歴博・企画展「旅-江戸の旅から鉄道旅行へ-」
国立歴史民俗博物館@佐倉で開催中の企画展「旅-江戸の旅から鉄道旅行へ-」に行ってきました。
前段は江戸期の東海道を中心にお伊勢参り、京見物、江戸見物の様子を紹介したもの。私はなんてったってリアルで旧東海道を完歩しているんで、一つ一つの解説が非常にしっくり来ます。この頃は行き帰りそのものが楽しみなので、途中寄り道しまくり。しかも行きは東海道、帰りは中仙道と道を帰るのがあたりまえ(もっとも公務の場合はそんな悠長なことはできませんが)。
旅日記は後日他人が読むことを前提に書かれているのでどいつもこいつも品行方正なのが非常に惜しまれます(端的にいえば、旅籠の飯盛女がどうしたこうしたという話にはならんっちゅーこと)。
後段は鉄道開業後の旅行の変容を追ったもの。こちらはまぁ鉄的にはどうということはありませんが、旅行ガイドブックの変遷は面白かったかな。「騙されないための東京案内」みたいな旅行ガイドには笑いました。また学生が東京で下宿していると、田舎の親戚・知人がぞろぞろやってきて、下宿に寝泊りして東京観光に出かける例が多かったそうですが、今の感覚だと学生にとって迷惑そのものやな(´・ω・`)
企画展は8/31まで。要するに今週末で終わりです!!
冒頭の写真は船橋高校鉄研のNゲージ展示。鉄研っちゅーのは今も昔もあんまり代わり映えせんなぁ(・∀・)ニヤニヤ
企画展のチケで常設展も見学できるので、そちらにも回ってみました。「歴博」は過去2回ほど来たことがありますが、全館じっくり見て回ると1日では全く足りません。従って今回はリニューアルされた「近世」だけ見たんですが、午後から行って企画展見た後の残り時間だけじゃ全然足りませんでしたわ(苦笑)。
「歴博」は収蔵品の展示ではなく「歴史学習」あるいは「研究成果の披露」に力を入れているので、解説のパネル、画像、ビデオなんかを逐一見て回ると大変! 今回は江戸期の対外関係(蘭・中・韓・アイヌ)と都市文化のコーナーだけで終わりになってしまいました。
また出かけんと(笑)
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