長浜散策~アウェー神戸2008(2)
(「安土城」から続く)
安土散策の後は琵琶湖沿いに北上して長浜へ。長浜は羽柴秀吉ゆかりの城下町であると同時に、江戸期に入ってからは北国街道の要衝として発展した面白い歴史を持った街です。
上写真は長浜駅。橋上駅舎にさらに切妻屋根の駅舎を重ねたような珍妙な格好をしていますが、上に乗っかっているのは旧長浜駅を模したもの。
「秀吉公と石田三成公・出会いの像」
お茶を三杯がどうのこうのという逸話に基づいて建てられたもの。石田三成は長浜生まれ。お茶を出しているのがまだ佐吉と呼ばれていた頃の石田三成で、秀吉が長浜城主だった頃に小姓に召抱えられたそうです。像はもともと駅前にあったような記憶がありますが、駅周辺の再開発に伴って妙なところにポツンと建っている感じに。
像の後ろに建っているのは「平和堂」。滋賀県の至るところにあるスーパーです。
線路の西側、琵琶湖湖畔に長浜城が建っていますが、あれはかつての姿を再現したものでもなんでもないパチもん天守なので今回は省略。線路の東側を中心に散策してみました。
上写真2枚は旧北国街道。
旧北国街道沿いに並ぶ商家を代表する「安藤家屋敷」。長浜城主の秀吉は町衆の中から「十人衆」を選び長浜の自治を委ねていましたが、安藤家は代々九郎右衛門を名乗り、十人衆から選ばれる三年寄の一家として江戸期を通じて活躍したとのこと。屋敷は1905年(明治38年)建設。
理由は判然としませんが、08年3月末をもって観光向けの開放を中止したようです。
長浜観光の中心といえば「黒壁スクエア」。旧北国街道と大手門通りの交差点付近を中心に黒漆喰で固めた和風建築が30軒ほど軒を連ねています。
チェコの国旗が揺れているのが黒壁一号館「黒壁ガラス館」。旧国立第百三十銀行長浜支店を利用したもので黒壁スクエアの象徴的存在。黒壁スクエアはガラスショップ、工房等の一大集積地として賑わっています。
といっても有名観光地になったせいか、ガラス関係の店・工房だけでなく、実にいろんな店があるんですなぁ・・・・
こちらは英国アンティーク。一見してそうは見えないんですが、ここも黒壁26号館に数えられています。調べてみると黒壁n号館には焼肉屋やそば屋、さらにかまぼこ屋まであるみたいです。
広場に変な塔が建っていますが、これは巨大万華鏡。 上のほうに万華鏡の種仕掛けとなるガラス板が見えます。
こちらはフィギュアミュージアム。この辺まで来るともはや何でもありっちゅー感じですね。
(続く)
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