銚子電鉄(下)
(前回から続く)
銚子電鉄沿線の見所といえば犬吠崎がお約束。何回か来たことがあるはずですが、風光明媚なところは何度来ても飽きません。灯台周辺で犬を何匹も放し飼いにしているアホがいて難儀しましたが( ゚Д゚)ゴルァ
犬吠崎最寄の犬吠駅。ポルトガルの宮殿風建築だそうなんですが、潰れかかっているラブホテルのようにしか・・・ 観光振興を図ったつもりなんでしょうがスベリまくりな犬吠駅。金の使い道を間違ったとしか言いようがないような・・・ っちゅーか、この駅舎改築は後に横領問題を引き起こして銚子電鉄を苦境に陥らせた内山健治郎氏の銚電社長就任直後に実施されていますからいやはやなんとも・・・
銚子電鉄といえば「ぬれ煎餅」が有名ですが、他にも他社と提携して銚電ブランドの商品開発を進めている模様。佃煮は海産物と醤油に恵まれた銚子のお土産としては煎餅より適しているように思います。他にも日本酒「でんでん酒」や「豆乳ジェラート」を見かけました。観音駅の「鯛焼き」は濡れ煎餅と並んで有名ですね。
銚子駅に戻って駅近くにある「ヤマサ醤油」の工場に行ってみました。「お気軽に」と書いてはあるものの、トラックが頻繁に出入りするいかにも忙しそうな工場にアポなしで突っ込む勇気のある人はそうはおらんでしょう。
ということで工場見学は省略して再び銚子電鉄見学。
「ヤマサ工場前」と称してもなんらおかしくない仲ノ町駅。ここに銚子電鉄の車庫があります。
銚子電鉄の顔といっても良い凸型機関車(デキ3)が寝ていました。既に現役を退いており、残念ながら営業運転に戻る見込みは立たずに永遠の眠りについている状態です。その横で寝ているのは電車最古参のデハ702。
銚子駅で発車を待つデハ1001。2007年4月26日から3年間の予定で、ゲーム『桃太郎電鉄』シリーズ20周年記念のラッピング車両になっています。いうまでもなくハドソンによる銚子電鉄支援の一環。
昨冬公式サイトでの「ぬれ煎餅を買ってください」の呼びかけが話題となり、無事車両検査代、枕木代等を稼ぎ出してとりあえずは無事運行を続けている銚子電鉄。しかし、ぬれ煎餅の売上が鉄道事業売上の倍以上にものぼり、「煎餅で電車を走らせている」としかいいようがない、鉄道会社としてはあまりにも歪な収支構造は気になるところ。ちょっとでも銚子電鉄に乗って本業を助けるのは鉄の重要な務めだと考えます。
| 固定リンク