【TV観戦記】バーレーン 1-0 日本
高原が代表でどの程度調子を上げて浦和に戻ってくるかと思ったら、故障で無念のリタイア。試合中の負傷はやむを得ない、運がないと諦めがつくんですが、練習中の負傷ってどうしても監督に怒りの矛先が向いてしまいますなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン 前回のタイ戦もそうですが、岡田って対戦前に長めに合宿を組んではやたら怪我人を出してないかぁ?この調子だと6月には何人故障者を出すことやら・・・
---巻--大久保---
--山瀬---中村憲--
安田---啓太---駒野
-今野--中澤--阿部-
-----川口-----
56分:山瀬→遠藤
72分:安田→山岸
82分:阿部→玉田
90分を通じて決定機どころかチャンスらしいチャンスすら作れず。バーレーンに守備網を完全に崩される場面もありませんでしたが、後半開始早々のバー直撃弾を筆頭にセットプレーやカウンターから際どいシュートを2、3本浴びていましたので、0-1の敗戦は内容通りといって差し支えありません。
アジアカップは「ボール支配で圧倒し、チャンスも作るが、フィニッシュには至らない」という内容だったのに対し、この日はチャンスすら作れませんでしたから内容は大幅に後退。W杯アジア最終予選の前の段階で負けたのは記憶にないなぁと思ったところ、89年のイタリア大会予選以来19年ぶりとのこと。バーレーンのは後半足が攣る選手が続出し、先に足が止まり始めたところを見るとドバイで1週間もの合宿を張ったのは時差ぼけ解消、気候順応の点では有効だったのでしょうが、それ以外は何をやっていたのだ?と訝しくなるほどの完敗でした。
バーレーンは前半からやや飛ばし気味に日本の中盤にプレスを掛けてきました。ファウル覚悟を通り越して、かなり汚いプレーぶりでしたが、日本は前線でのタメもなければ、大きなサイドチェンジもなく、緩急もない。狭い局面でちょこちょこパスを回そうとして奪われるの繰り返しで、なんか終始バタバタしているうちに前半終了。
後半立ち上がりはさらに前線へのタテポンが目立ちましたが、これまた何の効果もなし。しかし後半15分過ぎくらいからバーレーンの足が止まりだし、山瀬→遠藤の交代も奏効して良い時の日本のリズム(=細かくパスを回していたかと思えば、一転して逆サイドへ展開)を取り戻したと思った矢先の失点。バーレーンの選手交代の直後でしたが、前線へのロングフィードを受けた選手に阿部が付き切れずに簡単にクロスを上げられ、上げた先で川口がクリアしきれず、そのボールをフバイルに決められてしまいました。フバイルの横には棒立ちになっている今野。
まぁこれだけミスが重なればやられるわなぁ、という感じの失点でしたが、そもそもなんで岡田は急に3バックを採用したのでしょうかね? しかもストッパーには本職ボランチの阿部と今野。オシム時代のようにストッパーが機を見て積極的に攻撃参加するなら本職ボランチをストッパーに起用する意味はありますが、今日の闘い振りを見るとストッパーは中澤ともども安全運転でほぼ最後尾に張り付いたまま。これならどちらかは専業のストッパーを起用すべきだろうと思うのですが、面子を見ると専業ストッパーは中澤と水本だけ。闘い方と選手選考にミスマッチがあるような・・・
先制される前の山瀬→遠藤、安田→山岸はそれぞれ妥当だと思いますが、先制されてから放った阿部→玉田は疑問。スペースがない状態で玉田入れても意味ないような・・・ 田代を入れて前線の橋頭堡を増やすほうがまだマシなような・・・
また豪州の主審はバーレーンのファウルをまめに取ってくれはしましたが、日本のセットプレーに得点の臭いは皆無。長身選手の多いバーレーン相手に工夫がなさすぎました。
まぁ2位までOKなん1敗であたふたする必要はないんですが、オシムが倒れたことで日本サッカー全体が倒れてしまった感のある、情けない敗戦でした。
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