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2008.08.07

【TV観戦記】日本女子 2-2 NZ

 何度かあった決定機を悉く外し、相手の数少ないチャンスが自らのミス絡みで失点に結びついてしまう。

 やや力が劣ると目される相手(実際チーム力はかなり下に見受けられましたが)に不覚を喫する「寺田の鉄則」に嵌ってしまいました。おまけに不可解なPKも喰らって、0-2でそのままズルズル負けてもなんら不思議ではなく、そこから良くぞ同点に追いついたと前向きに評価してもいいのかもしれませんが、米国・ノルウェーと強敵を残しているだけにこの引き分けは負けも同然。いきなりグループリーグ突破は苦しくなってしまいました。

失点に直接絡んだのが近賀、岩清水(岩清水は誠に気の毒ですが・・・)と今年失点激増中のベレーザ勢であるところが何かの因果を感じさせます。

 相手のプレスが少々きつかったとはいえ、なんだか趣旨のよく判らない相手DF裏への放り込みが続いてボールが落ち着かなかった立ち上がり15分を経て、そこからテンポ良くパスを繋いで一気に攻勢をかけた日本。そこで点が取れなかったのも悔やまれますが、それ以上に圧倒的に優勢な時間帯にまさかに失点。この失点が大誤算でした。

日本左サイドからのクロスをファーにいたFWヤロップに決められたもの。SB近賀がファーに相手選手がいるのに気づかずにスルーしたのが失点の直接の原因で、それをGK福元が指示できなかったのも問題。ただその後2度ばかり同じような展開(=左サイドからのクロスに対してファーの選手がフリーになりがち)が見受けられました。この辺NZは日本の守備の弱点をよく研究したんでしょうなぁ・・・ だから近賀の凡ミスがあろうがなかろうが、失点する可能性は少なからずあったのかもしれません。

 日本は前半15分あたりから軽快にパスを繋いでサイドから、あるいはスルーパス一発で何度かチャンスを演出。ボール保持者への素早いフォローですとか、パスを出したらすぐにスペースへと走りこむですとか、まぁ浦和を見続けて目が腐っている身としては実に爽快。

再三のチャンスを悉く大野が外してしまうのには参りましたが、それに加えていつもより攻撃のバランスが悪かった感じのが引き分けどまりだった遠因になったかも。すなわち前半は宮間が機能不全で攻撃はほぼ右サイドの安藤中心。後半ようやく宮間が機能しはじめたと思ったら今後は安藤が電池切れで攻撃は左サイドのみ。

さらにいえば永里は前線でポスト役、あるいはボールの捌き役になるだけ(それはそれで機能していましたが)でシュートは他人任せ。澤が後方から突っ込んでくるのが良いアクセントになっていたけれど、ボールを圧倒的に支配した割には最後の最後で崩しきれなかったのは左右の攻撃のバランスが悪くて、しかもフィニッシュは結局のところ大野頼みになったのが主因かも。大野が絡まない決定機は終盤の宮間→獅子頭阪口ヘッドも枠外くらいかなぁ?

帳尻あわせみたいなPKをもらい、さらに宮間のFKをニアで澤が執念で押し込んだのは天晴れですが、一方的に押し込みながらも流れの中で点が取れなかったのは全く持って痛恨。前半飛ばしまくって後半バテバテの安藤は早めに代えるのも一策だったかもしれませんし、大野に代えて投入された荒川がほとんど何も出来なかった(裏に抜けたところでオフサイドを取られたのは謎でしたが)のは誤算でした。

失点場面を除けば守備は危なげなく(GKのミスでひやっとが1回くらいか)、前目でのボール奪取も出来ていたし、攻撃の形も一応出来ているのでそんなに悪い試合内容ではありません。米国がノルウェーに負けたので米国を破れば一気にグループリーグ突破が近づきます。従って徒に悲観する必要はありませんが、次戦勝たないといけない状況に追い込まれたのは米国も同じ。前回アテネ五輪優勝国相手にどこまでできるか・・・・過去3分け16敗ですか・・・

さらに問題は中2日という厳しい日程。もちろん相手も同条件ですが、日本は日頃の戦い振りを見ると常にガチンコで攻めあい。強敵に対して堅く守ってカウンター一発という芸風ができそうになく、厳しい日程のもとで運動量が要求されるいつも通りのサッカーでどこまでやれるか・・・・

---大野--永里---
------------
宮間-澤---阪口-安藤
------------
柳田-矢野-岩清水-近賀
-----福元-----

79分:大野→荒川
82分:安藤→丸山

・NZ戦にCBレギュラーの池田ではなく矢野を起用したのが謎でしたが、何かアクシデントでもあったのでしょうか? 矢野は突然のスタメン起用にも関わらず終始安定しており、4バックの中では一番マシだったような・・・

・柳田は良くなかったですね。失点の場面ではスピード不足を露呈してしまいましたが、これは左SBに柳田を使う以上避けられないリスク。それより深めと言われる芝の状態に最後まで苦しんでパスミスが多かった(パスが緩すぎて相手にカットされる場面がしばしば)ように見えました。終盤は上がりっぱなしで宮間とのコンビで左から頻繁に攻撃参加していましたが。

・前半大活躍の安藤。日本が少ないタッチでパスを回している間に右サイドでしばしばフリーになってエリア内に侵入。後半も右斜めエリア近くから枠内シュートを一発お見舞い。最後は失速してしまったのと、相手がでかくてドリブルで抜けそうで抜けなかったのが残念でしたが、次戦も十二分に期待できそうです。

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