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2008.07.22

【観戦記】浦和 1-3 川崎

 警告累積で阿部・細貝・堀之内と守備的な選手が揃いも揃って出場停止。レギュラー陣を欠いた時の浦和の弱さはナビスコ杯で実証済みだったので苦戦が予想されましたが、案の定惨敗。中断明け後、国立、大分に続く3度目の惨敗。しかもついにホーム埼スタで惨敗を記録してしまいました。

 選手補強・チーム編成に全く戦略性が感じられない上に、毎日が天皇杯、毎日が決勝戦みたいな中長期的見通しを欠いた人物が監督に座っているようでは、チームは真っ逆さまに転げ落ちるのは自明の理。かつてJリーグを連覇したマリノスが現在降格圏に喘いでいますが、まさに「明日は我が身」ですね。

 今年は上位から降格圏まで団子状態ですから、どんなに浦和の状態が悪かろうが「諦めた者が負け」だとは思いますが、今年なんとかなったとしてもこのままでは来年はもうどうにもならない。もう何回も確信したような気がしますが、またしてもそう確信せざるをえない惨敗でした。

20080721kawasaki1

結論:カールおじさんは悪くない。 (昨年大宮戦に続き、カールおじさん連敗ですが・・・)

-----高原-----
--達也----エジ--
相馬-暢久--啓太-平川
--堤--闘莉王-坪井-
-----都築-----

55分:達也→永井
74分:エジ→梅崎
79分:高原→セル

--我那覇--ジュニーニョ--
-----ヴィトール----
山岸--------村上
---谷口--中村---
-伊藤--横山--井川-
-----川島-----

61分:我那覇→鄭大世
77分:ヴィトール→菊地
88分:中村→大橋

 阿部・細貝・堀之内と3選手を欠いてさすがにゲルトも闘莉王をCBに戻しましたが、ボランチで啓太の相方を務めるのは暢久。ナビスコ杯で全く機能しなかったので嫌な予感はしましたが、ボランチ暢久は暑さの残るスタジアムでは全く動けず。想像を遥かに超えるダメさ加減でした。ただそうは言っても他に人がいない(ナビスコの出来を見る限り、内舘をボランチに入れても似たり寄ったりでしょう)ので暢久を責めるのも可哀想な気もしますが、この試合の惨敗のかなりの責任は攻守共に何の役にも立っていない暢久にあると思います。

 そしてもう一つの敗因は達也・高原・エジの3トップ。さすがはゲルト、想像の斜め上を行く漢!!! この期に及んでエジ&高原を併用するとは・・・中盤の組み立て役不在でその3トップに何に意味があるのか・・・

1トップには高原、状況によっては達也が出ていましたが、エジはほぼ一貫してシャドーの位置。エジは形ばかりフォアチェックをかけるだけでほとんど守備をしていませんから、暢久の不出来と相まって浦和苦戦の一因となってしまいました。

 しかし川崎もこのあっと驚くタメゴローな3トップに面食らったのか守備が後手に回りまくって、立ち上がりは浦和が圧倒的にボールを支配。啓太のパスを受けた高原が反転してDFを交わしてシュート!といういかにもストライカーらしいゴールが飛び出して浦和先制! 立ち上がりの15分は素晴らしかった。ここで試合が終わってくれたらどんなに良かったでしょう(自虐)。

 ただ川崎は徐々に体勢を立て直し、20分くらいから逆に一方的にボールを支配。例によって攻撃陣が高速ドリブルに細かいドリブルを織り交ぜながら、あるいは浦和が前線に入れたボールを奪って素早いカウンターで浦和守備陣に迫ってきます。

ここで浦和が中盤で川崎の攻撃を寸断できないのがどうにも辛い。DF陣へ負担がかかりまくりで、坪井はまだしも堤は非常にしんどい状態に。しかも闘莉王がちょろちょろ前に出て、あたかもボランチであるかのように前線にパスを出したり、あるいは自ら攻めあがったりする(それはそれで攻撃には有効なんですが・・・)ので、ただでさえ脆弱な浦和守備陣はさらに混乱を来たす結果に。暑い最中に四六時中動き回って攻めまくるのは無理なので、守って耐える時間帯が出来るのは仕方ありませんが、その守りはこうもボロボロではどうにもなりません。

 同点に追いつかれた場面はセットプレー崩れ。出し手のヴィトールがフリーな上に、受け手の伊藤もフリー(堤がボールウォッチャーになってマークを離してしまいました・・・)という最悪の状態。2、3度ピンチをやり過ごした後、ついに同点に追いつかれたという感じでした、その後の浦和は実に惨めでした。闘莉王が、そして啓太が、ぼんやりしていたとしか言いようがないミスを連発。勝負はここで付いていてもおかしくないほどでしたが幸いにも都築がなんとか堪えて後半へ。

20080721kawasaki2

 ハーフタイムを挟んで浦和はなんとかファイティングポーズを取り直し(というか、暑い中で川崎が小休止に入ったのが幸いしたというべきでしょう・・・)、形勢は再び五分に。ベンチは永井を早々と用意しているのが判ったので、てっきり何の役にも立っていないエジを代えるものだと思ったのですが、下げたのはなんと達也!!! 消耗が激しいのは判りますが、それでもエジよりマシな動きをしている達也を代えるとは・・・

 ただ永井の動きが非常に良く、前線が活性化されただけでなく、中盤での繋ぎ役となって浦和は再度攻勢に。何度かサイドからクロスを上げ、何度かCKを取りましたが、残念ながらその精度が悪く(CKキッカーは当初相馬が務めていましたが、あまりにも酷いせいか途中から暢久、そして永井へ変更。)、しかもハイボールは悉く川崎に跳ね返されて得点ならず。しかも運が悪いことについにゴールかと思われたものが得点を認められず、川崎のファウルか何かを主張してうだうだしている間にカウンターを食らって失点。何度も見た失点パターン。何人前線で歩いてんねん!!と、その切り替えの遅さは腹立たしい限り。

 そして止めは闘莉王の凡ミスから。もうCBとしての感覚を失ってしまったのか、最後尾の選手としてはあまりにも軽率なプレーでした。なんとか前線へ良質のパスを出して局面を打開しようとする意気込みは判りますが・・・

 これまでの流れからすれば致命的ともいえる3点目を取られてから(逆転された後にすかさず梅崎を投入して流れを引き戻したかったところですが、3失点目が早すぎて間に合わず・・・)ゲルトはようやく梅崎&セルを投入し、闘莉王大作戦を敢行(暢久がCB中央へ)。これが一番得点の臭いがするというのも困ったものですが、高さのある川崎DF陣を崩せませんでした。

高原の状態が確実に上向いていること、坪井が守備でらしさを取り戻しつつあること等個々人に収穫もなくはなかったのですが、それ以上にチームの墜落速度が速いという感じ。

ボールを奪ってからヨッコラショとルックアップ。切り替えは至って緩慢。前にはいつも2人くらいしかいないので、やむなく動かない、動けない選手間の足元から足元へボールをチンタラ回して闘莉王の上がりを待ち、最後は必ずといっていいほどサイドからの放り込みで終わってしまうポゼッションサッカー「のようなもの」(笑)。

もともと尻の軽い3-4-3。しかも中盤のプレスもへったくれもなく、さらに3人のCBがいずれも積極的に攻撃に参加。そしてそんな起爆材料が充満している状態で、足元に不安のある選手がパスミスを犯して、あるいは前線の選手が簡単にボールを失ってカウンターを喰らう。だめだこりゃ・・・orz 

闘莉王を最後尾に縛り付けて守備を安定させ、得点はセットプレーに頼りきるのが現状では最良の策でしょうなぁ・・・ 超つまらんサッカーで、今年の目標だった「情熱溢れるサッカー」には逆行しますが。

しかしあれだな、川崎の外国人発掘能力恐るべしだ!  しかも初出場でいきなりフィットだ。

バカ高い金額を払った選手がリーグ戦も半分を終えてもいまだにフィットせず、しかも何の働きもしていないのにスタメンに出しつづける浦和と大違い。「万能型」という触れ込みだったのに万能どころか良いところを探すほうが難しいエジミウソン。エリア内で(サイドでは駄目)裏に抜けた時だけ仕事をしてくれそうなんですが、これってプレーエリアが高原と被りまくり。動けるようになった分、高原のほうが明らかにマシ。従ってエジと高原を共存させるのはもう無理でしょう。

「エジミウソンスタメン特約」破棄のほうが監督解任よりも違約金が高いのでしょうか(自虐)

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