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2008.05.31

【移転】しゅうまい屋@上野

 上野駅浅草口から徒歩5分弱。直線距離は近いのですが、上野駅自体が大きいのと首都高の向こう側にあるのでさほど近くは感じません。

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 L字型カウンターが一つとテーブル2卓。一見居酒屋っぽい店内です。屋号にあるようにシュウマイを出している他、つまみ用の一品料理にも力を入れているようです。

 黒濃(くろこく)らーめんを注文。 650円也。

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 かなり広口の丼が特徴。

 見た目通りやや醤油味がかった(塩辛いというほどではないが)感じで、そこに細かく魚粉を浮かせた風のスープ。しつこくない程度に油も浮いています。スープに合わせてか、メンマは真っ黒になるまで煮込まれていますし、チャーシューもやや濃い目の味付け。他に青菜と刻みネギが少々。

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 麺はかなり太め、ほぼストレートでもちもちっとしたタイプ。スープの絡みは悪くありませんが、さほどしつこいスープではないので並太の麺で十分なような気も。つけ麺兼用の麺かも。

 食べ終わった後の舌がひりひりっとする感触が全てを物語っているような・・・

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2008.05.30

【展望】08年ナ杯第5戦神戸戦

「国立に忘れ物を取りにゆく」どころか、もはや何処に忘れ物をしたのかすら判らなくなってしまったナビスコ杯。

3年連続決勝進出。「浦和のためのナビスコ杯」とさえ言われた(赤サポ限定)のも遠い昔の出来事。

05年準決勝敗退(vs千葉)
06年準々決勝敗退(vs川崎)
07年予選免除で準々決勝敗退(vsG大阪)

と年々結果はしょぼくなり、今季はとうとう予選リーグ通過が絶望的な状況。もはや他力本願の極みみたいな状況なので星勘定をするのも馬鹿馬鹿しくなります。

同月内に同じところ、しかも遠方へ2回行くことってそう滅多にありません。神戸との対戦は今年既に3回目。浦和の1分1敗で今季まだ勝ちなし。スタメン起用が予想される若手選手が開き直って伸び伸びとプレーしてくれるといいのですが。

負傷長期離脱していたポンテの帯同が決まったようですし、代表を辞退した高原も帯同の可能性あり。ポンテは試運転を兼ねて途中から出場する可能性大でしょうが、代わりに若手が外れるかと思うと痛しかゆし・・・

神戸は大久保が代表で不在の他、幸いにもレアンドロが出場停止。金南一が代表で離脱、ボッティが怪我とレギュラー4人が抜け、かつ2トップがそっくりいないって前節名古屋と全く同じ状況ですが、その名古屋に完敗を喫した今となっては何の慰めにもなりませんなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

他に前回の対戦との違いという意味では、怪我で戦列を離れていたCB北本が復帰しているのと、長らくサブだった内山が左SBに戻っていることくらい。出場記録を見ると怪我人多発の中、豊富とはいいがたい戦力をやりくりしてなんとか凌いでいるのが如実に判ります。

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【前節 京都 0-1 神戸】

---馬場--レアンドロ--
-古賀------鈴木-
---松岡--田中---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

※金とボッティは負傷欠場の模様。

61分:馬場→吉田
64分:古賀→栗原
83分:鈴木→近藤

*得点:72分 吉田

【J第13節 神戸 1-1 新潟】

---レアンドロ-大久保--
-古賀------栗原-
---金---ボッティ---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

HT:栗原→田中
59分:ボッティ→松岡
77分:内山→鈴木

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2008.05.29

高原、代表辞退

高原直泰、日本代表不参加について(浦和公式)

 目下のパフォーマンスからすれば高原が代表に選ばれるほうが不思議なくらいですが、代表に選ばれていたのにそれを辞退するとなると話は違ってきます。

 高原がJリーグ復帰、そして浦和移籍を決めた理由のかなりの部分がW杯出場にあるといって差し支えないでしょう。しかし、その道を自ら狭めることになる「代表辞退」を選択するに至った高原の心境やいかに。

 現A代表はFWの層が非常に薄い上に、その下の世代はFW壊滅状態なので、高原が復調すればもちろん、復調しなくても最終予選に選ばれる可能性は極めて高いと思います。しかし、代表選出以前に浦和で結果を出さないと、代表では単なる紅白戦要員になってしまうのも明白。

 まずは苦渋の決断をした高原の今後を見守るしかありません。

<補記>

スポーツ各紙の報道だと、「辞退」ではなく岡田が外したというのが実態とのこと。それならなんで一度代表候補に入れたのかと誰もがツッコむところ。現在の調子から見て代表落選やむなしとはいえ、高原はさぞかし岡田にプライドを傷つけられたことでしょう。

ともあれ、高原は浦和で結果を出すしか道はありません。がんばれ!

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桐生うどん

 唐突ですが、館林と並ぶ群馬のうどん処桐生へ行って来ました。

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 訪れたのは「川野屋本店」。JR桐生駅から東へ1km弱。アーケード商店街から若干東に外れたところに建ち、店は外観、内装ともひと時代どころか、ふた時代ぐらい昔風で、良くも悪くも古色蒼然。

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 既に昼飯時に差し掛かっていましたが先客・後客ともおらず、店は爺さん一人で切り盛り。メニューはごくごく一般的なうどん・そば屋と変わりありませんが、店主の勧めるがままに「ひも川(500円)」を注文。「今作っているところだから」とのことでのお勧めでした。後で判ったことですが、単に2人前の出前が入っていたのでついでにということだったのかも。

 この爺さん、実にしゃべり好き。店がマスコミ等で紹介されるせいか、北海道や九州など遠方からもお客さんが来るとのことでしたが、爺さんのしゃべりがウザイといえばウザイ。

 爺さんの話ぶりでは、商工会を巻き込んで桐生のうどんを積極的にPRして回っている仕掛け人の一人らしく、インターネットでの宣伝が効いて全国からお客さんが来るようになったとのこと。またお客さんが県外から来るようになってうどん屋も真面目にうどんを打つようになった(オイオイ)とも。

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 見かけは煮込みうどんと大差ありませんが・・・

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 幅広でコシの強い麺が最大の特徴。煮崩れないようにかなり固めに仕上げているあたり、ほうとう@山梨の麺にかなり似ています。

 長ネギ、ほうれん草、細切りの油揚げ、麩と具沢山ですが、わかめが入っているのは少々違和感あり。生臭さがハナについてどうもいけません。

 汁は醤油味が勝った東京風で、これといった特徴はありません。

 麺がとにかく旨いので、冷やしてつけだれで食べてもいいんじゃないかと思います。群馬は酷暑で有名ですが、また来てもいいかなと思いました。

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2008.05.28

エジミウソンの三重苦

ワシントンの後継者として中村強化部長が新潟から連れてきたエジミウソン。第13節終了時点で6得点。

昨年はリーグ19得点、また昨年の13節終了時の得点は7だから、得点ペース自体は昨年から大きく落ちているわけではありませんが、赤サポの間には失望感が漂っているといっても過言ではないでしょう。

ここまで印象に残る仕事は日本平での逆転弾とナビスコ西京極でのハットトリックくらい。実は目下リーグ戦では川崎戦のPKを含めて3試合連続得点中なんですが、「ようやく調子が上がってきた!」という印象は全くありません。

まぁエメルソン、ワシントンとJリーグでは反則級のFWに慣れてしまった赤サポにとってはこのレベルの外国人FWではもはや満足できないというのが根本的な原因なんでしょうが、エジミウソンなんとかなりませんかねぇ・・・

「万能型FW」との触れ込みでしたが、最もがっかりしたのはキープ力がないこと。またハイボールにもそれほど強くないこと。

にも関わらず、ゲルトは一貫してエジを1トップに起用。周囲が動いてエジがダイレクトで叩けるようになれば良いのでしょうが、浦和は概して動き出しが良くないのでエジがキープせざるを得なくなって、簡単にボールを取られる。これではいけません。CBが出しどころに困ってエジに放り込むのは最悪。放り込むなら暢久にしましょう。

DFの裏を取った時のスピードが魅力なのは確か。シュートもそこそこ正確。従ってエジミウソンはパサーがいて初めて活きるタイプで、万能FWでもなんでもなく純粋なストライカーに近いような気がしますが・・・ その割にキレを欠いているのは困り者。またそれ以前に高原と特性が被りまくっているような・・・ サイドに流れての仕事も一応できるようですが、そういう仕事は永井や梅崎がやってくれますし、高原の状態があんまりな現状ではエジがサイドに流れてしまうと点を取るのは闘莉王しかいないというのも困ったところ・・・

まぁ本人の調子も良くない上に、使い方・使われ方も良くなく、しかも相方との相性は最悪という三重苦に苛まれているのがエジミウソンの現状といっていいかと。

どこかにエジミウソンの取扱説明書が落ちてないかどうか、中断期間中に一度新潟へ行ってこようかと思います。

それより細貝なり梅崎なりが反町から取説をもらってくるのが一番の早道なんですが・・・

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【TV観戦記】日本 0-0 パラグアイ

・コートジボアール戦で再び右肩じん帯を痛めた闘莉王を岡田は無理やり起用。また両足首に不安のある阿部を右SBに、そしてコンディションに問題が残る啓太もスタメン。

・啓太はともかく、阿部と闘莉王は浦和ではなかなかできない4バックを実戦で練習できたと前向きに受け取るしかないかと。阿部の右SBは破綻無く過ごしたとしか言いようが無い出来でしたが、後半足を気にするそぶりを見せて駒野と交代。万一のことがあったらどうしてくれんねん( ゚Д゚)ゴルァ ! 闘莉王も途中中澤と交代だろうと思ったのですが、クソ岡田は90分起用。

・中盤で細かくボールを回して相手の中盤を突破してサイドから攻撃という狙いは伺えましたが、結局立ち上がりに左サイドに流れた中村俊からのクロス→闘莉王ヘッドでこの日唯一無二の決定機を作っただけ。あとはエリア中央での壁パスを受けて山瀬がエリア内に飛び込んだのが惜しかったくらい。山瀬はその後消えたも同然で、苦戦の一因に。

・その後はボールを支配している時間は長いものの、どん引きで守るパラグアイの堅陣を崩せず。後半どんどん選手を入れ替えましたが、さしたる効果はなし。

・サイドからクロスを入れたところで1トップではターゲットが少なすぎ。おまけに巻も、代わって入った高原も一度は良いクロスをもらいながらシュートに持ち込めず。DFのクリアにしか見えない巻のバックヘッドとか、エリア内どフリーでトラップミスする高原とか・・・

・この日のFWはJリーグでの実績そのままに最後に投入された大久保が一番マシ(空回り気味でしたが点を取りに行く意欲がある分マシでしょう)でしたが、大久保は1トップにはもっとも不向き。今のFW陣で1トップを採用するのはそもそも無理があって、コートジボアール戦同様玉田、大久保の2トップで行くしかないんじゃないかと。

・岡田はオジェック同様闘莉王の攻撃参加が嫌いの様子。前半上がりかけた闘莉王に対し、大声で「闘莉王!闘莉王!」と怒鳴っていました。その後闘莉王は攻撃参加を自粛。もっとも4バックなのに頻繁に攻撃参加するCBなんて監督にとって大迷惑なんでしょうが、この試合を見ていると闘莉王は「これじゃ点は入らないって監督も判ったでしょう」と言い出しかねませんな。

・2軍レベルのパラグアイに守備組織を崩される場面はほとんどありませんでしたが、セットプレーで危うい場面が2度。

・豊富な運動量で目下赤丸急上昇中の長友は守備に課題があるのかなぁ? 前半は果敢に攻め上がっていましたが、後半は上がるスペースを消されたのかさしてボールに絡まず。 

・初代表の寺田はパラグアイがたいして攻めて来なかったので無難としか評価しようがないでしょう。

・遠藤の低パフォーマンスは長期療養しないとどうにもならないかも。啓太も同じ。共に使う監督が悪い。

・スキルが高いことは一目瞭然なんだが、誰とも噛み合っているように見えない松井・・・ どちらも持ちたがりの中村俊との併用は自殺行為のような・・・ ボールは支配しているがシュートには至らない原因の一つかなぁ・・・

・大幅駒落ちの相手に対して2試合で1得点。しかも立ち上がりから20分ほどは圧倒的なパフォーマンスを見せるものの、その後はグダグダという展開は2試合とも同じ。守備は出来ているという評価もあるでしょうが、3次予選のポイントはそこじゃないでしょうに。

・T豚Sは俊輔、俊輔って五月蝿いっちゅーねん。俊輔一人が試合やっとるかっちゅーねん。先日コートジボアール戦でテロ朝の中継スタンスに改善の兆しが見受けられたのを喜んでいたのですが、T豚Sは相変わらず。インテリの相馬直樹をこんな局に置いておくのは非常にもったいない。

・この試合内容で「スタジアムに来てくれ!」と訴えるのはかなり無理があるなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

-----巻------
-----山瀬-----
-遠藤-----中村俊-
---中村憲-啓太---
長友-闘莉王-寺田-阿部
-----楢崎-----

HT:遠藤→松井
63分:巻→高原
63分:啓太→長谷部
69分:阿部→駒野
77分:山瀬→大久保
85分:中村憲→今野

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2008.05.27

代表不人気極まる

岡田日本観客動員ワースト更新も…前売り券1万7千枚のみ(報知 08.05.27)

パラグアイ戦のチケットは26日までに、わずか1万7000枚しか売れていないことが分かった。埼玉スタジアムでの代表戦は過去3万人を切ったことはないが、それどころか98年のW杯初出場以降の最少観客数(2万6971人=今年1月30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦、国立)を下回る可能性も出てきた。

 このままでは約6万4000収容の半分も埋まらず、埼玉の最少記録(05年2月2日・シリア戦=3万2832人)を下回ることは確実。親善試合ならまだしも、オマーン戦(6月2日・日産ス)も前売りは約2万6000枚止まり。W杯予選最低だった2月のタイ戦(埼玉)の3万5130人を更新しそう。この惨状に日本協会・川淵三郎キャプテン(71)は「落ち込みがひどすぎる。何が悪いかチェックする必要がある」と原因追究と改善に乗り出すことを明言した。

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これなら駒場でやったほうが良さそうな客入りですねwww

・グダグダの試合内容の連続にも関わらず、爺古代表監督を延々と引っ張った過程で多くのサッカーファンが脱落。というか諦念の境地に。

・案の定独W杯で惨敗。そこまでマスゴミに踊らされまくった一般視聴者が大脱走。

・独W杯惨敗を受けての責任問題、そしてさらにそれを一気に有耶無耶にしたオシム招聘問題の過程でまたもやサッカーファンが脱落。

・日本サッカー再建を委ねられ、熱心なサッカーファンの希望の光となったオシム監督がチーム未完成の状態で病魔に倒れる。

・急遽後任となった岡田監督は現在迷走中。実績はあるが、堅実なあまり先々に期待感を抱かせないタイプで、サッカーファンには甚だ不人気・・・

等々、今日の惨状に繋がった過去の失政・失策、そして多少の不運をいくらでも論うことはできます。今や各クラブのファン、サポーターにとって代表は悪く言えば「厄介物」、よく言っても「選手のモチベーションを上げ、かつクラブの営業支援材料にもなる必要悪」に成り下がって久しい気がしますが、ここまで不人気があからさまになってしまうとどう人気を回復させるか、前向きな議論をしたほうがよさそうですね。「代表人気なんか回復しなくても、各クラブの人気が上がれば別にいいんじゃないか?」という意見もあるでしょうが、普段のJリーグやACLの認知度合いからすれば、さすがにそれは時期尚早でしょう。

とはいっても、アクセスの良くない埼スタやテレビで見たほうが格段に見やすい日惨へ、なぜかJリーグよりもくそ高いチケット料金を払って平日のナイターに代表の試合を見に行くって気はさらさら起きないんですなぁ・・・  アクセスの良くない日本平の平日ナイター清水vs浦和戦に泊りがけで行っていますが何か?と自分で自分にツッコンでしまいますが、

・休日開催
・アクセスの良いスタジアム
・安い

のどれか一つくらいは満たさないと、毎週サッカーを見ている層を再びスタジアムに呼び戻せないんじゃないかと。またでかいだけが取り柄で試合を見るには不適格なスタジアムでの代表戦開催はもはや無謀であり、見る側にとっても勘弁ですね。

代表の試合に客が入らなりましたが、サッカーファン自体が激減したわけじゃないんで、やりようによっては客は戻ってくると思いますよ。なにより普段から日本サッカーを見ている層を大切にする営業方針に転換しないと。

またスタジアムの客入り回復よりも、劇的に低下している代表戦のテレビ視聴率を回復させるほうが難度が高いかと思います。そしてスポンサー様におかれましてはこちらのほうがスタジアムの客入り以上に関心が高い事項でしょう。しかし、ここでJFAが優先順位を誤ると代表人気はどつぼに嵌るかと。

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ごらんアウェー:豊田2008

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今回はバック・アウェー側指定で観戦。張り切って発売早々にチケットを買ったら前方すぎて見づらいのなんの。また前日みたいに大雨だったら、間違いなくずぶ濡れになる位置。幸い雨は昼には上がりましたが・・・しかも、この辺の席って一回座ったことがあるなぁと思ったのですが、それは坪井が退場した試合でしたorz

日曜ナイター&ナビスコ杯ということで、指定席組の赤サポは少なくむしろ鯱サポの姿が目立つくらい。豊田はモニターがホーム側に付いているので、好んでアウェー側に座る鯱サポも結構いるのかも。

豊田の良さはやはり上層階に行かないと味わえませんね。来年はカテ4かカテ5にします。指定席にはカップホルダーが付いているのを確認したのが今回唯一の収穫でしょうか。

スタジアム入りが遅かったので、スタジアム周辺のネタは拾えず、グランパスファミリーの周回にも間に合わず。

名古屋もファンサービスの一環として「ピッチ周辺での練習見学」を始めたようですが、

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わざわざ赤サポのまん前を通って退場って、新手の嫌がらせなんでしょうか?赤サポは大事件直後でお裁きを待つ身なのでひたすら静観。

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選手共々コンコースで出番を待つグランパス君。なんか絵面的にはかなり滑稽な感じも・・・

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久しぶりに名古屋駅から豊田へ地下鉄で行きましたが、地下鉄に1時間乗るのは相当辛いもの。帰りはあまりの惨敗にホイッスルと同時にスタジアムを出ました(バック・アウェー指定は駅から最も遠い・・・)ので、21:13の電車に間に合いました。電車もパラパラと立ち客がいるくらいの混み様でしたが、空いているのが災いして子供の団体が車内で暴れまくる災難に。

不人気のナビスコ杯でもあり、かつ前日に豊田で代表戦があったのも災いしてか観客は2万余。これなら瑞穂で十分。もう日曜ナイターの豊田は勘弁して欲しいですね・・・ っちゅーか、なんで今年はリーグ戦が瑞穂なんでしょう・・・

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名古屋で一泊して、朝イチの「のぞみ100号」で上京。朝から「味噌カツ弁当」とか「名古屋コーチン弁当」とかは食う気がしない(っちゅーか、名古屋の駅弁って種類は多いんですが、どれもこれも腹に重そうなんですなぁ・・・)ので、新幹線ホームのきしめん屋で済ませてしまいました。

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きつね入りきしめん、410円也。小麦や燃料が著しく高騰している折、値上げもせず頑張っていました。ただ場所的に県外客が多いせいか、具が派手なメニューを前面に出して売上単価アップを狙っているのが露骨に判ります。フツーの「きしめん」は券売機のボタンをよく探さないと判りません(苦笑)。

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2008.05.26

【観戦記】名古屋 4-2 浦和

 スコア通りの完敗。

 怪我人多発&代表に7名も招集されたという言い訳もあるでしょうが、浦和は元々攻守とも組織性のあるサッカーをやっていないから代表組が抜けるとそれがそのまま戦力ダウンになります。同じく代表や忌引でレギュラー4名を欠き、特に2トップがそっくり欠けたにも関わらず、普段どおりのサッカーを繰り広げて浦和の両サイドをボコボコにして見せた名古屋との差は顕著でした。

 しかもその差をさらに広げたのがゲルトの珍采配。スタメンは予想通りでしたが、なんと坪井が3バックの中央。何を思いついたのか判りませんが、このゲルトの思いつきが前半3失点の主因でしょう。

攻守ともチームの組織力を練り上げるのはそれほど得手ではなさそうで、基本的に弥縫策の連続でしかないゲルトの限界を垣間見たような試合でもありました。

特に組織性が感じられる攻撃は今季も期待できそうにないので、こうなれば開き直って徹頭徹尾個人技頼み。「○○がいなければ浦和はJFLクラス」と呼ばれるほどの新外国人を取ってくるしかありませんなぁ・・・ >中村強化部長

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--達也----エジ--
-----永井-----
相馬--------岡野
---暢久--内舘---
--堤--坪井-堀之内-
-----山岸-----

HT:岡野→高橋
62分:達也→原口
75分;永井→西澤

---巻---杉本---
------------
マギヌン-中村--米山-小川
------------
阿部-増川--バギ-竹内
-----西村-----

58分:マギヌン→深井
65分:米山→山口
82分:杉本→津田

 予選突破には勝つしかない浦和は立ち上がりこそ両サイドから形を作りかけましたが、それもつかの間、左サイドからフリーでクロスを上げられ、エリア中央の巻に易々とポストプレーを許し、落としたところに小川がズドン。なんか埼スタで食らった1点目と似たようなやられ方。坪井のポジション変更が何の効き目もないのと、ゲルトが名古屋のサイド攻撃にまるで無策であることを露呈した情けない失点でした。

 2失点目はさらに情けない。右サイドエリア近くでマギヌンと1対1になりながら易々とクロスを上げられてしまった堤もなんですが、クロスを上げた先にはフリーの選手が2人。CBに阿部や闘莉王がいればまず見ることがないであろう、トホホな場面でした。

 3失点目はさらに輪をかけてお粗末。右サイドで小川と駆けっこになった岡野。いったんボールを奪い返したかと思ったのですが再び奪い返されて、小川からのパスを中央で待ち構えた巻がズドン。岡野の老衰ぶりを見せ付けられた場面でもありますが、それ以上に巻に誰もついていないって何?

 まぁ情けない失点の数々でしたが、基本的に浦和は名古屋のストロングポイントであるサイド攻撃に対してあまりにも無策。3-5-2で名古屋の4-4-2に臨むとただでさえWBに負担がかかりがちなのに岡野・相馬とも守備は得意ではない。必然的に両サイドがボコボコにされ、上げられたクロスを跳ね返すのはなんと坪井・・・ これで守れっちゅーのが無理というもの。

 ベテラン組の中では暢久が好調で、暢久が中央で粘って相手を交わしたところから達也のゴールで1点返しましたが、浦和の攻撃は個人技頼みの連続。両WBが常に数的不利の中を単騎突っ込んでいるのが不憫で不憫で・・・

20080525nagoya2

--達也----エジ--
相馬--------永井
---暢久--内舘---
堤--坪井-堀之内-高橋
-----山岸-----

 しかし、さすがにゲルトは前半のダメダメ加減に気づいたようでハーフタイムに早速修正。攻守に全くいいところがなかった岡野に代えて高橋を投入。高橋のポジションは岡野より明らかに低く、CBとほぼ同一平面。さらに前半ズルズルと後ろに下がりがちだった永井を右に出して4-4-2の体制に。

 SHとSBで相手のサイドを突いて、名古屋のストロングポイントを減殺するこの作戦は一定の効果があり、まさに「最初からこれをやれ!」という感じ。名古屋は時々中盤で致命的なミスをすることがあり、浦和はハーフカウンター気味に攻撃。名古屋のCBは高さはあるがスピードがないので達也のドリブルは実に効果的。永井CK→内舘ヘッドで1点差とし、なおもイケイケの浦和。DFライン裏に抜け出した達也の当たり損ねのシュートは惜しくもポストにコツンと当たってゴールならず。エジ&達也はエジ&高原よりは格段にマシな模様。

 浦和が同点に追いつくのは時間の問題と思われましたが、後半の激走&相手との接触で脚を痛めた達也をゲルトは無理づかいせず、2種登録が済んだばかりの原口を早速投入。これで原口が大活躍して同点&逆転となれば万々歳だったのですが、世の中そんなに甘いもんではありませんでした。残念ながら原口は消極的なプレーに終始。懸命なフォアチェックなり、最前線への飛び出しなり、若さ溢れるプレーを見たかったんですけどね・・・

 結果からすれば達也が下がった時点で浦和の勝機は消えました。ゲルトは永井も無理をさせたくなかったのか、西澤を投入。これまた原口同様、局面打開には役立たず。

 同点弾の予感がすっかり消えうせたまま時間が経過し、最後の最後で高橋のパスミスからカウンターを食らって致命的な4点目を取られてジ・エンド。堤も含め若手4人組ともほろ苦い体験をした結果になりましたが、後半投入された3人はトップ出場の経験もないのに、勝たないといけない試合で負けている時間帯で投入されるという難しい仕事を強いられた以上やむをえないでしょう。

 責められるべきはゲルトの前半のヘボ采配と、もはやトップで使うのは難しいとしか言いようがない低調なパフォーマンスに終始したベテラン選手です。岡野は論外として、3列目なのに相手のプレスを受けてほとんど前を向けずにバックバスを繰り返していた内舘も厳しい状況。そして杉本のフォアチェックを受けてまたしても足元不安を露呈した坪井は痛々しいばかり。もっとも坪井は4バックになってから1対1で良いところを見せていたのでゲルトの前半の使い方が悪いのでしょうが・・・

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2008.05.25

【TV観戦記】日本 1‐0 コートジボアール

・ビール飲みながら自宅でダラダラ観戦。

・豊田スタジアムの開閉式屋根が壊れ、しかも世界のトヨタグループ様とあろうものが修繕もしないまま長期間放置。久しぶりに代表戦が開催されたのに運悪く大雨。

・チケットは早々と完売。ドログバのいないコートジボアールに観客が押し寄せるとは思えず、屋根修理代をケチったトヨタグループ様がチケを大量に引き取ったものと推察されますが、大雨にも関わらず幸いにも死にチケは少なかった様子。

・かわいそうなことに中1日で試合をやらされるコートジボアール。立ちあがりは日本の動きに全くついてゆけず。

・4バックなのに果敢に攻撃参加する闘莉王。ダイレクトパスの連続で左サイドを突破。そういうのは浦和でやれっちゅーねんヽ(`Д´)ノウワァァン!! 

・クロスがどフリーの大久保に渡ったが、大久保の体勢がやや悪くて無人のゴールに流し込めず。

・右サイドに飛び出した長谷部のクロスをファーの玉田が決めて先制。大久保がDFを引き連れて囮になったのが効きました。

・日本は飛ばしすぎたか、前半30分くらいから急激に失速。

・守備陣の連携ミスで大ピンチって、岡田監督就任初戦かっちゅーねん?

・後半は終始コートジボアールが主導権。運動量に差がなくなると、日本のバラバラ感が目立つ結果に。後半はシュートすらほとんど撃てず。

・チームのベースというか、基本戦術というか、要は「何がやりたいのか」が無いに等しいのに海外組を含む新顔を多数入れて機能するはずもなし。なんか爺古時代と大差ないサッカーを見てしまったような・・・ しょっぱい内容だが結果だけは残すって浦和で再三見ているのでもう勘弁という感じ。

・こんなん続けるんだったら、大木コーチがいる意味ってほとんどないんじゃね? J2で苦戦中の甲府に返したほうが・・・

・コートジボアールはドゥンビア@徳島を入れてファンサービス?ドゥンビア、ドゥンビア、ワォー(笑)

・テロ朝は馬鹿馬鹿しい煽りを止めたね。角澤&松木の最悪コンビも気にならなかった。この試合の一番の収穫はこれかも知れん。

玉田大久保
遠藤松井
今野長谷部
長友闘莉王中澤駒野
楢崎

松井→香川
玉田→矢野

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2008.05.24

食処・渓@川口

 川口駅から徒歩10分弱。産業道路沿い。アリオ川口の対面。

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 とにかく狭い! カウンター6席のみというのはともかく、狭いスペースを極力有効に使おうとしたせいか、なんとこの店は厨房が背中側にあります。従っていったん席を立って反転して出来たつけ麺を受け取るという妙な按配に。

 麺は中太と太麺があり、太麺の「渓つけ麺(750円)」を注文。

Kei_kawaguchi_2008_1

 スープは魚介+豚骨。なんか最近この手のつけだれに立て続けに当たっているような気がしますが、類似店のそれと比べると脂がやや前に出ているのか、少々くどく感じました。変な例えですが、焼肉の脂を食ってしまったような味わい・・・

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 具は薄切りと細切りのチャーシュー。あとは水菜が少々と海苔1枚。これだけだとちょっと寂しいので何かトッピングしたほうが良いかも。

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 麺は浅草開化楼。かなり堅めの仕上がり。2玉分あるので食い応え十分。かなりどろっとしたスープが太麺によく絡みます。

 スープ割り用のスープはポットに入っているので各自セルフで。スープ割りだとくどさが抑えられ、その分魚介の味わいが楽しめて良い感じです。

 近所なのでおいおい会社帰りに他のメニューを試して見ます。川口じゃ明らかに上の部類だけど、いかにも回転の悪そうな店で並んでまで食うレベルではないかと。

 メニューはらーめんとつけ麺しかない、純然たるらーめん専門店なのに屋号に「麺処」ではなく「食処」を付すのは何故でしょうね?

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【展望】08年ナ杯第4戦名古屋戦

 オジェック解任の直接の引き金となった惨敗から早くも2ヵ月半。

 浦和はもともと怪我人が多い上に、A代表召集で高原、啓太、阿部、闘莉王、U23代表で梅崎、細貝、セルとなんと7名を欠く大幅な駒落ち。従ってゲルトは相手を研究するどころではなく、怪我人の回復状況を見ながら残りのメンバーでどうスタメンを組むかで頭が一杯でしょう。

---エジ--達也---
-----永井-----
相馬--------岡野
---暢久--内舘---
--堤--堀之内-坪井-
-----山岸-----

残りの面子をかき集めるとこんな感じですかね? 岡野が90分持たないのは明白なので、試合展開に関わらず西澤ないし高橋の出番がありそう。達也も90分は怪しいそうなので、高崎や2種登録が間に合ったU-19の原口の出番があるかもしれません。

 名古屋はA代表召集で玉田、楢崎、U23代表で吉田を欠く他、義母急逝でヨンセンが帰国。

 浦和、名古屋共に次のナビスコではメンバーががらっと変ってしまうので何の参考にもならないとは思いますが、前節「札幌vs名古屋」戦を録画観戦した時の感想を簡記しておきます。

・前半の名古屋の出来は悲惨そのもの。相変わらずSH、SBそしてサイドに流れてくる玉田やCHも加わってサイドに人数をかけて攻めていましたが、スペースを与えずにコンパクトに守る札幌を破れず、ただ中盤でバタバタしているだけという印象。中盤でタメを作れるのがマギヌンしかいない(まぁ一人いれば十分かもしれませんが)のが響いているのかも。

・前々節の神戸戦もスコアレスドローに終わっていましたが、サイドのスペースをきっちり埋めてくる相手には弱いとの噂は本当かも。

・ところが後半は一転して名古屋がやりたい放題。札幌は前半やや飛ばしすぎたのか、中盤のプレスが効かなくなるともういけません。DFラインが下がってしまい、ボールの出所は抑えられず、おまけに札幌のDFラインはスピードのある玉田や途中投入の杉本に全くついてゆけずにぶち抜かれ放題。

・1点目はマギヌンの上手さを誉めるべきかもしれませんが、例によって例の如くど下手くそな札幌のGKのミスも加わった2点目(右サイド杉本疾走→低いクロスを玉田押し込む)は札幌がやられるべくしてやられた感じ。PKによる3点目も右サイドを杉本に簡単にぶち抜かれてエリア内に入られた時点でジ・エンド。

・名古屋は3点とも個人能力差で取ったようなものなので名古屋が強いというより、単に札幌の守備が現状ではJ1ではかなりしんどいレベルにあることを再確認したような試合でした。名古屋はカウンターを喰らいやすい。それくらいですかね、録画を見ての収穫は。

・バヤリッツァは何時の間にかCBから右SBにコンバート。前半はほとんど機能せず、名古屋の攻撃はやや左に偏り勝ち。後半はちょろちょろ前線に顔を出してきましたが効果的な仕事はできず。ただ守備はそこそこ効いてそう。

【前節:札幌 1-3 名古屋】

---玉田--四千---
------------
マギヌン-吉村-中村-小川
------------
阿部-増川--吉田-バギ
-----楢崎-----

67分:吉村→杉本
82分:ヨンセン→米山
84分:マギヌン→藤田

*得点:50分 マギヌン 69分 玉田 80分 ヨンセン

【前々節:名古屋 0-0 神戸】

---マギヌン--四千---
------------
小川-吉村--中村-杉本
------------
阿部-増川--吉田-竹内
-----楢崎-----

60分:吉村→玉田
82分:杉本→米山

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2008.05.23

お裁きを待つ身で申すのもなんですが

いまやお白洲に跪いてお裁きを待つだけの身としてあれこれ申すのは気がひけますが、スポニチ(08.05.23)から。

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不祥事が相次ぐJリーグは22日、東京・本郷のJFAハウスでJ1とJ2の臨時合同実行委員会を開催。Jリーグ規約にクラブや選手への制裁を明確にする内規を新設することを決定した。内規はJ1が再開する6月28日までにまとめる予定で、鬼武健二チェアマン(68)は前例がない無観客試合や勝ち点はく奪の処分も加える方針を示した。

(中略)

 実行委員会では、Jリーグ規約にある「制裁」を細分化するため内規を加えることが決まった。具体的には(1)スタジアムのセキュリティーに関して(2)道路交通法など法令の違反に関して(3)レフェリー、選手に対する異議、侮辱行為に関して――の3点。それぞれ違反の度合いによって、出場停止の期間、制裁金の額などを明確化する。

(後略)

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Jリーグ規約をお裁きを受ける身になって改めて読み返してみると、確かに「制裁」に関しては実にいい加減な規約なんですな。Jリーグ規約では制裁の基本根拠を

第148条〔チェアマンによる制裁および調査〕
チェアマンは,JクラブまたはJクラブに所属する個人(選手,監督,コーチ,役員その他の関係者を含む.以下同じ)が,本規約または本規約に付随する諸規程に違反したときは,制裁を科すことができる.

とし、制裁の種類を第149条に定めてありますが(クラブに課す制裁としては譴責、制裁金、勝点減、出場権剥奪、除名の5種類。無観客試合はないんですね・・・)、どういうケースにどの制裁を科すかについては、

第150条〔裁定委員会への諮問〕
チェアマンは,前2条による制裁の種類および内容に関し裁定委員会に諮問し,その答申に基づき制裁を決定する.

とあるだけ。要するに罪刑法定主義もへったくれもなくて、裁定委員会様が「閻魔大王」として君臨しています。

但し、規約第157条~162条になぜか制裁金の運営要領だけが詳細に記されていますが、これは当該条文に定められた違反行為については制裁金のみとし、勝点減等より重い制裁を科さない趣旨なのかどうかは判然としません。実際のところは「勝点減、出場権剥奪、除名」といった重大な処分を科す予定がなかったのでその運営規程がごっそり抜けていたのでしょう。

また現在の制裁金の運営要領(第157条~161条)はJリーグ規約違反に対するものがほとんどで、あとは第162条に刑罰法規違反の場合が定められているだけなので、道交法違反等様々なケースを想定して明文化するという趣旨かと。

従って今回鬼武椅子男が「クラブや選手への制裁を明確にする内規を新設することを決定」したのは当たり前と言えば当たり前のことで、特段評価に値する話ではありません。まぁあれこれと制裁を検討しないといけないような事態が生じてしまったのが残念と言えば残念ですが。

で、「Jリーグ存亡の危機」との仰せですが、スポンサー探しが難航したり、地上波中継がほとんどなくなってしまったりと不祥事があろうとなかろうと元々「Jリーグ存亡の危機」なんであって、罰則規定の強化・明文化よりもJリーグの魅力度向上こそ椅子男が力を入れるべき施策なんじゃないかと。審判の質的向上もその施策の一環じゃないでしょうか・・・(まぁ先日のCL決勝を見ているとスローインの判断ミスなんてあのレベルでもしょっちゅうあることはよく判りましたが)

ああ、一介の容疑者が出すぎたマネをして申し訳ありませんm(._.)m

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伊那小旅(3・了)

伊那小旅(2)から続く)

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 久しぶりに伊那谷に来たということで飯田からの帰りに駒ヶ根に立ち寄ってみました。お目当てはいうまでもなく駒ヶ根名物ソースかつ丼。

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 町興しの材料としてソースかつ丼を売り込んでいるところがいくつかありますが、アピールの積極度においては駒ヶ根はダントツで、街のいたるところに「ソースかつ丼」の幟がはためいています。まぁ食堂はともかく、ソースかつ丼にはあまり関係なさそうな飲み屋にも件の幟があるので、店によって相当当たりはずれがあるのもまた自明な気もしますが・・・

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 ネットで調べたところ、駒ヶ根駅に近い店では「玉龍飯店」というところがよさげだったので早速突入。なんか中華料理屋みたいな屋号ですが、店の外観はカツ丼専門店の趣。

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 店内はカウンターに小上がりテーブルが3卓ほど。妙に横長というか、奥行きの深い店でした。まだ一杯ひっかけに来る客が来るには早い時間帯なので店内は閑散。店員はオッサン、オバハンの二名のみ。お約束のソースかつ丼(1,000円)を注文。カツを逐一揚げているのかかなり待たされました。

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 でかい! 蓋が閉まらんくらいでかい! こんなにでかかったけ? 量が売り物の店を外したつもりだったんですが・・・

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 カツはかなり肉厚。しかも固め。こんなカツが丼物の上に7つ、8つもゴロゴロしています。せっせとカツを食わないとごはんが足りなくなるほど。カツの下にはやや薄めながら千切キャベツが敷かれています。ソースはさらっとしていますが、やや甘めで香辛料はあまり効いていません。残念ながら「でかい!」こと以外これといった特色はないような気も。

 これまで前橋、会津若松、福井、駒ヶ根とソースカツ丼を食べ比べましたが、ワシ的にはダントツで福井「ヨーロッパ軒」がお気に入り。あっさり、かつスパイシーな味わいがGood! 次いで薄肉を重ねたカツの歯ごたえが楽しい前橋「西洋亭」。量が多いというのは個人的には加点材料にならないので、会津若松や駒ヶ根は劣後しました。

 なおカツ丼には白菜の漬物と味噌汁が付いてきます。どちらもかなり塩が効いていました。

(了)

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2008.05.22

伊那小旅(2)

伊那小旅(1)から続く)

 飯田はわずか2万石程度のささやかなものではありますが、一応城下町。堀氏の治世が長かったのですが、終始財政難に苦しんだようです。

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 飯田城の遺構はほとんど残っていませんが、天竜川の支流である松川と野底川にはさまれた河岸段丘の先端部分に築かれたため見晴らしが良く、城址にはホテル「三宜亭本館」が建っています。

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 三宜亭は温泉掘削に成功。外来入浴に力を入れているのか、専用の入り口が。

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 タオルも何も付いてこないのに800円とは相当強気の価格設定です。但し、外来入浴客向けに専用のロッカーを用意してあるのは良い気配り。

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 ここは浴室からの展望が売り物。飯田市街、天竜川、河岸段丘を挟んで南アルプスを一望。小さい露天風呂もありますが、内風呂からでも十分に楽しめます。この日は受付から一段降りたところが男湯でしたから、女湯のほうがさらに眺望が良かったことでしょう。

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 若干郊外に歩を進めて元善光寺へ。長野の善光寺とは当然ながら関係があって、元善光寺のサイトによると

推古天皇十年に信州麻績の里(現在の飯田市座光寺)の住人、本多善光卿が難波の堀から一光三尊の御本尊様をおむかえしたのが元善光寺の起元で、その後皇極天皇元年にその御本尊様は現在の長野市へ遷座され、できたお寺が善光卿の名をとって「善光寺」と名付けられました。それから飯田の方の当山は勅命によって、木彫りで同じ御尊像が残され「元善光寺」と呼ばれるようになりました

とのこと。

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 まぁ由緒はご立派なものですが、「何々するな!」とか「何々はいくらだ!」といった類の張り紙が至るところにあって誠に興ざめ。「品がない」という言葉が相応しいお寺さんでした。

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 門前にはささやかながらもお土産屋が並んでいます。

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 でも山高帽の男性に着物で三味線の女性ってどんなカップルやねん???

(続く)

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2008.05.21

続・Jリーグ、チケット電子化へ

・昨日Jリーグからも公式発表があった電子チケット。Jリーグが導入するのはSuicaやPASMOみたいな非接触ICカード。たぶん駅の改札機みたいなものをスタジアムゲートに設けるんでしょうが、駅で時々見かけるように、あれって強行突破する香具師が結構いるんですよねぇ・・・

・とりあえずICカード化されるのはシーチケ、ないし会員カード。Jクラブでシーチケ保有数が多いのは間違いなく圧倒的に浦和、ついで新潟。

さてどこのスタジアムの改札機が真っ先にぶっ壊れるでしょうか?(結論は明らかな気がしないでも・・・)

・それが嫌で、欧州・南米みたいな鉄柵回転式の改札になったりして(´・ω・`)ショボーン

・ところでSuicaやPASMOみたいに、読取機にタッチして使うICカードを「非接触型」と呼ぶのは明らかに誤解を招く名称だと思うんですが、ネーミングした責任者出てこーい!

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伊那小旅(1)

 かれこれ3月の話になりますが、長野県の南端、伊那谷の飯田へ行ってきました。

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 飯田へは新宿から高速バスで4時間。長野県内とはいえ南部は名古屋のほうが近いくらいで、首都圏から日帰りで行くには些かしんどい距離です(笑)。

 今回の旅行の最大の目玉は07年3月25日にオープンしたばかりの「川本喜三郎人形美術館」。言うまでもなく古くはNHK人形劇「三国志」で有名な川本喜三郎作成の人形を展示した美術館です。大都市から遠い飯田の地にこのような美術館があるのは飯田が人形劇の街だから。

 近所のラーメン屋で割引券をもらって300円也。

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 建物は大きいのですが美術館自体はさほどのものではなく、2Fの映像ゾーンと3Fの展示ゾーンのみ。1Fは蕎麦屋を兼ねたお土産屋や観光案内所。

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 残念ながら展示物は全て撮影禁止で、撮影できるのは入り口にある関羽のみ。

 今回の展示は平家物語と三国志、それに南総里見八犬伝の人形が中心。定期的に展示物を入れ替えているようで、この翌月からは三国志が中心になるとのことでした。

 映像ゾーンでは人形アニメ(人形をちょっとずつ動かしてコマ撮りするもの)を上映していましたが、たまたまやっていたのは老婆の子殺しという「今昔物語」の一話に題材を採った「鬼」というもの。外国での上映を念頭に英語の字幕入りで、アニメもいかにも外国人が好きそうな日本色を前面に出した作風でしたが、なにせ題材が題材なので内容は至って凄惨で、観光客はどん引きですね(笑)。

(つづく)

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2008.05.20

Jリーグ、チケット電子化へ

今朝の日経から。 要点をまとめておきます。

・全クラブ共通のシステムでチケットを電子化
・電子チケットの読み取り機設置費用はJリーグが負担
・13日の実行委員会で承認済→20日の理事会で導入正式決定
・各クラブはまず年間チケットをICカード化 → 将来的には一般の入場券もチケットレス化
・2011年までに全クラブが導入。活用法はクラブに任せる。
・携帯電話などを通じたチケットの譲渡も可能

|-`).。oO 日経にはなぜか観戦記録がデータ-ベース化できるメリットばかり強調されているのですが、浦和的にはシーチケがダフ屋に流れるのを防止しやすくなるのが最大のメリットじゃないかなぁ・・・

まぁ鬼武が椅子男になって初めて評価に値する施策だとは思いますが。

P.S.

 Jリーグから本件の公式発表も出ました。

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横浜・グリーンライン試乗

G大阪戦の敗戦&その後の乱闘騒ぎでむしゃくしゃしたので、横浜に出来たばかりの地下鉄に乗りに行きました。日暮里舎人ライナーと同日に開業したにも関わらず、同ライナーと違って関東ローカルのテレビニュースですらほとんど報じられなかった横浜市営地下鉄「グリーンライン」(日吉~中山)です。

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 試乗は中山駅から。日産スタジアムに行く時以外横浜線に乗ることなんてまずありません。中山駅で降りるのは無論初めて。南口は小さいながらも駅ビルがあり、周囲は意外にも田園都市線沿線や港北ニュータウン辺りとは全く違い、割と下町っぽい商店街が広がっていました。狭い駅前にバスがウロウロする辺り、綱島駅に似ているような感じも。神奈中が顔を出しているので、横浜と言えども中心部から遠く外れているのを実感。

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 地下鉄の乗り場は北口。こちらは新しく開けたところなのでしょうか、整然とはしているものの、南口と比べると人影はまばら。

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駅構内は売店もなければポスター類もほとんどなく、随分素寒貧とした表情。良くも悪くもゆとりありまくりです。

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 横浜市地下鉄は元々あったブルーライン(1号線・3号線)の総延長が非常に長い(40km強)ので、13kmしかないグリーンラインの料金図は右端にちょこっと描かれているだけ。

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 他の路線とは交わらない地下鉄駅の割には非常に深いのは困り者。

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 中山駅に停車中の10000形。大江戸線などと同様の小型のリニアモーター駆動式です。

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 新しい路線なのでもちろんホームドア完備。

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 横浜市北部の郊外を走り、さほど需要が高いとは思えないんですが、大江戸線のような小断面にすることもなく、中は至って普通の作り。

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 LCD式の旅客案内表示器付き。わずか4両編成っちゅーのが泣かせます。まだ多少の人口増加が見込めるのでしょうが、過剰投資は否めないじゃ・・・ 多摩モノレールが似たような立地ですが、モノレールみたいな中程度の輸送機関で十分なんじゃないかなぁ・・・

  なお車内には神奈川新聞のニュースが流れているLCDもありました。

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 中山駅の次の川和町駅との間で地上に顔を出します。起伏の多い地形のせいともいえますが、単にこの間に車両基地を設けた結果なのかも。グリーンラインはこの後、ブルーラインと並走するセンター南~センター北間でも地上に顔を出します。

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 終点日吉着。こちらもなーんにもありません。

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 地下鉄の改札口の目の前に東急の改札口があって、乗り換えは至極便利。あんまり便利なのでつい直ぐに東急に乗ってしまいましたが、 よく考えたら日吉駅ホームが半地下化されてから一度もこの駅に降りたことがないはず。ちょっとちい散歩しておけば良かったと後悔するもあとの祭りでした(^^;

むしゃくしゃして乗った。今は反省している。

P.S.

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 中山駅から徒歩3分ほどの「壱國家」で昼飯。全くそそらない、郊外店らしいど派手な外観でドン引きです。

 家系には珍しく「塩」がありましたが、ここはオーソドックスに「しょうゆ」を注文。らーめん(中)で700円也。麺は堅めを指定。

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 まぁ可もなく不可もなくでしたが、うずら玉子が入っているのは珍しいですね。

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2008.05.19

08.5.17埼スタ騒擾に思う

G大阪戦後の乱闘・監禁騒ぎについてG大阪・浦和両クラブから謝罪文が発表されました。

G大阪

浦和

G大阪が本騒動の発端が「ゴール裏席におきましてガンバサポーターエリアからレッズサポーターエリアへ様々な物の投げ込み」にあることを認めていること、そして「水風船投げ込み等の明らかに計画的と思われる悪質な行為」に関わった者を「一部の心貧しいファン」と断じ、「永久入場禁止等の厳しい処分」を下す旨を述べていること。共にパーフェクトな対応です。

さらに派生的な問題でしかない「円陣」についても触れ、ここまで踏み込んだ謝罪文を掲載したG大阪フロントには敬意の念を抱かざるを得ません。ともすれば「浦和が悪い」の新聞論調を良いことに自らの問題を有耶無耶にし、あるいは何かと面倒なサポーターを名乗る暴力分子・反社会的分子との対決を先送りにしようという態度に出かねないクラブもある中で、G大阪の毅然とした態度は誠にあっぱれです。

一方浦和は「収拾に時間がかかったことも含め弊クラブの試合運営面での不手際」を認めつつも、それに関する対応策が「緩衝地帯拡大やセキュリティチームの発足など警備体制を見直して参ります」と心なしか踏み込み不足(具体策を練り上げるのに時間を要するのでしょうが)。また「破損させた実行者は是非名乗りあげていただきたくお願いします。」のくだりは他サポから見れば極めて手ぬるいと受け取られてもやむを得ない表現です。

さはさりながらG大阪と謝罪文の発表をほぼ同時、いや騒ぎの発端となったG大阪のほうを若干早めに提示する辺り、本事件の事態収拾に関する両クラブの連携の良さ、相互信頼が見て取れ、「水掛け論」でいたずらに事態を悪化させなかったことはなによりでした。

浦和の試合運営は「ファン・サポーターに対する信頼」をベースにしており、専用競技場にも関わらずペットボトル持ちこみ可(蓋取りもなし)としているのはその象徴。警備も極力手荒なことはしたくない。公権力の導入なんてもっての他でやってきました。で、過去には色々ありましたが、「衣食足りて礼節を知る」を地で行くが如く浦和のホームスタジアムのマナーは成績向上に伴って大幅に改善され、浦和フロントもこれで良しとの思いがあったのでしょう。

しかし、ビジターから騒動を仕掛けられるというシナリオは全く想定していなかったのか、早めに事態を収拾できずに今回の大失態。さすがに6万人規模のスタジアムともなると、中には(ホーム・ビジターを問わず)不逞不遜の輩も紛れ込んでくるわけで、理想論を貫くのはしんどくなってきたのかと思います。藤口社長は欧州・南米のような警官だらけのスタジアムにしたくないとの強い拘りがあるようですが、駒場時代ならいざ知らず、埼スタでそれを貫くのはやや無理があるのではないでしょうか?

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2008.05.18

【観戦記】浦和 2-3 G大阪

 試合後の乱闘・監禁騒ぎのほうが圧倒的に印象的で、試合自体はそこそこ面白かったにも関わらず、ともすれば忘れてしまい勝ちですが、後々のために一応書き留めておきます。

 「攻める浦和に対し、守るガンバ」って通例とは間逆の試合展開。それだけガンバには余力がなかったのでしょうが、ガンバは数少ない好機を着実に得点に結びつけた一方、浦和は数多の好機を逃しただけではなく、岡田主審の誤審による失点で落ち着きを失ったのが敗因。浦和の3選手交代はさしたる効果がなく、かたやガンバは温存しておいた遠藤・安田理の後半投入が奏功。ガンバは05年以降で最も弱いといっても過言ではない状態でしたが、それだけにガンバらしい華麗なプレースタイルを捨てて勝負に徹し、その策に浦和はまんまと嵌ったといって差し支えないでしょう。

20080517gosaka1

-----エジ-----
--高原----梅崎--
相馬--------暢久
--闘莉王---細貝--
--堤--阿部-堀之内-
-----都築-----

64分:暢久→啓太
70分:高原→セル
86分:堀之内→岡野

---バレー--山崎---
-二川------ルーカス-
---明神--橋本---
下平-山口--中澤-加地
-----松代-----

59分:下平→安田理
59分:山崎→遠藤
82分:バレー→水本

 浦和は川崎戦と全く同じ布陣。ガンバは故障持ちの遠藤と安田をベンチに温存。

 遠藤不在が響いているのか、単に連戦の疲れによるものなのか、ガンバは動きに甚だ精彩を欠いてフィフティー・フィフティーなボールに対する動き出しも悪ければ玉際での競り合いも弱く、浦和が終始中盤で優勢という珍しい展開。右サイドから何度かチャンスを作り、立ち上がり早々に相馬がGKと1対1になる(やや角度がなかったのが残念でしたが)絶好機もありましたが得点ならず。

 しかし先制点を取ったのはガンバ。二川CK→中澤ヘッドがものの見事に決まりました。その直前にもCKから中澤にほぼフリーでヘッドを撃たれており、2度もマークがずれていればやられるべくしてやられたような失点。

 先制点こそ許したものの、その後も浦和優勢は変わらず。CK、FKのチャンスも数多ありましたが、エジミウソンが外しに外し、右肩負傷の闘莉王も精彩を欠いてシュートは撃っているが枠内に飛ばない按配。数少ない枠内シュートは松代が好セーブ。ガンバがリトリートして守るという珍しい時間帯が長く続き、浦和は攻めあぐねているわけではないのそのうち同点にはなるだろうと思っていたのですが、そこに飛び出したのが岡田の誤審。

 コーナー近くでタッチを割ったボール。間近にいた阿部は当然浦和ボールと思ったのでしょうが、なんとガンバボールで試合再開。まさか!の阿部が動けなかったのはやむを得ないと思いますが、抜け目なく動き出した二川に誰も付いていないのはどうにもいけません。どフリーの山崎に決められて失点。こういう一連のプレーは鹿島が最も得意とするところですが、ガンバがそれをやった辺りにこの一戦に賭ける意気込みを感じました。

20080517gosaka2

 憤懣やるかたない浦和は都築を筆頭に延々と抗議。まぁ気持ちは判りますが、こういうのは得てして碌な結果にならないのは歴史が証明するところ。梅崎FKで1点を返し、押せ押せとなったところまでは良かったのですが、そこで西野は温存しておいた遠藤&安田を投入。これがズバリと当たりました。遠藤が入るとボールが落ち着きます。

 一方ゲルトは病気明けの啓太を準備。てっきり高原を下げて「闘莉王大作戦」に移行するものとばかり思ったのですが、下げたのはなんと暢久。日陰だった前半は攻撃に絡みまくりましたが、日向に出た後半は味方の戦意を削ぐようなミスを連発していたのでゲルトはそれを咎めたのかもしれませんが、結果的にこの交代はさほど有効なものにはならず。しかもその交代から間もない時間に致命的な3失点目を食らってしまいました。

 遠藤の素早いリスタート。ルーカスに預けて再び遠藤。この一連の動きの中で誰も遠藤をマークできず、遠藤にほとんどFKと代わらない形でぶちこまれてしまいました。浦和の集中力の切れっぷりは情けない限りで、誤審騒ぎによる心理的動揺が響いたのかなとも思いました。またいつもなら啓太が遠藤に急行するはずですが、そんな様子がない辺りに試合感のなさがチラホラ。そして中盤に散歩人を置いている浦和の中盤の欠陥がこの情けない失点の遠因になっているのは言うまでもありません。

 ゲルトは高原に代えてセルを投入。U23代表に選ばれて意気上がるセルですが、残念ながら周囲と噛み合わずにやや空回り状態。久しぶりに長い時間が与えられただけに残念でした。一人でやりすぎて空回りというのであればまだ救いようがあるのですが、どちらかといえば意図が周囲と噛み合ってない感じで、仕掛けるべきところでバックパスというまるで暢久なプレーも散見。

 こうなると切り札となるべき永井がこの日は故障でベンチにも入れず、故障明けの達也はベンチに入ったものの、故障再発を恐れたのか、ゲルトが投入に躊躇してセルを選択せざるを得なかったのは何とも痛手。

 遅まきながら梅崎CK→エジヘッドで1点差としましたが、西野はバレー→水本で5バック気味にして守備固め。この消極的な采配が裏目に出ていれば大笑いだったのですが、これまた奏功。堀之内→岡野でサイドの人数を増やして放り込みまくりましたが、ことごとくガンバDF陣に跳ね返されてシュートに持ち込めずに試合終了。なんか終盤は浦和相手に負けたような試合展開でした(自虐)

 CKでのマークのずれ。相手の素早いリスタートへの反応の遅れとマヌケな形で3失点。いくら相手が疲労困憊&駒落ちとはいえ、これでは勝てません。岡田主審の誤審は敗因の一つには違いありませんが、それが主因とは思えませんね。岡野が「内容は良かったけど、レフリーが完全に試合を壊したね!! 」とブログ内で本音をぶちまけていますが、そんなメンタリティーでいるから負けるのでしょう。試合内容自体は悪くなく、2点ビハインドを跳ね返せる可能性が十二分にあったからこそ、不運な誤審にもめけず、何とか気持ちを切り替えて欲しかったものです。

 この敗戦に一つ意味があるとすれば、中村強化部長が「獲得するかどうか自体が焦点になっています。」というすっとぼけた発言を見直すきっかけになると思われること。この日も両FWのパフォーマンスはあんまりなものがありましたが、FWへ活きたボールが後方から出てこないのがその一因であることは明らか。長期離脱からの復帰目前とはいえ、ポンテ一人にその役を担わせるのはあまりにも酷(ていうか相手に簡単に対策を立てられてしまうし、ACLでの疲労による調子落ちもありうる)でしょう。

 転んでもただでは起きない、不屈の精神で以って闘って欲しいものです。

P.S.

 試合後の乱闘・監禁騒ぎ。騒ぎの発端となったのはガンバ側からの物の投げ込みにあるのは明白ですが、緩衝帯をぶちこわされ、挙句の果てに監禁騒ぎにまで発展しては浦和の稚拙な運営が責められるのはやむを得ません。「安全」はJリーグが世界に誇れる数少ない美点で、それが失われつつあるというのは誠に残念なことです。

 

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2008.05.17

【閉店】魚らん坂@川口栄町

 あっという間に潰れてしまった「陳麻家」の跡に、すぐラーメン屋が入りました。テナントがすぐさま決まるあたりは、さすが川口の誇る樹モール商店街。

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 店先に電球ギラギラの案内板が置いてあってなんだかそそらない外観・・・ 店内はL字型カウンターとテーブル2卓

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 各種バリエーションがあるものの、味噌がメインの店のようなので味噌ラーメン(680円)を注文。食券制。「北海道らーめん」を謳っていますが旭川系の醤油や函館系の塩があるわけではなさそう。

 席に着くとおしぼりのサービス。終日禁煙なのも嬉しい配慮。店員に「麺は堅めの仕上がりになりますが」とわざわざ断られました。

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 麺は太めの縮れ麺、かつかなりコシが強め。

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 各種味噌を合わせたスープはやや濃い目、かつマイルドな味わいですが、ちょっと味噌が強く出すぎかも。「味源」に似ているような似ていないような・・・

 具は炒め野菜とメンマ。チャーシューはかなり堅くて、かつやたら味付けが濃いのは困り者。

 まぁこれといった個性はありませんが一定のレベルはクリアしており(っちゅーか、味噌でまずい店っちゅーのはよほどアレなんですが・・・)、他所から食べに来るほどじゃないけど近所の方がさくっと食べに来る分にはお勧めできます。近所に「坂内」「刀削麺荘」「リンガーハット」があってそれなりに麺類激戦区ですが、その3店よりはマシかなと思います。

 なお「魚らん坂」は高輪を本店に花小金井、御徒町等に店舗があり川口が6店目のようです。

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2008.05.16

「歴史を刻め」の謎

浦和の短編映画「歴史を刻め」無料上映(日刊 08.05.14)

当然R指定?浦和が映画デビュー(スポニチ 08.05.15)

無料放映なのに6万人が集まる埼スタのオーロラビジョンで放映せず、イオン浦和美園内の劇場で1日あたりたった数百名~千名弱に向けて放映してどうすんねん?というのが正直なところですが、

・短編映画「歴史を刻め」はあくまでもイオン浦和美園の客寄せ道具。従って埼スタでは放映されない。もちろん浦和パルコでの上映などもっての他。

・従って製作費50万円はワーナー・マイカル持ち。浦和は選手出演に協力しただけ(映画作成自体にも携わったかもしれないが・・・)。

と考えると合点が行きますが、果たして真相はどうでしょうか? スポニチの記事だと浦和が製作したように読めますが、それだと埼スタで放映されない理由はないような・・・

明日のガンバ戦から放映なので、見に行かれた方は感想等をお聞かせ願います。

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【展望】08年第13節G大阪戦

・偵察がてら前節マリノス戦の様子でも見ようかと思ったのですが、J-Sportsの録画中継は木曜夜までないようなので断念・・・orz  手元データと過去何戦か見た印象だけからのチラシの裏的レポートです。昨年から監督交代はなく、主要メンバーも変化ありませんので、戦術的には目新しい話も何もありません。

・一試合を残してACLグループリーグ勝ち抜けを決めたG大阪。戦前全南、メルボルンとの三つ巴の争いになると思われましたが、蓋を開けてみるとこの2チームが実に不甲斐なく、実質的に最もG大阪を苦しめたのはチョンブリだったという全く予想外の展開に。派手などつき合いを演じながらアウェー3勝は見事です。

・しかし、今年はACLグループリーグ突破に重きを置きすぎたのか、リーグ戦はここまでさっぱりで一試合消化が少ないものの勝ち点16の10位。首位浦和に勝ち点10差をつけられました。

・今年のG大阪の不振が如実に表れているのが得点の大幅減。ここまで15点に留まっており、J1中位クラス。そのうちバレーが7点取っているので、例年に比べ2番手の点取り屋の得点が少ないという勘定に。ルーカスは元来バカスカ点を取るタイプじゃないためマグノアウベスの代わりにはならない上、播戸の長期離脱が響いているのでしょう。バレーはもともと数撃ちゃあたるタイプなので、簡単なシュートを外しまくるのを責めるのは酷なような・・・

・ここ3年ほど「ガンバ失速」は秋の季語として定着した感がありましたが、運動量が要求されるG大阪のスタイルは連戦に弱く、しかもシーズン一杯もたない。それなのに今年は大切なキャンプ期間中にA代表やU23代表に大量の選手を奪われ、おまけに負傷者も出して踏んだり蹴ったりの状態でシーズン突入。ACLの負担と相まって秋どころか夏を待たずに早々と低迷といったところでしょうか。楽しいサッカー、娯楽性あふれるサッカーはとにかくしんどい。代表で酷使された遠藤と安田理の疲弊が著しいとの噂もチラホラ。加地がようやく復帰したのが数少ない明るい材料。

・層が厚いようで薄い問題点も相変わらずで、加地の長期離脱は橋本を転用して埋めていましたが、播戸の穴は埋まらず。寺田、倉田と若手選手が続々出てくるのは羨ましい限りですが、スタメンクラスとはレベル差があるのか、あるいはやっているサッカーの性格上チームに馴染むのに時間がかかるのか、レギュラーを脅かすには至らない模様。気前良く家長をレンタルしている場合だったかどうか・・・

・ACLに備えて今オフに獲得した選手がおしなべて期待はずれだったのも打撃。大分から獲得したFW山崎はACLで結果を出しているもののJではさっぱりで播戸の穴を埋められず。シジクレイの後任として採用した新外国人DFミネイロは使い物にならなかったのかリーグ戦出場ゼロで、ついには負傷長期離脱。それ以上に誤算だったのはDF水本がA代表で失態を晒して、それ以後調子を落としたのか第3節からベンチ要員に格下げになったこと。DF福元やMF佐々木も出場機会がほとんどなく、結局今オフの新戦力で満足に活躍をしているのはルーカスだけで、レギュラーメンバーがマグノ→ルーカス、シジクレイ→中澤では昨年より戦力ダウンじゃね?

・西野監督はオジェックの失敗を参考にしたのか、ACLではレギュラークラスを時々休ませていますが、それもさしたる効果はなし。やはりある程度の頭数の選手をまとめて休ませられるだけの選手層がいないと連戦の弊害は免れないのかもしれません。

・さらに13日の「日刊して」では

”G大阪は頭が痛い故障者続出だ。DF安田理が左太もも裏の違和感で12日検査を受け、筋肉の炎症が確認された。MF遠藤は右太もも裏の張りに加え、11日の横浜戦で左足甲を打撲。FW播戸も右足首のねんざが再び悪化し、この日の練習試合を回避。西野監督は17日浦和戦(埼玉)のメンバーについて「どうなるかわからないよね…」と頭を抱えていた。”

とのこと(結局播戸はベンチ外決定

・まぁ結果が出来ないと粗ばかりが目立つというのは世の常。今の浦和のように結果は出ているのに粗のほうが目立つという稀有なチームもありますが、ここ数年毎回激戦となるG大阪戦。前節川崎戦のようなしょっぱい試合にならないことを切に希望します。もっともぐだぐだの展開になればなるほど浦和が有利というのは否めない事実なんですが(自虐)。逆にG大阪がどんなにズタボロな状態であれ、とりあえず勝つという芸風を身につけてきたら恐るべき存在になったといって差し支えないでしょう。

【前節:G大阪 2-2 横浜M】

---バレー--ルーカス--
-二川------遠藤-
---明神--橋本---
安田-山口--中澤-加地
-----松代-----

71分:安田理→下平
77分:バレー→山崎

※得点:17分 山口  80分 ルーカス

【ACL:チョンブリ 0-2 G大阪】

---バレー--播戸---
-ルーカス------二川-
---明神--橋本---
安田-山口--中澤-加地
-----松代-----

63分:播戸→山崎
79分:二川→倉田
84分:安田→下平

※得点:64分 山崎 76分 ルーカス

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2008.05.15

U23被害者の会@トゥーロン

GK:山本、西川、林
DF:中村北斗、伊野波、水本、田中裕、青山直、森重、吉田
MF:本田拓、谷口、水野、梶山、青山敏、上田、細貝、梅崎、本田圭
FW:李、岡崎、森本、エスクデロ

 こちらは

アンゴラ戦に呼んだメンバーからGK佐藤、MF中山、FW興梠・豊田を落とす(豊田は怪我なのでやむなし)、

・アンゴラ戦に呼んだメンバーからDF長友、MF香川がA代表にパクられる

・アンゴラ戦に呼べなかった海外組(水野、本田圭)を加える

・元々コアメンバーだったGK山本、林、DF中村北斗を再召集

・新顔=DF吉田、FW森本・エスクデロ

という感じ。

 反町はついに平山を諦めたということだけははっきりと判る、メッセージ性の強い選手選考です(棒読み)。

 ただだからといってFWの軸は依然定まっていないんですなぁ・・・それがこれまでこのチームで実績のない森本&セルを選んだことに色濃く表れています。どこまで続く、反町のテスト地獄・・・ 

 怪我との闘いが長かったセルは浦和ではとんと出番がなく、今年になってから試合終了間際にちょろちょろ出場しているだけですが、U23との練習試合でよほど反町の目を惹いたのでしょう。テスト選出なのがミエミエ(本番ではおそらくFWにOA枠を使うでしょう)なのでワシ的にはもろ手を挙げて喜んでいいものかどうか微妙ですが、ともかくも選ばれないことには五輪出場のチャンスは皆無ですからセル本人は嬉しいことでしょう。

 U23はとにかくFWがしょぼいので、トゥーロンでの活躍次第ではそのままレギュラーになってしまうかもしれませんね(^^)

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日本代表被害者の会@キリンカップ

GK:川口、楢崎、川島
DF:寺田、中澤、闘莉王、駒野、阿部、井川、長友 、安田、内田
MF:中村俊、遠藤、中村憲、松井、啓太、山瀬、今野、長谷部、香川
FW:高原、玉田、巻、前田、大久保、矢野

(太字は4月のトレーニングキャンプにいなかったメンバー。)

もうちょっと劇的なメンバー変更があるかと思いましたが、DF陣に岡田色が強く出ているくらいで、中盤から前は意外に弄ってこなかったという印象。

今回の選出メンバーを見ると

・海外から中村俊、長谷部、松井を招集し、合宿に呼べなかった鹿島・G大阪勢の代表レギュラー組を呼び戻す。

・脱オシムの象徴として旧千葉戦勢の山岸、羽生を抹殺。

・U23日本vsアンゴラ戦で目を惹いた長友 & 香川をA代表へ引き抜き

・DFに井川、寺田と川崎山脈から2名も抜擢したのは明らかに強靭フィジカル大好きな岡田色。オシムが重視したポリデントとかアジテーションとは全く無縁・・・

・鹿島勢はなぜか内田のみ。バーレーン戦に呼ばれていた田代が外れ、同じタワー型の矢野を呼び戻す。

という感じでしょうか。

病気明けで試合に出ていない啓太、同じく怪我持ちで試合に出ていない巻を無理やり呼ぶっていったいどういう了見なんでしょうかねぇ・・・

キリンカップでの岡田監督の課題はただ一つ。選手に怪我をさせないこと。それが達成できれば結構です。

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*参考

<バーレーン戦>

GK:川口、楢崎、川島
DF:中澤、駒野、水本、安田、内田
MF:稲本、羽生、遠藤、中村憲、啓太、阿部、山瀬、今野、山岸
FW:高原、玉田、巻、田代、大久保

<日本代表候補 トレーニングキャンプ メンバー(4/21~23)>

GK:川口、楢崎、都築、川島
DF:寺田、中澤、闘莉王、駒野、阿部、栗原、徳永、長友 (+高木和)
MF:中村直、羽生、西、中村憲、啓太、山瀬、茂原、今野、山岸、香川
FW:永井、高原、玉田、巻、高松、大久保

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日暮里舎人ライナー

 3月末に開業したばかりの「日暮里舎人ライナー」に遅まきながら乗車してきました。

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 ライナーの終点近くの舎人へは川口からバスが頻発しています。

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 首の皮一枚で東京都な舎人団地。

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 ライナーの終点「見沼代親水公園駅」へは舎人団地から徒歩10分足らず。都バスと国際興業バスが同居している姿はいかにも城北。

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 比較的財政が豊かな東京都とはいえ、財政問題で開業が延び延びになった経緯を反映してか、駅舎は誠に素っ気無い出来。

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 車窓は川口と似たような住宅と工場が渾然一体とした延々と続くだけであまり面白みがありません。川口が誇る(笑)エルザタワーが良く見えます。

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 沿線唯一の観光地である西新井薬師大師にでも寄ろうと「西新井薬師大師西駅」で途中下車。前後に「西」が着くので「日本一くどい駅」と言ってもいいかも。「西・福西・山西・西野」がいた往年の磐田と良い勝負。

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 西新井薬師大師は駅から近いと思ったのですが、環七沿いに徒歩20分くらいかかります。

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 ようやくたどり着いたと思ったら本堂は改修工事の真っ最中。

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 そのためお坊さんの御祓いもテントで。これじゃ有り難味も何にもないような・・・

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 川を渡るとようやく実質的な東京都に入った気分。

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 終点日暮里着。出来たばかりなのに思ったよりも揺れるなぁというのが正直な感想でした。

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2008.05.14

現状で満足なのか?

今週のサカダイ(No.950)が面白そうだったので手に取ってみたところ、そこに中村強化本部長のとんでもない言葉が踊っておりました。

ただ、開幕前の段階では、獲得は絶対だと考えていましたが、今はチームの状況も変わっているため、獲得するかどうか自体が焦点になっています。

まさに( ゚д゚)ポカーン とはこのこと。昨オフの補強はゲルトの意向に沿ったものではないので、中断期間の補強ポイントはシーズン初に想定していたポジションではなくなったというのなら理解できるのですが、補強自体に後ろ向きなニュアンスになっています。

 ゲルトが監督就任して以来リーグ戦負けなしでリーグ首位。総得点リーグ最多。総失点リーグ最少。しかもその過程で細貝や堤といった若手も成長。短時間ながらもベンチメンバーを次々と起用する等オジェックでは考えられなかった好循環すら生まれています。

 しかし、ゲーム内容は満足できるものでしょうか? シーズン初に目指したものに近づいているでしょうか?私はとてもそんな風には見えません。一歩間違えれば大瓦解しかねない、極めて不安定なものにしか見えません。新潟、札幌、千葉といった相手が弱すぎた試合を除けば薄氷の勝利、綱渡りの連続です。 

 今オフに危惧された通り、攻撃的なボランチとしての長谷部が抜けた穴は大きく(ポンテ長期離脱でその穴がますます拡大しました)、ゲルトは闘莉王を転用するという奇策でなんとか凌いでいますが、あんなに運動量が少ないCHを置くシステムが年を通じて破綻を来たさないわけがないでしょう。

 フロントも元々長谷部の後継者を探していたはず(その第一候補が全くタイプの違う今野だったというのが不可解ですが・・・)で、現状に満足してオフの補強なしともなれば、怪我人の復帰が見込めるとはいえ、ACLが始まる秋にまたしても大失速の憂き目に遭うのは必定のような・・・ 予め外国人枠を空けておいたくらいですから「金がない」わけじゃないでしょうし・・・

 今回のポカーン発言は、獲得を考えていた新外国人との交渉に暗雲が漂ってきたので、予め予防線を張っているとしか思えないのですが・・・

 またひょっとしてそもそも中村強化本部長はバクチ性の高い海外からの選手獲得に自信がないのではと勘ぐりたくもなります。ワシントンの後任に、Jリーグでの実績は申し分ないが海外での実績皆無のエジミウソンで満足してしまうあたりもその傍証になるような・・・

  この按配じゃ藤田獲得が潰れたら早速ポンテを採って来たり、坪井が大怪我をしたらすかさずネネを採って来た森GMのような早業は到底期待できなさそう。結局向こうから売り込みに来た選手を吟味しているだけのような・・・ 

 下種の勘ぐりを重ねても仕方ありませんが、次オフあたりには海外人脈を広げるべく、中村強化本部長を数年海外のマネジメントスクール等へ武者修行に出して、その間プロのGMを雇うのが浦和を中期的に強化する上で良策かと。幸いフランスでご活躍中の日本人GMもいることですし・・・ 武者修行は何も近藤や大山や赤星たちに限った話ではないでしょうに。

 Jリーグ奪回&ACL連覇が今季の至上命題。しかも日本では群を抜くだけではなく、アジアにその名を轟かし、さらにはCWCで欧州・南米の強豪に一泡吹かせるクラブになるために労を惜しんではなりません。

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2008.05.13

ごらんアウェー:江戸川区陸上競技場

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アクセス:☆☆☆

地下鉄東西線西葛西駅からから徒歩20分ほど。間に高層団地が立ちふさがって目印となるものが見えにくいためか、距離の割に遠く感じます。

駅周辺にはコンビニ・スーパー・飲食店が多数ありますが、スタジアム周辺には何もないので、買出しは駅周辺で済ませておきましょう。

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見易さ:☆☆☆☆

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陸上兼用の割にはピッチがかなり近く感じます。同じような立地の夢の島と比べると雲泥の差。しかもメインスタンドは高さ・傾斜とも十分。またちょこっと屋根もついています。

メインスタンドのキャパが2000人強で、観客は900人(実数をカウントしていなさそうですが・・・)だそうなのでスタンドには余裕があるはずですが、観客の過半数が赤サポで、それが半分以下のスペースに押し込められているせいか、かなり混んでいるように感じました。

メインスタンド内に売店がありますが、この日は営業せず。

日テレ戦ではメインスタンドのみ開放でしたが、夢の島と違ってバックスタンドがあります。

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ゴール裏は芝生席。っちゅーか、単なる通路としか思えない、狭小かつ高さが全くない席なので、ここが開放されることがあるのかどうか・・・

ホーム側にしょぼい電光掲示板が一つ。

P.S.

日テレの試合って駒沢、西が丘、夢の島、そして江戸川区と毎年試合会場が変りますが、これって何か理由があるのでしょうかねぇ??? 都内の試合会場を転々としているようじゃ、いつまで経ってもファンは増えないでしょうに・・・

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ごらんアウェー:川崎2008

 今回はSS席で観戦。

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 川崎は遅まきながらバックスタンド中央のゲート(10番ゲート)を開放。これまでは値段の高いSS席、S席の観客をメインスタンドから入場させてスタジアムを半周させていました。たぶん等々力が閑散として頃の名残なんでしょうが、等々力が常時満席近くになってようやく不可解な運営を抜本的に改善。

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 ちなみに浦和戦だけの措置なのかなと思いましたが、4/26の柏戦からとの案内がありました。やや遅きに失した感もありますが何も手を打たないよりははるかにマシ。

なお、10番ゲートのテントを出た先はまだスタジアム外なので屋根がありません。雨天時は注意しましょう。

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 SS席はクッションのサービス付き。毛布も用意してあります。

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 あとはこのワイヤーロープさえなければ文句ないのですが・・・

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 観客増に伴って席詰めを励行。

  等々力は1Fが立ち見でいくらでも詰め込めるというのが先々問題になるかも。

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 マナーアップを呼びかける一連のアニメーション。悪役がレディアに似ているとか、そういう小技は使ってきませんでした。

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 「川崎馬鹿一代」かと思ったら「川崎市民の歌」でした。川崎サポにはほとんど浸透してないのか、曲調は全く判らず。「多摩川」を「荒川」に代えればそのまんま「川口市民の歌」としても使えそうな無個性な歌詞が残念。

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 6/28の新潟戦に新幹線貸切ツアーを敢行するも、まだ採算ベースの半数しか集まらず。ファミリー層の多い川崎サポは遠くのアウェーにはそんなに行かないからかなあ・・・

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 飲食店がスポンサーに付いていると即物的なメリットがあります。でも「とんかつの和幸」がアジフライはないでしょう・・・ 

 で、今オフは中村憲か谷口がFA宣言で浦和入りでしょうか(^^? 長谷部が抜けたため、その辺のポジションの選手が足りません。なお山岸は間に合ってます。

P.S.

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 水に入る海豚なのになぜか合羽着用。そういえば海豚なのに泳がずにボートに乗ってましたねぇ・・・

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2008.05.12

【観戦記】日テレ 1-4 浦和

 ついにこの日が来ました。日テレベレーザに完勝。

 ベレーザに勝つとすれば何かのはずみで1点ぽこっと取って、後はタコ殴りに遭いながらもバーやポストや山郷さんに助けられて逃げ切りというイメージしか沸かなかったのですが、なんとなんと堂々日テレを寄り切っての完勝。日テレはここ3試合続けて2~3失点していて何か変だとは思いましたが、中盤のベテラン組が衰えて守備の脆さが顕著になった模様。かつての磐田もそうでしたが、ベテランが支えてきた強豪クラブが弱くなる時って実に急激かつ劇的。

 浦和は守備こそ計算が立つものの庭田離脱以降攻撃に課題を抱えていますが、日テレはCBが前半2度にわたって凡ミスを犯して浦和に2点をプレゼント。こうなると浦和の堅守が光ります。終盤に右サイドを崩されて1点返されましたが、それ以外DFラインを崩された場面はほとんどなく、際どいミドルシュートを何本か浴びたくらい。守りはほぼ完璧な上に、後半2点を追加。突如抜擢された高卒新人の堂園のデビュー戦ゴール & 北本ハットトリックと「中仙道パレード」でもやりかねないお目出度付き。

 日テレに勝ったことでレッズレディース始まって以来のリーグ戦首位浮上。これ以上ない形でリーグ戦中断を迎えることが出来ました。

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-----北本-----
-----安藤-----
堂園--------柳田
---森本--高橋---
岩倉-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

79分:堂園→若林
89分:安藤→松田

 まぁCB岩清水須藤の凡ミス×2による2得点がなければ試合はどう転んでいたか判りませんが、信じられない凡ミスが出てしまうのが日テレの劣化なんでしょう。スピードのない北本が詰めてきたところで、慌てさえしなければどうということはないはず(GKのコーチングもアレだったのでしょうが・・・)。開幕以来全く良いところがない北本ですが、この日は見違えるような動きっぷり。諦めずにボールを追うとたまには良いことがあります。最近の永井のプレーに感化されたのかも。

 この日の布陣は明らかに北本の1トップ。手堅く守ってカウンターのようにも見受けられましたが、肝心の1トップにスピードがないのが難。従って縦ポンはあまり意味がなく、柳田&土橋による右サイド攻撃で多少手数を掛けざるを得ないのですが、これが前半機能しました。もともと運動量が多いとは言いがたく、しかもスピードが全くない左SH小林弥生のいる日テレ左サイドは早々と炎上気味。左SB豊田もコンディションが良くないのか、簡単にぶちぬかれることも。結局右サイド攻撃からの得点はなりませんでしたが、そこで飛び出したのが件の凡ミス×2。

 前半の守備はもう完璧。DFラインの押上げに成功して中盤のプレスが効きまくり。これまで日テレに中盤で圧倒的されていいようにパスを回されたあげく、マークがずれた隙を突かれる展開を繰り返してきましたが、この日はFW荒川に前を向かせないどころか簡単にポストプレーを許すこともなく、中盤で相手に余裕を持たせることもなし。昨年までだと澤あたりは複数人でプレスを掛けてもなんとか交わしてフリーの選手に配球する余裕があったはずですが、この日は最後まで澤らしいプレーはできず。小林共々衰えを感じさせました。日テレは得意のパス回しが封じられ、しかもボールが落ち着かないためSBを加えて厚みのある攻撃ができず、ミドルシュートを狙うのが精一杯。

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 2点リードで折り返した後半。立ち上がり早々の柳田の右CKはファーに流れてチャンスが潰えたかと思いましたが、そこにいたのはなんと新人の堂園。なめられていたのかほぼフリーでどんピシャリでヘッド! デビュー戦を自らゴールで祝いました。このところ不振の松田に代えて左SHで起用された堂園ですが、高卒新人とは思えない余裕あるプレーぶり。日テレ相手にびびる素振りが全くありません。ちょっと守備は軽いかなと思いましたが攻撃センスは抜群。また手土産の芋焼酎が効いたのか、左SB岩倉とのコンビネーションは緒戦とは思えない良好さ。堂園起用により右に偏りがちだった浦和の攻撃がバランスを取り戻した感も。

 まさかの3失点を喫した日テレは明らかに動揺。ハーフタイムにいきなり2人を代えて反撃に出たものの、3点差をつけられては余裕を持ってパスを回すどころではなくなってしまい、大野のドリブル突破に頼るだけに。ただそれだけでも十分脅威なのが日テレの恐ろしいところですが、最後尾にことごとく矢野が立ちふさがって山郷さんのお世話になることなく日テレの攻撃をシャットアウト。

 焦る日テレを尻目に浦和は安藤が最前線でCBを背負いながら粘ってボールキープ。後方から北本がズドン。GKがセーブし損ねたようにも見えましたが、ついに日テレDF陣をきっちり崩しての得点。

 この4点目で日テレは心が折れてしまったのか、足が止まる選手が続出。浦和は両SBがこれでもかこれでもかと上りまくってチャンスを作りましたが、ここで追加点が取れなかったのがこの日の数少ない反省材料でしょう。4-0なのにガンガン走らされたセレブ土橋、乙でした。

 さすがにこれではまずいと思ったのか日テレは全く良いところがなかった小林に代えて木龍を投入。これで日テレがやや精気を取り戻した格好になって、終盤浦和の右サイドを日テレらしい分厚い攻めで攻略。浦和は完封を逃してしまいましたが、怒涛の攻撃で土橋が疲弊し、かつ森本が後半いっぱいいっぱいで、しかも代えるべき守備的な選手がいない以上やむを得ないでしょう。

 東電戦、INAC戦とぱっとしない試合が続きましたが、守備が大崩れしていないのはその両戦にも共通しており、その堅守が日テレ戦完勝のベースになったのはいうまでもありません。しかも相手のミスを相次いで得点に結びつけた集中力、決定力。いやはや恐れ入りました。

地力があるとはいえ日テレの実力に陰りが出始めたのは明白で、またTAKASIが凋落過程にある一方、INAC、湯郷、東電といったところが力をつけているので、上下の力の差が激しかったなでしこリーグもようやく面白さが出てきました。

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2008.05.11

【観戦記】川崎 0-1 浦和

 派手な撃ち合いを期待した向きには甚だがっかりさせられる試合内容でしょうが、こういう展開で勝つのは浦和のお家芸。同点ゴールがオフサイドと判定されたのは川崎にとって不運かなと思いましたが川崎はそれ以外得点機がなく(浦和に至ってはPK以外得点機絶無!)、浦和の堅守を最後まで崩せず。怪我人続出の浦和はこんな興業性皆無の闘い方で勝ち点を拾うしかなかったのでしょうが、そこでしっかり勝ってしまうのが浦和。

 「展望」で「ただ純粋なトップ下がいなくなった分、高速ドリブルを交えながらの前3人のパス交換による崩しといったものは影を潜め、攻めは縦パスで縦に急ぎすぎるきらいがあるかなぁという気も。従ってベタ引きの相手には苦労しそう。」と書きましたが、浦和はベタ引きとは言わないまでもかなり守備的に闘い、川崎はそれを崩す術がなかったように見受けられました。チョン・テセと中村憲の存在感がほとんどなかった、言い換えれば浦和がその存在をものの見事に消したあたりにゲルトの研究の成果が見てとれます。前線の選手が守備に奔走して中村憲を消したのがその最たるものかと。

 中村からWBへのワイドな展開&谷口の飛び出しという川崎の必殺パターンが見出されたのは後にも先にも幻の同点ゴールの1回だけ。従って川崎が勝つ可能性は限りなく低かったと思います。浦和が勝つ可能性はそれ以上に低かったかもしれませんが。

20080510kawasaki1

-----エジ-----
--高原----梅崎--
相馬--------暢久
--闘莉王---細貝--
--堤--阿部-堀之内-
-----都築-----

69分:梅崎→永井
89分:エジミウソン→エスクデロ

---鄭---ジュニーニョ--
山岸--------村上
--谷口-菊地-中村--
-伊藤--寺田--井川-
-----川島-----

76分:鄭→黒津
76分:菊地→大橋
89分:村上→久木野

 右肩じん帯損傷の闘莉王は誰もが予想した通り強行出場。川崎は通称MQNこと森が練習で怪我でもしたのか欠場して代わりに村上が出場。

 試合はマリノス戦と見紛うばかりの守り合い。いや川崎は守っているわけではなく、浦和の攻撃があんまりなだけかもしれませんが、ともかく共に決定機が全くないまま前半終了。雨で滑るのか、ボールが伸びるのか、両軍つまらないミスが目立ちました。

 闘莉王は試合前の練習時から右腕が全く上がらず。試合中も接触プレーを極力避けて相手に競りかけることもなければジャンプもせず、後方での球捌きに終始。この状態の選手を試合に出すかなぁと思いました(負けていればゲルトの温情?起用がボロクソに叩かれたでしょう)が、PKゲットに繋がったのは闘莉王のヒールパスからなんでいやはや何とも・・・ ただ闘莉王は役割期待が限定的だった反面、その役割を絶妙のポジショニングでなんとかこなし、ボロを出すには至りませんでしたからまぁいいでしょう。

 浦和はしきりに川崎DFの裏を狙ってましたが、梅崎が右から飛び出してチャンスになりかかったのが1度あったくらいで全くと言っていいほど川崎に脅威を与えられず。エメルソンやジュニーニョならともかく、卓越したスピードがあるわけではないエジ&高原にその攻撃を繰り返してもあまり意味がないような・・・ しかも他のプレーヤーは相馬や細貝が時々攻撃に絡むくらいで、事実上前の3人にお任せ状態。暢久は対面の山岸を警戒してか全く攻撃参加せず。どう見ても守備的な闘いぶりです、ハイ。

 ただこの闘いぶりが川崎によく嵌るんですな。川崎は前線でボールが収まらないため谷口や中村も飛び出しようがなく、結局ジュニーニョを走らせるぐらいしか手がありません。鄭がボールをキープできれば攻撃の形も作りようがあったのでしょうが、この日の鄭は全く存在感なし。森がいないのでサイド攻撃は左の山岸頼みになりがちですが、その山岸も暢久に消されてしまいました。

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 さはさりながら全く得点の臭いがしない浦和よりは多少前でボールが繋がっている川崎のほうがマシかなと思いましたが、後半早い時間帯に幸運にも高原がPKゲット。高原に裏を取られた井川がエリア内で足を振り上げているので、それをPKと取ったのでしょう。PKをエジミウソンが難なく決めて浦和先制。GK川島はPKが苦手との噂もチラホラ。

 先制した浦和は両WBを下げて5バック気味にして逃げ切り体制。川崎に適当にボールを持たせてカウンター狙い。しかもそのカウンターですら無理はしないあっぱれな勝負への拘りっぷり。追加点を狙うのか守りきるのか意思が徹底されず、先制しながら同点に追いつかれた神戸戦の反省点をしっかり生かしてきました。梅崎に代わって投入された永井も明らかに守備重視の構え。

 川崎は同点ゴールが幻に終わった後は浦和の鉄壁?の守備陣の前に手も足も出ず、谷口のミドルシュートが際どかったくらい。2人同時交代で前目の選手を増やしましたが何の効果もなし。川崎は終始浦和の人垣の中(永井や高原までが守備に加わってますから凄まじい人垣です・・・)でもがいていました。最後はエジ&永井がコーナーで時間を潰して逃げ切り成功。スペースを消されると打開策がない川崎の弱点は他のチームも突いてくることでしょう。

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 浦和はポンテ・三都主復帰が間近ですし、川崎は外国人枠が2名も余っていますから、7月の埼スタでは川崎戦らしいどつき合いを期待します。

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2008.05.10

【閉店】マリオン@東十条

 今でこそ東十条界隈に高レベルのラーメン屋も出来ましたが、ほんのちょっと前まではマリオンしかありませんでした。

Marion1

 10席ほどのU字型カウンターのみの小さな店で店主のオヤジとその弟子(?)が頑張っています。くたびれた喫茶店、あるいは飲み屋風の内装。壁にはなぜかオシム時代のJEF選手ポスターが張ってあります。もりそば(中:730円)を注文。もりそばは量が少ないので男性は中盛以上をお勧めします。

Marion2

 麺は並太、ないし若干細めの縮れ麺でやや堅めの仕上がり。醤油味のスープはかなり酸味が強く、また表面の脂が少々気になりました。白ゴマがやや多めに入っています。

Marion3

 つけ麺にしては麺が細いのと、具にワカメが入っていること、そして酸味の強いスープと、なんかつけ麺というよりは限りなく冷し中華に近いような・・・

 なおこの店は「チャーシュー握り」が有名なんですが、スープに入ってしまったチャーシューはそんなに美味いかぁといつも思います。

 やや煮干の香りが立ってはいるけれども古典的な東京風を出すラーメンのほうは割と好きなんですが、もりそばは夏季用の品揃えの一環の域を出ないかと。

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2008.05.09

TV中継勝てないよ伝説

今年NHK総合・TBS地上波、あるいはNHK-BSで中継がある試合って全く勝っていないんですねぇ・・・

思えば昨年の終盤は優勝が決まるかもしれないということで、NHK総合/BSで再三浦和戦放映を組んでもらいながら全く勝てませんでした。

こういう「全国中継、あるいは関東ブロック地上波中継のある試合は勝てないよ伝説」っていつから始まったのかと思って調べてみたところ、9/22の横浜M戦(横浜M 0-1 浦和)でのNHK-BS中継が最後の勝利で、11/11の川崎戦(川崎 1-1 浦和)でのNHK-BS中継からこの「勝てないよ伝説」が始まっていました。

で、奇しくも明日の川崎戦はTBSで中継があります。

そしてその次のG大阪戦はNHK総合で中継があります。

不吉だ。

それはともかく、普段Jリーグを見ない人がJリーグを見聞きする数少ない機会であるTV放映の場で醜態をさらし続けるというのは新規ファン開拓にははなはだマイナスですなぁ・・・

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【展望】08年第12節川崎戦

・居ながらにしてKリーグ気分が味わえる川崎戦がやって来ました。昨年は1分1敗と勝っていない相手です。

・フッキの復帰による超攻撃的3トップが猛威を振るうものと予想されましたが、フッキの制御に失敗して突如フッキが退団を表明。大枚を叩いて獲得した左WBの山岸はフィットに時間がかかり、しかも関塚監督が病魔に倒れて退任を余儀なくされるという数々の厄難に見舞われた川崎。

・当然ながらスタートは大きく躓いたわけですが、なんと監督交代後怒涛の4連勝で現在3位。しかも名古屋、鹿島と上位チームを破っての4連勝ですから価値があります。

・鹿島戦を録画で見ましたが、3トップ構想瓦解=マギヌンに代わるトップ下不在問題(大橋では力不足)の解決法を早々と見出した感じがしました。

・中盤の底に大卒新人の菊地(浦和も獲りに行って失敗した、っちゅーか、細貝が大きく成長し、その次の世代に山田直が控える今となってはこのレベルの選手はいらんわなぁ・・・)を抜擢したのがポイント。フィジカルが強い菊地が守備専門のボランチとして後ろに控えることによって中村憲や谷口の攻撃力を引き出すのに成功した感じ。

・中村憲は後方から高精度のパスを繰り出してくるので、縦パス一発でDFが快速FWに裏を取られる可能性もありますし、高い位置に張ったWBへパスを出して事実上3トップの一角のように機能させることも可能。鹿島戦の2点目、3点目を見るとようやく山岸もフィットしてきたようです。

・谷口は前方への飛び出し&高精度のミドルシュートが魅力。中村や谷口が積極的に前に出ることで事実上トップ下不在の穴を埋めているように見受けられました。

・川崎は06年、07年と中村&谷口の2ボランチでやってきましたが、どちらも攻撃的な選手で点は取れるが失点も多いきらいがありました。守備的なボランチを置くことで初めて攻守のバランスが良くなったかも。

・ただ純粋なトップ下がいなくなった分、高速ドリブルを交えながらの前3人のパス交換による崩しといったものは影を潜め、攻めは縦パスで縦に急ぎすぎるきらいがあるかなぁという気も。従ってベタ引きの相手には苦労しそう。

・また4連勝中とはいえ毎試合失点しています。鹿島戦ではロングスローから食らった1失点目はお粗末でした。

・浦和としては中村憲に好き勝手やられるとどうしようもないでしょうなぁ・・・ 「散歩人闘莉王」は前節千葉戦で肩を負傷してしまい出場は微妙とのことですが(といっても本人の性格からして出てくるでしょうが)、ユルユル、ヌルヌルの中盤が大崩壊しないことを生暖かく見守るのみ。細貝がんがれ、超がんがれ!

・堤はおそらくこれまで経験した中では最強のFWと対峙することになります。ジュニーニョにスピードでやられるよりも、チョン・テセに薙ぎなおされてファウルを取ってもらえずにそのままあわわというシナリオのほうが現実的かも。堤がんがれ、超がんがれ!

・両サイドは例によって先手を取ったもの勝ち。山岸と対峙する右はどう考えても暢久を戻す以外選択肢はないでしょう。

・なんの計らいだか現在首位の浦和。90分間ぼこられているが何とか耐え切って終わってみたら勝っているという試合になるかもしれませんし、単なるどつき合いになっているかもしれません。またついに「散歩人闘莉王」がボロを出して中盤が崩壊し、大虐殺を食らっているかもしれません。

・勝負は時の運とよく言いますが、フィジカルの強さに任せたプレーとは名ばかりの単なるラフプレーによる怪我だけは勘弁・・・

・あと、最近の等々力は滑るそうなので、赤サポ各位におかれましたはクラブにご迷惑をかけないように注意しましょう。滑るなよ、絶対滑るなよ(謎)

【前節 磐田 1-4 川崎】

---鄭---ジュニーニョ--
山岸---------森
--谷口-菊地-中村--
-伊藤--寺田--井川-
-----川島-----

65分:森→村上
74分:ジュニーニョ→黒津
82分:菊池→横山

*得点:23分 谷口 47分 寺田 59分、61分 ジュニーニョ

【前々節 川崎 3-2 鹿島】

---鄭---ジュニーニョ--
山岸---------森
--谷口-菊地-中村--
-伊藤--寺田--井川-
-----川島-----

79分:鄭→黒津
82分:森→村上
88分:菊池→横山

*得点:25分 谷口 56分 鄭 57分 中村

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2008.05.08

山陽路(10・了)

山陽路(9)から続く

 備中高梁は小さいながらも城下町。5~6万石の小藩ですがなぜか改易や転封が相次いで目まぐるしく城主が交代。またそれ以前の戦国期も城主が安定しなかったのですが、近代以降それほど街が発展しなかったのが幸いしてか、城下町の面影がはっきりと残っています。

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 政務は山のてっぺんにある城ではなく、麓の「御根小屋」で執っていたのですが、現在その跡は高校になってしまいました。高校なのに武家屋敷風の門構え。

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 旧折井家。代々板倉家に仕え、軍役を掌る物頭格。約200石程度の家柄とのこと。

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 板倉家では屋敷の規模を5段階に分け、家格と職務内容に応じて分け与えていたとのこと。折井家は二番屋敷に相当。

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 屋敷にはマネキンを置いてライブ感覚を演出しているのですが、どう見ても欧米人風のマネキンを置くのかいかがなものかと・・・ 

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 こちらは旧埴原(はいばら)家。120~150石取りの近習役・番頭役。

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 武家町から線路を渡って高梁川へ向かって降りた一帯には商人町が広がっています。そのうちの一つ旧池上邸が商家資料館として保存・公開されています。元々は享保年間創業の小間物屋だったのですが、高梁川の水路の船主や両替商で財を成し、さらに明治期に醤油の製造販売を始めたとのこと。従って商家資料館といっても館内は醤油製造に関する展示が主を占めています。

 建物は天保の大火災後に建築されたもの。

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 備中高梁の良いところは、この池上邸だけではく、それに連続する本町の商店街が一体となって「古い町並み風」で家屋を統一しているところ。当然ながら新築・改築には何かと制約がかかり、かつコストもかかるのでしょうが、観光客を引き寄せるにはこうした取り組みが必須。津山で残念な例を目にしたばかりだっただけに、より好ましく思いました。

(了)

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2008.05.07

妖刀「浦正」

なぜか「日刊して」だけが早々と「浦和戦で負ければクゼ監督辞任」の旨を報じていましたが、浦和戦に大敗した翌日クゼ監督の解任が発表されました。但し、「して」の報じた辞任ではなく解任なので、千葉はまた多大な違約金を払うハメになるはず。

06年にはガーロ@瓦斯、柱谷@京都と監督の首を切り落とした妖刀浦正。直接手を下してはいないが、同年の岡田@横浜Mも浦正の魔力に取り付かれて命を落とした一人だったといえましょう。

そして今年も浦正の切れ味は健在。また一人首を斬ってしまいました。

おっと、今シーズン初には自分の首まで斬り落としてましたね・・・orz

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【観戦記】浦和 3-0 千葉

 早い時間帯に実力差が歴然としていることが明白になり、圧倒的にボールを支配して何度となく良い形を作りながらなかなかフィニッシュが決まらず。そのため偶発的な失点を食らってそのままズルズルと敗戦という嫌なシナリオが脳裏に浮かびかけたのですが、後半からの闘莉王大作戦が奏功してようやく先制。その後は覇気に乏しい千葉を尻目に着々と追加点。

 堤の高精度クロスあり、ファンデルサールを震撼させたのはまぐれではないことを再確認させた内舘のミドルシュートあり、後半からの出場で精力が有り余っているのか「俺にも一発やらせろ!」と言わんばかりな細貝の果敢な攻撃参加あり、久しぶりのセルのリーグ戦出場あり、最後は5万人余の前で「鳥かご」を敢行して千葉の傷口に塩を塗って、最後の20分くらいはGW最終日を飾るに相応しい興業色溢れる内容だったかと思います。

 千葉は攻守とも全く良いところがなく、なんだか終始浮き足立っている様子。玉際で浦和に負けまくり、浦和にちょっとプレスを掛けられるとミス続出。かつての千葉の特色だった「豊富な運動量&高度な連動性」といったものはきれいさっぱりなくなり、下手糞な選手達が何の方向性も与えられず、しかも闘う気力もなく、ちんたらとプレーしているだけ。怪我人だらけの浦和の連携を深める練習相手としてはちょうどいいかなといった感じの試合でした。

20080506chiba1

--高原----エジ--
-----梅崎-----
相馬--------永井
--闘莉王---暢久--
--堤--阿部-堀之内-
-----都築-----

HT:永井→細貝
77分:高原→セル
77分:闘莉王→内舘

--苔口---レイナウド--
-ミルコ--工藤--下村-
-----中島-----
青木良-池田-ボスナー-斉藤
-----立石-----

53分:中島→米倉
59分:フルコビッチ→伊藤
74分:池田→新居

*千葉の中盤の構成は自信なし(^^;

 平川が故障して攻撃的なタレントがまた一人いなくなったところで、ゲルトは平川に代えて左WBに相馬を置くのは当然として、右WBには神戸戦後半同様永井を起用。トップ下には梅崎。そして散歩人闘莉王の相方にはなんと暢久を指名。闘莉王のお守りで疲労困憊の細貝を休ませたのでしょうか。

 千葉は「レイナウド1トップの下に苔口と青木孝太の快足FWコンビを配す」との新聞報道もありましたが、蓋を開けてみるとレイナウド&苔口の単なる2トップ。浦和の3バックは3トップ気味の相手が苦手なのを見て攻撃的な布陣を敷いてくるのかと思いましたが、攻撃的でも守備的でもないニュートラルな布陣に。

また莫大な移籍金収入をつぎ込んで連れ戻したはずの坂本はなぜかベンチスタートで両SBに本職CBを据えたのも謎。坂本同様、今季補強した谷澤もベンチで、馬場に至ってはベンチにも入っていません。

 このなんとも中途半端かつ不可解な千葉の姿勢に助けられて試合は前半から浦和が支配。千葉は永井の応対があんまりで右サイドから際どいシュートを一本撃たれましたが、危なかったのはそれだけ。千葉の選手はスキルがない上に、お互いを助け合うような連動性にも乏しいので、緩いとの定評がある(!)浦和のプレスの前に随所でミスを繰り返し、浦和は中盤で楽々ボール奪取。千葉は次第に引き気味になり、中盤はあってないようなものなので「散歩人闘莉王」の弱点は露呈することなく、逆にその攻撃力が引き出される結果に。

梅崎&永井による右サイド攻撃、あるいは縦パス一本でDFラインの裏を取る等々チャンスは何度も作りましたがフィニッシュが決まらない、あるいはラストパスが雑。前半無得点に終わったのは千葉の守備が良かったのではなく、単に浦和の完成度の低さから来るものでしょう。

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 早い時間に永井と梅崎がポジションチェンジしましたがその意図は不明。梅崎って右WBなんてやったことないでしょうに・・・ 永井は明らかにキレがなく、かなり疲労が溜まっているのでしょう。梅崎も機能したとは言いがたい状況(終盤はバテバテになっていましたが、それを突く意欲が千葉になかったのは幸い・・・)。永井はハーフタイムに早々と交代を命ぜられ、闘莉王をトップ下にあげる「闘莉王大作戦」。神戸戦の時にも書きましたが、今の面子で後先を考えずに目先の勝ち点を取りに行くなら「闘莉王大作戦」は上策だと思います。全く後には何も残りませんが。

 先制点を取るのに時間が掛かりましたが、左サイドに進出した堤からクロスを闘莉王が決めてようやく先制(その前で高原が良い潰れ役になっていました)! さらに相馬のクロスをファーサイドでキープした闘莉王の折り返しをエリア内に突っ込んできた相馬が決めて追加点。千葉はこれで完全に戦意喪失。最後は中盤でボールを拾った細貝がそのままエリア内に突進してエジが仕上げ。千葉の選手が誰も細貝を止めようとしないのを見て大笑い。

 クゼ監督は先制されてから新居を投入するなど、采配もちぐはぐ。しかも新居を入れた直後に2点目を取られて、もはや新居までボール来なくなっているしw 後半のチャンスはレイナウドが浦和DFラインの裏を取って都築と1対1になった1回きりでした。レイナウドを最前線の拠点として他のFW陣にボールを拾わせるくらいのことを仕掛けてくるのかと思いましたが、そのようなプレーはほとんど見られず。しかも肝心のレイナウドはズルズル中盤まで下がってくるし。

 ここまで弱い相手なら早い時間帯に得点して6-0くらいの差をつけないといかんでしょうし、どうせなら阿部がゴールを決めて成仏させてやればいいのにと思いましたが、阿部は心優しいのか絶好の位置でのFKはバーの遥か上。ここで心を鬼にしないと欧州に行っても成功しないんじゃないかなぁ・・・

  3バックは前節に続いて阿部が中央。この入れ替えは当たりでした。この日はピンチらしいピンチが2回しかなかったのでその真価を問われるのは次節川崎戦になるでしょうが、阿部はフツーにDFラインを押し上げてくれますし、カバーリングも難なくこなします。何よりホリが前からプレスを掛けられてオロオロという場面がなくなりました。またこの日は阿部が攻撃参加する場面は見られませんでしたが、代わりに堤が攻撃参加。左からの高精度のクロスは武器になりそう。っちゅーか、相馬は何をやってるんだ( ゚Д゚)ゴルァ !

試合終了後は千葉名物の「サポーターによる選手への説教」が久々に見られるかと思ったのですが、なんと拍手で送り出し。大宮に引き分けた後「ファン」にボロクソに言われて激怒した闘莉王には千葉が羨ましく思えたかもしれません。

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2008.05.06

麺屋 番@川口江戸袋

江戸袋交番そば。

川口の東外れ、足立区に近いところで、どの駅からも遠いのが困り者。ウチからチャリで20分ほどかかりました。

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開店5分前に到着しましたが既に行列2名。その後開店までに2名やってきました。やや暑くなってきたせいか、並んでいると店の前のドブが強烈に臭います。

開店後も近在の方とおぼしきお客さんが三々五々やってきて、L字型カウンター+テーブル1卓で10席強の店内はほぼ満員に。

食券制で「味玉ラーメン(細)」を注文。730円也。着席すると醤油か塩かを聞かれましたので、醤油を選択。厨房には店主とアシスタントの2名。いずれも見た目は屈強そうな方でしたが、応対は至ってソフトでした。

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金属製のお盆に載って随分深めの丼で出てきました。ここまで深めの丼ならお盆はいらないように思いますが・・・

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スープは魚介系がメインでちょっと鶏ガラもはいっているかなぁ・・・スープを飲み進めるにつれてやや醤油味が前に出ているような感じがしました。塩のほうがいいかもしれません。

麺は細麺ストレートで若干縮れ気味。スープが良く絡んで申し分ありません。

脂身の少ないチャーシューは七輪で炙ってから供食。味玉は半熟。いずれもスープを壊さないようにあっさり目の味付け。他に海苔が一枚と、メンマ、ほうれん草。らーめんだけだとちょっと具が寂しいので何か一品トッピングしたほうが良さそうです。

遠いのが難点ですが、川口周辺では群を抜いた美味さ。次は塩や太麺を試してみます。

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2008.05.05

【展望】08年第11節千葉戦

 降格していないにも関わらず、羽生・水野・山岸・佐藤勇・水野水本と主力5人を一挙に失った千葉。代わりにたんまりと移籍金が手に入ったはずですが、それをほとんど坂本の買戻しに費やしてしまったのか、大物外国人補強はなし。

 10節を終えて2分8敗と勝っていないどころか勝ち点わずか2。失点22はリーグ最多。得点8はブービー(最小は新潟の7)。「結果は出ていないが内容は悪くない」という話も聞こえて来ず。故障から復帰したレイナウドを投入した柏戦後半は前線でボールをキープできるようになってそこそこチャンスが作れたとの話ですが・・・

 4-4-2を基本としてきたクゼ監督ですが、前々節横浜M戦で突如3ボランチの3-6-1を採用。しかしそれも前半で放棄。さらに続く柏戦ではまた4-4-2と迷走を始めた模様。巻は膝の故障を押して柏戦に強行出場しましたが、何もできないまま後半早い時間に交代を命ぜられました。

 浦和戦では「1トップの下に苔口卓也(23)と青木孝太(21)の快足FWコンビを配し、浦和DF陣を切り裂く。 」とまたまた路線変更。1トップにはレイナウドを起用するとのこと。

 浦和は首位、千葉は最下位。しかも千葉に明るい話がないといえども、浦和も褒められるような試合内容を披露しているわけではありません。中盤に散歩人がいるために、細貝の守備負担が極めて大きく、ここまでリーグ最少失点とはいえいつ堤防が決壊しても不思議ではありません。神戸戦ではポストやバーに随分助けられましたが、どこが相手でもどつき合いになる可能性を秘めています。

 2トップは点火したりしなかったり。ポンテ不在、達也は復帰目処立たず、梅崎は90分使えるかどうか不安。従ってエジ&高原を我慢して使わざるを得ないのかもしれませんが、GWの過密日程&この日のあんまりなパフォーマンスを考慮すれば次節どちらかを休ませるべきではないかと思います。

 神戸戦で平川が負傷。第三腰つい横突起骨折で全治約1か月、5月一杯出場不能とのこと。平川のパフォーマンスもイマイチですが、それ以上に調子が上がらない暢久に奮起してもらわないといけない状況に追い込まれました。

 達也、ポンテ、三都主、啓太、平川が戦線離脱。永井、阿部が怪我持ちと万全ではない選手のラインナップのほうが現スタメンよりも豪華な按配で、中断期間に入るまでは試合内容云々ではなく、泥臭くても勝ち点を拾い続けるしかないでしょう。

【前節:千葉 0-1 柏】

----巻--新居---
ミルコ-------谷澤
---下村--工藤---
青木良-池田-ボスナー-斉藤
-----岡本-----

HT:ボスナー→坂本
51分:新居→レイナウド
70分:巻→苔口

【前々節:横浜M 3-0 千葉】

-----新居-----
-----谷澤-----
青木良-------坂本
-米倉--下村--中島-
-池田--ボスナー--斉藤-
-----岡本-----

34分:米倉→馬場
61分:青木良→工藤
78分:谷澤→青木孝

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ごらんアウェー:神戸2008

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 久しぶりの「神戸ウィング」改め「ホムスタ」。05年に2回来て以来です。ちなみに当時の試合記録を振り返ると神戸にはカズや三浦淳、播戸、室井らがいて、現在のメンバーがほとんどいないことに驚かされます。途中降格を経験したためだと思いますが、そこから順調にチームを再建していることが手に取るように判ります。

 3万人規模の開閉式屋根付き球技専用スタジアム。アクセスも良好でもちろん関西では最高のスタジアム。肝心の芝がボロボロとの悪評もありましたが、努力の甲斐あってかその日はそんなに悪くは見えず。GWらしくスタジアム周辺には鯉のぼりが泳いでしました。

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 この日はメイン自由席で観戦。人の流れに沿ってふらふらとゲートへ向かったところ、そこはなんとバックスタンドでした(苦笑)。

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 ホムスタのメインスタンドはバックスタンドに比べると格段に小さく、しかもすぐ近くに住宅が迫っている(っていうか、よくこんなところにスタジアムを建てたなぁ・・・)ゲートへの誘導路が狭いのが難。

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 売店の数も少なく、しかも早々と売り切れ続出。この日はチケット完売でしたが、普段はそれほど観客が来ないため供食体制もそれなりということなのかもしれません。

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 従って近くにセブンイレブンがあることですし、またスタジアム広場にも売店がいくつも出ているので、そこで予め飲食物を買ってゆくほうがよろしいかと。

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 神戸戦の最大の楽しみはヴィッセルガール。Jリーグではぶっちぎりのハイクォリティーとの評判でしたが、残念ながらモーヴィと一緒にスタジアムをぐるぐる巡回したり、パフォーマンスを披露したりするわけじゃないんですね。

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 試合開始前に席詰めの案内をしたり、グッズの案内、楽天カードの販促等々の仕事をこなした後は、フェアプレーフラッグをもって入場。

 そもそもヴィッセルガールって一人かよ!と思ったのですが、ハーフタイムには6~7人出てきました。ホーム側を巡回しただけなのでその全容は全く判らず。「初めてのヴィッセルガール」はかなりモヤモヤ感の残る残念な結果に終わってしまいましたので、空いていると予想されるナビスコ杯でリベンジを図ることにしましょう。

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 選手入場時には神戸サポが人文字に挑戦。ホムスタのゴール裏は狭いのに、その下半分を白で埋めてしまったため字が小さくなり、ピッチレベルからは何が書いてあるのか、特に右半分が判りにくかったような・・・ 赤サポから「がんばれ!がんばれ!」と声援を送られる始末・・・

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 天井のカメラからは「トモニイコウ」の文字がはっきり見えるのですが、肝心の選手達には伝わりにくいので、もう一工夫必要でしょう。

P.S.

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2008.05.04

【観戦記】浦和 1-1 INAC

 東電から3点、日テレから3点、田崎から7点と爆発的に得点を重ねているINACを1点に抑えた守備は高く評価していいと思いますが、何度も右サイドからチャンスを作りながらシュートに持ち込めず、しかも数少ない決定機を2度も外してしまっては勝てるわけがありません。柳田の技ありゴールでなんとか同点に追いつきましたが、引き分けでよしとせざるを得ない試合でした。

 ここまで負けてはいませんが、トップチーム同様モヤモヤ感の強い試合内容。試合終了後のスタンドの雰囲気は悪く、決定機を外しまくった安藤には厳しい野次が飛んでいましたがむべなるかなといったところ。庭田が戦列を離れて以来、攻撃に閉塞感が募ります。

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---北本--安藤---
松田--------柳田
---森本--高橋---
岩倉-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

58分:松田→若林
83分:森本→木原

 前節東電戦で攻守のバランスが良くなった後半のフォーメーションをそのまま採用。森本に攻撃は期待できないので、2ボランチは明らかに高橋が前、森本が後といった位置関係を取っていました。

 立ち上がりこそややINACに押し込まれましたが、5分過ぎあたりから中盤でボールが収まるようになり、柳田&土橋のボール交換で右サイドからチャンスメーク。惜しい場面もありましたが、総じて形は作るもののシュートには至らないという前節と同じ内容。相手GKはハイボールには強く、しかも守備範囲もそこそこ広いので、ふわりとしたクロスはGKにことごとくキャッチされてしまいました。にも関わらず、同じようなクロスを何度も上げてしまったのがこの日の一番の反省材料でしょう。

 また高橋はやや前目に出ているものの、やはり2トップとの距離が遠くて2トップは終始孤立気味。従ってせっかくサイドでチャンスを作ってもいつも前線が薄い状態。FWがスーペルなら2人のコンビで打開でもいいのでしょうが、好調とはとても言いがたい今の2トップには荷が重すぎ。右サイドでタメを作っていた柳田が土橋に叩いた後にエリア中央に顔を出してようやく局面を打開できるかどうかといったところ。この辺りは庭田不在の影響がモロに出ており、どうにもならないのかもしれません。「柳田頼みの○サッカー」なのが現状。

 左サイドはこの日も沈黙。松田、岩倉の連携はないも同然で、それぞれがドリブルで突っかけるだけ。これではよほど個人能力がないとサイドを崩せません。

 INACのDF陣はタレントが揃う攻撃陣とは対照的に足元に不安があるようで安全運転に終始。従って前からプレスをかけると何かしらポロリとやってくれそうな感じなんですが、動かざること山の如しな北本にそれをやれというのは無理がありすぎ。

 攻撃に早々と手詰まり感が漂う一方、前半の守備は及第点をつけていいでしょう。4-3-3で構えるINAC。プレチーニャを筆頭にタレントが揃う3トップに前を向かれると非常に厄介なのでその前に潰しておくのが肝要ですが、前半は中盤のプレスが良く効いて2、3人掛りでボールを奪い取る場面が目立ちました。当然ながらDFラインが完全に崩される場面はなかったかと思います。ただそれでもいったん押し込まれてしまうとスピードとテクニックを兼ね備えたプレチーニャは難儀な存在で、DFラインを崩しきらなくてもシュートを撃たれる可能性があり、実際ポスト直撃弾を一つ浴びてしまいました。

 後半開始早々いきなり浦和が右サイドからビッグチャンスを2回作りましたが、いずれも安藤が決められず。1回目はやや角度がなくてバーを直撃してしまいましたが、GKにぶつけてしまった2回目は痛恨。

 浦和が決定機を決められなかった一方、INACは最初のビッグチャンスをプレチーニャが決めて先制。失点は中央に入った松田が不用意にボールを失ったところからだったと思いますが、中盤でボールを失って簡単に3トップに繋がれるというのはもっともやってはいけないパターン。INACは落ち着いて前線でボールを繋ぎ、最後はエリア内左でどフリーのプレチーニャがゴール! 決定力の差を見せ付けられる格好に。

 このミスがきっかけというわけではないでしょうが、村松監督は失点直後に松田に代えてエリを投入。エリは積極的に前に出る姿勢は良いのですが、やはり岩倉との連携が不十分なのでやや空回り気味。なぜか肝心なところで転んでしまう場面も2度ほどあってこの交代も決定打にはならず。

 時間の経過に伴って浦和は中盤の守備がルーズになり、またミスも目立ちだして、次第にINACの縦パス、ないしロビングボールがが3トップに通り始めます。裏を取られて慌てた岩倉がプレチーニャを浴びせ倒してPK与。そこはGK山郷がシュートコースを読みきって事なきを得ましたが、今度は山郷がボールをファンブル?してがら空きのゴールにシュートを撃たれる大ピンチ。しかしそこも矢野が身を挺してはじき出すなどヒヤヒヤの場面が連続。

 浦和はCKからの流れで柳田が技ありゴール(至近距離にいたGKをループシュートで交わしたもの)で早い時間帯に同点に追いつき、なおも両サイドから攻撃を仕掛け、CKもかなり貰ったのですが、如何せんシュートに持ち込めません。終盤足が攣ってしまった森本に代えて木原をボランチに投入し、右サイドからの木原のクロスが安藤に通る大チャンスがありましたが、これも安藤が決められず(決まっていたらオフサイドを取られただろうとは思いますが)。

 何度もサイドから形を作りながら1点が遠いどころかシュートが遠い試合内容。同じような形で同じように失敗するので見ている側にはちょっと辛いものがありました。守備は出来ているのでベレーザ相手でも善戦は可能と思いますが、ベレーザとの差を詰める以前に東電、INACといった中堅どころとの差が縮まってしまった印象を受けたGWの駒場連戦でした。

P.S.

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 人気はないのにダンマクがあるという、なんだかシュールな出島の光景。でも一人だけバカでかい声を出すINACサポがいました。

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【観戦記】神戸 1-1 浦和

 ゲルトは後半途中から永井を右WBに回すという大博打を打ちましたが、その後1得点1失点と成功とはいえないが失敗ともいえない微妙な結果に。

 攻撃面では暢久と高原に全くいいところがなく、およそ流れの中で点が入りそうになかったので、セットプレーで1点をもぎ取るしかないだろうと思い、事実その通りになったのですが、永井を右に回した副作用が顕著で立て続けに右サイドから決定機を作られ、そのうちの一つを決められてしまいました。

 浦和はサイドの守備は大博打を打つまでそこそこ出来ていたのですが、攻撃面ではサイドで1対1を作れず、常に数的不利での闘いを強いられました。2トップの出来もあんまりでしたが、浦和はそもそも攻めの形自体が大して出来ておらず、試合は実質的に神戸が支配していたと思います。

 ゲルトは残り5分で高原を諦めて闘莉王大作戦を敢行。後先を考えず目先の勝ち点3を取りに行くなら、CB北本を欠いている神戸DFを高さで潰すべく早い時間帯から闘莉王を最前線に出すのが早道だろうと思いましたが、ゲルトは実に辛抱強く高原を引っ張りました。しかし残念ながらその結果は凶と出ました。

20080503_kobe1

--高原----エジ--
-----永井-----
平川--------暢久
---細貝--闘莉王--
--堤--阿部-堀之内-
-----都築-----

49分:平川→相馬
65分:暢久→梅崎
87分:高原→内舘

--大久保--馬場---
-古賀------田中-
---ボッティ---金南一-
鈴木-柳川--北本-石櫃
-----榎本馬----

52分:馬場→松岡
72分:田中→吉田
77分:古賀→松橋

 この日の浦和で面白かったのは阿部が3バックの中央に、そしてこれまで右のストッパーを務めていた堤を左に、右に堀之内を配したこと。神戸がどんどんDFの裏にボールを入れてくるので、それに対応したものかもしれませんが、前半は大久保の個人技で一発危ない場面があっただけで非常に良い出来だったと思います。神戸のSHの飛び出しも浦和のWBがきっちり対応。

 また懸案の立ち上がりも浦和にすれば良かったほうでしょう。神戸の中盤のプレス網を掻い潜って両サイドに展開。一応やりたいことははっきりしているのですが、今日はここからがいけませんでした。サイドチェンジ等で良い形でWBがボールを受けるものの常に孤立状態。たちまち神戸に数的優位で守られてしまいます。左の平川は縦に突破して一応クロスを入れるのでまだマシなのですが、問題は暢久。あっさりバックパスという最悪状態は脱しているのですが、何度もボールをもらいながら中途半端に仕掛けて何度チャンスを潰したことでしょう。

 この日の浦和の布陣ははっきりした2トップ。故障で前節札幌戦を休んだ永井がトップ下として復帰しましたが、両WBへのサポートが遅いのもサイド攻撃が上手くいかなかった一因。梅崎との2シャドーだと2シャドーのどちらかがWBに加勢しやすいため、4-4-2の布陣に対してサイド数的同数を作りやすいのですが、京都戦で嵌ったエジ&高原の2トップがこの日は裏目に出たような感も。

 前半半ばあたりから浦和は神戸のプレス網を潜れなくなり、かといって神戸にも攻撃の形を作られず、試合は膠着状態。

20080503_kobe2

 後半開始早々、相手ゴール前に迫った平川が負傷して相馬と交代。一方、神戸は何の役にも立っていないFW馬場を下げて松岡を入れ、ボッティを前線に上げて4-4-1-1っぽい形に(もともとSHは高めの位置にいるので4-2-3-1といっていいかもしれません)。単にFW同士を代えないところが松田監督の策士たるところ。

 これで一気に試合が動き出しましたが、最初に流れを掴んだのは神戸。石櫃の攻め上がりが活発になりはじめ、浦和の左サイドがボヤ状態に。

 流れを取り戻したいゲルトはここで殴り合いの道-不振の暢久に代えて梅崎を投入し、梅崎トップ下&永井右WBという超攻撃的フォーメーションを選択しました。これは一定の効果があり、浦和の右サイド攻撃が活性化。流れの中から得点はならなかったものの、CKを阿部がバイスクルシュートで叩き込んで先制に成功しました。

 しかし運動量の多い永井とはいえ、トップ下で酷使した後にWBに回って守備でやれというのはあまりにも無理があり、いったん前に出ると戻れなくなっているのは誰の目にも明らか。神戸は前線と両サイドを代えて両サイドから猛攻。浦和は永井が戻れない上に、中盤に散歩人を一人抱えていますから細貝がいくら一人奮戦しようともサイドを守りきれるはずがありません。バーやポストの助けも空しく、最後はがら空きの右サイドを突かれて途中出場の吉田に同点弾を浴びてしまいました。どう見ても浦和は必敗の展開でしたが、幸いにも鹿島国から戻って中2日の神戸は同点に追いつくのが精一杯だった模様。

 守れないのが明白な浦和は攻め合いにでるしかなくなりましたが、残念ながらこの日は2トップ、特に高原の出来が最悪で、終盤は双方中盤がスカスカになってカウンターの掛け合いになりながらも決定機を作れず。平川に代えて投入された相馬も大宮戦で見せた消極的な姿勢が払拭されていない模様。残り5分ほどになってゲルトはようやく高原を諦めて闘莉王大作戦を敢行し、またまたセットプレーから梅崎や闘莉王が決定的なシュートを放ちましたが、惜しくもバーに嫌われてジ・エンド。

 時折ダイレクトパスが前、中盤でパンパンと繋がり、攻撃は他人任せ・個人能力任せでフリーランニングに乏しい浦和の悪癖は徐々に解消されつつあるようにも見えましたが、大宮や神戸といった中盤の守備がタイトな相手には今後も苦労させられそうです。

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2008.05.03

燦燦斗@東十条

 東十条駅北口を西へ徒歩0分。階段を昇ってすぐの路地を左入る。あまりにも近すぎて判りにくいのが難。

 ディープな下町風情が漂う東十条。「燦燦斗(さんさんと)」は昭和臭漂う居酒屋やパブが集まった一角に建っています。

Sansanto2

 店内はカウンターが10卓弱。夜の部に訪れました(18:30~ 古い資料だと18:00からになっているので注意)が開店と同時にパラパラと客がやってきてあっという間に満席になってしまいました(但し、帰るまでに行列はできず)。厨房には夫婦と思しき方のみ。「らーめん」と「つけめん」のみのシンプルなメニュー。らーめん(650円)を注文。店内にはなぜか沢田研二のメドレーが流れていますが、これまたいかにも昭和。作っているのがいかんせん店主一人なので一度に3杯ずつくらいしかできず、運が悪ければかなり待たされるリスクがあることは否めません。

Sansanto1

 魚介スープの香り漂う豚骨醤油+魚介系スープ。この手の店も増えました。東口の「ほん田」ほど極端ではありませんが、ここもスープの粘度が高い感じ。平均水準は抜けているかなと思いますが、しつこいとか甘ったるいとか良くも悪くも際立った個性はありません。

 麺は太めストレート麺(若干縮れあり)。しかも200gもあるのでらーめんとしては多く感じます(っちゅーか、ややスープが少ない感じも)。もちもちっとしながらもやや堅めでかなり噛み応えのある仕上がり。うーん、悪くはありませんがどう見てもつけ麺向きの麺ですね。スープに粘度があるのでらーめん用に並太麺ではやや弱すぎるでしょうから、この麺の選択はやむを得ないかと。

 桜色のロースチャーシューが面白い。他にメンマとカイワレ大根。

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2008.05.02

空耳アワー:西村事件

西村「死ね!」→「して!」でセーフなら、

O久保「金もらってんのか!」 → 「金本、打ったのか?」 でセーフじゃね?

--------------------

「”死ね”ではなく”氏ね”といっただけだ!」と強弁して幕引きという展開を予想していましたが、やはりそうなってしまいました。

現場での事実関係はどうあれ、選手との信頼関係が破壊されてしまった主審にそのまま笛を吹かせるのはいかがなものかと思います。

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【展望】08年第10節神戸戦

ナビスコ予選第1節以来の対戦(前回の展望はこちら)。前回は監督交代劇があった直後の一戦でしたが、立ち上がりにレアンドロに一発を食らい、後半猛反撃を見せたものの1点が取れずに敗戦。試合終了後にはゴール裏にフロント、GMを糾弾するダンマクが翻りました。

・神戸はレアンドロが負傷離脱してから急減速。大久保の相方は須藤→馬場と試行錯誤中。

・序盤は左SBに内山が入っていましたが、最近はF東京から移籍の鈴木が起用されています。F東京でも左SBで起用されて強烈なミドルシュートを放ったかと思えば、守備で大穴を開けていたようにも記憶していますが、レアンドロ離脱による攻撃力低下を補う狙いでしょうか?

・CB北本の相方は当初河本が務めていましたが、第3節から柳川に交代。河本は故障でしょうか?

・しかも北本はG大阪戦で負傷して全治4週間。レギュラーCBが2枚ともいないので闘莉王乱入が効果的かもしれません。

・大黒柱を欠いて決定力不足に苦しんでいるとはいえ、DFラインを押し上げ、中盤でのタイトなプレスでボールを奪ってサイドからの速攻を得意とするチームなので、今の浦和には非常に相性が悪いことは確か。

・G大阪戦を見るとボールを奪うと一気にDFラインの裏へ放り込んできます。前線にポストプレーヤーがいないので、スペースへボールを出してFWや高い位置に張っているSHを走らせる感じ。両SBも積極的に上がってきます。従って浦和は3バックの両サイドを徹底的にやられる可能性大。

・また攻守の切り替えがやたら早いので浦和のFK,CK後のカウンターには万全の注意が必要。

・膝の故障を押して出場している大久保はただいま絶好調。G大阪戦の2点目は深い位置からボッティ→大久保だけで取ってしまいました。まぁ中澤の対応がお粗末過ぎでもありましたが。鹿島戦でも相手DFの失態を突いて1得点。

<参考>

【前節 鹿島 2-2 神戸】

--大久保--馬場---
-古賀------栗原-
---ボッティ---松岡--
鈴木-柳川--小林-石櫃
-----榎本馬----

※キムナミルは出場停止

61分:栗原→吉田
70分:馬場→田中雄

*得点:70分 吉田  87分 大久保

【前々節 神戸 2-1 G大阪】

--大久保--馬場---
-古賀------栗原-
---ボッティ---金南一-
鈴木-柳川--北本-石櫃
-----榎本馬----

66分:馬場→松岡
86分:金→田中
89分:大久保→須藤

*得点 39分 大久保、57分 大久保

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2008.05.01

ごらんアウェー:京都2008-2

 西京極には先月来たばかりなので全く新味がありませんが、内容はともかく結果的に大勝だったのに気を良くして「ごらんアウェー」を記録しておきます。

20080426_0kyoto1

 今回もSバックで観戦。開門時間ちょうどくらいにスタジアム入り。浦和は4ゲート、京都は3ゲートと入り口を分けていますが、中は渾然一体。ゲートでペットボトルの蓋を回収されましたが、手荷物検査もなくどんどん行列が捌けて難なく好位置を確保。

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 ビジター席は結構細かくチェックされていたようだったので、未だスカスカのビジター席へ突入して嫌がらせ(?)を敢行。まぁこの辺はホームチームのマスコットがビジター側にもわざわざやってきて煽っているようなものだと思っていただければ幸いかと。でもゴール裏中心部でこの方に見つかった時は死ぬかと思いましたw

20080426_0kyoto4

 この日は大日本スクリーン製造のキャンペーンか何かに当たっていました。ゲート近くには等身大にしては微妙に小さいような気がする写真が。

20080426_0kyoto5

 で、ふと気がつくと大日本スクリーン製造って西京極の裏に工場があるんですね(ゴール裏からは見えないと思いますが)。スタジアムから見える工場といえば神戸ユニバーの藤沢薬品が印象的でしたが、昨年久しぶりにユニバーに行ったらロゴが消されていました。

20080426_0kyoto6

 この日出場停止のシジクレイ&アタリバは精力的にファンサービス。こういう光景は浦和サポ的には羨ましい限り。

20080426_0kyoto7

 何度目かのJ1昇格なのか判りませんが、ここまで好調の京都。この日はほぼ満席が見込まれるとあって、サポーターも気合が入っていました。バックスタンドまでわざわざ出張ってきてコールの練習。関係者用のパスを首からぶら下げているので、サポーターというよりは限りなく営業部員なのかもしれませんが・・・

20080426_0kyoto8

 声を出すのは恥ずかしいのか、バックスタンドの観客は笛吹けど踊らずでカラ回り。

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 でもマフラーを回してもらうことには成功しました。よかった、よかった。

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 ただこの辺まで出張ってくるのは全く意味がありません。GW中の赤サポの遠征人員数を侮りすぎwww

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 今回もバーサ&コトノがビジター側まで巡回。前回はお約束どおり大旗で突いていた最前列でしたが、先月やったばかりで飽きてしまったのか今回はほぼ無反応。パーサ君の一連の煽りも軽く受け流し、最後は拍手で送り出し。幸いにも全く遺恨のない京都戦ならではの光景。っちゅーか、遺恨どころか完全に交戦状態に陥っている清水戦でのパルちゃんの立ち回りには大物ぶりを感じますなぁ・・・ グランパス一家にもその大度量が欲しいところ。

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 前半半ばまでのあんまりな内容からすれば信じがたいほどの大勝。京都運営は早々とマッサージチェアのバルーンを撤収していますが、思いがけにない大敗を食らって、なんかマッサージチェアまでうなだれているような・・・

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 試合終了後は浦和のグッズ売り場に黒山の人だかり。おい、お前ら浦和の実力を過信するなお・・・・

P.S.

20080426_0kyoto15

 西京極駅近くに「サンガ」というたこ焼き屋を発見! 残念ながら競技場とは逆方向に建っているので赤サポには全く知られていないかも。っていうか、京都サンガは競技場を一歩出ると全く存在感がない現状をなんとかせんといかんでしょう。川崎を見習って市全域ではなく、右京区から固めるとか・・・

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