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2008.05.28

エジミウソンの三重苦

ワシントンの後継者として中村強化部長が新潟から連れてきたエジミウソン。第13節終了時点で6得点。

昨年はリーグ19得点、また昨年の13節終了時の得点は7だから、得点ペース自体は昨年から大きく落ちているわけではありませんが、赤サポの間には失望感が漂っているといっても過言ではないでしょう。

ここまで印象に残る仕事は日本平での逆転弾とナビスコ西京極でのハットトリックくらい。実は目下リーグ戦では川崎戦のPKを含めて3試合連続得点中なんですが、「ようやく調子が上がってきた!」という印象は全くありません。

まぁエメルソン、ワシントンとJリーグでは反則級のFWに慣れてしまった赤サポにとってはこのレベルの外国人FWではもはや満足できないというのが根本的な原因なんでしょうが、エジミウソンなんとかなりませんかねぇ・・・

「万能型FW」との触れ込みでしたが、最もがっかりしたのはキープ力がないこと。またハイボールにもそれほど強くないこと。

にも関わらず、ゲルトは一貫してエジを1トップに起用。周囲が動いてエジがダイレクトで叩けるようになれば良いのでしょうが、浦和は概して動き出しが良くないのでエジがキープせざるを得なくなって、簡単にボールを取られる。これではいけません。CBが出しどころに困ってエジに放り込むのは最悪。放り込むなら暢久にしましょう。

DFの裏を取った時のスピードが魅力なのは確か。シュートもそこそこ正確。従ってエジミウソンはパサーがいて初めて活きるタイプで、万能FWでもなんでもなく純粋なストライカーに近いような気がしますが・・・ その割にキレを欠いているのは困り者。またそれ以前に高原と特性が被りまくっているような・・・ サイドに流れての仕事も一応できるようですが、そういう仕事は永井や梅崎がやってくれますし、高原の状態があんまりな現状ではエジがサイドに流れてしまうと点を取るのは闘莉王しかいないというのも困ったところ・・・

まぁ本人の調子も良くない上に、使い方・使われ方も良くなく、しかも相方との相性は最悪という三重苦に苛まれているのがエジミウソンの現状といっていいかと。

どこかにエジミウソンの取扱説明書が落ちてないかどうか、中断期間中に一度新潟へ行ってこようかと思います。

それより細貝なり梅崎なりが反町から取説をもらってくるのが一番の早道なんですが・・・

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