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2008.10.27

【観戦記】08年第30節:新潟 0-1 浦和

 勝って良かった。それに尽きます。

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 新聞報道通り左WBは暢久。その結果は悲惨そのもの。当の暢久のみならず、浦和は全体に動きが悪く、前半新潟に先制されていればそのまま見せ場なく敗れた可能性が高かったと思います。

 しかしゲルトが後半頭から暢久と平川の位置を入れ替えたのを契機に浦和のボールの回りが良くなって一転浦和が攻勢。新潟の中央が堅いのか、あるいは浦和の攻めに工夫がないのかは微妙なところで攻めている割には決定機が少ない印象が残りましたが、エリア内での混戦で細貝がボールを押し込んで浦和先制!

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 その後は新潟のパワープレーを凌ぎに凌ぎ、ボールを外に蹴りだしまくってなりふり構わず逃げ切りを図り、なんとか逃げ切りに成功。

 セットプレーで何度かどフリーでヘッドを打たれましたし、また岡田主審が新潟の両FWと浦和のCB陣の競り合いで悉く新潟のファウルを取るなど運に恵まれたところもありましたが、結果も出なければ内容もない試合が連続しただけにとりあえず勝てて良かったと思います。

 前半の出来はあんまりでしたが、後半は選手たちの勝利への執念が十二分に伝わってきました。明らかに調子の悪い選手も何人か見受けられましたが、それをフォローしようと周囲が頑張っていました。ゲルトは何もしていないどころか、チームが最高のパフォーマンスを出すには邪魔な存在でしかありませんでしたが、選手11人が、いや達也を加えて12人の頑張りで掴んだ勝利でしょう。いわく「12人で出来た!」

 まぁこんなやり方は足下3戦勝ちなし&降格圏すれすれの新潟レベルじゃないと通用しないのでしょうけど。逆にいえば、この状態の浦和に対しホームで引き分けにすら持ち込めない新潟は相当ヤバイんじゃないでしょうか? 選手・観客とも降格に対する危機感が感じられない新潟の温さが気になりました。残り試合は大宮以外全部上位チームとの対戦。ひょっとしたらひょっとするかも?

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
暢久-阿部--細貝-平川
-堀之内-闘莉王-坪井-
-----都築-----

66分:高原→達也
89分:ポンテ→岡野

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---矢野--アレ---
-田中亜-----河原-
---千葉--本間---
中野-永田--千代-内田
-----北野-----

84分:田中→寺川

 しかしゲルトの思いつき「暢久左WB」はいったい何だったのでしょう? 神戸戦でほとんど機能せず、後半途中で撤回を余儀なくされたのに、性懲りもなく暢久を左WBに起用。

 で、結果は大失敗。暢久はコンディションが良くないようでほとんど動けず。自分が抜かれてピンチに陥っているのに、歩いて戻っている状態。こりゃポジション云々以前にスタメンで使っちゃいけないレベルでしょう。

 まぁ良くなかったのは一人暢久だけではなく、前半の浦和はACL敗戦のショックを引きずっているが如く、まともに動いているのは坪井くらいという惨状。新潟は4人×2列のブロックをしっかり作って守り、おまけに前から矢野がプレスをかけてきます。浦和はそのブロックの前で各駅停車然とした横パスを繋ぐだけ。両WBが沈黙しているのでサイド攻撃もままならず、前3人が個人技で打開を図ろうとしていましたが、3人とも好調とは言いがたくて決定機には至らず。

 しかも全く点が入る気がしないどころか、中盤で不用意にボールを失ってカウンターを食らう始末。細貝は決勝点を決めはしましたが前に出てはボールを奪われる場面も少なくなく、全体としてそれほど良い出来とは見えませんでした。阿部も彼らしくないミスが散見。新潟は前半左SH田中亜に早めにボールを預けて、手数をかけずに左からクロスを入れる単純な作戦を多用していました。また浦和のセットプレーのチャンスが潰えた後のカウンター攻撃はどこのチームも定番な模様。さらに矢野・アレッサンドロと両FWが長身な上、永田・千代反田のCB陣もセットプレーに自信があるのか、浦和は90分を通じて新潟のセットプレーには悩まされました。

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 あんまりな前半を経てゲルトはあっさり左WB暢久を放棄して平川と左右入れ替え。要するに前半45分は練習だったということですな(怒)。

 で、この入れ替えが奏功して浦和が立ち上がりから怒涛の攻勢を仕掛けます。ポンテが右に流れ、それを暢久や阿部が追い越す動きをみせることでようやく新潟守備陣の攻略に成功。ただやはりポンテは不調でラストパスに精度を欠き、またエジはまだしも高原が全く点取り屋として機能してないのが災いして決定機らしい決定機は闘莉王のヘッドくらい。

 高原に代えて達也を入れるのは当然としても時間の経過とともに前3人が孤立気味に。暢久は後方に下がったまま。阿部が思い出したように攻めあがってくるくらいで、浦和優勢なもののやはり決定機が掴めず。時折新潟がカウンターやセットプレーで際どい場面を作るので甚だ気持ちが悪かったのですが、残り10分で混戦の中で細貝がゴール。エジのエリア内でのキープが効いて浦和が珍しく攻撃に人数を割いた時間帯でのゴールでした。

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 新潟は暢久vs田中亜では分が悪いと見てか、後半は直接FWにボールを入れる場面が多かったように見えました。両FWとも長身なので、これを坪井&堀之内がマークするのは大変だったと思いますが、競り合いで岡田が悉く新潟のファウルを取ってくれるのには随分助けられました。まぁあれだけ同じようなファウルを取られれば両FWに学習能力がないと言われても仕方ないと思いますが。

 先制後は新潟のパワープレーを闘莉王中心に跳ね返しまくり。どっかーん、どっかーんと前に蹴りだすばかりで前線でボールキープもしなければ、FW単独でカウンター攻撃を仕掛けるわけでもなく、どこのJ2やねん?(いやJ2でもなかなか無いか?)とツッコまれても仕方が無い不恰好な逃げ切り劇でしたが、何はともあれ完封。

 リードされている新潟が田中亜に代えて守備的な寺川を入れる意味が謎でしたが、そもそも選手を一人しか代えていないところを見ると、もともと層が薄い上に怪我人が出て要するに駒不足なんでしょうなぁ・・・

 ゲルトは最後ポンテに代えて岡野を投入して5バックの右SBに入れていましたが、岡野J1通算300試合出場をアシストした以外に全く意味はなかったような・・・ ロスタイムで時間を稼ぎながら守備を固めるべき時間帯に入れた選手がよりによって守備の計算が立たない岡野。しかもカウンター要員ではなく、守備固めに入れている・・・ 実に人情味溢れる采配に涙が出ました。良かったね、勝てて。

 不甲斐ない敗戦が続き、明確な目標を失ってチーム内にどす黒い空気が流れまくっているのに、フレッシュさを感じないスタメン。独りよがりの奇策。決まりきった選手交代。温情としか思えない岡野投入。一つ勝ったところでゲルトの大罪を許す気持ちには到底なれず、それを放任&傍観しているフロント陣への憤りは募るばかりです。

P.S.

 新聞報道によると、ハーフタイムでのWB左右入れ替えは監督の指示ではなく、暢久の直訴によるとのこと。ゲルト、終わってるわ・・・

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