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2008.01.08

東海道行脚12:有松~四日市

東海道行脚11から続く)

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 有松は間の宿に過ぎないのですが、正規の宿場町と比べても遜色ないほど旧家の町並みがしっかり残っています。上写真は竹田家住宅。下が岡家住宅。有松は、1784年(天明4年)の大火で全戸の建物を消失したため、その後商家を建築するにあたり、さまざまな防火対策が施されています。土蔵の腰部に見える海鼠壁はその典型。

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 鳴海宿の西入り口に立つ丹下町常夜灯。東の入り口には平部の常夜灯が残っています。鳴海宿は有松と比べると見所に乏しいのが残念。

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 鳴海宿を過ぎるとまもなく笠寺観音が見えてきます。天平年間に僧・善光が浜辺に打ち上げられた流木で十一面観音像を彫り、現在の笠寺より約650m南の地にその像を祀る天林山小松寺を建立したのがこの寺の始まり。

 その後一時荒廃していたが、旅の途中で通りかかった藤原兼平が風雨に晒されるがままになっていた観音像を笠で覆った娘を見初め、都へ連れ帰り玉照姫と名付け妻とした。この縁で兼平と姫により現在の場所に観音像を祀る寺が建立され、笠で覆う寺、即ち笠覆寺と名付けられたとのこと。

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 宮宿に到着。東海道屈指の大宿場町であると同時に、熱田神宮の門前町としても栄えました。東海道はここから「七里の渡し」で次の桑名宿まで船旅になります。七里の渡し跡は「宮の渡し公園」として整備され、時を告げる鐘楼(写真上)や常夜灯(写真下)が据えられていました。

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 冬の名古屋の旅に欠かせないのが味噌煮込みうどん。エスカの山本屋本店で食べると具材が良くなって二千円近く取られますが、なにげない町の食堂で食べると安くて、しかもそれなりに美味い。

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 宮から桑名まで現在は船便がないので、やむを得ず(?)名鉄→近鉄と乗り継いで桑名に向かいます。桑名市のマンホールの蓋にも「七里の渡し」。

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 「その手は桑名の焼き蛤」という地口ももはや死語でしょうか。桑名はいまでも蛤が名産です。

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 桑名は東海道の宿場町であると同時に桑名藩の城下町。桑名城はわずかに石垣を残すばかりですが、国土交通省水門統合管理所を建造するにあたって蟠龍櫓が外観復元されています。蟠龍櫓は七里の渡しに面して立っているので、東海道を行き交う人々の目につきやすかった模様。

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 鋳物は桑名の代表的な地場産業。梵鐘のような伝統的な鋳物産業も健在。もっとも鋳物の町としての知名度は川口が圧倒的に上。これはどう考えても吉永小百合様々ですね。

(続く)

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