越前紀行(5)
(前回から続く)
福井といえばこのネタを外すことは出来ないでしょう。
福井名物「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼です。以前前橋や会津でソースカツ丼を食べた時から気になっていました。
外観はぱっとしませんが、これがヨーロッパ軒の総本店。
厨房があるためか1Fはやや手狭で、昼飯にはやや早い時間というのに既にほとんどのテーブルが埋まっていたので2Fに通されました。
店内はどこにでもある大衆食堂風。特に伝統ある洋食屋として気取った感じはしません。奥に色紙がベタベタ貼ってあるのがいやはやなんとも・・・
カツ丼セット(1,020円)を注文。別にカツ丼(820円)だけも良かったのですが、「サラダとお味噌汁がつくセットはいかがですか?」と強く、激しく訴えかけるオバハンの口調に気合負けしましたorz
薄切りのロース肉に、これまた薄いコロモ。簡単に噛み切れます。肉を重ねて歯ごたえのある前橋のカツとは対照的。
ソースはウスター。かなりあっさり目で辛くはなく、むしろやや甘め。ソースよりも香辛料がやや正面に出る按配。油臭さやくどさは感じられず、あっという間に完食。「薄ければ小皿のソースをどうぞ」とのことでしたが、そのままで十分。あんまりソースをつけるとくどくなってしまうかと。
ソースカツ丼は概して味わいがやや単調でサラダなり漬物なりの箸休めがあったほうが良いと思っていましたが、ヨーロッパ軒の出来ならカツ丼だけでも十分でしょう。
(続く)
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