【展望】08年第23節東京V戦
・早晩その日がやって来ることを誰もが薄々了知していたでしょうが、まさかあの試合が日本でのフッキの見納めになるとは・・・・ まぁそれだけ見る価値はあったプレーヤーでしたが、フッキ無き後初めて迎えるヴェルディ(以下「緑」)戦。緑戦はこの処ホーム・アウェーとも平日の試合が続いていますが、アウェー戦は毎度毎度国立を用意していただけるのはあり難い限り。
・フッキがいなくなることを見越してすぐさまトリノでプータロー状態だった大黒に目をつけたのは見事でした(っちゅーか、大黒は早くトリノに見切りをつけていればより実力のあるクラブに行けたんじゃないかなぁ???)。しかし、さすがに大黒は試合感がまるでないせいか、帰国して即活躍と言うわけにはいかず、ようやく前節瓦斯戦で得点を決めたばかり。テストの意味合いで久々にウルグアイ戦で代表召集されたものの何の見せ場もなく、肝心の最終予選ではお声がかりなし。
・従って前回の対戦よりはFWが大幅に見劣りするのは間違いないんですが、「フッキと愉快な仲間たち」に過ぎなかった緑が攻守にわたってどの程度組織性らしいものを身につけているかどうかが見所。大黒はフッキとはほぼ正反対で、個人でなんとかするプレーヤーではなく、ボールを引き出すのが上手いタイプですから、中盤の組み立てに見るべきものがないと大黒も活きないんじゃないかと。
・またフッキ離脱後、そのお仲間(?)だったレアンドロの出番が急激に減っています。このあたり、シーズン真っ最中にチーム改造を強いられた凍傷の苦労が見え隠れ。そういえばシーズン序盤に大騒ぎになった河野もめっきり出番がなくなったようで。
・とはいってもフッキ離脱後3勝1敗1分けと戦績は上向き。新潟に4-0とボロ勝ちしたと思えば、その翌節に鹿島に1-4と大敗するなど不安定感は拭えませんが、5試合で無得点試合がゼロというのは特筆すべきこと。
・しかし、浦和も浦和で前回と違って「闘莉王、トップ下」というお笑い種を放棄して中盤から後ろが強化されているので、3-2といった出入りの多いゲームではなく、多少締まったゲームが期待できると思います。
・前回緑はセットプレーで闘莉王にやられまくりましたが、そこをどうするのか。まぁ対峙するのが那須ではどうしようもないかもしれませんが。
・出場停止明けの永井はもちろん、軽い肉離れで前節欠場した闘莉王は戻ってくる見込みですが、啓太が前節負傷(腰を痛めたわけではない)したようで欠場とのこと。従ってボランチは阿部&細貝となるでしょうが、今季謎の発熱による長期離脱から復帰後もイマイチパフォーマンスが上がらない啓太よりも細貝スタメンのほうが良いような気も。啓太には申し訳ないけど。
・緑はさわやか893がイエロー累積で出場停止。これは浦和にとって吉なのか凶なのか。
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<前節:F東京 1-2 東京V>
---飯尾--大黒---
-----ディエゴ----
-冨澤------福西-
-----菅原-----
服部-那須--土屋-和田
-----土肥-----
59分:冨澤→レアンドロ
73分:福西→福田
79分:飯尾→平本
得点:61分大黒、89分那須
*柴崎が出場停止
<前々節:鹿島 4-1 東京V>
---平本--飯尾---
-----ディエゴ----
-柴崎-----レアンドロ-
-----菅原-----
服部-那須--土屋-富澤
-----土肥-----
HT:レアンドロ→福田
HT:飯尾→大黒
59分:菅原→河野
得点:81分ディエゴ
*和田、福西が出場停止
-----フッキ------
-----ディエゴ----
-大野-----レアンドロ-
---福西--菅原---
服部-那須--土屋-富澤
-----土肥-----
66分:大野→柴崎
68分:レアンドロ→平本
73分:フッキ→大黒
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