制裁に対するNHK報道の怪
5月17日(土)のガンバ大阪戦でのトラブルについてJリーグからの制裁が発表されました。
その内容及び感想については規約と照らし合わせた上で後日改めて述べたいなと思いますが、浦和2000万円、G大阪1000万円という制裁金の軽重、バランス加減については直感的には違和感がありません。
むしろ非常に残念だったのは、制裁発表を受けてNHKが「本トラブルは選手同士の小競り合いがきっかけ」とピンボケな報道をしていたこと。この手の争いは往々にしてどっちが手を出したのかを巡って水掛け論になってしまいがちですが、本件は制裁文冒頭にも明記されているとおり「ガンバ大阪のサポーターが試合開始前に浦和レッズサポーターに対し物の投げ込み(水風船及びペットボトル)を行い」がきっかけで、その事実認定については浦和もG大阪も争いがありません。なんでNHKがここを隠してしまうのか。
事件勃発直後の報道は「浦和が悪い」一色でしたが、それは事実認定前の話なので「あえて」問いません。既に事実が明確になっているにも関わらず、NHKが視聴者に誤認を与えるピンボケな報道を繰り返すのはなぜなのか?
報道というのはおよそそういうものかと思えば、空恐ろしいことです。
(注)NHKを連呼する形になってしまいましたが、制裁発表後の報道を見聞きしたのがNHKだけなので他意はありません。
<参考> 08.5.17埼スタ騒擾に思う
| 固定リンク