桐生うどん
唐突ですが、館林と並ぶ群馬のうどん処桐生へ行って来ました。
訪れたのは「川野屋本店」。JR桐生駅から東へ1km弱。アーケード商店街から若干東に外れたところに建ち、店は外観、内装ともひと時代どころか、ふた時代ぐらい昔風で、良くも悪くも古色蒼然。
既に昼飯時に差し掛かっていましたが先客・後客ともおらず、店は爺さん一人で切り盛り。メニューはごくごく一般的なうどん・そば屋と変わりありませんが、店主の勧めるがままに「ひも川(500円)」を注文。「今作っているところだから」とのことでのお勧めでした。後で判ったことですが、単に2人前の出前が入っていたのでついでにということだったのかも。
この爺さん、実にしゃべり好き。店がマスコミ等で紹介されるせいか、北海道や九州など遠方からもお客さんが来るとのことでしたが、爺さんのしゃべりがウザイといえばウザイ。
爺さんの話ぶりでは、商工会を巻き込んで桐生のうどんを積極的にPRして回っている仕掛け人の一人らしく、インターネットでの宣伝が効いて全国からお客さんが来るようになったとのこと。またお客さんが県外から来るようになってうどん屋も真面目にうどんを打つようになった(オイオイ)とも。
見かけは煮込みうどんと大差ありませんが・・・
幅広でコシの強い麺が最大の特徴。煮崩れないようにかなり固めに仕上げているあたり、ほうとう@山梨の麺にかなり似ています。
長ネギ、ほうれん草、細切りの油揚げ、麩と具沢山ですが、わかめが入っているのは少々違和感あり。生臭さがハナについてどうもいけません。
汁は醤油味が勝った東京風で、これといった特徴はありません。
麺がとにかく旨いので、冷やしてつけだれで食べてもいいんじゃないかと思います。群馬は酷暑で有名ですが、また来てもいいかなと思いました。
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