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2008.04.25

【展望】08年第8節京都戦

・リーグ開幕から2ヶ月も経っていないのに早くも3度目の対戦。正直「またお前らか!」とげんなりします。ある程度やむを得ないこととはいえ、ナビスコ予選を名古屋とは1試合も消化していない一方、京都とは早々と2試合とも消化したために起こった事態。日程くんにはもう一ひねり欲しいところです。

・気の毒なことに、京都は前節新潟戦でこともあろうにシジクレイ、アタリバ、増嶋と3選手が退場。おまけにカトQも退席処分。主に右SHを務めるアタリバはともかく、フォアリベロないしCBとして守備の要を担っているシジクレイとロングスローだけは一人前の増嶋、さらに試合途中でのフォーメーション変更による局面打開が得意なカトQがいないのは大打撃。従って新潟戦の模様は次節の参考にならないので録画観戦は省略。

・さらに悪いことにU-23代表合宿に召集されていたMF中山が故障で合宿不参加。

・そして極め付きは23日にパウリーニョが左アキレス腱を断裂してブラジルへ帰国

・捻挫で新潟戦を欠場した柳沢は浦和戦で復帰の模様。また故障等で戦列を離れていた角田・手島も復帰との観測も。シジクレイの代役は森岡との観測。

・京都の主力が大量欠場とはいっても、浦和は啓太が発熱、高原が膝の故障でA代表合宿を辞退。坪井も故障。しかも怪我人云々以前にあんまりな試合内容で大宮にスコアレスドローで、チーム状態はゲルト就任以前に戻った感じ。

・要するに闘莉王をCBに置くと現在の陣容では中盤が組み立てられず、かといって闘莉王を中盤に置くとその運動量が少なさからくる諸問題が大きすぎて中盤がタイトな相手には通用せず、どうにもこうにもならなくなった感じ。磐田戦の観戦記で”なんとなく「闘莉王頼みの糞サッカー」的”と書きましたが、残念ながらそれでリーグを勝ち抜けるほど甘くはなかったということなのでしょう。

・中断期間後にポンテが戻ってくると劇的に事態が改善する可能性はあります。しかし、やはりそれは個人頼みのサッカーの延長・延命に過ぎません。

・浦和と比べてはるかにタレントに乏しいのに、共通の理解・意識・意図のもとに各選手が連携と取りながら動き、浦和と互角、あるいは浦和をはるかに凌駕するパフォーマンスを見せているクラブが次第に増えているのが現状。浦和はなぜこれが出来ない?

・ゲルト就任以降リーグ戦4勝1分けと一応勝ち点を稼いだ以上、奇策・奇手で目先の勝ちを拾いに行くのはそろそろお終いにしてもいいのでは? 今年、そして来年以降の浦和はどういうサッカーを目指すのか。そしてそれを実現するためにどういうプランで練習に、そして試合に臨むのか。GWの連戦前に代表合宿で大量に選手を抜かれてチームの立て直しは容易ではないと思いますが、中断期間明け後くらいには「今後の展望」というものを見せていただきたいものです。

・言葉尻を捉えるようで恐縮ですが、ゲルト監督が就任時に発せられた「オフェンス的なサッカー、積極的なサッカー、情熱的なサッカー」というのは大宮戦にはそのかけらも見受けられませんでした。そこにあったのはボールの出しどころを探しあぐねてDFライン間でボールをぐるぐる回すだけの「ディフェンシブで、消極的で、退屈なサッカー」でした。

・これからの闘いは今後の浦和の行く先を決める闘いだと思います。

・なお、ユースの山田直輝が2種登録され、京都戦に帯同するとの朗報も。

<参考>

【前節:新潟 1-0 京都】

---パウ---田原---
-林-------当り場
---佐藤--中山---
中谷-シジ--増嶋-渡邊
-----平井-----

44分:パウリーニョ→森岡(シジ退場によるもの)
HT:林→平島
76分:中山→徳重

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