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2008.09.26

消防博物館@四谷三丁目

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四谷三丁目の交差点にある「消防博物館」に行ってきました。威圧感のある外観に見覚えがある方は多いかと思いますが、あまりにも威圧感があるために警察署と間違えている方もいらっしゃるかもしれません。

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まずは地下の消防車の展示コーナーへ。これ、消防車マニアはもちろん、単なる車好きでも結構面白いかも。

昔はいかんせん日本車の水準が低かったために消防車は専ら外国から輸入。本格的な国産消防ポンプ車の登場は1941年って、それは単に戦争でポンプ車輸入が出来なくなったからじゃね?というツッコミはともかく、そんなこんなの理由で上写真の梯子車はベンツだったりします。また下写真は米スタッツ社のものですが、赤く塗ってなければ消防車とは判らない流麗なフォルム。

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かたや日本初の国産ポンプ車「ニッサン180型」はこれ。業務用車両にはデザインは重視されないとはいえ、あんまりな差。でもそこから日本の自動車産業は立ち上がったのです(風の中のすーばるー)。

一転して6Fへ。ここでは江戸時代の火消し職人をパネルクイズ形式で紹介するイベント開催中。向学心溢れる子供たちでバタバタしていたので半ばスルー。

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5Fでは江戸期の火消しを紹介。特に町火消しの活躍ぶりを重点的に紹介しています。江戸期の消防活動は火元周辺の人家を叩き込まして延焼を防ぐ「破壊消防」が専らだったので、火消しには家の構造に詳しい大工やとび職が大活躍。

ジオラマの類はどこの博物館でも見かけるようになりましたが、これを受注生産しているのはどんな会社なんでしょうね。

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町火消しのシンボル「纏」の数々。いろは48組が有名ですが、語呂の良くない「へ、ら、ひ、ん」がなく、それぞれ「百、千、万、本」と入れ替え。また「五番」の纏が見えますが、「いろは組」とは別に編成された本所・深川16組というのがあったそうです。

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4Fでは明治~昭和期の消防を紹介。破壊消防が注水消防に変わるのは、ポンプの普及と水道の普及が鍵でした。上写真は手押しの腕用ポンプ、下写真は蒸気ポンプ。蒸気ポンプは一見画期的な消火装置のように見えますが、石炭を燃やして水を沸騰させ、蒸気が動力として使えるようになるまでに時間がかかるのが難点で初期消火には適さず、ある程度の大火事になってようやく真価を発揮する代物だったとのこと。

ラッパ手もいてなんだか軍隊風ですが、これは纏持ちの名残なんでしょうか・・・

3Fは現代の消防を紹介。まぁこの辺は専ら現在の消防隊のPRなんでさして面白くもなく。

消防署のPR活動を兼ねているためか入館無料。となると当然といっては当然ですが、館内は子供連れだらけ。博物館というよりは近隣の方々の手軽な遊び場にもなっているような感じでしたが、展示品及びその解説とも充実した出来の良い博物館だと思います。

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