の再建策の切り札として、闘莉王自身に打診が届いている。今季年俸1億円の3年契約を結び直した闘将には巨額移籍金が必要となる。この日は独強豪バイエルンのスカウト部長、ウォルフガング・ドレムラー氏も視察しており、アーヘンよりも好条件のオファーが舞い込む可能性もある。

 「他のクラブ? まだ代理人から詳しい話を聞いていないので…」と語った大黒柱の今オフの去就に注目が集まる。

(2007年11月15日06時02分  スポーツ報知)

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浦和、ACL制覇!

<グループステージ>

3/7 :浦和 3-0 ペルシク・ケディリ
3/21:シドニーFC 2-2 浦和
4/11:浦和 1-0 上海申花
4/25:上海申花 0-0 浦和
5/9 :ペルシク・ケディリ 3-3 浦和
5/23:浦和 0-0 シドニーFC

<ノックアウトステージ>

*準々決勝

9/19:浦和 2-1 全北現代
9/26:全北現代 0-2 浦和

*準決勝

10/3 :城南一和 2-2 浦和
10/24:浦和 2-2(PK 5-3)城南一和

*決勝

11/7 :セパハン 1-1 浦和
11/14:浦和 2-0 セパハン

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 終わってみれば無敗、ケチのつけようがない文句ない戦績でのでACL制覇。

 ACL初挑戦にして日本のクラブチームとして前人未到の地位に上り詰めたどころかいきなりアジアNo.1になった浦和レッズ。浦和が羨ましくて羨ましくて、涙目でセパハンを応援していた浦和ツンデレの諸兄、いかがお過ごしでしょうか。

 ACLは「聞いて地獄、見たらもっと地獄」でした。

 ACLの真髄はアウェー。

 従ってそもそもアウェーに全く行っていない者が偉そうにACLを語るべきではないかもしれません。とりわけペルシクやイスファハンといった極めて行きにくく、かつ環境が良いとは言いがたいところにまで出かけていった精鋭中の精鋭、うぃあーの中のうぃあーには頭が下がります。

 結局アウェーで勝ったのは全北現代戦のみ。それ以外は全部引き分け。

 国内リーグ戦と違って相手の情報も乏しく、やって見ないとわからないことがいくらでもあった。

 埼スタでは全くいいところがなく、こんなクラブがACLに出てくること自体に疑問を感じたペルシク・ケディリがホームでは別人となって襲い掛かってきた。

 シドニーFC戦に至っては戦闘体勢が整わないうちにいきなり2点を叩き込まれた。

 一度は先手を取りながらあっという間に追いつかれた城南一和戦、セパハン戦。

 でこぼこ、はげはげ、所によりぬかるんでいるピッチ。

 高温多湿なところもあれば、異常に乾燥しているところもあった。

 時に暴力的なチームと向き合わざるを得ないこともあった。

 スタジアムにはサッカーファンではなく宗教関係者だらけということもあった。

 アジアでの闘いにつきものの長距離移動。南半球へ、赤道直下へ、そして中東へ。選手もサポも動いた。

 楽だった試合なんて一つもない。

 それでも厳しいアウェー戦を無敗でやり過ごせたのが戴冠に至った主因といっていいでしょう。

 またシドニーFCと城南一和にはホームでも勝てませんでした。一歩間違えれば浦和はグループリーグを突破できなかったかもしれず、またACLは城南一和の手に渡っていたかもしれません。しかしそのぎりぎりのところを凌ぎきったのが浦和。肝心な試合に勝てない時期を知るものにとっては隔世の感がありました。

 特にPK戦にまでもつれこみながら埼玉スタジアムの威力でかろうじて下した城南一和。次に闘う時にははっきりと雌雄を決したいものです。

 リーグ戦連覇へ向けて残り3試合。選手達は勝利の美酒に酔う暇もなく、次の試合へ向けて調整を始めていることでしょう。

 おめでとう! そして新たな高みへ!

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2007.11.14

(メモ)浦和2 ‐0セパハン

(スタメン)川崎戦と全く同じ。達也はベンチスタート。

(前半)立ち上がりは浦和ペース。FK→闘莉王ヘッドが好セーブに阻まれその後は一進一退。

しかし運よくDFラインの裏に抜け出した永井が先制。

セパハンは徹底して引いてカウンター狙い。盛んにロングボールを蹴ってくる。浦和のDFラインを下げてミドルシュート狙い?

セパハンの中盤のプレスはないも同然だが、浦和は両FWの出来が悪くポンテがいらだっている。

(後半)セパハンは343にシフトしたが、浦和は阿部を上げた442で対応。

エリア内でかろうじて防ぐのは仕様どおり。際どいシュートは随分撃たれたがセパハンに決定力がないのは解明済み。

セパハンの中盤はがら空きで浦和は何度もカウンターのチャンスを作り、ついにはセットプレー崩れながらも阿部が加点。

後はおそまきながらお疲れの前目の選手を順次代えて楽々逃げ切り。

終わってみれば楽勝だったが、ここへ至る道は険しかった。

浦和、アジアを制す!

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エンゲルスコーチ残留

浦和・エンゲルスコーチ残留(報知)

 どんな時でも、たとえそれが決戦前日であろうとも、浮かれることなく、気負うことなく、淡々と仕事を進める。

 それが俺達の報知だ。

 今日の結果がどうなろうと、日はまた昇り、時が刻まれ、そして浦和の試合がまたやってくる。

 これで来季大将がいきなり次期監督含みでオジェックの参謀役になるわけではないことが確定。逆に大将の位置付けが不明になったわけですが、さすがに今はその詮索をする時期ではありません。

スポニチから続報があり、大将は「若手育成担当コーチ」に就任とのこと。

 なーんてしゃれ込んでも心臓バクバクですわ、昨日から。

 通勤で結構な距離を毎日歩いてますが、こういう日はあれですなぁ・・・

 今朝は気がつけば一人チャントでハイになってました。

 勝手に試合のイメージ作って、それに応じてチャント変えてますからw しまいに半分涙目ですわ・・・

 警察に通報されなくてよかった(´∀`)アハハハハハハ

 行くぜ、埼スタへ! 俺達の浦和レッズをアジアチャンピオンへ押し上げるために

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 浦和のアシスタントコーチ、ゲルト・エンゲルス氏(50)が来季残留することが13日、明らかになった。この日午後、同氏の所属事務所幹部がクラブハウスを訪問。来季契約などを話し合い、「ゲルトは間違いなく浦和に残る。それが彼にとっては一番」と語った。04年2月から参謀役を務め、選手の信頼が厚いコーチ自身も「来季残留? もちろん」と残留を明言した。

 今季開幕前はJ2福岡から監督就任のオファーが来た。浦和前監督のギド・ブッフバルト氏が今夏、独2部アーヘン監督就任時には、アシスタントコーチとしての就任要請が届いたが、すべて固辞した。同じドイツ出身のオジェック監督の続投とOBの福田正博氏の入閣が決定しているが、名参謀の残留は朗報だ。

(2007年11月14日06時02分  スポーツ報知)

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2007.11.13

ついにエジミウソン獲得?

浦和 エジミウソン獲得…年俸2億+複数年オプション用意(報知)

決戦を前にこういうエントリーを掲げるのもなんですが、(事後的に飛ばしと判っても)記録は記録として残しておくことも必要です。

ポイントは以下の通り。

・新潟との3年契約は満了。契約切れのために移籍金はゼロ
・シーズン毎に自動的に約30%昇給となる総額7億円の3年契約という条件面の大幅な引き上げを要求したため、新潟との交渉は決裂。
・浦和は年俸2億円(推定)で最長2010年までの複数年のオプション付き条件も用意
・横浜Mが獲得に動いたが、年俸などの条件面がハードルとなり、消滅していた

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 Jリーグ2連覇とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝という2冠に挑む浦和が、トヨタ・クラブW杯などに出場する来季の世界進出計画の目玉として、新潟FWエジミウソン(25)を獲得することが12日、明らかになった。J1リーグで4年連続2ケタ得点を記録中のエースは、今季限りで新潟と契約が切れるため移籍金はゼロ。度重なる造反で今季終了後に放出となるFWワシントン(32)に代わり、頼れる後継者となる。

 J1連覇を間近に控える王者・浦和が、さらなる常勝軍団の強化を目指し、J屈指の実績を誇る若きストライカー獲得が明らかになった。関係者によると、今季終了後の放出が決まっているワシントンの後継者は、今季17得点でJ1得点ランク2位の新潟FWエジミウソンだった。

 新潟関係者によると、エジミウソンは05年に期限付き移籍元のパルメイラスから3億円での正式買い取り時、新潟と結んだ3年契約が今年1月で満了。このほど、延長交渉を持ったが、1シーズン毎に自動的に約30%昇給となる総額7億円の3年契約という条件面の大幅な引き上げを要求したため、決裂。今オフの移籍は確実視されていた。

 J1で4年間連続2ケタ得点で通算60ゴールという確固たる実績を持つスピードスターは、新天地への適応能力に優れる。更に契約切れのために移籍金はゼロで、今冬の移籍市場最大の目玉選手だった。横浜Mが獲得に動いたが、年俸などの条件面がハードルとなり、消滅していた。

 浦和はすでに水面下でエジ側に打診を済ませており、本人も浦和移籍を決心しているという。浦和側はストライカーの要求を満たすために、年俸2億円(推定)で最長2010年までの複数年のオプション付き条件も用意。国際サッカー連盟(FIFA)のルール上、契約満了半年前からの交渉は可能だが、今季終了後の交渉を経て、正式決定となる見込みだ。

 この日、AFC最優秀クラブ最終候補にノミネートされた浦和は、すでに来季のACL出場は確定済み。赤い悪魔は来季、エジミウソンを加え、世界制覇へ突き進む。

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ごらんアウェー:川崎2007・秋

この日はSゾーン(バック2F)で観戦。等々力スタジアムには13:30頃到着。

川崎オヒサルでは

ホームAゾーン券をお持ちの方

J1リーグ第31節の浦和レッズ戦【11月11日(日)16:00/等々力陸上競技場】では、「ホームA・ゾーン券」を購入なさったアウェイチーム応援者用として2番ゲートをオープンします。
浦和レッズのファンの方々は、5、7番ゲートではなく2番ゲート(メインスタンドのアウェイ寄り)の方へお回りください。

との案内があったので2番ゲートへ向かいました。しかし、アウェー専用ゲート(13番)が既に開いているにも関らず、なぜか2番ゲートは閉まったまま。もっとも到着してほどなく開門されたので私個人としては何の実害もなかったのですが、結局事前の案内通りは運営されずアウェーチケだろうが、ホームチケだろうが全部13番ゲートに並ばせたのでしょうか?

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この日の目玉商品「ガンプラ」がメインスタンド中央に展示されていました。うぃあーな皆さんのほとんどはお目にかかることがなかったでしょうから、一応掲げておきます。

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 バックスタンド中央のゲートを塞いで子供向けのイベント。このゲートを使えばバックスタンドへの入場がスムーズになるはずですが、そんなことが問題になるのは浦和戦だけなので放置しているのか、あるいは等々力のバックスタンドにはまとまったイベント・売店用のスペースがないためやむなくここを塞いでいるのでしょうか。

 川崎は長らく集客難に苦しんでいましたので経費節約等の関係でゲート数を絞っていたのでしょうが、戦績向上&営業努力で観客数が劇的に増えた今となっては運営方法を見直すべきかと・・・

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 他のイベントで使うはずだった小道具が無造作に放置されていました。こういうものにはすかさず蹴りを入れておくのはお約束。

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出場メンバーがなにげに壁に貼り出してあります。

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 試合当日に代表クラスの選手のサイン会が実施されるというのは今はもちろん、昔の浦和でも考えられない話。小さいクラブを応援する楽しみがここにあります。

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 スタジアム内でお団子や和菓子を売っているのはちょっと珍しいような・・・ 奥の白い暖簾のほうは川崎大師にも店を出しているようです。同じ神奈川県でもしきりに垢抜けていることを強調するマリノスとは対照的で、徹底的した地元密着&子連れファン層開拓を狙う川崎にはこんな泥臭いやり方が相応しいのかも。

 なお、等々力には既に今年一度足を運んでいます。こちらの記事もご参考まで。

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2007.11.12

【観戦記】川崎 1-1 浦和

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 やはりというべきか何というべきか、アウェー・セパハン戦からわずか中3日にも関わらずオジェックはネネを下げて怪我から復帰した闘莉王を投入したのみで、後は全くスタメンをいじらず。右WBに阿部を入れたところまでセパハン戦と同じでした。ここまで来ると信念と言うか信条というか頑固一徹というか、いやはや恐れ入りましたとしか言いようがありません。事の是非は結果で判断してくれというなのでしょう。

 過酷なスケジュールにも関わらずオジェックが頑なにスタメンを固定する理由についてオジェック自ら本音を語ることはないでしょうし、質問をはぐらかすのが上手いオジェックのことですからマスコミや評論家の質問に対してボロを出すこともないでしょう。従って試合内容や選手交代(これまた遅い上に往々にして駒を余らせるのですが)から各々がその真意を邪推するしかありません。

 セパハン戦に続いて永井や相馬をWBに起用せず、WBの経験がほとんどない阿部を右WBに起用し、しかもその阿部が傷んだ後にこれまたWBは本職ではない細貝を入れたところを見ると明らかに守備重視。おそらく現況ではリーグ戦残り4試合を1勝3分け、ACL第2戦も0-0で凌ぎきる算段でしょう。守備の計算が立ちにくい選手を起用しないのは当然。全員、特に前目の選手がへろへろで攻撃が様にならないのは承知の上で、守備のコンビネーションに狂いを生じさせるほどのメンバー変更は決して行わない。もちろん初めから引き分けを狙っているわけではないが、攻めには極力リスクをかけない。そんなところかなと思います。

 ただ大幅にメンバーを欠いているとはいえ、川崎はそんなオジェックの思惑通りスコアレスドローを許すほど弱くはありませんでした。前半早々川崎に先制を許し、その後川崎のカウンターを浴びまくって浦和のゲームプランは完全に崩壊。引き分けどころか大量失点での敗戦すら覚悟せざるを得ないほどの酷い前半でしたが、ワシントンが得たPKが全てを救いました。DF伊藤がワシントンを引き倒していることは引き倒しているのですが、ワシントンがファウルをもらいにいっているようにも見え、おそらくPKを取らない主審のほうが多いだろうと思われる微妙なプレーでしたが、この試合はこれが全てでした。

 その後はやや浦和が体勢を立て直し、中盤の人材を欠く川崎はジュニーニョの強引なプレーが目立つようになって終始押し気味ながらも決定機を作るまでに至らずに引き分け。中村やマギヌンのどちらかが入れば浦和守備陣は簡単に崩壊していたような気がしますが、今日はいかんせん3人目の動きに迫力を欠いて川崎は浦和守備陣を崩しきれませんでした。

 残り4試合で力関係やスケジュールを考えると最も厳しいと目された川崎戦をドローで凌ぎきったのは悪くないどころか御の字というべきでしょうが、それもこれもワシントンのPKがあればこそ。あのPKはスケジュールが極めてタイトな中でも「ベストメンバー(笑)」で試合に臨んだ浦和に対する神の恩寵だと思うべきかと。まぁ川崎は反則の多いチームですから審判団から色眼鏡をもって見られがちだというのもあったでしょうが。

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<浦和>

--シトン---永井--
-----ポンテ----
平川--------阿部
--長谷部--啓太---
堀之内--闘莉王-坪井-
-----都築-----

75分:阿部→細貝
87分:永井→達也
89分:ワシントン→内舘

<川崎>

---鄭---ジュニ--
-----養父-----
黒津---------森
---谷口--河村---
-伊藤--寺田--箕輪-
-----川島-----

50分:黒津→井川

 浦和のスタメンは前述の通り。ネネではなく堀之内を起用したのはジュニーニョのスピードを警戒したものでしょう。川崎は警告累積で中村、佐原を欠く他、マギヌンが怪我で欠場。おまけに左WBに入ることが多い村上も欠く苦しい陣容。マギヌンの代わりに大橋ではなく大卒新人の養父を起用してきたのが目新しいところ。この辺が既にリーグ戦に目標がない気楽さでしょうか。

 浦和は案の定動きが悪く、左サイドで長谷部が簡単に振り切られてクロスを上げられてしまいました。それでも中に闘莉王がしっかり控えていたので何事もないかと思いましたがなんと闘莉王が、そして阿部もクロスをかぶってしまってボールは養父のもとへ。養父は難なくボールを蹴りこんでいきなり失点。

 その後の20分の浦和は悲惨でした。同点に追いつきたい浦和は闘莉王が盛んに攻撃参加して局面打開を図るものの如何せん動きが悪い。対する川崎は前線に両FWを残して後は引いて守ってカウンター狙い。川崎が両サイドのスペースをしっかり潰していますから浦和は得意のサイド攻撃を仕掛けられず、ポンテがミドルシュートを放つのがせいぜい。浦和はほとんど得点の気配がないのに対し、川崎は狙いとするカウンターが何度も炸裂。この時間帯にもう一点取られていたら、そのまま大敗を喫していた可能性が極めて高かったと思います。

 しかし浦和の苦境を一変させたのが件のPK。PKをポンテではなくワシントンが蹴ったことでまた一悶着ありそうですが、その後は一進一退。浦和は残り少ない燃料をかき集めて後半の早い時間帯に攻勢をかけ、阿部や長谷部の際どいシュートもありました得点ならず。ポンテの疲労は著しいのですが、それでも攻撃はポンテ頼みでボールはポンテに集まりまくってポンテはさらに疲労。セットプレーで精度を欠きに欠いたのはやむを得ないでしょう。

 その後は川崎が優勢な時間帯が長く続きましたが、ジュニーニョがやや個人プレーに走りすぎてこれまた得点ならず。鄭が前線で潰れ役となり、ジュニーニョがその後ろから突っ込んでくるところまではいいのですがその後が続かない。中村やマギヌンがいればジュニーニョにマークが集まったところで高速ワン・ツーで浦和守備陣をぶち破れたでしょうが、この日はジュニーニョが強引に突破しようとして(せいぜい鄭を使うくらい)潰される場面が目立ちました。

 関塚は後半の早い時間に左WB黒津に代えて井川を投入し、井川を右WB、森を左WBへ。黒津は一本際どいクロスを上げただけでそれ以外はほとんど機能していませんでしたから交代はわからなくもありません。そして井川の投入はそこそこ効いて平川の進出を抑えるとともに、ややDQNなプレーを伴いながら盛んに浦和の左サイドへ侵入。但し平川もよく踏ん張って決定的な仕事はさせず。

 オジェックはさして出来が良いとは言いがたい永井を延々と引っ張り、試合終了間際に永井が傷んでようやく達也を投入(たぶん足の状態が良くない達也はセパハン戦へ向けて温存したかったのかと)。さらに後半フェイスガードを外して奮闘していたワシントンが相手との接触(MQNにやられた模様・・・)で鼻を痛めたのか、怒りを露にして勝手にベンチに下がってしまう後味の悪い一幕もありましたがそのまま試合終了(ワシントンは異議か何かでイエローで次節出場停止)。

 チームの置かれた状況、選手の状態を考えれば川崎とのドローは悪くない。ゴール裏にやって来た選手に対してしばし沈黙、その後暖かく包む拍手が印象的でした。

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2007.11.11

(メモ)川崎1 ‐1浦和

(スタメン)案の定ネネに代えて闘莉王が入っただけで、他はセパハン戦と同じ。犬飼専務に忠義立てorz

川崎は中村、佐原がイエロー累積。マギヌンが怪我で欠場。

(前半)左サイドを簡単に破られ、しかも闘莉王がクロスをかぶって早々と失点。

後は引いてカウンター狙いの川崎の術中に。動きの悪い浦和は攻め手なく暗雲漂う中、ワシントンが幸運にもPKゲット。ワシントン自身が決めてゲームは振り出しに。

阿部の右WBは攻めには役立たないなあ。

(後半)川崎は黒津→井川で森を左へ。

前半よりは浦和の動き、パス回しがよくなったが得点機は一回だけ。

中盤の面子を欠く川崎は予想どおりジュニーニョが個人プレーに走って自滅。

怪我以外で選手を代えないオジェックもなんだが、お疲れの浦和、組織性を欠いた川崎共に引き分けは妥当な結果か。

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2007.11.10

ごぞうらーめん@川口領家

 「ぱど」に載っていた標記の店に行ってみました。

Gozou1

 川口といっても東外れで限りなく足立区。川口も国道122号線(通称「ワンツーツー」)より東となるとどこに何があるのかさっぱりわかりません。

 一応川口元郷が最寄駅ですがどの駅からも遠いのが難点。従って車でやってくる客が多そうなものですが、郊外店には珍しいことに店には駐車場がありません(やや離れたところに駐車場がある模様)。自転車を置くのがやっとという感じ。

 店内はL字型カウンターにテーブルが4卓ほど。都心の店と比べるとかなりゆったりしています。食券を買って基本の「ごぞうらーめん」を注文。650円也。太麺と細麺が選べるとのことですが太麺を選択。麺も固めにしてもらいました。

Gozou2

 屋号ではわかりませんが、どこからどう見ても家系の影響を強く受けた濃厚醤油とんこつです。従って麺は絶対に太麺を選ぶべきでしょう。標準的な家系に比べると心持ちスープが薄く、その分良くも悪くも臭みやくどさがない感じ。完飲するには至らず。やや厚めのチャーシューは標準以上。

 総評:近所の類似のラーメンなら西川口の「安田家」のほうが上かなぁ・・・

 麺の固さ・味の濃さ・油の量を選択できるあたりも家系と同じ。水がセルフではないとか、店が比較的きれいだといったあたりは良い意味で家系離れしていました。

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2007.11.09

川崎戦プレビュー

<前回(浦和1-2川崎)のおさらい>

・浦和が押し気味の時間帯に点が取れず、逆に川崎に一瞬の隙を突かれて2失点。その後も浦和が猛攻を仕掛けるも得点は1点に留まり、埼スタでの不敗記録がストップ。

・この頃はまだ変則的というか流動的なな4バックを採用。伸二が左SHに起用される等、今から思えば試行錯誤の真っ只中でした。終盤の川崎の逃げ切り方は見事で、この時点ではチームの完成度の差がそのまま結果に出たという印象。

・川崎は黒津を左WBに起用するという奇策を放ち、これがものの見事に奏効しました。

<前節(川崎 0-1 G大阪)>

---鄭---ジュニ--
-----大橋-----
伊藤---------森
---谷口--中村---
-佐原--寺田--箕輪-
-----川島-----

63分:大橋→久木野
74分:佐原→河村
78分:鄭→黒津

<追加情報>

(川崎)

・出場停止:中村、佐原

・J2時代からずーっと3-5-2だったのだが、今季途中から4-4-2を併用し、それなりに様になって来た模様。オジェックも4バックをやろうとして途中で挫折しちゃったけど、リーグ戦を捨てていい立場になった関塚は新しいことを始める踏ん切りがつきやすかったのかも。当初は3バックだったナビスコ決勝も大橋を下げた時点で4バックに変更した模様。

・ちなみにナビスコ決勝の前のリーグ戦で瓦斯を虐殺した時のメンバー・フォーメーションはこちら。

---鄭---ジュニ--
-----マギヌン-----
-谷口------中村-
-----河村-----
伊藤-佐原--箕輪--森
-----川島-----

62分:鄭→寺田
81分:中村→大橋
89分:森→井川

・従って浦和と比べると相手や状況に応じた柔軟な対応が可能。その一方控え選手はアタッカー陣がやたら強力な他は相変わらず層が薄く、ACLとリーグ戦を併行して闘った今年はそこが泣き所になった模様。アウェー・セパハン戦の直後主力メンバーを大幅に落として臨んだ柏戦で虐殺されたのがその象徴。中村と佐原がいないのがどう響くか?

(浦和)

・出場停止:なし

・主な怪我人:伸二、エスクデロ、暢久。闘莉王は復帰か?

・アウェー・セパハン戦からわずか中3日。川崎も水曜日に天皇杯を戦っているけれどもコンディション面で浦和の劣勢は否めない。

犬飼専務が目を光らせている中で、オジェックはどの程度スタメンをいじってくるのかが最大の見所。FW以外は全くいじらない可能性も非常に高いのですがorz

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2007.11.08

続・ゲッター撲滅ぷちぷち運動

 苦労して取ったものの結果的に余ってしまったチケットを知人同士で融通しあうというのはどこでもよくある話です。しかしこういう横の繋がりがない人が入手難のチケットを手に入れるためにゲッターは必要悪なのでは?という意見を耳にしました。

 チケットをどうしても入手したい個々人にとってゲッターはある意味便利です。しかし、ゲッターの存在を容認してしまうとますますチケットが入手難になるという「合成の誤謬」チックなパラドックスに陥ってしまうのもまた事実。

 ゲッターもピンキリで、あんまり突くと命が危なくなる怖い輩から単なる小遣い稼ぎ感覚でやっている奴までまさに千差万別。チケットが万人に差別なく売られるという前提の下でそのチケットが需要超過になるとゲッターという商売は必然的・恒常的に発生するもので、その根絶は無理だと思います。

 しかし、ゲッターの手に渡るチケットのウェイトが高くなり、一般のファン・サポーターのチケット入手が困難になるというのはあまりにも理不尽。

 "Rapsody in Red"様他が提唱されている「ゲッターぷちぷち潰し運動」は小遣い稼ぎ感覚でやっているような輩からちょっとでも浦和のファン・サポーターの手にチケットを取戻す運動だと私は理解しています。

 なおこの運動に関する具体的なノウハウについては"No Reds,No Life...レッズ日和"様が詳述されているので紹介しておきます。

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【TV観戦記】セパハン 1-1 浦和

 浦和にとって勝ちに等しい「アウェーゴールを奪っての引き分け」で第1戦を終えることができました。ゲーム内容、特に後半はお世辞にも褒められたものではありませんでした。選手達は高地、そして横幅がやたら広く&ボコボコ&ハゲハゲのピッチに難渋したことでしょうが、それでも最善とは言わないまでも次善の結果を残したあたりがいかにも浦和。

 ただ90分を通じて浦和のチャンスは少なく、特にワシントンがほとんど機能しなかったのは気がかり。正直よく1点取れたといっていいほどでまさにポンテ様々。一方セパハンは手数は多かったけれども決定力がない様子。従って浦和は次戦0-0で満足せざるを得ないだろうというのが第1戦の感想でした。

 浦和が有利なのは間違いないけれど試合内容を考えれば次戦で負けてもなんら不思議はなく、喜ぶのはまだまだ早い。準決勝でもアウェーで2-2と有利な立場で折り返したものの、一転ホームで大苦戦を強いられました。状況はその時と似たようなものだといって差支えありません。

 セパハンは等々力でやってのけたような”0-0で凌いでPK戦に持ち込む”という荒業を繰り出せず、攻めるしかないという状況に追い込まれました。当然ながら浦和得意のカウンターが炸裂する場面も増えるでしょうが、浦和はホームとはいえ川崎戦から中2日。厳しい闘いが予想されます。

 リーグ戦共々フレッシュな控え選手の活用が鍵となるのは明白なんですが、オジェックは怪我でもしなければ頑としてスタメンをいじりませんからねぇ・・・

 奇しくも決戦当日-11月14日-は埼玉県民の日。有利な立場になっても奢ることなく、緩むことなく、浮かれることなく。かといって妙に気負うことなく、焦ることなく、一歩一歩確実に相手を追い詰めてゆきましょう。

---永井--シトン--
-----ポンテ----
平川----------
--長谷部--啓太---
ネネ-堀之内-坪井-阿部
-----都築-----

72分:永井→達也

 怪我の闘莉王の代わりに堀之内が入るのは大方の予想通りでしたが、暢久の代わりに右に入るのは永井との予想を裏切ってなんと阿部!報道陣の裏をかくのはオジェックの得意技ですが、さらに今季序盤に何度か試みたものの途中で放棄してしまった変則的な4バック(攻撃時には阿部が高めに張るので3バックといっても別に差支えないくらいですが、守備の時は平川はほとんど下がらないけれど阿部は下がるので4バックに近いのかなぁという感じ)をこの大一番でオジェックは採用しました。

 浦和は立ち上がりこそやや守備がばたつきましたが、平川のドリブル突破によるチャンスメークを機に次第にリズムを取り戻し、平川のクロス→中央でどフリーの永井がヘッド(でも枠外orz)、そして永井の左からのミドルシュートがポスト直撃と2度の決定機を演出。平川を走らせての攻撃はその後何度も見られましたが、平川の守備負担を減らしたいがゆえにオジェックは変則的な4バックを敷いたのでしょう。

 セパハンは攻守の切り替えが速く、また浦和はフィジカルコンタクトで劣勢なためにガツンと当たられて中盤で不用意にボールを失って一気に攻め込まれるとかなり怖い。端的にいって長谷部が狙われているように思えます。ただ浦和が帰陣してしまうとパスを細かく繋いでいるセパハンは攻め倦みの感が強い様子。

 ワシントン&ポンテは前半何もしとらんなぁと思っていた矢先、前半終了間際にポンテが左からミドルシュートをゴールネットに突き刺した!!!!

 前半は浦和の思惑どおりの展開。このまま浦和が逃げ切るかと思いましたが、セパハンは後半頭から2枚替えで攻勢に転じ(テレビではよくわかりませんでしたが、セパハンは平川対策として4-2-3-1から3-5-2に変えた模様)、浦和が対応に手間取っているうちに被弾。もともと中盤が劣勢な上に平川も完全に押し込まれ、中盤がら空きの5バック状態になってしまいましたから、後半立ち上がりの不安定な時間帯を凌いだところで遅かれ早かれ1失点を食らうのはやむを得なかったでしょう(失点場面自体は阿部の転倒が痛恨でしたが)。幸いなことにセパハンのシュート精度はそれほどでもなく、シュートミスに助けられた場面もいくつかありました。チャンスを確実に決める力は間違いなく城南のほうが上でしょう。

 後半の浦和は全くいいところなし。ゴール前にベタベタ人垣を作ってボールを外に蹴り出すのが精一杯。平川が終始押し込まれてしまってサイド攻撃もできなければ、ワシントンの不振も相まってカウンターの形も全く作れず、不用意にボールを失っては逆にカウンターを浴びるの繰り返し。後半半ば過ぎに永井に代えて達也を投入するもほとんど効果なし。中盤が消失しているにも関わらずオジェックは例によって選手を代える気配はなく(長谷部→内舘or細貝があってもよさそうなものですが)、猛攻をひたすら耐えてワンチャンスを窺うというお馴染みの展開。

 ただ浦和にとって幸いなことにセパハンも後半40分前から急速に消耗。しかし、浦和もセパハンを突き放す余力はなく引き分けで試合終了。いつものことですが、過酷な環境下&明らかに体力面で劣勢にも関わらず交代枠を余らせて終わるオジェック采配は謎でした。

 またオジェックが放った阿部の右SB/WB起用という奇策は、浦和の左サイド攻撃が何度か嵌った前半は成功。その反面右サイドの攻撃は放棄したも同然で、さらに後半は両サイドとも沈黙してしまったから、1-1という結果を受けてぎりぎり合格くらいだと思います。

 赤サポはメインスタンドの一角に押し込められていたようですが、イラン作成の国際映像でもチャントが高らかに響いておりました(っちゅーか「イラン製柏サポ」のように見えるセパハンサポはテレビでは案外静か・・・)。誠にお疲れ様でした。自宅に帰るまでがアウェーです。お気をつけて。

P.S.

松木は飲み屋で騒いでいるオヤジだと思えばまだ許せるんですが、よりによって実況に核澤を使うかぁ??? BS朝日で試合を見ている人は普段からめちゃくちゃサッカーを見ている人ばかりなんだから、しょっちゅう選手名を間違え、煽ることしか能がない低レベルのアナをわざわざ起用するかね???

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2007.11.07

ゲッター撲滅のため小さなことからコツコツと

セパハンとの決戦を目前にして書くべきことではないかもしれませんが、看過できない問題なのであえてあげておきます。

カップ決勝だとか、優勝がかかる一戦だとか節目節目の試合ではいつも大問題になるチケット・ゲッター。

ACL決勝第2戦でも案の定こいつらが暗躍しており、熱心な浦和のファン・サポーターへチケットが行き渡らない事態となっています。クラブもチケットゲッター対策に乗り出したようですが、"Rapsody in Red"様はじめいくつかのブログで具体的なチケットゲッター撲滅策実行の呼びかけがありました。弊ブログもその趣旨に賛同し、周知を図る意味で核心部分を転載いたします。

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1 オークションに、違反商品の申告をしよう。

・悪質なもの(予約番号の出品など)については、管理者(Yahoo!など)が削除してくれる。(クラブからも要請している)
・おびただしい数の申告があれば、これまで放置してきた管理者も、出品ガイドラインを強化して監視を強めるなどの対応をせざるを得ない状況になる。
・削除されなくても、出品者が鬱陶しい思いをさせることはできる。→浦和のチケットは面倒という印象を持たせる。
・買う側が申告を見れば、その商品がまっとうなモノでないことに気付き、多少でもためらいを感じさせることができる。

 ただし、これは結構面倒な作業なので、時間がかかる。数人が動いても大きな影響を作ることは難しいので、できるだけ多くの人が数件ずつでも実行していく必要があると思う。

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いかんせん手間がかかる作業なので「できるだけ多くの人が数件ずつでも実行する」というのが肝です。

 もっともそれ以前に定価以上で売りに出されているオークションに手を出す人がいなければこういう問題は起こらないはず。まめにチケット関連の掲示板等をチェックしたりするのが面倒なので、ついついそうしたオークションに手を出してしまう人もいらっしゃるでしょうが、それが回り回って自分達の首を締めていることは知っておいてしかるべきです。

 まぁ、オークションに手を出す人って往々にして普段は試合を見に来ない、いわゆる「お祭り屋さん」だったりして実に始末に困るのですが・・・

 買う人が減れば、値段も下がる。そしてゲッター、特に小遣い稼ぎ感覚でやっているにわかゲッターの収支に打撃を与え、ゲッターを一匹一匹駆逐する。

 多くの浦和ファン・サポーターの地道な活動によりチケットを少しでもゲッターから取戻しましょう。

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2007.11.06

ごらんアウェー:伊賀2007

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この日は夜行バスで伊賀入り。伊賀は東京からは非常に行きにくいところ。鉄道はトロい上に本数が少なく、前述の名古屋からの高速バスを使うのが最善手かと思いますが、キックオフが13:00と早い時間だったので今回は夜行バスを使ってみました。

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 三角屋根がかわいい上野市駅ですが

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 忍者だらけかよ・・・orz

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 早朝から伊賀上野城を見学。

 大和郡山から移ってきた筒井定次により築城されたのが伊賀上野城の興り。しかし定次は失政が少なかったようで、1608年(慶長13年)徳川家康の命により改易され、伊予から藤堂高虎が伊賀・伊勢にやってきました。

 高虎は本拠地伊勢国・津城を平時の居城と位置づけて天守を築きませんでしたが、上野城は大坂城の豊臣氏に備えた戦いの城として濠を深く、石垣も高くしました。さらに高虎は層塔型の五層天守を建設したものの、竣工をひかえた1612年(慶長17年)に嵐のため天守が倒壊。その後、豊臣氏の滅亡で堅固な城が必要なくなったのに加え、武家諸法度による築城禁止の命により江戸時代を通じて天守は再建されませんでした。

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 現在建っている天守は1935年(昭和10年)衆議院議員川崎克の私財により天守が再建されたもの。筒井時代に三層の天守が建っていたといわれるものの確たる資料がなく、また藤堂時代にはそもそも天守が建たなかったので、史的考証の観点からは疑問符付きまくりの天守ですが、建ってから70年も経っているせいかそれなりに風格があります。また川崎氏がコンクリ造りではなく木造に拘ったところも評価すべきかと。

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 上野城は天守ではなく高石垣が最大の見所。高さは約30mで大坂城に次ぐ高さを誇っています。「反り」がある熊本城の石垣とは対照的に上野城の石垣は急勾配かつ直線的なのが特徴。

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 天守の建つ本丸東側に一段高く石垣が組まれた曲輪があります。一見するとこちらが本丸のように見えるくらいですが、それもそのはずでこちらは筒井氏時代の本の丸。後の藤堂氏時代には城代屋敷が置かれたところです。

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 伊賀といえば欠かせないのが忍者屋敷見学。

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 旧上野市も地方都市の例に漏れず上野市駅を中心とする市街地中心部の空洞化が進んでいて、郊外(といっても上野市運動公園の近くですから中心部からそれほど遠くではありませんが)の幹線沿いに大きなスーパーが建ち、その周辺に外食・ホームセンター・紳士服等のチェーン店が立ち並ぶという典型的な今時の田舎町の様相を呈しています。

 たぶん伊賀の選手達はオークワで買い物して、隣の王将で飯食って帰るというのが休日の黄金リレーパターンになっているのでしょう。

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関西圏に入るとつい「餃子の王将」に入ってしまうワシもいかがなものかと思います・・・orz

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2007.11.05

ごらんアウェー:上野運動公園競技場

アクセス:☆☆☆

JR関西本線「伊賀上野駅」から徒歩20分。駅正面の道を直進してそのまま道なりに。途中服部川を渡ります。

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伊賀上野駅は街の北はずれにあって、駅周辺に売店らしくものは何もありません(駅構内にキヨスクがある程度)。競技場の近くに大きなスーパーが建っているので買い物はそちらで。

旧上野市(現在は市町村合併で伊賀市)の中心部は伊賀鉄道(旧近鉄伊賀線)の上野市駅寄りにあり、競技場は伊賀上野駅と上野市駅の中間にある格好になります。旧上野市は小さな街なので、上野市駅から伊賀上野城等を観光しながら競技場まで歩くことも十分可能です。

伊賀へは鉄道よりも名古屋からの高速バスを使うほうがはるかに便利。バスが着く上野産業会館は上野市駅のすぐ近くにあります。

見易さ:☆☆

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「老朽化した越谷しらこばと」という形容が似合うこじんまりした陸上兼用競技場。トラックを挟んでいる上にスタンドに高さがないので、残念ながら試合観戦に適しているとは言いがたいところ。どのくらい高さがないかというと

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随時乱入可能。

それでもスタンドがある分観戦環境としては東松山や鴻巣よりマシといって差し支えありません。

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 ちゃんとスコアボードもあります。

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 道路脇には選手の携行品・備品が。見る側以上に選手にとって伊賀は過酷な環境なのかも。スタンドがピッチレベルにあるためピッチからドレッシンルーム(?)へ直行できず、観客共々いったんスタジアム外へ出る羽目に。埼スタを経験した選手にとっては落差でかすぎ・・・

 なおスタジアムに「抜け穴」「隠し部屋」「どんてん返し」等々の仕掛けは見当たりませんでした。

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 試合開始前のイベント。指導のお姉さんが一人いる他は全員子供ですが、"ハイスクール出た奴らは次の朝バッグを抱えて出てゆくぅー"のかなぁ・・・

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 メインスタンドの入り口にはテントが張られていましたが、グッズは販売されていない模様。伊賀FCはプリマハムが撤退した2000年以降純然たる市民クラブになりました。厳しい運営を余儀なくされているためか近時主力の流出が相次いでおり、それに伴って成績も低迷。地域密着路線になんとか活路を見出したいところです。

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2007.11.04

【観戦記】伊賀 1-4 浦和

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 前半と後半とで全く別の顔を覗かせた不思議なゲームでした。前半の伊賀の出来は極めて良く、浦和は伊賀の強烈なプレスに苦しめられて30分過ぎまでほとんど何もできないどころか、伊賀の狙いであるカウンターを食らって失点。前半のうちに同点に追いつけたのが奇跡的とも思える惨状でした。

 しかし後半は伊賀の運動量が激減。良いサッカーが90分続かないゆえ伊賀は下位に低迷しているのでしょうが、後半は浦和が伊賀を圧倒して、終わってみれば実力差通りのスコアに。ただベレーザなりTASAKIなりとやるとなるとこの日の前半のような試合展開が延々90分続くわけですからまだまだ前途多難という感じです。プレスをかけられても慌ててボールを失わない。判断スピードを上げて正確により良い位置にいる味方にパスを繋ぐ。そういったごく当たり前のプレーを速く正確にこなす。この日の前半の出来を見るとそんなことを地道に繰り返す必要があるかと思いました。もっとも後半しっかり持ち直したところに目を向けて試合内容を前向きに考えたほうがいいのかもしれませんが。

<スタメン>

---北本--安藤---
-----庭田-----
-柳田------木原-
-----高橋-----
岩倉-矢野--田代-土橋
-----山郷-----

SUB:池田、森本、保坂、松田、窪田

 スタメンは前節新潟戦と全く同じ。サブにGK池田が入った他、保坂・松田が入って、党首・エリ・堀田がアウト。

 前述のように前半の浦和の出来は悲惨そのもの。伊賀はCB宮本が積極的にラインを押し上げてコンパクトな陣形で浦和の中盤を封じ込める作戦。伊賀の出足の鋭さは浦和をはるかに上回り、浦和はほとんど中盤でパスを回せず。従って得意のサイド攻撃も数えるほどしか形になりません。またたまにサイドにボールが出たところでクロスも精度を欠き、さらに中央の枚数も足りず。

 ちょっとまごまごしているとあっという間に伊賀の選手に囲まれてしまいます。前半の庭田は前節と打って変わって全く何もさせてもらず。なんとかFWに当てたところで両FWもボールキープすらままなりません。

 伊賀は高い位置でボールを奪うとすかざす浦和の右サイドに展開し、アーリー気味にクロスを放り込んできます。伊賀は攻守の切り替えも早く、クロスに対して複数人が反応。伊賀の1点目はそれがものの見事に嵌ったもので、その後も同様の形を何度か作りました。

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 ただ前半も30分を回る頃には伊賀のプレッシングも衰え、ようやく浦和が反撃。安藤がDFラインの裏を取ってなんとか同点に追いついて前半終了。

 後半になると伊賀の失速ぶりが顕著になり、中盤で優位に立った浦和がほぼ一方的に攻撃を仕掛ける展開に。後半早々柳田のスルーパスに反応した北本がゴール! その後安藤、柳田と得点を重ねましたがいずれも縦パスを受けてDFラインの裏へ飛び出し、そのままゴール前まで持ち込んだもの。中盤でプレスがかかっていないのに伊賀が不用意にラインを上げるとどうしてもそういう簡単な攻撃を食らいやすくなってしまいます。浦和サイドからいえばちまちまとしたサイド攻撃に拘らず、簡単に縦パスで両FWや2列目をDFライン裏へ飛び出させる攻撃意識が高まったことが後半の大量得点に繋がったといっていいでしょう。

<試合終了>

66分:木原→保坂
84分:北本→松田

---松田--窪田---
-----庭田-----
-柳田------保坂-
-----高橋-----
岩倉-矢野--田代-土橋
-----山郷-----

 お疲れのこず様に代わって保坂を投入するアイデアは間違っていないのですが、残念ながら保坂のスピードを上手く生かせず、保坂が良い形で攻撃に絡んだのは一度きり。しかしその後も伊賀に不用意に反撃を許すことなくしっかりと逃げ切れたあたりは新潟戦より格段にマシだと思います。

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 この日のこず様。前半は攻守とも全くいいところなし。相手のプレスを交わすのに一苦労という印象。またこず様が直接絡んだわけではありませんが、新潟戦に続いて右サイドから失点を許してしまいました。土橋・こず様の右サイド縦並びはやはり守備に問題点を抱えているようです。

 相手のプレッシングが弱くなった後半は右サイドで暴れん坊将軍! 田代からのロングフィードをどフリーで受けて放ったシュートは99%決まったものと思いましたが、惜しくもポスト直撃でゴールならず。っちゅーか田代→こず様という日頃ほとんど通じることがない絶縁体同士のホットラインが通じたこと自体、浦和が後半いかにシンプルにやろうとしていたかの証跡のように思いますが・・・ 絶好機を外して憤懣やるかたないこず様はその後相手選手を後ろから引っ掛けて?イエローを頂戴し、直後にお役御免。降板後少し足を引きずっていましたが大丈夫でしょうか。

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2007.11.03

(メモ)伊賀1 ‐4浦和

(スタメン)新潟戦と全く同じ。こず様スタメン出場!

(前半)立ち上がりから動きまけて中盤作れず。右サイドをやられ、クロスをファーで合わされて失点。

その後も伊賀の高いDFライン&中盤のプレスに苦しんだが、ようやく安藤がDFラインの裏に飛び出して同点。

(後半)伊賀のプレスは早々と息切れし、後半は浦和が圧倒。北本のゴールを皮きりに安藤、柳田が加点。その後も危なげなく逃げ切り。

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【閉店】龍の家@池袋

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店名:龍の家(たつのや)

最寄駅:池袋

品: とんこつこく味 780円 替え玉150円

Tatsunoie2

スープ: とんこつに背脂が大量に浮いているのが特徴だがくどさ、しつこさを感じるところまでは至らず。辛味噌が少々。とんこつの臭みをほとんど感じないマイルドな東京向けとんこつといったところか。スープがぬるく、替え玉を投入するとさらに悲惨なことに。熊本らーめんなんかで良くある香り油が入っているが、これはニンニクと焦がし玉ネギをベースにしたものらしい。

麺:細めのストレート麺 堅めを注文 量は少ないので替え玉必須 スープとの相性は全く問題ない

具:バラ肉チャーシューは甘辛く煮込まれていてまずまず。 きくらげ もやし 細かく刻まれたネギが多目。

評価:A-

コメント:
 池袋東武12F。カウンター、テーブル、食券。女性接客スタッフがやたら多い。
 会社帰りに立ち寄り。オープンして1ヶ月経つが、常時待ち客が4~5人あり。
 悪い内容ではないが、替え玉含めて1000円近くするのはいかがなものか。

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2007.11.02

アレックス、浦和復帰

 かなり前からアレックスは浦和復帰濃厚と伝えられておりましたが、現時点では他チームからのオファーもないようで浦和復帰が本決まりの様子。

 アレックスが抜けた今年。左WBは相馬がその穴を埋めるものと思われましたが相馬が故障を繰り返しているうちにオジェックの信頼を失ってしまい(久しぶりにスタメン起用された大宮戦で全くいいところなく、敗戦の一因になってしまったのも尾を引いているか・・・)、年後半は平川がスタメンを張っています。

 平川は甲府戦@国立での大活躍が印象的。おしなべて平均以上の仕事をしているとは思いますが、やはり本職ではない悲しさか相手に縦を切られた時に手詰まり感が漂います。本職アレックス復帰は浦和の戦力アップに間違いなく繋がることでしょう。

 平川は本職の右に回って暢久、あるいは獲得が噂されるあの選手とスタメン争い。あの選手は守備が不得手ですから、暢久の衰え如何によっては平川がスタメンになる可能性が極めて高いと思います。

 アレックスは既に30代に突入してのが気がかりといえば気がかり。もはや連戦には耐えられないと見るべきでしょうし、しばらく見ない間にスピードも衰えているかもしれません。相馬は辛い立場になりましたが、来年も働く場面はいくらでもあるでしょう。っていうか、健全な形で浦和の世代交代を図るためには相馬がスタメンに戻るような勢いを見せてもらわねば困る。相場がんがれ! 超がんがれ!

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【ザルツブルク(オーストリア)2日共同】

 サッカーのオーストリア1部リーグ、ザルツブルクは1日、元日本代表DF三都主アレサンドロ(30)との契約を延長しないと発表し、同選手のJリーグ1部(J1)浦和復帰が決まった。

 三都主は今年1月、1年間の期限付きでザルツブルクに移籍したが、最近は出場機会が減ってきた。チームが欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を逃し、欧州連盟(UEFA)カップも敗退したことで、高額の移籍金が発生する完全移籍には踏み切らなかった。
 現時点でほかのクラブからの獲得打診などはなく、オーストリア1部リーグの年内最終戦となる12月15日後をめどに帰国し、浦和に復帰する見込み。浦和の関係者は「既に実力は分かっており、戦力となることは疑いない」と話している。

[ 共同通信社 2007年11月2日 10:15 ]

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館林拾遺

前回からの続き)

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 丸屋根が印象的な館林駅。1907年(明治40年)開業以来同じ姿を保っているとのことですが、当時としては相当斬新なデザインに見えたかもしれません。橋上駅化&東西駅広場の整備計画が持ち上がっているようですが、幸いにも現駅舎は東口にそのまま残される模様。

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 駅舎は斬新ですがプラットホームは屋根といい、柱といい、私鉄というよりは国鉄の臭いがプンプンします。

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 館林はなぜか狸が目立ちます。なんでもおとぎ話「分福茶釜」に出てくる茂林寺がこの館林にあるとのこと。

「分福茶釜」といっても、ワシは茶釜に化けた狸が火に掛けられて「あーちっち、あちっ、燃えてるだろうかぁー」というところぐらいしか覚えていなかったするのですが、詳細はこちら参照。「最初から茶釜に化けずに、たぬき親子の曲芸で食えたんじゃね?」というツッコミは避けられないかと。

Tatebayashi1_5

 宇宙飛行士向井千秋氏が館林の唯一の有名人? 向井千秋氏が初めてスペースシャトルで宇宙へ飛び立ったのが94年。2回目が98年だからもう10年近く前の話ですからもう知らない人が結構いるかもしれません。看板のくたびれ具合が時の流れを象徴しています。でも日本人女性で初の宇宙飛行士ということで当時は相当話題になりました。

Tatebayashi1_6

館林城は沼を外堀として利用している点に特徴がある平城ですが遺構らしい遺構はほとんどなく、城跡には市役所等公共施設が建ちまくりで、わずかに復元された土橋門があるくらい。

館林城は長らく長尾氏と北条氏の係争地となっていましたが、徳川家康の関東入府に伴って徳川四天王の一人として知られる榊原康政が館林藩10万石の城主として封じられたのが一大転機。榊原康政は城や城下町の整備に尽力しました。

その後館林藩は藩主が転々と代わり、徳川綱吉が25万石で来たかと思えば、ある時期は廃藩となるなど極めて不安定。それに伴って城も増改築されたり、逆に捨て置かれたりしたようです。

おまけに明治7年になって城の大半が焼失。見るべきものがほとんど残っていないのもやむを得ないでしょう。

(了)

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2007.11.01

ラマダーン

アウェー・セパハン戦はラマダーンに当たるんですか・・・(今年のラマダーンは9月13日から10月12日までで、既に終わっているとのこと(^^; 以下は単なるネタなので注意)

ラマダーンの間は完全に断食するわけではなく(一月もそんなことできませんがな・・・)「日の出から日没までのあいだ、飲食を絶つ」というのはよく知られています。

ところでアウェー・セパハン戦のキックオフは現地時間16:00

セパハンの選手が試合開始前に飲み食いしてないわけがないですね。彼らがピッチサイドで給水してたら柄の悪いうぃあーが「お前ら、ラマダーンだろうがぁ!!!」とツッコミを入れる絵も浮かぶところ。

もっとも「旅行者や重労働者、妊婦、産婦、病人など、合理的な事情のある場合は昼間の断食を免除される」そうで、プロサッカー選手もその扱いなんでしょうなぁ・・・

ラマダーンといえばヤマダーン。名古屋戦で負傷退場した暢久は肉離れで全治4~6週間とのことですが、その件については別途考察します。

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館林うどん

 埼玉県北から群馬・栃木にかけてはかつては麦作が盛んだった関係で、うどんを売り物にしている街がいくつかありますが館林もその一つです。この辺りはワシ的には栃木だか群馬だかよく判らないところが多いのですが、館林は群馬県。

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 館林の駅裏には日清製粉の工場。その前身が館林で創業されました。なお日清製粉はカップヌードル等で有名な日清食品とは何の関係もありません。粉物繋がりで紛らわしいのですが。

 館林は良質の小麦と地下水に恵まれてうどんの製麺が盛んになったようです。

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 まず訪れて見たのは「木挽庵」。駅から北へ10分ほど。合同庁舎近くの住宅街の中にあります。どちらかというと蕎麦がメインの店で、後からやってきたお客さんは悉く蕎麦を注文していました。店構え、店内ともごくありきたり。テーブルより小上がりのほうが広いのがローカル色を表しているくらい。ざるうどん(550円)を注文。

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 麺をつまんでみるとびよーんと頼りなげなんですが、噛んで見るとこれが実に噛み応えがあるというか、かなりの弾力があります。さすがにグミほどではありませんが、それにしてもなかなかの歯ごたえ。これはわざわざ食べに来た甲斐がありました。もちろんつるつるっとしたうどん独特の食感も味わえます。

 汁は蕎麦と全く同じと思われます。またうどんを頼んでも蕎麦湯がついてくるのには苦笑させられました。

 一軒だけで万事を語ってはいけないというのが地方食いもん巡りの鉄則。その点うどんは消化が早いので、ハシゴには持って来い。

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 今後は駅の東、市役所近くにある「うどん本丸」を訪れてみました。こちらは製麺業者「館林うどん」が経営している店で、お土産用の麺売店が併設されています。なんでも天皇陛下・皇太子お買い上げが自慢の模様。人気店のようで小グループの予約席もありました。

 ちょっと趣向を変えて、秋メニューの「きのこ汁うどん(780円)」を注文。つけ汁は温・冷が選べるようで、冷にしてみました。

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 こちらは先の店よりもさらに麺がぶよぶよ。一応噛み応え、弾力性は残っているので麺は完全に死んではいないのですが、ぶよぶよ感が先にたってどうにもいけません。読み物を広げる暇もなくうどんがあっという間に出てきたのが少々不可解で、作り置きのものを食わされた疑惑が拭えませんなぁ・・・やや甘めのつけ汁はまずまずだっただけに残念です。

 館林はうどんによる街興しを図っているようですが、うどん屋の数がそれほどないのか、あるいは郊外に拡散しているのか、市街中心部を歩いてみてもそれほど「うどん」の幟を目にすることはありませんでした。

(つづく)

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