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2008.06.09

【観戦記】浦和 1-5 名古屋

 U-23組の復帰も虚しく、またも名古屋に惨敗。

 既に予選勝ち抜けを決めている名古屋は豊田での一戦と比べるとやや積極性に欠ける試合運びで、先制してからは引いてカウンター狙いといっても差し支えないほど。久々登場のヨンセンも本調子にはほど遠いように見えましたが、そんな相手に対して惨敗。後半投入された杉本に良いようにやられました。

 何が悲しいってゲルトが何度も同じ失敗を繰り返すこと。ゲルトは「最近の3~4試合と同じパターンで、相手は1回か2回チャンスがあると、必ず1点入ってしまう。相手の攻撃に対する集中力が、今はちょっと足りない。」と総括していますが、集中力とかそういう精神的な問題じゃなくて名古屋のサイド攻撃に対しまたしても無為無策で臨んでいるのが問題。

 峻希がスタメンだったのでひょっとして4バックで来るのかと思いましたが、この日もいつも通りの3-5-2。立ち上がりから浦和がやや押し気味でしたが、暢久が動けないのが災いしてサイドでのプレスが甘くなる場面が散見され、案の定サイドからのスルーパスで失点してしまいました。名古屋戦ではサイドの攻防が重要だというのは判りきった話なのに、全く修正できないゲルト。これはA代表がいないのとは関係が無い、監督が引き起こした人災でしかありません。ゲルトは急な監督就任で気の毒な面はありましたが、代表組が抜けるナビスコ杯で2分け4敗。チームに戦術を植え付けられず、相手に合わせることもできず、その無能ぶりを天下にさらけ出してしまった感がありあり。

 またこの試合で非常に不愉快だったのは名古屋にひとたびリードを許すと選手達の心が簡単に折れてしまうこと。立ち上がりは両サイドから攻撃の形が出来ており、後半達也投入後は押せ押せで梅崎同点弾を呼び込み、浦和優勢の時間帯がそこそこあったにも関わらず、一度失点してしまうと途端に大失速。もともと運動量が多いとはいえず、おまけに攻守の切り替えも遅い浦和。それで気持ちまで切れてしまっては大敗も当然でしょう。

 そして極めつきがこの日のMDPの中村強化部長のコメント。

「リストアップはしています。今後、現地に行って実際に見てくる予定です。途中から入ってフィットするまでの時間とか、今の陣容である程度やれているのに、というリスクもありますので、まだ100%この時期に獲得すると決めたわけではなく、来季に向けた調査ということもあります。監督とも十分協議しながら決めたいと思います。」

 ベテラン勢はもはや使い物にならず、期待のユース組はさすがにトップではまだまだの様子。自慢の選手層はもはや張子の虎でしかないことが明らかになり、ナビスコ惨敗は中村強化部長の妄想を払拭できるのが唯一の収穫と思っていたのですが、全く目が覚めていない様子。監督も監督ですが、それに輪をかけて酷いのが強化部長。

浦和はとうとう下り坂を転げ落ち始めたました。中断明け後は長く辛いシーズンになりそうです。

-----エジ-----
--高原----梅崎--
相馬--------峻希
---細貝--暢久---
--堤-堀之内-坪井--
-----加藤-----

HT:エジミウソン→達也
66分:相馬→ポンテ
81分:坪井→直輝

---巻---四千---
------------
マギヌン-中村--吉村-小川
------------
阿部-増川--吉田-バギ
-----西村-----

57分:ヨンセン→杉本
68分:吉村→山口慶
79分:マギヌン→津田

酷い試合でしたが、あとは雑感を箇条書き風に。

・ボランチで暢久を見ることはもうないでしょう。っていうか、あれだけ動けない選手を起用する監督が問題。細貝に負担がかかりまくって当然ながら後半早々と消耗。ゲルトの無為無策に加え、あまりにも不甲斐ない暢久が大敗の主因。坪井負傷退場で、突如出場機会を得た直輝をスタメンで見たかったところ。

・ポンテが本調子になるまでには相当時間がかかりそう。もともと運動量が少ない選手なのに、両ボランチが死んでいる状態でポンテを入れたのは半ば自殺行為でした。従って当面2列目で梅崎や永井に頑張ってもらわないといけないかと。またポンテを起用した場合はボランチに相当負担がかかることを覚悟しないといけません。闘莉王ボランチなんて論外で、細貝&啓太でどこまで踏ん張れるか。運動量の多い外国人CHを入れるのがどう見ても浦和再建の早道なんですが・・・

・峻希は何度かサイドを抉って見せ場を作りましたが、クロスが相馬並みにアバウトなのが残念。ただ相馬よりは可能性を感じるんだよなぁ・・・ 後半の守備はちょっとあんまりでしたが、中盤が崩壊して守りにも何にもなっていない状態で盛んに1対1を仕掛けられて不憫でした。相馬はもうドリブルオンリーの攻撃が読まれまくってどうにもなりません。

・堤も相変わらず1対1が課題。ゲルトは敗色濃厚になってから4バックに代えていましたが、両サイドが峻希&堤で1対1に問題があるようでは単純に4バックにしたからといってすぐにどうなるというものではなかったかもしれませんな。SHと連携してサイドを守るやり方を徹底しないと。

・スタメンになぜかエジミウソン。高原とのコンビは全く機能しないことが何度も実証されているのに、なんで実験が許される場でまたエジなんでしょうか?後半から達也を投入し、一気に前線が活気付いたことを見れば今後のFWの選択肢は自明のような・・・

・また達也を控えに回したがゆえにU23代表選出で意気上がるセルの投入が難しくなり、セルにとって誠に不憫。さらにナビスコ杯でCB近藤に一度もチャンスが与えられなかったのは謎。この辺が今年のナビスコ杯の収穫の乏しさを物語っている気がしてなりません。

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