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2008.04.21

【観戦記】浦和 0-0 大宮

 浦和は最後まで中盤が作れず、監督は謎采配を繰り出し、最後はコンディションの差が出て先に足が止まる。これで勝てたらそれこそ奇跡。大宮のほうが決定機は多く、その意味で負けなくて良かった試合でした。06~07年の浦和はこの試合のように内容が皆無に等しくてもポンテ→ワシントンでドッカーン!!!でかろうじて勝ってきましたが、2人ともいなくなるとこんなもんでしょう。

 もっとも大宮も後半はデニスマルケスが好機でこねまくって潰されるの繰り返しでしたから引き分けは妥当なところなのかも。前半はともかく、後半は当事者以外には極めて退屈な試合だったかと思います。

 ただ現時点では浦和の実力が大きく下がった一方、大宮の実力が上がって、実力差がほとんどなくなっている事実は残念ながら認めざるを得ません。

20080420ohmiya1

-----エジ-----
--高原----永井--
相馬--------平川
---細貝--闘莉王--
-阿部-堀之内--堤--
-----都築-----

60分:高原→梅崎
60分:エジミウソン→達也
82分:細貝→暢久

--デニス----吉原--
金沢-------小林大
---斎藤--小林慶--
波戸-富田--レア-村山
-----江角-----

62分:吉原→ペトロジュニオール
87分:斉藤→片岡
89分:デニスマルケス→森田

 先の京都戦で闘莉王なしでは中盤が作れないことを露呈した浦和は予想通り闘莉王をボランチ起用。体調不良で啓太が欠場し、闘莉王の相方には細貝を投入。不振の暢久に代えて右WBにナビスコを休ませた平川を起用したところも予想通り。大宮はナビスコ横浜M戦で負傷した内田が欠場し、左SHには金沢を起用。

 前半の浦和はさほど悪い出来ではなかったかと思います。積極的に前からプレスをかけてくる大宮の中盤を飛び越して、DFからのロングボールないしサイドに基点を作ってからの縦パスでDFの裏を突く狙い。大宮は中盤の守備がタイトで浦和はなかなか中盤を作らせてもらえませんでしたが、前半も終わり近くになると永井が中盤で前を向く場面も見られだしました。

 今季未だのノーゴールの高原。高原の位置はかなり高く、シャドーというよりは2トップの一角といっても良い位置だったと思いますが、エジミウソンと近い位置を保って得点の臭いが漂いまくるパフォーマンスを見せていました。

 守っても浦和従来製品比ではDFラインを高く保ち、細貝が中盤で獅子奮迅の働きを見せて、大宮が得意とする「高い位置でボールを奪っての速攻」を許さず。それでも大宮に高い位置でボールを回されがちになってしまいましたが(闘莉王があれだけ守備をさぼりまくればどうしてもこうなっちゃいます)、遅攻になってしまえば大宮は外国人FWの個人技くらいしか攻め手はないので、ポゼッションで完敗しているとはいっても守備もまずまずの出来といっていいでしょう。

20080420ohmiya2

 セットプレーやカウンターで2度際どい場面がありましたが、まずまずの内容で前半を折り返した浦和。大宮の運動量が落ちると予想される後半に期待がかかりましたが、残念ながら後半の浦和の出来は悲惨そのものでした。

 DFライン裏への放り込み攻撃は大宮が無理やり前からボールを取りに行かずに(単に疲れただけかもしれませんが)ややラインを下げることで簡単に封じられ、ことごとくレアンドロに跳ね返されてジ・エンド。まぁあんな単純な攻撃で敵陣を崩せると思うほうがどうにかしていますが。

 逆に後半の立ち上がりに右サイドを崩されて2度際どい場面を作られ、どうにもこうにも手詰まり感が漂いだした60分。ゲルトが放った手は2トップを共に下げてしまうという驚くべきものでした。

-----永井-----
--梅崎----達也--
相馬--------平川
---細貝--闘莉王--
-阿部-堀之内--堤--
-----都築-----

 何の役にも立っていないエジミウソンを下げるのは当然(っていうか、磐田戦後半に惜しいシュートを一つ放って以来、点取り屋としては全く仕事していませんが・・・)でしょうが、上り調子の高原を下げますかね??? しかもかろうじて前線と守備陣を繋いでいた永井を最前線に上げたため、ただでさえ前後分断気味の浦和はこれで中盤が完全になくなってしまいました。しかも達也は怪我明けで、この3人で練習したことってあるんですかね? なんとか3トップの一人にボールが入ってもボールの出しどころがなくて一人でウロウロしてあぼーんの繰り返しだったような・・・ 

 前線でボールが収まらないので両WBは上がるに上がれず、闘莉王は「不動のボランチ」と化し、闘莉王の看護に疲れ果てた細貝は急速に消耗。従って中盤が全く作れずに前の3人が孤立。しかも前の3人がバラバラに動いている大惨事。DF同士でぐるぐるボールを回して、思い出したように前線へ蹴りだして、当然のように跳ね返されて終わりってなんじゃそれ?

 さらに悪いことに浦和は後半30分辺りから足が止まり気味に。大宮は多くの選手がナビスコを欠場したこともあってコンディションの差が出始め、浦和は中盤で全くボールが取れず、玉際の競り合いでも悉く負けがちに。そのため大宮のカウンター攻撃に晒されてしまう場面が増えましたが、好機でデニスマルケスがこねまくっては浦和守備陣に囲まれてあぼーん。サイドでフリーになっている選手を使われたら浦和は守りきれなかったでしょうが、あのこねこねには助けられました。

 最後の最後で、闘莉王&平川の連携で右サイドを攻め、クロスから永井のヘッドというビッグチャンスを作りましたが、残念ながらクロスバー直撃。前半の高原のシュートと最後の永井だけですね、見せ場は。ゲルトが消耗しきった細貝を暢久に代えて敗戦を防いだのは好采配。

 中盤の支えとなるべく期待された闘莉王ですが、ただでさえ運動量に乏しいのに連戦でほとんど動けず、全く存在感なし。これではわざわざボランチに置く意味がありません。っちゅーか、スタメンで出してはいけないレベルでしょ、ありゃ。ゲルトの奇策「ボランチ闘莉王」は半ば予期された形で崩壊してしまいました。2試合引き分けが続きましたが、ゲルトは天皇杯のような短期決戦には強いけれどもリーグ戦の成績はイマイチというのがなんとなく判ってきたトホホな試合内容でした。

 次節京都戦以降GWの連戦が控えていますが、京都&大宮戦の失敗をゲルトはどう生かしてくるのでしょうか? チーム立て直しには時間がかかりそうですが、こういう時に限ってA代表&U-23の合宿で大量8人が離脱。ゲルトもさぞ頭が痛いことでしょうが、逆にいえばそれだけの選手が揃ってこの試合内容なんですねぇ・・・(´・ω・`)ショボーン

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