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2007.11.17

Jリーグ戦略の破綻

NHKのBS放送激減がJリーグ離れを誘発する(ゲンダイ)

 ゲンダイの記事を真に受けて論を進めるのも少々お恥ずかしい話ですが、Jリーグが放映権料維持に拘るのは文中にもあるように「配分金が減って経営難に陥るJ2のクラブがある」の一点に尽きます。

 時節柄Jリーグ参入を目指す地方クラブの明るい話、苦労話が多々報じられておりますが、地域密着型クラブの数を増やすことでサッカーファン層掘り起こしを図ろうとするJリーグの戦略は既に破綻しているように思えて仕方ありません。少なくともチーム数拡大ペースは性急にすぎたかと。

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●目がくらんだ30億円

 07年シーズンからJリーグのテレビ放送権が見直された。2011年までの5年間、スカパーが年30億円を負担(他にNHKとTBSで計20億円)することでスカパー主導体制となった。もっとも、当初から「Jリーグ離れを誘発しなければいいが」と懸念され、それが現実のモノになりつつある。
 NHKは、97年から06年までBSで70試合前後を放送してきたが、「受信料不払いによる収益悪化」によって、年20億円の放送権料が払えなくなり、「半分の10億円にして欲しい」とJリーグに泣きついた。
「全国中継なので貢献度は大。せめて15億円ならNHK主導で」の意見もJリーグ内に多かったが、「配分金のためにも年間総額50億円の放送権料維持を優先すべきじゃないか」の声が大勢を占めた。
「Jリーグは完全に見誤った。スカパーの30億円に目がくらんで、自らのクビを絞めることになった」とサッカー記者がこう続ける。
「スカパーは《ホームはスタジアムで、アウェイはスカパー!で》を合言葉に加入者増を目論(もくろ)んだ。しかし、NHKのBS放送が減ったこともあってJリーグの観客動員が微増にとどまり、結果としてスカパー加入者も伸び悩んだ。完全に《負のスパイラル》状態です」

●スカパーもJに不信

Jリーグ元理事の杉山茂氏が「Jリーグ、スカパー、NHK、TBSすべて“損をしている”状況です」と続ける。
「スカパーと契約しなかったら放送権料の50億円が維持できず、配分金が減って経営難に陥るJ2のクラブがある――という意見があることは承知しているが、JリーグはNHK、TBSとじっくり話し合うべきだった」
 スカパーの内部からも「海外リーグの映像を購入。実況、解説の音声を付けて放送した方が儲かる。Jリーグは過大投資に過ぎた」と不安視する声が聞こえてくる。
「大型投資に大張り切りのスカパーは今季、全620試合のうち547試合を自主制作することにした。プロダクションなど26社と契約。さらに実況アナ、解説者、リポーターを100人ほど雇った。経費増にヒーヒーいっている」(前出の記者)
 Jクラブのスポンサー筋からは「契約を見直したい」の大ブーイングまで浴びるようになった。
「露出が減り、スポンサー料の費用対効果が薄れた――という不満が噴出し、すでに来季のスポンサーから撤退、スポンサー料の減額をちらつかせている企業も出てきている」(サッカー記者)
 スカパーは、今週中にも「08年度以降の戦略練り直し会議」を開くといわれている。さて、どんな結論が出るのか。

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Jリーグ戦略の破綻(浦和御殿様より) スカパー!に放映権が移行した事で、 スカパー!加入者にとっては、 Jリーグが見やすくなると思ったのは幻想だった様です。 それは、マニアにしか受けなかったと言う事ですな。 NHK-BSから離れた事で、 一般からのJリーグ離れの方が深刻な様です。 浦和みたいに、うぃあーだけでやっていけるものなら 良いのでしょうが、地方のクラブはそうも行きません。 Jリーグがこんな状況なので、 このまま経営改善できなければ、 FC岐阜もJリーグではやっていけないでしょう。 これも... [続きを読む]

受信: 2007.11.18 23:45

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