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2008.05.19

08.5.17埼スタ騒擾に思う

G大阪戦後の乱闘・監禁騒ぎについてG大阪・浦和両クラブから謝罪文が発表されました。

G大阪

浦和

G大阪が本騒動の発端が「ゴール裏席におきましてガンバサポーターエリアからレッズサポーターエリアへ様々な物の投げ込み」にあることを認めていること、そして「水風船投げ込み等の明らかに計画的と思われる悪質な行為」に関わった者を「一部の心貧しいファン」と断じ、「永久入場禁止等の厳しい処分」を下す旨を述べていること。共にパーフェクトな対応です。

さらに派生的な問題でしかない「円陣」についても触れ、ここまで踏み込んだ謝罪文を掲載したG大阪フロントには敬意の念を抱かざるを得ません。ともすれば「浦和が悪い」の新聞論調を良いことに自らの問題を有耶無耶にし、あるいは何かと面倒なサポーターを名乗る暴力分子・反社会的分子との対決を先送りにしようという態度に出かねないクラブもある中で、G大阪の毅然とした態度は誠にあっぱれです。

一方浦和は「収拾に時間がかかったことも含め弊クラブの試合運営面での不手際」を認めつつも、それに関する対応策が「緩衝地帯拡大やセキュリティチームの発足など警備体制を見直して参ります」と心なしか踏み込み不足(具体策を練り上げるのに時間を要するのでしょうが)。また「破損させた実行者は是非名乗りあげていただきたくお願いします。」のくだりは他サポから見れば極めて手ぬるいと受け取られてもやむを得ない表現です。

さはさりながらG大阪と謝罪文の発表をほぼ同時、いや騒ぎの発端となったG大阪のほうを若干早めに提示する辺り、本事件の事態収拾に関する両クラブの連携の良さ、相互信頼が見て取れ、「水掛け論」でいたずらに事態を悪化させなかったことはなによりでした。

浦和の試合運営は「ファン・サポーターに対する信頼」をベースにしており、専用競技場にも関わらずペットボトル持ちこみ可(蓋取りもなし)としているのはその象徴。警備も極力手荒なことはしたくない。公権力の導入なんてもっての他でやってきました。で、過去には色々ありましたが、「衣食足りて礼節を知る」を地で行くが如く浦和のホームスタジアムのマナーは成績向上に伴って大幅に改善され、浦和フロントもこれで良しとの思いがあったのでしょう。

しかし、ビジターから騒動を仕掛けられるというシナリオは全く想定していなかったのか、早めに事態を収拾できずに今回の大失態。さすがに6万人規模のスタジアムともなると、中には(ホーム・ビジターを問わず)不逞不遜の輩も紛れ込んでくるわけで、理想論を貫くのはしんどくなってきたのかと思います。藤口社長は欧州・南米のような警官だらけのスタジアムにしたくないとの強い拘りがあるようですが、駒場時代ならいざ知らず、埼スタでそれを貫くのはやや無理があるのではないでしょうか?

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