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2008.01.16

長谷部、移籍決定!

公式の発表はまだですが、長谷部本人がヴォルフスブルクへの完全移籍を表明しました。

行き先が長谷部を金づるとしか考えていないシエナではなく、多少なりとも戦力として考えている節があるヴォルフスブルクだったのは幸い。浦和がブンデスリーガに豊富な情報源・人脈を持っていることも長谷部の移籍に際して多少手助けになったかもしれません。

一度決めたら絶対に引かないのが長谷部の性格で、周囲には「無理」と思われたハードルを長谷部はこれまで次々と乗り越えてきたのですから、今回の海外移籍も必ずや長谷部が大ブレイクする切っ掛けになることでしょう(半ば希望的観測ですが)。

02年に浦和入団。「エジムンド事件」が塞翁が馬となって03年からレギュラーポジションを獲得。トップ下に強力なライバルが加入するとともにポジションこそトップ下からボランチへ移しましたが、浦和不動のレギュラーとして現在に至りました。

長谷部のベストゴールは個人的には04年セカンドステージ第3節の磐田戦。雨の埼スタ。ロスタイムにドリブルで斬り込んでやや難しい角度からのゴールで磐田をねじ伏せました。磐田がまだ強豪と目されていた頃だけにあのゴールの味は格別でした。

浦和がセカンドステージを制した04年。長谷部は当然のごとくJリーグベストイレブンに選出。

ただ残念なことに長谷部の輝きはこの04年セカンドステージをピークにちょっとずつ陰りを見せ始めたように思います。それは端的にいって得点数(リーグ・ナビスコ・天皇杯込み)の減少となって表れています。

長谷部の最大の持ち味は中盤深い位置からのドリブル突破。しかもドリブルだけではなく、パスセンスをも持ち合わせているので相手は非常に守りにくい。攻撃能力の高い長谷部と守備能力の高い啓太との2ボランチはまさにこれ以上ない組み合わせ。浦和史上最も攻撃的だったと目される04年セカンドステージにはその長谷部の持ち味が如何なく発揮されました。

ただ05年以降浦和は急速に守備偏重へとスタイル転換し、それと共に長谷部はやや難しい役割どころを強いられたように思います。持ち味を半ば封印された以上「現在の浦和に魅力を感じない」と長谷部が感じても仕方ありません。

06年1月にようやく日本代表に選出されたものの、あの糞監督の下では時既に遅しで代表定着ならず。オシム監督に代わってからも最初に代表に呼ばれただけで、すぐに選考から外されてしまいました。これはほぼ同タイプの中村憲にポジションを取られた結果であることは明白。この辺りも海外移籍を後押しする要因になったのかもしれません。

浦和レギュラー陣の中では若手に属する長谷部が抜けることは、浦和の世代交代を考えると痛恨の極みですが、きっと長谷部は一回りも二回りも大きくなって浦和に戻ってきてくれることでしょう(完全移籍なのでその保証はありませんが・・・)。

P.S.

「条件には指宿合宿など今後の代表参加への理解度が含まれており」なんて報道もあるけれど、海外のクラブへ移籍するならそのチームでレギュラーを掴むのが最優先で、代表なんて二の次三の次でしょう。まして長谷部は代表のレギュラー格でもなんでもないわけですし。海外に移籍したのはいいけれど、ちょろちょろ代表合宿に呼ばれるのが災いしてクラブに定着できず、そのままベンチウォーマーどころかベンチにすら入れなくなった先人の轍を踏まないように願いたいものです。

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