« 麺屋 番@川口江戸袋 | トップページ | 妖刀「浦正」 »

2008.05.07

【観戦記】浦和 3-0 千葉

 早い時間帯に実力差が歴然としていることが明白になり、圧倒的にボールを支配して何度となく良い形を作りながらなかなかフィニッシュが決まらず。そのため偶発的な失点を食らってそのままズルズルと敗戦という嫌なシナリオが脳裏に浮かびかけたのですが、後半からの闘莉王大作戦が奏功してようやく先制。その後は覇気に乏しい千葉を尻目に着々と追加点。

 堤の高精度クロスあり、ファンデルサールを震撼させたのはまぐれではないことを再確認させた内舘のミドルシュートあり、後半からの出場で精力が有り余っているのか「俺にも一発やらせろ!」と言わんばかりな細貝の果敢な攻撃参加あり、久しぶりのセルのリーグ戦出場あり、最後は5万人余の前で「鳥かご」を敢行して千葉の傷口に塩を塗って、最後の20分くらいはGW最終日を飾るに相応しい興業色溢れる内容だったかと思います。

 千葉は攻守とも全く良いところがなく、なんだか終始浮き足立っている様子。玉際で浦和に負けまくり、浦和にちょっとプレスを掛けられるとミス続出。かつての千葉の特色だった「豊富な運動量&高度な連動性」といったものはきれいさっぱりなくなり、下手糞な選手達が何の方向性も与えられず、しかも闘う気力もなく、ちんたらとプレーしているだけ。怪我人だらけの浦和の連携を深める練習相手としてはちょうどいいかなといった感じの試合でした。

20080506chiba1

--高原----エジ--
-----梅崎-----
相馬--------永井
--闘莉王---暢久--
--堤--阿部-堀之内-
-----都築-----

HT:永井→細貝
77分:高原→セル
77分:闘莉王→内舘

--苔口---レイナウド--
-ミルコ--工藤--下村-
-----中島-----
青木良-池田-ボスナー-斉藤
-----立石-----

53分:中島→米倉
59分:フルコビッチ→伊藤
74分:池田→新居

*千葉の中盤の構成は自信なし(^^;

 平川が故障して攻撃的なタレントがまた一人いなくなったところで、ゲルトは平川に代えて左WBに相馬を置くのは当然として、右WBには神戸戦後半同様永井を起用。トップ下には梅崎。そして散歩人闘莉王の相方にはなんと暢久を指名。闘莉王のお守りで疲労困憊の細貝を休ませたのでしょうか。

 千葉は「レイナウド1トップの下に苔口と青木孝太の快足FWコンビを配す」との新聞報道もありましたが、蓋を開けてみるとレイナウド&苔口の単なる2トップ。浦和の3バックは3トップ気味の相手が苦手なのを見て攻撃的な布陣を敷いてくるのかと思いましたが、攻撃的でも守備的でもないニュートラルな布陣に。

また莫大な移籍金収入をつぎ込んで連れ戻したはずの坂本はなぜかベンチスタートで両SBに本職CBを据えたのも謎。坂本同様、今季補強した谷澤もベンチで、馬場に至ってはベンチにも入っていません。

 このなんとも中途半端かつ不可解な千葉の姿勢に助けられて試合は前半から浦和が支配。千葉は永井の応対があんまりで右サイドから際どいシュートを一本撃たれましたが、危なかったのはそれだけ。千葉の選手はスキルがない上に、お互いを助け合うような連動性にも乏しいので、緩いとの定評がある(!)浦和のプレスの前に随所でミスを繰り返し、浦和は中盤で楽々ボール奪取。千葉は次第に引き気味になり、中盤はあってないようなものなので「散歩人闘莉王」の弱点は露呈することなく、逆にその攻撃力が引き出される結果に。

梅崎&永井による右サイド攻撃、あるいは縦パス一本でDFラインの裏を取る等々チャンスは何度も作りましたがフィニッシュが決まらない、あるいはラストパスが雑。前半無得点に終わったのは千葉の守備が良かったのではなく、単に浦和の完成度の低さから来るものでしょう。

20080506chiba2

 早い時間に永井と梅崎がポジションチェンジしましたがその意図は不明。梅崎って右WBなんてやったことないでしょうに・・・ 永井は明らかにキレがなく、かなり疲労が溜まっているのでしょう。梅崎も機能したとは言いがたい状況(終盤はバテバテになっていましたが、それを突く意欲が千葉になかったのは幸い・・・)。永井はハーフタイムに早々と交代を命ぜられ、闘莉王をトップ下にあげる「闘莉王大作戦」。神戸戦の時にも書きましたが、今の面子で後先を考えずに目先の勝ち点を取りに行くなら「闘莉王大作戦」は上策だと思います。全く後には何も残りませんが。

 先制点を取るのに時間が掛かりましたが、左サイドに進出した堤からクロスを闘莉王が決めてようやく先制(その前で高原が良い潰れ役になっていました)! さらに相馬のクロスをファーサイドでキープした闘莉王の折り返しをエリア内に突っ込んできた相馬が決めて追加点。千葉はこれで完全に戦意喪失。最後は中盤でボールを拾った細貝がそのままエリア内に突進してエジが仕上げ。千葉の選手が誰も細貝を止めようとしないのを見て大笑い。

 クゼ監督は先制されてから新居を投入するなど、采配もちぐはぐ。しかも新居を入れた直後に2点目を取られて、もはや新居までボール来なくなっているしw 後半のチャンスはレイナウドが浦和DFラインの裏を取って都築と1対1になった1回きりでした。レイナウドを最前線の拠点として他のFW陣にボールを拾わせるくらいのことを仕掛けてくるのかと思いましたが、そのようなプレーはほとんど見られず。しかも肝心のレイナウドはズルズル中盤まで下がってくるし。

 ここまで弱い相手なら早い時間帯に得点して6-0くらいの差をつけないといかんでしょうし、どうせなら阿部がゴールを決めて成仏させてやればいいのにと思いましたが、阿部は心優しいのか絶好の位置でのFKはバーの遥か上。ここで心を鬼にしないと欧州に行っても成功しないんじゃないかなぁ・・・

  3バックは前節に続いて阿部が中央。この入れ替えは当たりでした。この日はピンチらしいピンチが2回しかなかったのでその真価を問われるのは次節川崎戦になるでしょうが、阿部はフツーにDFラインを押し上げてくれますし、カバーリングも難なくこなします。何よりホリが前からプレスを掛けられてオロオロという場面がなくなりました。またこの日は阿部が攻撃参加する場面は見られませんでしたが、代わりに堤が攻撃参加。左からの高精度のクロスは武器になりそう。っちゅーか、相馬は何をやってるんだ( ゚Д゚)ゴルァ !

試合終了後は千葉名物の「サポーターによる選手への説教」が久々に見られるかと思ったのですが、なんと拍手で送り出し。大宮に引き分けた後「ファン」にボロクソに言われて激怒した闘莉王には千葉が羨ましく思えたかもしれません。

|

« 麺屋 番@川口江戸袋 | トップページ | 妖刀「浦正」 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17585/41115620

この記事へのトラックバック一覧です: 【観戦記】浦和 3-0 千葉:

« 麺屋 番@川口江戸袋 | トップページ | 妖刀「浦正」 »