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2008.06.01

【観戦記】神戸 2 -1 浦和

 双方駒落ちになると、戦術のないチームは戦術のあるチームに遠く及ばない。

 前節名古屋戦に続いて非常に当たり前のことを実感させられた試合でした。

 5戦勝ちなしてナビスコ杯予選敗退決定。代表召集で主力を大量に欠いたせいにしたくなるのは道理ですが、所詮個人技頼みの連続でしかない浦和の根本的な弱点がナビスコ杯でよくくっきり表れたにすぎず、いつリーグ戦で苦境に陥っても不思議ではありません。オジェックは浦和に戦術らしきものを植えつけようとして選手との対立を招き、結局従来路線の継続=個人任せという妥協を余儀なくされました。ゲルトはそのあたり上手くやってくれるのかなと期待したのですが、結局その場しのぎの手は頻繁に打つものの、お世辞にも戦術志向とは言えない様子。あんまりなナビスコ杯の結果を受けて、ゲルトと2年契約を結んだのは拙速だったとの思いを強くしました。

 神戸は大久保、レアンドロの2トップに加え、中盤の要である金、ボッティも欠き、おまけになぜかレギュラーの古賀までいない状態。それでも素早い攻守の切り替え&カウンターといういつもどおりのサッカーをやって見せました。相手にあって浦和にないのは何なのか。これほど明らかな試合はないでしょう。

20080531kobe1

-----エジ-----
--達也----高原--
相馬--------岡野
---暢久--内舘---
--堤-堀之内-坪井--
-----山岸-----

69分:岡野→高橋
69分:達也→ポンテ
86分:高原→高崎

---馬場--吉田---
-鈴木------栗原-
---松岡--田中---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

27分:馬場→松橋
81分:吉田→岸田
89分:鈴木→近藤

 ナビスコ予選突破がかなり苦しくなってきたので若手に切り替えてくるかと思ったのですが、スタメンはなんと名古屋戦とほぼ同じのベテラン重視モード。永井が腹筋痛で帯同を見送った代わり、代表から外された高原を起用しただけ。

 立ち上がり早々、エジ→達也と絡んで最後は高原がゴール。神戸DF陣を崩したというよりは、何かのどさくさに紛れて取ったような点で、案の定浦和はその後ほとんど神戸守備陣を崩せませんでした。

 前半は浦和の中盤が酷かったですね。中盤でボールがキープできないのでDFラインは下がりまくる。やっとこさボールを奪っても前線に繋げず、簡単に相手に拾われて波状攻撃を浴びる。中盤でぼさーっとしていると忽ち神戸のプレスにひっかかる。ボールがあまりにも出てこないものだから、高原はセンターライン付近までズルズル下がってボールを貰いにくる始末。たまに神戸のミスを突いてカウンター攻撃を仕掛けるのが精一杯。浦和の中盤の弱さは致命的で、この試合に関してはエジなり高原なりを責める気はしません。

 神戸は岡野の裏を徹底攻撃。先制されたためか、松田監督は早々と27分にFW馬場に代えて俊足の松橋を入れ、左SHの鈴木を前に上げて3トップ気味にしてきましたが、これが奏功。あわれにも高原は岡野に加勢してDFライン辺りまで下がることも。永井なら特段違和感はないプレーですが、高原にそれをやらせるのはあまりにも気の毒。

 これでよく流れの中から失点しなかったものだと思いましたが、その辺が神戸の駒落ちの影響なんでしょう。

 しかし世の中ある意味良く出来たもので、鈴木CK→栗原どフリーでヘッドで同点。まあこの試合内容で逃げ切れるわけはないわなぁと思っていたら、勝利の女神はきっちり帳尻を合わせにきました。このところセットプレーでの失点が目立ちます。

20080531kobe2

 ところが後半は一転して浦和がボールを支配。どうして急にこうなったのかは謎なんですが、神戸のプレスは90分持たないんでしょうか?浦和は両サイドから盛んに攻撃を試みるものの、決定機には至らず。ミドルシュートを撃ってみたり、大きくサイドを変えてみたりはするのですが・・・ 布陣的に神戸はサイドに人数を割いているので、そこを浦和のWBが単騎で攻めてもしんどいわなぁ・・・ 結局

のぶひさはそうまにパスを出した → なにもおこらなかった
のぶひさはおかのにパスを出した → なにもおこらなかった

の繰り返し。とりわけ岡野がせっかくDFと1対1になっても有効なクロスを送れないのにははなはだがっかり。クロスで最も可能性のあるのはたまに攻撃参加してくる堤・・・・

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 浦和優勢の状態でゲルトは満を持してポンテ&峻希を投入。さすがにポンテは本調子にはほど遠い感じで、らしくないボールロストも散見されましたが、それでも2度ばかりチャンスを演出。とりわけポンテのパスを受けて峻希がエリア内に突入した場面は決定的でしたが、惜しくもGK榎本に阻まれました。

 浦和が押し気味とはいえ、再三神戸のカウンター攻撃に晒されてサイドから可能性のあるクロスを送られており、半ば神戸の術中に嵌っているといっても差し支えない状態。そしてとうとう縦パス一本で松橋に左サイドに走られ、堤はよく付いていったものの、田中英雄に繋がれて最後は栗原がゴール。栗原に振り切られた内舘。今日の90分はいったい何だったのでしょう。

 いやはや90分を通じて見せ場は僅少。概してベテラン組が足を引っ張ったところは名古屋戦と同じ。峻希がポンテの信頼を勝ち取って見せ場を作ったことを思えば、最初から岡野→峻希、内舘→直輝のほうがマシな試合だっただろうという気がしてなりません。

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