幻の長崎遠征(4)
幻の長崎遠征(3)から続く
洋館風の外観が珍しい諫早駅。
諫早は長崎・佐世保に続く長崎県第三の人口を擁する都市ですが、東西に長崎本線、北に大村線、南に島原鉄道と鉄路が十字に交わる要衝でもあります。
ローカル私鉄の島原鉄道は諫早駅の0番ホームから発車。ホームには「三本ヒゲ」が誇らしい老雄キハ2006が止まっていました。
「三本ヒゲ」の前には島鉄色のキハ2018が連結。
島原鉄道の南半分を占める島原外港~加津佐間は08年4月1日に廃止されることが決まっています。 従って行き先表示板や駅の時刻表で「加津佐」の文字を見るのは個人的にはこれが最後になります。
島原駅に停車中のキハ2008。
上記のキハ2006、キハ2018共々旧国鉄から譲り受けたオンボロ車両で、車内中央に管が張り出しているのが特徴です。旧国鉄で一般的だったディーゼルカーの色を模してか、こちらは朱一色に。
現在の島原鉄道の主力を成しているキハ2500形。94年から01年にかけて上記オンボロ車両を置き換えてきましたが、なおも残るオンボロ車両が朝夕の多客時には引っ張り出されてきて運用についているようです。
車体には「島原の子守唄」にちなんだイラスト大きく が描かれています。もっとも島原の子守唄の歌詞内容はイラストとは正反対にかなり陰惨なものですが・・・
なお島原の子守唄の作詞・作曲者である宮崎康平氏は島原鉄道常務でもあり、かつ古代史研究家としても有名です。
今回は100%鉄な話題になってしまいました。スマン
| 固定リンク