「昭和の町」(下)~アウェー大分2008
(「昭和の町」(上)から続く)
単に商店街を再生するだけでは集客力に限界があると考えたのか、豊後高田はかつての農業倉庫を改装してちょっとしたテーマパーク「昭和ロマン蔵」を造りました。公式サイトによると
”昭和ロマン蔵”の建物は、明治から昭和にかけて大分県きっての大金持ちといわれた”野村財閥”が昭和10年前後に米蔵として建てた旧高田農業倉庫です。
”野村財閥”は、かつて豊後高田の商店街の中心に豪壮な屋敷を構え、小作人に貸しつけていた田畑は西国東・宇佐・下毛の3郡にまたがる360町歩、小作米は1年に1万俵を誇ったといわれました。
とのこと。
こちらは「駄菓子屋の夢博物館」。小宮裕宣館長の収蔵品20万点のうち5万点を公開したものとのこと。もともと太宰府天満宮参道で開館していた「駄菓子屋のおもちゃ資料館」が引っ越して出来たらしいのですが、商売上の立地としては全国的に知名度のある太宰府のほうが圧倒的に上。ソロバン勘定を度外視できるほど、「昭和の町」が魅力的だったということなのでしょう。
ショーケースに入っているものが大半ですが、フロアに直接陳列してあるものは子供がいじって破損することもあるようでメンテナンスに苦労している様子。
こちらは「昭和の夢町三丁目館」。昭和30年代(一部は昭和40年代)の民家、商店、教室を再現したもの。
朝・昼・夕・夜と移り変わる「昭和の風景」が楽しめます。軽トラックは3輪のほうが昭和っぽいような・・・
こちらは台所。電気炊飯器がある家に釜はないんじゃないか?という気も。
「昭和」を振り返るというと大抵昭和30年代が出てくるような気がしますが、あれって何故なんでしょうかね? やっぱ「三丁目の夕日」の影響がでかいんでしょうけど。
昭和30年代ってワシ的には知識として知っているし、祖父母の家がそんな感じだったかなぁとも思いますが、リアルな経験を持っているわけじゃないのであんまり懐かしいとは思わないんですが・・・極端なことをいえば大正のレトロ調を見るのとそんなに変わらんっちゅー感じ。
「駄菓子屋の夢博物館」に収蔵されたコレクションにはやや時代が下ったものもあって、
|-`).。oO 伊代はまだ16だからぁ・・・
|-`).。oO アイドル時代は今より太っていたっちゅータレントってそう滅多におらんで・・・
|-`).。oO 秀樹、感激ぃー! (これは「昭和の夢町三丁目館」でやっていたハウス食品の特別展示)
この辺に懐かしさを感じる世代も相当するいるわけで、「昭和の町ネクスト」があっても良さそうなものと、あれこれ考えてしまう19歳の夏でした。
(続く)
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