【展望】08年ナ杯予1戦神戸戦
<神戸まめ知識>
・大久保が代表召集で離脱
・キムナミルも韓国代表召集されているが、離日予定は21日なので浦和戦は出場見込み。
・ボッティは腰痛持ちで必ずしも万全ではない模様
(参考) 前節:神戸 4-1 川崎
--大久保--レアンドロ--
-古賀------栗原-
---ボッティ--金南一-
内山-河本--北本-石櫃
-----榎本馬----
77分:ボッティ→松岡
85分:栗原→パク
88分:古賀→鈴木
川崎の誇る強力3トップを封じたどころか、思わぬ大勝となった神戸。
録画を見ましたがはっきりいって強いです。とんでもなく強いです。前節の名古屋よりも恐らく一枚上でしょう。神戸が早い時間に先制したためか、持ち味と思われるカウンター攻撃がツボに嵌りました。またそれ以前に攻撃に移る前の守備の良さが光りました。
相手ボールになるとまずはレアンドロや大久保が高い位置からプレッシャーをかけて来ます。レアンドロは自陣にまで果敢にプレッシャーをかけてくるので攻撃側は全くのんびりできません。
続いてキムナミル&ボッティの両ボランチを中心に極力高い位置でボールを奪おうと積極的にプレスをかけてきます。川崎の強力な攻撃陣の前に、結果としてDFラインが押し込まれてボールを取る位置が低くなるケースが多い(特に前半)ようでしたが、DFも極力前でボールを取ろうとする意識は高く、CB北本がインターセプトしてそのまま攻め上がる場面もありました。
ボールを奪ったらすかざす前線へ。攻守の切り替えはとんでもなく速く、FWをサポートする人数も多い。中盤の選手はもちろんSBも積極的に攻撃参加。
自陣深い位置でボールを奪ってからのカウンターで決めた3点目は垂涎モノ。ボールを奪ったのもレアンドロなら、フィニッシュもレアンドロ。そして一瞬のうちに攻守を切り替えてレアンドロをサポートすべく走る選手の頭数の多いこと!ボールが来るのを信じて走るってこういうことなんだなぁと感心させられました。
4点目は途中ややスローダウンを強いられたものの、やはり自陣深い位置でボールを奪ってからのカウンターで決めたもの。少ないタッチ数でボールを回してゴールを陥れた見事な得点でした。ここでも中盤でボールを受けたレアンドロがスルスルっと抜け出してゴール前へ。あれだけやられまくっているのに全くレアンドロを掴まえられない川崎守備陣の出来もあんまりですが。
またカウンター一辺倒のチームというわけではなく、中盤でのプレスをサボるとボッティやキムナミルが深い位置から高精度の崩しのパスを繰り出してきます。先制点のボッティ→レアンドロがそのパターン。さらに左SH古賀や右SB石櫃は高精度のクロスを出してきます。
はたまた何が驚いたってキム・ナミル。東アジア選手権に出ていたのにフツーにチームにフィットしているし、コンディションも悪くなさそう。このクラスの選手が加入しちゃうと酒井がスタメンで出る日は遠そうです・・・
J1昇格後も松田監督を起用し続けて、的確な選手補強をして着実に強くなった感がありあり。昨年はJ1昇格の最大の功労者だった三浦淳の処遇を巡ってゴタゴタがありましたが、チームの顔ともいえる選手を斬って監督を立てた結果がこれ。試合内容、チーム作り共々今の浦和にないものを神戸は持っています。
柏に比べるといかんせん地味ですが、神戸もJ2に落ちてから劇的に良くなったクラブだと思います。
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<浦和まめ知識>
・開幕連敗で3/16に早くもオジェックを更迭 → エンゲルスコーチが昇格
・ポンテ、昨年12月から負傷離脱。全治6ヶ月? → 早ければ5月上旬に復帰見込み
・アレックス、3/1の練習試合で負傷。全治3ヶ月? → 3/9にブラジル帰国(約3週間予定)。
・闘莉王、3/14に肉離れ発覚、全治2週間 → 3/30 新潟戦で復帰見込み
・達也、3/15名古屋戦でメディカル側から投入を制止されたとの報も。→ 左太もも裏の張りで3/19は別メニュー。
・代表召集で高原、阿部、啓太が離脱。
<浦和予想布陣>
---エジ--永井---
-----梅崎-----
相馬--------平川
---細貝--暢久---
--堤--堀之内-坪井-
-----都築-----
・DFラインに堤が入るのは濃厚だが、中盤の構成は流動的。梅崎先発濃厚との報も。
・名古屋戦のように中盤の玉際での競り合いに負けると、ハーフカウンター一発で持っていかれそうですなぁ・・・
・前節同様、浦和は構造的にサイドをやられやすいので注意。ゲルトがそこをどう修正してくるかが見物です。
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