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2008.10.31

犬山城下~ごらんアウェー名古屋2008

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 犬山城の項でも触れたように、犬山は独立した藩ではなく(犬山藩が成立したのは明治新政府が成立してから)あくまでも尾張藩の附家老成瀬氏の支配地に過ぎなったので、「城下町」といってしまうのはちょっと微妙な感じがしますが、それでも国宝犬山城を見に来る観光客を町内に回遊させるべく、街づくりを進めています。

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旧礒部邸。江戸期の建築様式を持つ木造家屋で、間口が狭く奥行きが深い典型的な町家の作り。上に凸と張り出した屋根が特徴的ですが、これは「起り(むくり)屋根」というそうです。

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 ただ残念ながら江戸期・明治期の家屋がそのまま残っているところはそんなになくて、多くは現代家屋の外観を昔風に改装した感じ。上写真は地元のミニFM局。朝早くからオンエア中でした。

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 犬山で見ておくべきなのは「犬山祭」で街中に繰り出す車山(やま)の数々。上写真は犬山市文化資料館に展示されたものですが、これ以外にも「どんでん館」に4両あるそうです。犬山の車山は3層構造。最上部にからくりが仕込まれているとのこと。

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2008.10.30

【閉店】ごとく@川口栄町

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 川口・樹モール内。平日夜に往訪。

 カウンター8席にパーティションで仕切られた4人掛けボックス席が5~6セットとまるで居酒屋みたいなレイアウト。先客多数、後客もぞろぞろと7~8人。

 食券制ではなく、食後精算なのはボックス席でビールを飲みながらうだうだ過ごす客が多いと見てなのかな?

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 豚骨醤油ごとくらーめん(650円)を注文。他には塩や豚骨白湯というメニューも。

 テーブルにはローストオニオン、フライドガーリック、だし粉が置いてありました。

 厨房内外にやたら店員がいますが(6人くらい?)、生産工程で分業が図られているわけでもなんでもなく、結局オヤジが一人で頑張っているだけなので、運が悪いと結構待たされます。

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 豚骨醤油と銘打っているので家系っぽいものが出てくるのかと思ったのですが、醤油味の効いた背脂豚骨といった感じであっさり目。背脂の甘味が感じられるうちはいいのですが、次第に塩辛さが立ってきて苦手。

 麺はやや細めの縮れ麺。かなり堅めの仕上がり。底のほうでちょっと玉になってましたが、慌てて作ったような・・・

 チャーシューが売り物のようですが、背脂系によくある柔らか目で崩れやすいタイプで特にどうということはなく。

 柔らか目ながらしっかりした歯ごたえのあるメンマが多めに入っていたり、この値段で半熟玉子が半個ついていたりするのは特筆すべきことでしょう。

 開店してわずか1週間なのでオペレーションに難がありましたが、如何せん川口駅周辺にはラーメン専門店が乏しいので、空いてたら再訪してもいいかなと思います。

 (「ごとく」公式サイト:http://www.keitou.com/info.html )-けいとうプランニングがFC展開している店のようです。

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犬山城~ごらんアウェー名古屋2008

リーグ戦名古屋戦はナイトゲーム。有り余る時間を生かすべく、愛知県北端の犬山まで出かけてきました。

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商店街の先にちょこんを顔を出した犬山城。天守までは名鉄犬山駅から徒歩20分くらいでしょうか。

犬山城は1537年(天文6年)織田信康によってその基礎が築かれたとされ、江戸期になって成瀬正成が天守3、4階を増築。その当時の天守が現存していて国宝に指定されています。

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犬山城天守は木曽川に面した丘陵上に建っていて、商店街から続く南側登り口は神社になっていました。

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犬山城を取り囲む櫓はいずれも模擬。姫路城のように天守だけではなく、付属の櫓、門あたりまで現存していると城郭として一層価値があるのですが、事実上天守だけっちゅーのはちょっと寂しい。もっとも犬山城は独立した藩の城ではなく、あくまでも尾張藩の付家老であった成瀬氏の居城に過ぎないので、あんまり派手派手しくなりようがありませんが。

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二重櫓の上に望楼を乗せた典型的な望楼型天守。3重4階、地下1階。3階にちょっこんと唐破風が付いています。向かって右側には付櫓も。

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でも国宝の天守にしては安っぽい入口・・・石垣を開口した地下から天守に入ります。

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天守から見た木曽川 。木曽川河原から見た犬山城の姿を写真等でよく目にします。

犬山城はもともと成瀬家の個人所有の城として知られていました(濃尾地震で天守の一部や櫓・城門などがこわれたため、1895年に城の修復を条件に旧犬山藩主成瀬正肥に無償で譲渡)。2004年に財団法人犬山城白帝文庫に移管されましたが、天守内は成瀬家関連の資料が多く展示されています。

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2008.10.29

オフの主役登場!

報知から

”名古屋が来季補強の目玉として大分のU―19日本代表MF金崎夢生(むう・19)と札幌FWダヴィ(24)の獲得に乗り出すことが28日、分かった。特に金崎は現役時代に「ピクシー(妖精)」と呼ばれたドラガン・ストイコビッチ監督(43)が後継司令塔に期待する逸材。強化費総額30億円を投じる戦慄(りつ)のACL制覇計画がついに発動する。”

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昨年までなら「オフの主役」として名古屋の動きを笑い飛ばせたんだけどな・・・・

今オフの浦和は監督の補強(笑)が全て。今年新外国人獲得用に取ってあった予算+αを全部新監督にぶちこみ、後はCB or ボランチ(CH)の逸材を一人取れれば十分。でももう先がない中澤は要らんよ。

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ごらんアウェー:新潟2008(下)

新潟2008(上)から続く)

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シャトルバス降り場に近い東ゲート近くの「みかづき」には大行列が出来ていましたが、ビジター席に近い「みかづき」はガラガラ。これも何度か食ったので今回はパス。

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 試合開始前にはなんと戦術解説。今回は4-4-2フォーメーションにおけるSBの役割を解説していました。ゲルトもよく見ておけっちゅーねん! (っちゅーか、サッカーTV番組ならともかく、スタジアムでこの手の解説をやる意味がよく判らん・・・ まぁ好意的に見れば浦和とは違ってサッカー文化が無きに等しかった地域ゆえの苦労なんでしょうが・・・)

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 唐突にこの男が現れて映画の宣伝。しかもよせば良いのに「巨人優勝」を連呼したものだから、ただですらこうしたサッカーとは無関係な出し物が嫌いな浦和側からは当然大ブーイング(結局この日で一番でかいブーイングを浴びたのがこの男・・・ 新潟側は拍手していたようでしたが?)。さすがのこの男も場違いであることが判ったようで、「大人の事情でこの場で映画の宣伝をやることになりました」云々と言い訳しながら去ってゆきました。

 この男の「巨人優勝」発言が火に油を注いだ感は否めませんが、むしろこの男を呼んだ奴が悪い。新潟は観客漸減中でこの手のイベントを思いついたのかもしれませんが、どう見ても悪いほうに転んでいるような・・・まぁ新潟側の反応は悪くなかったようでしたが、一過性のイベントに抜本的に集客を好転させる効果がないのは過去数多のクラブが思い知っているはずですがね・・・

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ハーフタイムには赤サポに元気がないのを見てとったのか、チアガールが珍しくビジター側にもやってきます。今の赤サポは酔っ払ってチアガールに絡む勢いがないからなぁ・・・

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続いてマスコットも。マスコットは子供が3羽増えていましたが、一羽は醜いアヒルの子www っちゅーか、他の白い二羽はアヒルの子で親とは無関係やんwww 新潟のマスコットは構造上どうしても歩いているとうなだれ気味になってしまうのが難。

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帰りの新幹線車中では、「ぶりいくら弁当」(新潟三新軒 1,050円)を賞味。新潟の駅弁では鮭の焼漬が有名ですが、ぶりもあるんですね。いくらとのセットだと「他人丼」な関係になりますが、いくらが思いの他たっぷり入っていて楽しめました。いくらが下方に偏っていますが、これは運搬中にずれてしまったものなのか、あるいは小袋に入っている刻み海苔をかけるためのスペースを予め空けてあったものなのかは不明。ぶり焼漬はもちろん、ちょこっと添えてある昆布巻が酒のアテとして気に入りましたが、もともと酒のアテとして駅弁を買うならご飯がしっかり詰まったものではなく、おかずの種類が多いものを選ぶべきでしたね(^^;

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2008.10.28

ここで2日間のオフ?

浦和は今日・明日と2日オフ。

代表組は休みらしい休みが無かったからここで休暇を与えるのは至極妥当。

しかし代表組以外は神戸戦前にプチ中断期間があったし、しかも今後はリーグ戦終了まで週1のペースでしか試合がないから、なんでここで2日のオフなのかさっぱり判らんのですわ。

調子の良し悪しとは関係なくずっとスタメンで出ている選手もいれば、毎回ベンチ入りするもののほとんど出番がない選手も少なくなく、選手間でコンディションのばらつきも大きいでしょうに・・・ しかも休みをもらったからといって格段に選手の動きが良くなるわけではないのは何度も実証されているところ。

年から年中コンディション調整用の練習をやっていて、戦術練習に割く時間が極端に少ないと評される浦和。この期に及んで一日練習を増やしたところでどうなるというものでもないでしょうが・・・

もはやゲルトは指揮権を奮う能力どころか意欲もない。

自らのためでしょうな、この2日間のオフは。

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ごらんアウェー:新潟2008(上)

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昨年に引き続いて阪急交通社のツアーのお世話に。

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バッチのイラストは啓太でしたが、啓太は出場停止。まぁ一週間かそこらではバッチを作り直せないんでしょうな。

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最近の浦和の試合を思い出すとムカムカするので、朝からビール。廃人一直線です。アルプスの少女です(それはハイジやっちゅーねん・・・)。

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新潟には10時半過ぎに到着。ビジター席のツアー客に配慮したのでしょうが、14時キックオフなので指定席組にはいくらなんでも早すぎ! ビッグスワンの食事情は大して良くないのも判っているので、万代シティまで足を伸ばして「海鮮丼」を食べてみましたが、うーんイマイチ。後で調べたら外食産業を幅広くFC展開しているような店でした・・・orz 次回は古町あたりまで足を伸ばしてみてもいいかなと思いますが、本格的な寿司屋って一人では入りにくいんだよなぁ・・・

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なおも時間が余りまくったのでビッグスワンまで徒歩で。けやき並木の続く道をひたすら南下。埼大通りよりも歴史が浅いためか、けやきがしょぼいのには目を瞑りましょう。

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道沿いにはいかにも郊外店然とした飲食店が立ち並んでいますが、博多ラーメンの「一風堂」が昨日オープンしたばかりのようで長蛇の列が出来ていました。まぁ並ぶほどの店ではないことは新潟の方々にもすぐに判るかと思いますが・・・

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弁天橋で鳥屋野潟へと続く川を渡りますが、この橋がなんと工事で一部閉鎖。ビッグスワンからの帰りはここがネックになって渋滞するのは火を見るより明らか。

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シャトルバスの通り道をそのまま歩くのではなく、弁天橋をわたってすぐの脇道を右に入り、そのまま鳥屋野潟の縁に沿って歩くとビッグスワンの北東端に着きます。途中ラブホの横を通ったりして怪しげですが、新潟駅南口から徒歩45分くらい。途中自転車の赤サポを何人も見かけ、新潟在住の赤サポか!と思いましたが、よく見たら悉くレンタルサイクルでした。帰りの渋滞を考えると自転車は最も効率的な手段ですな、確かに。どこにでも目端の効く奴はいるものです。

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 帰りも同じ道を歩いて帰りましたが、新潟サポも結構この道で帰ってました。

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2008.10.27

【観戦記】08年第30節:新潟 0-1 浦和

 勝って良かった。それに尽きます。

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 新聞報道通り左WBは暢久。その結果は悲惨そのもの。当の暢久のみならず、浦和は全体に動きが悪く、前半新潟に先制されていればそのまま見せ場なく敗れた可能性が高かったと思います。

 しかしゲルトが後半頭から暢久と平川の位置を入れ替えたのを契機に浦和のボールの回りが良くなって一転浦和が攻勢。新潟の中央が堅いのか、あるいは浦和の攻めに工夫がないのかは微妙なところで攻めている割には決定機が少ない印象が残りましたが、エリア内での混戦で細貝がボールを押し込んで浦和先制!

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 その後は新潟のパワープレーを凌ぎに凌ぎ、ボールを外に蹴りだしまくってなりふり構わず逃げ切りを図り、なんとか逃げ切りに成功。

 セットプレーで何度かどフリーでヘッドを打たれましたし、また岡田主審が新潟の両FWと浦和のCB陣の競り合いで悉く新潟のファウルを取るなど運に恵まれたところもありましたが、結果も出なければ内容もない試合が連続しただけにとりあえず勝てて良かったと思います。

 前半の出来はあんまりでしたが、後半は選手たちの勝利への執念が十二分に伝わってきました。明らかに調子の悪い選手も何人か見受けられましたが、それをフォローしようと周囲が頑張っていました。ゲルトは何もしていないどころか、チームが最高のパフォーマンスを出すには邪魔な存在でしかありませんでしたが、選手11人が、いや達也を加えて12人の頑張りで掴んだ勝利でしょう。いわく「12人で出来た!」

 まぁこんなやり方は足下3戦勝ちなし&降格圏すれすれの新潟レベルじゃないと通用しないのでしょうけど。逆にいえば、この状態の浦和に対しホームで引き分けにすら持ち込めない新潟は相当ヤバイんじゃないでしょうか? 選手・観客とも降格に対する危機感が感じられない新潟の温さが気になりました。残り試合は大宮以外全部上位チームとの対戦。ひょっとしたらひょっとするかも?

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
暢久-阿部--細貝-平川
-堀之内-闘莉王-坪井-
-----都築-----

66分:高原→達也
89分:ポンテ→岡野

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---矢野--アレ---
-田中亜-----河原-
---千葉--本間---
中野-永田--千代-内田
-----北野-----

84分:田中→寺川

 しかしゲルトの思いつき「暢久左WB」はいったい何だったのでしょう? 神戸戦でほとんど機能せず、後半途中で撤回を余儀なくされたのに、性懲りもなく暢久を左WBに起用。

 で、結果は大失敗。暢久はコンディションが良くないようでほとんど動けず。自分が抜かれてピンチに陥っているのに、歩いて戻っている状態。こりゃポジション云々以前にスタメンで使っちゃいけないレベルでしょう。

 まぁ良くなかったのは一人暢久だけではなく、前半の浦和はACL敗戦のショックを引きずっているが如く、まともに動いているのは坪井くらいという惨状。新潟は4人×2列のブロックをしっかり作って守り、おまけに前から矢野がプレスをかけてきます。浦和はそのブロックの前で各駅停車然とした横パスを繋ぐだけ。両WBが沈黙しているのでサイド攻撃もままならず、前3人が個人技で打開を図ろうとしていましたが、3人とも好調とは言いがたくて決定機には至らず。

 しかも全く点が入る気がしないどころか、中盤で不用意にボールを失ってカウンターを食らう始末。細貝は決勝点を決めはしましたが前に出てはボールを奪われる場面も少なくなく、全体としてそれほど良い出来とは見えませんでした。阿部も彼らしくないミスが散見。新潟は前半左SH田中亜に早めにボールを預けて、手数をかけずに左からクロスを入れる単純な作戦を多用していました。また浦和のセットプレーのチャンスが潰えた後のカウンター攻撃はどこのチームも定番な模様。さらに矢野・アレッサンドロと両FWが長身な上、永田・千代反田のCB陣もセットプレーに自信があるのか、浦和は90分を通じて新潟のセットプレーには悩まされました。

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 あんまりな前半を経てゲルトはあっさり左WB暢久を放棄して平川と左右入れ替え。要するに前半45分は練習だったということですな(怒)。

 で、この入れ替えが奏功して浦和が立ち上がりから怒涛の攻勢を仕掛けます。ポンテが右に流れ、それを暢久や阿部が追い越す動きをみせることでようやく新潟守備陣の攻略に成功。ただやはりポンテは不調でラストパスに精度を欠き、またエジはまだしも高原が全く点取り屋として機能してないのが災いして決定機らしい決定機は闘莉王のヘッドくらい。

 高原に代えて達也を入れるのは当然としても時間の経過とともに前3人が孤立気味に。暢久は後方に下がったまま。阿部が思い出したように攻めあがってくるくらいで、浦和優勢なもののやはり決定機が掴めず。時折新潟がカウンターやセットプレーで際どい場面を作るので甚だ気持ちが悪かったのですが、残り10分で混戦の中で細貝がゴール。エジのエリア内でのキープが効いて浦和が珍しく攻撃に人数を割いた時間帯でのゴールでした。

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 新潟は暢久vs田中亜では分が悪いと見てか、後半は直接FWにボールを入れる場面が多かったように見えました。両FWとも長身なので、これを坪井&堀之内がマークするのは大変だったと思いますが、競り合いで岡田が悉く新潟のファウルを取ってくれるのには随分助けられました。まぁあれだけ同じようなファウルを取られれば両FWに学習能力がないと言われても仕方ないと思いますが。

 先制後は新潟のパワープレーを闘莉王中心に跳ね返しまくり。どっかーん、どっかーんと前に蹴りだすばかりで前線でボールキープもしなければ、FW単独でカウンター攻撃を仕掛けるわけでもなく、どこのJ2やねん?(いやJ2でもなかなか無いか?)とツッコまれても仕方が無い不恰好な逃げ切り劇でしたが、何はともあれ完封。

 リードされている新潟が田中亜に代えて守備的な寺川を入れる意味が謎でしたが、そもそも選手を一人しか代えていないところを見ると、もともと層が薄い上に怪我人が出て要するに駒不足なんでしょうなぁ・・・

 ゲルトは最後ポンテに代えて岡野を投入して5バックの右SBに入れていましたが、岡野J1通算300試合出場をアシストした以外に全く意味はなかったような・・・ ロスタイムで時間を稼ぎながら守備を固めるべき時間帯に入れた選手がよりによって守備の計算が立たない岡野。しかもカウンター要員ではなく、守備固めに入れている・・・ 実に人情味溢れる采配に涙が出ました。良かったね、勝てて。

 不甲斐ない敗戦が続き、明確な目標を失ってチーム内にどす黒い空気が流れまくっているのに、フレッシュさを感じないスタメン。独りよがりの奇策。決まりきった選手交代。温情としか思えない岡野投入。一つ勝ったところでゲルトの大罪を許す気持ちには到底なれず、それを放任&傍観しているフロント陣への憤りは募るばかりです。

P.S.

 新聞報道によると、ハーフタイムでのWB左右入れ替えは監督の指示ではなく、暢久の直訴によるとのこと。ゲルト、終わってるわ・・・

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2008.10.26

(メモ)新潟0 ‐1浦和

(スタメン)都築、細貝が戻り、堤はあっさりベンチへ。堀之内CBで阿部はボランチか。惨敗続きでもスタメンに驚きなし。啓太はベンチ外で内舘が久々にベンチ入り。

(前半)暢久はまたも左WB。タリーモード全開でスタメンで使ってはいけないレベル!暢久を筆頭に浦和の動きはいつも以上に悪い。まあまあなのは坪井くらい。

各駅停車でパスを回すだけでは、新潟の4×2の守備ブロックはまず崩れまい。両サイドとも沈黙。

新潟は早めに高い位置にいる田中にボールを入れてサイド攻撃。常にカウンターを狙っている。

浦和はセットプレーでヒヤっとが多いな。

(後半)ゲルトはあっさり左右WBを入れ替え(笑)
これでボールの回りが良くなり、浦和一気に攻勢。しかし決定機は闘莉王ヘッドくらい。

高原→達也でさらに攻勢を強め、めずらしくエリア内に人数を裂いたのが奏効して混戦から細貝がゴール。
あとはなりふり構わず守りに入った。

相変わらずセットプレーで危ない場面多いが都築が好セーブ連発。

新潟は両FWへ放りこみが目立ったが、浦和CBとの競り合いでファウル取られまくる。やや気の毒だったが、学習効果がないともいえよう。

久々に勝って上機嫌だが、相手が新潟で助かっただけかも。

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【閉店】一茎草@三ノ輪橋

 都電三ノ輪橋から徒歩2分ほど。日光街道沿い。かつて秋葉原で「めんめん → 玄」を開業していた田中氏が08年8月に開いた店です。屋号は「いっきょそう」と読みます。

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 土曜昼に往訪。開店が11時と早いせいか、L字型カウンター8席のみの狭い店内は既に満席。店内に3人、店外に1人待ち行列が出来ていました。後客3。先客に欧米系の外国人が2人いましたが、よほどの日本通なんでしょうか?待っている間にメニュー代わりのパンフレットを頂きました。

 玄麺(780円)を注文。無化調、かつ東京での地産地消が売り物。

 厨房には剃髪の田中氏とアシスタントの男女が2人。浅草開化楼の麺箱が見えます。

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 スープはやや醤油、特にその酸味が立ったような感じ。パンフによると”「東京しゃも」、近藤醸造の醤油、糀屋三郎衛門の「昔みそ」など一見、喧嘩しそうな主張の強い各素材の美味しさを、小さな丼の中で融合させます”とのこと。

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 麺は並太縮れ麺。やや柔らか目ですが、スープがよく絡んで文句なし。

 固めながら程よく炙られたチャーシュー、しゃきしゃきっとしたほうれん草、味玉半個、メンマ、白髪ネギ、糸唐辛子、それに揚げネギ。

 いかにも手間がかかっていそうな逸品。無我夢中で食べてしまったので、良い意味で食べながら考える余地がありませんでした(^^;

 参考:一茎草公式サイト

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2008.10.25

【展望】08年第30節新潟戦

 神戸戦の敗北で首位鹿島とは勝ち点6差。上位4チームとの直接対決が全くないためリーグ優勝の可能性はかなり小さくなり、ACL出場権=3位以内確保が現実的な目標になってしまいましたが、リーグ残り5試合を浦和はどう闘って行くのでしょうか。

 リーグ優勝が難しくなり、続いてACL連覇という目標をも失って大失速中のチームが、求心力を完全に失っている監督の下で「3位」といういかにも中途半端な目標を掲げて闘い続けるのは極めて困難。

 今までどおり名ばかりのベストメンバーを揃えて、その場凌ぎというか思いつきに近い奇策を弄しながら目先の勝ち点を拾いに行くやり方では、3位確保はまず無理でしょう。

 かといって、目先の新潟戦では無理に無理を重ねてきた闘莉王、阿部、不調のポンテ・啓太、結果が出ないエジ&高原。こういった選手達の幾人かを休ませて、これまでベンチを暖めてきた選手を来季を見据えて積極起用すれば、如何せん攻守とも組織性のない浦和ですから、選手の大幅な入れ替えはそのまま戦力ダウンとなり、ナビスコのような惨事を繰り返す可能性が極めて高い。

 それでもいいんじゃないか?

 まぁ即刻ゲルト更迭という策が取られなかった以上、こんな大胆な策が打たれるはずもなく、またもや閉塞感漂うサッカーを見るだけになるんでしょうけれど。

 神戸ほどの切れ味はないけれど、やはりカウンターの上手い新潟。

 戦術がないなら、せめて動ける選手を出してくれれば、攻守の切り替えが遅くて後手に回りまくる弊害は少なくて済みそうなんですが・・・ 

 新潟は丸塩が前節に続いて出場停止なのが数少ない朗報。浦和は啓太が出場停止。相馬の復帰は微妙。

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<前節:千葉 0-0 新潟>

---矢野--アレ---
-松下------河原-
---千葉--本間---
松尾-永田--千代-内田
-----北野-----

3分:松尾→中野 (負傷 → 全治3週間)
77分:本間→寺川
89分:河原→田中亜

*マルシオ・リシャルデスが出場停止で代わりに河原が右SHへ

<前々節:新潟 0-0 横浜M>

---矢野--アレ---
-松下------丸塩-
---千葉--本間---
松尾-永田--海本-内田
-----北野-----

67分:海本→中野

<前回:浦和 3-0 新潟>

---矢野--アレ---
-寺川-----ダヴィ-
---千葉--本間---
中野-永田--千代-内田
-----北野-----

8分:本間→木暮
71分:寺川→田中
75分:アレッサンドロ→河原

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博多ラーメン虎@王子神谷

 東京メトロ南北線の王子神谷と志茂の中間、北本通にあるニトリ赤羽店の対面にあります。ちなみに東十条駅から東十条銀座→北本通と歩いてみたところ15分くらいかかりました。日曜の昼に往訪。

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 先客8、後客2。L字型カウンター11席のみ。入口に近い座席は背後の余裕があまりないのが難。禁煙。それほど大きい店ではありませんが、厨房には作り手のオヤジ・兄ちゃんとアシスタントの女性の3人。

 メニューは純製ラーメン(600円)のみで、それにトッピングを加える形式。トッピングなしで注文したら店員はちょっと不思議顔。麺は硬めを指定。

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 豚骨を長時間煮込んだクリーミーな仕上がりの博多風とんこつスープですが、とんこつ臭は全くないといっていいほど。大塚の「ぼたん」と比べるとかなりあっさり目、軽め。典型的な東京向けにアレンジされた「博多とんこつ」でした。

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 麺はもちろん極細ストレート。博多ラーメンはどこも量が少ないのですが、ここはとりわけ量が少ないような・・・ 従って替え玉は必須なんですが、替え玉で150円取るところも少ないような・・・

 具は小さいチャーシューとキクラゲ、万能ネギだけしかないので、大抵の人がトッピングを頼むのは当たり前と言えば当たり前。でもトッピングを二品頼んで替え玉をつけると1000円近くして、それってもはや博多ラーメンじゃないような・・・ 小さなチャーシューが博多ラーメンにしては厚めなのがちょっとだけ嬉しかったりします。

 テーブルには自分で潰して入れる生ニンニクと紅しょうが、白ごまといった定番品他に辛味のついたモヤシが置かれていました。高菜は有料なのが不満。

 まだ正午なのに辛味モヤシをつまみにジョッキで一杯やっている夫婦(?)がいましたが、そういう使い道もありなのか・・・

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2008.10.24

人生いろいろ

先日、なにげにケーブルテレビで「旅チャンネル」を見ていたら、見覚えのある方が唐突に出てきて大笑いしました。

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澤登(元清水)www

05年まで現役。5年先輩の長谷川や大榎が早々と指導者に転進して、それぞれ今は清水で地歩を固め、また堀池はこれまたピッチレポーターとしてテロ朝で不動の地位を築いているのと比べ、澤登は引退後何をやっているのかよく判らなかったのですが、こんなところでお見かけするとは・・・

舞台は寸又峡温泉@静岡。低予算番組ゆえ、東京からタレントを連れてゆくよりも地元で暇そうな方に声がかかったのでしょう。浴衣姿は様になっていますが、しゃべりは素人そのもの・・・まぁたまにスカパーでの解説を聴くとしゃべりがそれほど上手くないことは丸わかり(いや、極端に清水寄りなんで「上手くない」と思ってしまうだけかもしれませんが(^^;)でしたが。

その後浜名湖に移動してご満悦のご様子でした。

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2008.10.23

踊る新聞辞令と社長人事

無冠危機の浦和、中村強化本部長もエンゲルス監督も総辞職…ACL準決勝第2戦(報知 08.10.23)

「責任は感じている」と嘆いた指揮官。今季、オジェック前監督更迭後、2年契約を結んだ。「交代はない。まだ(リーグ戦で)チャンスは残っている」と、監督人事権を掌握する藤口光紀社長は途中解任を否定したが、試合後、緊急役員会を開いた。戦術的未整備は致命的、しかもFW永井との深刻な確執など選手との信頼関係に問題を抱え、今季限りでの解任は決定的となった。

 更には強化担当就任後、03年から6つの栄冠獲得に貢献した強化責任者も退任の意思を固めたことが発覚。「責任の所在は分かっている。タイトルを取っても取れなくても、(辞任は)覚悟している」外国人など補強失敗から中村修三強化本部長は戦前から辞意を表明しており、昨季アジア王者に君臨した現体制が、衝撃の総辞職となる。

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昨夜の敗戦で当然のことながら各紙で新聞辞令が踊っていますが、最も驚いたのは中村弱化本部長が戦前から辞意を表明していたこと。神戸戦敗戦の後、報知で”「監督人事はすべて社長次第。我々は何も言えない。全力でサポートするだけ」と強化担当者。"と他人事っぽいニュアンスの発言が踊っていましたが、そもそも社内的には辞任が確定していて監督人事について当事者能力を失っていたのであれば納得が行きます。

監督のほうは即刻打ち首だと思ったのですが、社長は暫定監督すら用意できなかったのか、だらだらとゲルトを続投させる模様。

今季無冠(まだ決まったわけではありませんが・・・)の責任は当然社長にも及び、新強化本部長を決め、来季監督を招聘した時点で事実上社長の仕事も終わり(本来なら次期社長含みの人物がやるべきなんだろうけど、スケジュール的に間に合わんだろうな・・・)。次期株主総会時に三菱自から新社長を迎える運びになるのでしょう。藤口社長誕生は浦和フロント生え抜きの人物に後を継がせるのが悲願だった犬飼前社長の力添えなしにはありえなかったのですが、残念ながらその流れは一代限りで終焉。また昔に逆戻り。

三菱自における宣伝媒体としての浦和の位置付けは90年代よりも格段に上がっているので、優秀なビジネスマンであり、かつサッカーにも情熱を持ったそれなりの人物が来て頂けると思うのですが、果たしてどうなることやら。

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【観戦記】ACL準決勝第2戦:浦和 1-3 G大阪

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 神戸戦の惨劇からすれば1-3の負けであってもよくやったというべき試合でした。少なくとも選手達は十二分に闘っていたと思います。痛みをこらえながらプレーを続ける闘莉王・阿部、急遽スタメン起用された堤、前線からしつこくボールを追いまわす高原。この敗戦を選手の責めに帰することはできないでしょう。

 しかし個々人がいくらベストを尽くしてもそれだけでは勝てないのがフットボール。選手どうしが共通のイメージを持って連動して動くチームにはまず勝てません。結果は文字通りの完敗でした。神戸戦で衝撃を受けたばかりなので、完敗にも関わらず帰路の心境は実にさばさばとしたもの。優勢だった前半に2点目を取って、ようやく勝負になったかどうかというくらい実力差がありました。

 後半早々と同点に追いつかれて第1戦のアドヴァンテージを失ってから浦和の攻撃は早々と手詰まりに陥ってしまいましたが、優勢だった前半から見え隠れしていた前線へのサポートの遅さが運動量の低下と共により顕著になった結果でしょう。この日の浦和は早めにFWへ放り込んでG大阪DFラインの裏を狙わせる攻撃が目立ちましたが、せっかくFWがDFライン裏に抜け出てもそのサポートがないのでたちまち攻撃終了。特になんとか個人で打開を図ろうとする高原が気の毒でした。

 それでも前半はセットプレーのチャンスを何度か掴み、その一つを高原のゴールに結びつけたのですから悪くはなかったのですが、後半は文字通り手も足も出ませんでした。ポンテは神戸戦と比べると格段にマシではありましたが、やはり全盛期にはほど遠くて決定的な仕事はできず。また浦和の両サイドからのクロスは簡単にG大阪DF陣に跳ね返されてしまいましたし、闘莉王は足の状態が試合中に悪化したのか、攻撃参加を自重気味。これじゃ点は入りません。

 逆転されてゲルトは錯乱したのか、堤に代えて達也を投入するも自軍が混乱しただけで、スカスカになった中盤を崩されてたちまち3点目を取られ事実上試合終了。まだ残り15分あるのに席を立つ観客が目立ち始めたのもむべなるかな。平川→永井の悪あがきも何の効果も見せ場もなく、浦和の08年ACLは予定調和のごとくあっけない幕切れとなりました。

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
堤--阿部--暢久-平川
-堀之内-闘莉王-坪井-
-----山岸-----

76分:堤→達也
81分:平川→永井

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---ロニー---ルーカス---
-遠藤------二川-
---橋本--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

HT:ロニー→佐々木
71分:安田→山崎
90分:ルーカス→播戸

 アウェーゴールのアドヴァンテージがある上に先制点まで上げたのですから、昨年までの浦和であれば必勝の展開だったはず。しかし、それを守りきれないどころか3失点も喰らってしまってはお話になりません。昨年と比べて激増した失点。CBないしボランチの補強を怠り、しかも啓太が長期離脱後パフォーマンスが上がらず、組織性はないけれども個の力でなんとか相手を封じていた浦和の守備は今年あっけなく崩壊。勝負強さのベースになるはずの守備がこの惨状では勝ち進むのは非常に難しいといわざるを得ません。

 西野はもともと後半勝負の作戦だったのでしょうか? G大阪の前半は慎重というよりも消極的とさえ言ってよいくらいの出来でしたが、何の役にも立っていないFWロニーを下げて佐々木を右SHに投入してルーカス1トップで中盤を厚くし、試合の主導権を奪い返したのは見事でした。1.5列目みたいなところにいる遠藤への対応があいまいなのはすぐに判りました。1トップ、あるいは3トップ気味に来る相手への対応は相変わらずのゲルトの無策ぶり・・・ そしてCKから山口の同点弾。G大阪戦では華麗なパス回しでものの見事に崩されて失点するよりも、むしろセットプレーで点を取られている気がしてなりませんが、よりによって最も気をつけないといけない山口がどフリーですか・・・

 さらに安田に代えて山崎投入直後のCKからの失点。これって相手の選手交代でマークがあいまいになってしまったという奴なのかなぁ・・・

 後半に入って両サイドを崩され気味になりながら浦和はなんとか踏ん張っていましたが、セットプレーでの2失点は誤算。さらに件の堤→達也という自殺的な采配でスカスカの中盤をあっさり崩されてまた失点。

 同点に追いつかれた時点で手詰まりに陥っている状況を打開すべく、キレがないエジに代えて達也なり永井なりを投入すると思ったのですが(っちゅーか、あれだけDFラインの裏狙いを続けるならエジ&高原の2トップという選択自体が間違ってますわ)、そこでゲルトが傍観したのが敗因でしょうな。まぁその時点でエジ→達也とか、堤→永井であっても今の浦和では苦戦は免れないでしょうが、せめて納得感だけは残して欲しかったもの。

 まだ天皇杯が残っていますが、短期間のトーナメントを闘うだけの勢いが浦和にないどころかただいま絶不調。この日の敗戦をもって事実上浦和の08年の闘いは終わり。もはや本気でACL出場権獲得とか天皇杯だとかを狙うのなら、少なくとも暫定監督を据えて文字通りカンフル剤を打つしかないでしょう。

 開幕時には想像もしなかった敗北感・絶望感に打ちひしがれる日々ですが、浦和がなくなってしまうわけではありません。

 廃墟と化し、灰燼と化したかのような浦和に再建の槌音を響かせるのが我が努めと信じて明日を過ごしてゆく所存です。

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2008.10.22

木根川橋(下)

木根川橋(上)から続く)

木根川薬師の植木市の日には今でも必ず雨が降りますか

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木根川薬師は「木下川薬師」と書くのが通例の模様。こちらはかなり歴史のあるお寺のようで、正式名は「青竜山薬王院浄光寺」。伝えられるところでは創立は860年(貞観3年)3月で、本尊薬師如来は伝教大師の作とのこと。いったん兵火で焼失したが、僧別当証田が薬師堂を再建。1591年(天正19年)に徳川氏薬師供料として五石御朱印を賜り、長くその祈願所とされたとのこと。

徳川家康が江戸に入ったのが1590年ですから、既にその時点で有力寺院として知られていたということです。

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こちらは植木市が催されてもなんら不思議はないほど境内が広く、おまけに横に幼稚園が併設されていました。

曵舟、押上、浅草の

木根川薬師を訪れた後、ぷらぷら上野(!)まで歩いて戻ったわけですが、チャリンコ転がして木根川橋を渡って浅草へ遊びに行こうとすると確かに「曵舟、押上、浅草」の順番に通るんですな。荒川渡って墨田区を横断してさらに隅田川を渡るので近くはないですが。

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曳舟。周囲は再開発の真っ最中。冴えないボーリング場兼打ちっ放しゴルフ場みたいな娯楽施設が曳舟駅の入口。

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押上周辺は「新東京タワー」建設へ向けてこれまた大工事中。東武電車の車庫がちょこっとありました。

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西日を浴びる浅草駅。東洋・西洋問わず外国人観光客だらけですななぁ・・・

(終わり)

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2008.10.21

ギド、浦和監督を熱望

名将復活?ブッフバルト氏が浦和監督熱望(サンスポ 08.10.21)

元ドイツ代表で浦和OBのギド・ブッフバルト氏(47)がJクラブの監督就任を熱望していることが20日、分かった。同氏に近い関係者によると、他クラブからのオファーでも交渉の席に着く姿勢だという。浦和のゲルト・エンゲルス監督(51)は、22日のACL準決勝第2戦・G大阪戦(埼玉)の結果次第で去就問題に発展する可能があり、監督交代となればブッフバルト氏が最有力候補となる。

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浦和側の反応が全く見えないのでヨタ記事の域を出ないんですが、何分人脈が狭くて、しかも持ち込み案件にホイホイ手を出してしまうことで定評の高い中村弱化部長のことですから、ギド監督再任が一気に決まってしまう可能性があるんですなぁ、これが。

ギドは選手起用が硬直的だったにも関わらず、後任のオジェックやゲルトとは違ってベンチ組、さらにはベンチにも入れなかった選手に造反者がでなかった、端的にいえば選手のメンタルケアが非常に上手かった点に定評があります。浦和が数多抱える「強烈な個性を放つ個」を気持ちよく働かせるのに長けていた監督です。

しかし、就任当初(04年前期)の試行錯誤期間以外は、フォーメーションはほぼ一貫して3-5-2で固定。スタメンもほぼ固定。ボールを奪う位置の差こそあれ(04年後期は前目、06年は後ろ)、基本的に堅守をベースに強力なFW(エメルソン、ワシントン)に依存したカウンターが主体。また堅守といってもサイドをズコズコにやられる傾向は当時から顕著で、ただ現在よりははるかに中央が堅くて徹底して中央で跳ね返していた印象が強く残っています。

要するにギドは攻守とも戦術的に見るべきものは少なく、浦和が大きく個に依存したサッカーをやるようになった原点だといってもいいくらいでしょう(オフトは攻撃こそ個人=エメに徹底して依存していましたが、エメを生かすための組織的な守備を浦和にもらたしています)。強力なFWを欠いた05年に成績を残せなかったのはギドの限界を早々と示したものだと思います。

従って、オフトの遺産が残っていた04年時ならともかく、攻守とも組織立ったもの、戦術らしきものが何もなくなってしまった今の浦和の再建にギドは全く不向きでしょう。

浦和がこれ以上間違った方向に歩まないよう、フロントの方々が目を覚ましてくれることを願ってやみません。

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木根川橋(上)

さだまさしの大昔のアルバム「夢供養」に収録されていた「木根川橋」の舞台が気になって、思い立って検証の旅(というほど遠くもないですが)に出てみました。

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木根川橋の所在はすぐに判りました。葛飾区で京成押上線・四ツ木駅のすぐ近く。なにせ関西育ちなもんで、歌を聴いたじぶんは「曳舟・押上・浅草」の位置関係なんて全然判らず(いまでも荒川の向こう側はよく判りませんが・・・)あれこれ想像を巡らして、小さな川に架かる木造のせこい橋だろうと勝手に思い込んでいたのですが、なんと荒川・綾瀬川を一気に渡る巨大な鉄橋でした! ただ荒川を渡る他の橋に比べると幅狭なのは否めないところ。

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荒川土手の忘れちゃいけない毎度毎度の草野球

木根川橋から見下ろせる河原では少年野球。でも揃いのユニフォームで打者はヘルメットを被っているし、キャッチャーはもちろん防具付き、審判は大人がやってますから草野球じゃありませんね。

木根川橋から水道路抜けた白髭神社の縁日は
アセチレンたいてあんずあめ売ってますか

今回もっとも難儀したのが「白髭神社」。白髭神社って木根川橋近くに3つもあって、それどころか滋賀県高島市の「白鬚神社」を総本宮として全国いたるところにあるとのこと。

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決め手となる「水道路」がこれまたさっぱり判らない。木根川橋東詰からやや南に「水道橋」というバス停がありました。

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ここから北東へ真っ直ぐ延びる道が「水道路」で、その先にある「白髭神社」がおそらく歌の舞台なんだろうと推察を付けましたが・・・

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新しい絵馬も数多く掛けられていて地元の方々の信仰の場として機能しており、舞殿も備わってそこそこ立派な神社ですが、ただアセチレン焚いてあんず飴売っているような屋台がぞろぞろ出せるほど境内は広くないですね。

(続く)

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2008.10.20

非公開練習の謎

このところやたら非公開練習が増えています。

ACL準決勝第2戦を22日に控えた前2日も非公開。

でも非公開練習を繰り返したところでこのところセットプレーはほとんど点が入る気配ももしません。また攻守ともベースも何も無いのに非公開練習でオプションを付けるなんで夢のまた夢。スタメン&交代選手も決まりきっていますから、練習非公開で出場選手を隠す意味もありません。

それでも練習を非公開にするのは

・大原でサポーターにダンマクを貼られたり、野次られたりするのが嫌だ
・貧困な練習メニュー(ソフトボールとか)を恥ずかしくて見せられない
・そもそも選手が監督の言うことを聞いていないのが丸わかりなので、やっぱり恥ずかしくて見せられない

のどれなんでしょう? また他に理由があるのかなぁ・・・・

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ペルーレ休部

亀な話題ですが、去る10月10日に田崎真珠から「TASAKIペルーレFC の休部及び日本女子サッカーリーグからの退会」が公式に発表されました。

ペルーレは典型的な企業丸抱えのクラブ。親会社の田崎真珠の経営が振るわないことは早くから明らかで、今年1月時点で"複数の取引行が資金の提供などに態度を保留したことを受け、「経営の継続に重要な疑義が発生した」と有価証券報告書に注記することを決めた(神戸新聞)。"等と報じられています。8月には投資ファンドへ身売りして破綻回避を図っているようです(神戸新聞)が、そういう状況下で休部の已む無きに至ったのは残念ながら意外でも何でもありません。

意外だったのは田崎真珠に代わるスポンサー企業ないしクラブが全く見つからなかったこと。北京五輪で日本女子サッカーは4位に入り、かつてないほど国民的に注目を集めたにも関わらず後継スポンサーが決まらないというのは衝撃的でした。

どの時点で田崎真珠が休部を決定したのかは定かでありません。客観情勢からすれば田崎が銀行団から見切りをつけられた1月時点で休部を決断していても不思議はないのですが、五輪後のほうが良い条件で引き受けてくれる先が現れるとの期待感からずるずると決断が先延ばしになったのかもしれません。

しかし、五輪後に待っていたのは予想だにしなかった全世界的な株価暴落&企業業績悪化。後継スポンサー探しには最悪の環境です。

過去何度もあった企業クラブの悲劇がまたしても繰り返されたわけですが、休部に伴って引退を余儀なくされるかもしれない選手にとっては誠に気の毒な話です。

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2008.10.19

カレンダー買って来ました

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  神戸戦惨敗の心の傷が癒えないままですが、近所の"RED GROOVE"に出向いて2009年の浦和カレンダーを買ってきました。"RED GROOVE"って後援会の割引が効かないのが難なんだよな・・・

 昨年はシーズン終了後に買えばいいだろうとのんびり構えていたところ、なんと売り切れ!!!

 その後B2版はオンラインショップで追加販売があり、卓上版のほうは人づてに余りを譲ってもらったので事なきを得ましたが・・・

 今年のグッズ販売は前年比大幅減は免れんでしょう。前にも記しましたが、"ALL COME TOGETHER!グッズ"なんてピンボケもいいところですな。

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【観戦記】浦和 0-1 神戸

 ゲルトが今浦和のためにできる最善の手段は「辞表提出」です。解任すると違約金がかかるので自ら潔く辞任してください。もっとも違約金を中村弱化部長が自腹で払ってくれるのなら解任でも結構ですが。

 首位争いをしている名古屋に今年4戦勝ちなしはともかく、リーグ中位クラスの神戸にも4戦勝ちなしどころか1分3敗。しかも闘う毎に試合内容が悪くなっています。皮肉なことに、今年の神戸戦は敗れたとはいえゲルトの初采配となった最初のナビスコ予選@埼スタがもっともマシなゲーム。その後ゲルト色(?)が強まるにつれて内容が悪くなり、4試合目はとうとうどこからどう見ても勝ち目がない惨敗を喫してしまいました。ゲルトが辞表を提出する理由としてはこれで十分です。

 神戸の持ち味といえば素早い攻守の切り替えからの鋭いカウンター & 人数をかけたサイドアタック。神戸のサッカーは全然ぶれていない(いかんせん選手層が薄いので、長期離脱者が複数人出て戦績の上がらない時期もありましたが・・・)のに対し、ゲルトは就任当初からその場しのぎの連発&結局個人技頼み。これじゃ闘う毎に実力差が開くのは当然でしょう。

 コンディションが十分でない選手を何人も無理使いしている上、シーズン終盤になっても選手間に攻守とも共通のイメージがないのでどこに走っていいのか判らない。従って動けない、動かない。こんな試合を残り何試合も見るのはもう沢山!!!

 浦和のチャンスらしいチャンスは前半37分の細貝・エジ・高原の3連発だけ。それでも前半は神戸がミスを連発したことによってなんとか五分五分を保っていましたが、後半は運動量の差が顕著になって浦和の守備は大決壊。神戸に決定力があれば0-3くらいで終っていても不思議はない試合でした。逆に言えば神戸はこんな浦和相手に1点しか取れないからこそ中位に留まっているのでしょう。

 試合終了後、南のサポーターに野次られた闘莉王がぶち切れたあげく号泣していましたが、闘莉王を叩くのは全くのお門違い。闘莉王のパフォーマンスは褒められたものではありませんでしたが、厳しい日程の中、怪我持ちの選手を使い続ける監督(岡田もな)こそ真っ先に責められるべきです。

 この試合の唯一の収穫は、際どいシュートを何本も浴びながら1失点に抑えた山岸のリハビリに役立ったことくらいでしょう。

 浦和の試合を見るってもはや何かの罰ゲーム。1点差でしかないのに、試合終了を待たずに家路に着く客が目立つのも無理はありません。

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
暢久-細貝--啓太-平川
--阿部-闘莉王-坪井-
-----山岸-----

56分:高原→達也
66分:暢久→梅崎
68分:坪井→堀之内

---吉田--レアンドロ--
大久保-------ボッティ
---金---田中---
内山-北本--河本-石櫃
-----榎本馬----

77分:吉田→鈴木規
89分:ボッティ→松岡
89分:大久保→柳川

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 逐一振り返るのも馬鹿馬鹿しいような試合でしたが、やはりこのことに触れざるを得ません。

 左WB山田暢久。

 相馬が負傷離脱でフツーなら平川を左に回しそうなもの(梅崎は守備に不安があるので頭からの起用は難しいでしょう)ですが、ゲルトの発想は斜め上を行っていました。

 で、その結果はものの見事に凶。

 前半の神戸はどういうわけか暢久をフリーにしてしまう場面が多く、暢久がエリア近くまで単騎突入する場面が何度もありました。しかし如何せん暢久は左でクロスが上げられず、しかもシュートコースはしっかり防がれているのでやむなく中へパスを出すだけ。しかもパスを出したらぼーっと突っ立っているだけ。これじゃ左サイドから厚みのある攻撃の出来ようがなく、浦和の攻撃は右に展開して平川のクロス頼み。しかもクロスの精度が劣悪。それでも神戸の前半の出来は悪く、件の3連発が決まっていれば引き分けに持ち込めたかもしれません。

 しかし浦和の守備は前半から危なっかしく、暢久をわざわざ左に入れた甲斐も虚しく、浦和左サイドから前半2度ほど決定機を与えてしまいました。軽ーくぶっこ抜かれた暢久の尻拭いを必死に高原がやっていた時点で奇策「左暢久」の意義はほぼ失われたといっていいでしょう。

 後半は頭からスパートしてきた神戸の前に浦和はタジタジ。左サイドで何の役にも立っていない暢久はともかく、ポンテの出来が最悪。マークが厳しいとはいえ、昨年までなら考えられないほどボールを簡単に失ってしまいます。動けないけれどもボールをキープできるからこそポンテの存在意義があるわけで、こんなにボールをしょっちゅう失うようでは動けないデメリットが顕著になってしまいます。啓太は相変わらず不調。前半攻守に活躍していた細貝は早々と消耗してしまったのか、後半はミスが目立つようになってしまいました。

 要するに中盤壊滅。後半神戸は浦和の緩い攻めを軽く受け流しながら得意のカウンターやサイド攻撃を繰り出してきました。圧倒的に劣勢な戦局。ゲルトは奇策「左暢久」を悔い改め、早々と何か手を打つだろうと思いながら見ていたのですが、ゲルトが最初に打った手はなんと高原→達也。

 高原もエジも出来は良くありませんでしたが、中盤が壊滅してそもそも可能性のあるボールが前線に入らなくなっているのにFW同士を代えてもなぁ・・・ 遅まきながらようやく暢久を下げて梅崎を入れましたが梅崎のクロスの精度が悪くて戦局を変えるに至らず。また運の悪いことに坪井が吉田と交錯して負傷退場して3枚目のカードを早々と切らざるを得なくなり、戦局転換の機会は失われてしまいました。業を煮やして前半から怪我持ちの闘莉王が何度も攻撃参加してきますが、決定機に結びつかないどころか神戸にカウンターの機会を与えるだけになる始末。

 浦和は全く攻めの形ができず、神戸の攻勢を浴び続けて、ついにカウンターから失点。お約束のように闘莉王大作戦で反撃に出ましたが、チャンスらしいチャンスもなく試合終了。

 埼スタに大ブーイングが鳴り響くのは当然です。

<試合後の監督コメント(浦和オヒサル)>

選手1人ずつを見ると、自分の力の100%のうち、70~80%しか出してなかったと思う。それは当然いろいろな理由があると思うが、この4万7千人が入った素晴らしい雰囲気の中で、しかも優勝争いをしている中なのだから、もうちょっと情熱やファイティングスピリット、自信を見せてほしかった。それが今日のキーポイントだったと思う。

|-`).。oO 惨敗は選手の責任ですか・・・そりゃチームもバラバラになるわなぁ・・・

(追記)

 永井は万博遠征メンバーから外れたのに続き、神戸戦でもベンチ外。永井はゲルトの起用法に納得せず、自らベンチ外となることを選んだとの噂ですが、この件だけについて言えば永井が傲慢としかいいようがありません。セルや堤のように出場機会すら与えられない選手から見れば、たとえ不本意な使われ方であろうと永井は出場しているだけマシ。若手の手本とならないといけない30近いベテラン選手が何を甘えとるじゃ!

 もっとも永井をベンチ外にしたゲルトは、闘莉王大作戦に移行した際にサイドからまともなクロスを入れられる選手がいないことに気づいて愕然としたでしょうが・・・

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2008.10.18

【閉店】波華@北浦和

 北浦和駅西口から徒歩5分足らず。日曜昼に往訪。

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 開店直後に入店。後客ゼロ。つけ麺・300g(790円)を注文。L字型カウンターが7席ほどの小さな店で、厨房にはオヤジが一人だけ。

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 つけ麺は他に200g、400gがありましたが、それぞれ値段が違うというつけ麺に力を入れている店としては珍しい価格構成。

 麺は浅草開化楼との表示あり。やや太めでつるつる&もちもちとした食感ですが、やや柔らか目なのが気に入らず。

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 つけダレはとんこつ+魚介系。丼の縁にべっとり付いているのは魚粉かな? 粘度のないあっさりタイプ。柚子がちょっと効きすぎかも。

 サクサクっと適度な歯ごたえがある大きめのメンマが美味い! 薄切りのチャーシューが二枚入っているのが、ちょっと値段が高い理由なのかなぁ・・・

 スープ割りはつけダレを半分捨てて、かつスープを片手鍋でちょっと暖めてから出していました。細かい仕事ぶりには感服しましたが、スープ割りそのものはつけダレとは対照的にちょっとくどかったような・・・

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2008.10.17

W杯の日本代替開催は困難?

W杯の日本代替開催は困難?(08.10.16 報知)

 国際サッカー連盟(FIFA)の基準はW杯を日韓で共催した02年当時よりも厳しくなった。犬飼会長は「今の日本には基準を満たすスタジアムは1つもない。(日本開催は)できませんと言うしかない」と話した。

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|-`).。oO 基準のどこかどのように厳しくなったのか、誰もツッコまんのかね???

っちゅーか、ドイツ大会を一つ挟んだだけで「今の日本には基準を満たすスタジアムは1つもない」ほど厳しくなるとはなぁ・・・ 横国や埼スタですらアウトならスタジアムの規模の問題じゃないことは確かで、質の問題なんだろうけど、いずれにしても調子こいだFIFAが開催国に吹っかけているだけじゃないかなぁ・・・ 

国内人気の高いブンデスリーガを擁するドイツならFIFAの求める高水準を満たすスタジアムを建設してもその後の利用に困るようなことはないけれども、そんな国ばかりが開催国になるとは限らないし・・・

折悪しく金融市場混乱&株式大暴落&景気大失速。金まみれのサッカー界への影響が避けがたい現在、FIFAの高飛車な姿勢なんてあっという間に転換を余儀なくされると思うねどな。

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【展望】08年第29節神戸戦

・今年既に3戦して1分け2敗。考えてみれば今年の浦和は関西3クラブに対して1試合しか勝ってないんですな・・・

・ゲルト監督就任緒戦、埼スタに神戸を迎えたナビスコ予選第1戦は立ち上がりにレアンドロの一発を喰らい、後半猛攻を仕掛けるも1点が遠くて敗戦。

・5月に2回ホムスタに行く羽目になりましたが、GWの最中に開催されたリーグ戦第10節はCKから阿部の豪快なバイスクルシュートが決まって先制したものの、永井を右WBに回したのが仇となって守りきれず。

・さらにナビスコ予選勝ち抜けにわずかな可能性を残した第5戦は高原のゴールで先制しながらも逆転負け。ポンテ復帰という明るい材料もありましたが、浦和はベテラン組の出来があんまりでした。神戸はレアンドロや大久保、金南一、それにボッティを欠いていましたから、この負けは堪えました。双方駒落ちゆえ組織力の差がそのまんま顕れた一戦で、浦和はその後組織らしいものはついに構築されることなく今日に至っています。

・浦和が神戸に勝てない原因は明白で、フォーメーションの噛み合わせからどうしてもサイドで数的有利を作られやすく、かつ攻守の切り替えが遅くて神戸の繰り出すカウンターに対して甚だ脆弱なこと。まぁそれは対神戸に限ったことではなく、今年一年を通じて浦和の弱点になっているわけですが、その問題点に対してこれといった手を打てず、あろうことか怪我人を無理使いして個人能力で打開を図ろうとする監督を頂いている以上、またしても苦戦することになりましょう。

・水曜日の代表戦で闘莉王、阿部とも90分出場。阿部は大過なく終りましたが、闘莉王は明らかに精彩を欠き、失点に直結するミスを犯してしまいました。闘莉王は無理して出すレベルではないと思いますが、如何せんゲルトですから。

・相馬が負傷欠場。負傷明けの達也がベンチ入り濃厚。

・神戸はCB小林が出場停止、MF古賀が怪我で長期離脱中。

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<第28節:神戸 4-1 京都>

---吉田--レアンドロ--
大久保-------ボッティ
---金---田中---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

69分:吉田→河本
73分:ボッティ→松岡
81分:レアンドロ→栗原

得点:2分大久保、46分内山、77分レアンドロ、78分大久保

*68分小林がイエロー2枚で退場

<第27節:大宮 0-2 神戸>

---吉田--レアンドロ--
大久保-------ボッティ
---金---田中---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

70分:吉田→馬場
89分:レアンドロ→栗原

得点:12分ボッティ、47分吉田

<前回:神戸 2-1 浦和>

---馬場--吉田---
-鈴木------栗原-
---松岡--田中---
内山-北本--小林-石櫃
-----榎本馬----

27分:馬場→松橋
81分:吉田→岸田
89分:鈴木→近藤

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2008.10.16

【TV観戦記】日本 1-1 ウズベキスタン

 ダイレクトでボールを繋いで相手を撹乱しつつ、時折逆サイドに振って相手の手薄なところを攻める。闘莉王のミス(=かばいようがない凡ミスでしたが、長らく練習をちゃんとこなしていない選手を使った以上、監督は甘受すべきでしょうなぁ・・・)で先制点を喫したものの、逆にそれで吹っ切れたのか前半30分くらいから後半立ち上がりまでは日本の良い時間帯が続き、実際前半40分には中村俊→大久保→玉田と繋がって綺麗なゴールが生まれました。この時間帯だけ見ているとそんなに悪くはない、少なくとも浦和よりはマシな試合でしょう。

 しかし前半の立ち上がりはミス続出でボールを前に運べず、さらに後半半ば以降もほとんど攻撃の形がつくれなくなり、最後は「闘莉王大作戦」に打って出たものの不発。怪我人を無理使いして、しかも結果が出ないってどこかの糞監督と全く一緒の試合展開でした。良い時間帯があったとはいえ、さほど強いとは思えない相手にホームでこの試合内容じゃ浦和同様次第に泥沼に嵌るのがミエミエですね・・・ 犬飼会長の顔を立てるべく、埼スタには多くの赤者も駆けつけたことでしょうが、日頃見慣れた試合展開をまたしても見る羽目になったようで誠に気の毒でした。

 後半半ば以降のぐだぐだ模様は全体に運動量が落ちたことに伴う、いわば構造的なものなのかもしれませんが、大久保→岡崎の選手交代が傷口を広げたといっていいでしょう。大久保はアシストこそ記録しましたがエリア内に顔を出す場面は少なく、消えている時間が長かったと思います。従って交代自体は妥当だと思いましたが、投入するのは大久保とは全くタイプの違う岡崎かなぁ??? ホームで勝ち点3を得るため点を取りたい局面で国際舞台でほとんど実績がなく、先のUAE戦でもさしたる活躍をしてない岡崎ですかね? UAE戦で何度も見せ場を作った興梠を投入してデカイ相手に徹底して足元で仕掛けるほうがベターじゃないのかなぁ?

 で、岡崎は左からのクロス→ヘディングシュートが決まらなかったのがケチのつき始め(前にいた中澤に当たったのか・・・)。ついで玉田のシュートを邪魔し、その後はすっかり消えてしまうなど散々。

 残り10分足らずになってようやく興梠が投入されましたが、まもなく「闘莉王大作戦」が発動されてしまい、スペースがなくなったことで興梠を入れた意味はほとんど失われてしまったような・・・ 千葉戦における梅崎を思い起こさせる、哀れ興梠。

 長友が負傷離脱したため、左SBにはこれまた負傷を抱えた阿部を起用しました(なんで駒野を起用しないのかも謎・・・)が、当然ながら攻撃にはほとんど絡めず。阿部が守備に専念せざるを得ない以上、その前で香川は独力での打開を期待されたはずですが、香川は明らかに力不足。松井の出場停止がモロに響いた格好に。日本の攻撃が結局中村俊頼みになってしまったのは左サイドに問題があったのも一因かと。

 相手ゴール近距離でのFKこそなかったものの、CKやサイドからのFKは数多くもらいました。しかし長身選手の多いウズベキスタン相手に闘莉王&中澤の2トップはついに不発。セットプレーが封じられると日本の得点力は激減することを実証したような試合で、同じく長身選手の多い豪州には苦戦必至です。

 でも豪州に全く勝てなくても、グループ2位になれば自動的にW杯本戦に行けるというゆるゆる感ゆえ、このままズルズルと行くんでしょうなぁ・・・ そしてまた本戦で惨敗。

 歴史は繰り返す。

-----玉田-----
香川--大久保--中村俊
---遠藤--長谷部--
阿部-闘莉王-中澤-内田
-----楢崎-----

63分:大久保→岡崎
76分:遠藤→稲本
82分:香川→興梠

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2008.10.15

一葉記念館

 以前近所を通りかかった際にはリニューアル工事の真っ最中だった「一葉記念館」。すっかり装いを新たにしておりました。記念館の前が車両通行止めになっているので、近所の子供達の遊び場になっていました。

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 2008年10月3日(金)~12月14日(日)の間、特別展「吉原つむぎうた ~ 一葉が見た吉原 ~」が開催中。出羽桜美術館の協力を得て明治期の吉原を模型や絵画、調度品などを通して紹介していました。館内は全品撮影禁止で写真で、その一端すら紹介できないのが残念ですが。

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 樋口一葉が台東区竜泉に住んでいたのは短い生涯の中でもわずか10ヶ月に過ぎず、むしろ文京区本郷界隈にいた時期のほうが長いのですが、吉原に近い竜泉での日々(記念館の近所で荒物雑貨、おもちゃ、菓子などを売る小店を開いていたとのこと。商売は成功したとはいえず、樋口家の困窮が続くわけですが・・・)が小説「たけくらべ」他の作品に大きな影響を与えたとされているようです。もっとも「たけくらべ」は文学史の知識として知っているだけで読んだことはないのですが(^^;

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2008.10.14

【観戦記】浦和Y 9-1 名古屋Y

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 共に中1日と高校生世代とはいえ厳しい日程。ただ浦和Yが文字通り地元での闘いだったのに対し、名古屋は遠征中とやや名古屋に同情すべき点はありましたが、それを割り引いたとしても名古屋を全く寄せ付けない圧勝。

 早々と直輝が先制したのを皮切りに3得点を上げ、DFのミス絡みで1点返されたものの、すぐさまFKで加点して名古屋の反撃意欲を削ぐ。後半は攻守のバランスもへったくれもなくなった名古屋に対してカウンター攻撃を浴びせ、最後は集中力と粘りを欠いた名古屋DF陣を直輝が容赦なくメッタ切り。

 今年名古屋相手に一勝もできなかったトップチームの仇を取っただけではなく、99年瑞穂での大敗(1-8)の鬱憤もちょっとだけ晴らしたような歴史的大勝でした。まぁ直輝・峻希・元気とトップ出場経験のある選手を3人も起用するのが反則級なのかもしれませんが(^^;

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-----阪野-----
原口-山田--田仲-高橋
-----浜田-----
永田-菅井--山地-岡本
-----柴田-----

64分:山地→池西
72分:阪野→石沢
84分:岡本→森田

 しかし、なんでユースがこれだけ観客を魅了し、しかも結果を伴う試合が出来ているのに、より金をかけて選手をかき集めているはずのトップチームは糞つまらない試合しかできないのでしょうね?

 まぁ煎じ詰めて言えば、サッカーは選手が動いてナンボ。しかも一人の選手がやみくもに動くのではなく(今の梅崎がそんな感じか・・・)、複数の選手が意図を持って連携しながら動く。それに尽きます。トップの選手は動けない選手が少なくない上に、連動性が希薄。FKによる田仲の得点もありましたが、それ以外は悉く流れの中から。あれだけ選手が動いて、かつ個人技で勝っていれば名古屋はどうしようもありません。

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 前でボールが収まったらすかざす後方からフォロー&オーバーラップ。それによって幾つものパスコースが生まれ、好位置でどフリーの選手が選手が生まれる。個人能力の高い選手がフリーになれば当然高精度のパスやクロスが出てくるし、コースをしっかり見極めてシュートも撃てる。

 ボールを失ったら攻守を切り替えてプレッシング。しかも複数人が連動してプレスを掛ける。前半の名古屋は浦和のプレス網も前に何もできず。さらに玉際での競り合いは悉く浦和が制していましたから、どうしても危険な位置でボールを奪われがち。前半だけで5失点というのは偶然でも何でもありません。

 浦和は時折CHが横パスを奪われてピンチを迎えますが、そこでも攻守の切り替えが早く、一人がなんとかディレイしているうちに他の選手がカバーにやってきて事なきを得ます。名古屋はFWを縦パスで走らせるだけの単調な攻撃に終始していましたから、前半の30分過ぎに浦和の足が止まった時間帯に何度かチャンスがあっただけでそれ以外はほぼ沈黙。

 後半の浦和は前掛りになった名古屋に対しカウンターで対抗。名古屋は如何せん中盤がスカスカでしたから浦和のカウンターが面白いように嵌ります。名古屋のDF陣は集中力と粘りを欠いているのか、浦和が左から右に振り回せば右の選手が必ずどフリーになって面白いように点が取れました。

 歴史的大勝で高円宮杯優勝を飾った浦和ユース。既に2種登録を得た選手を含めトップに上がってくる選手が何人もでるとのことですが、フィジカルに難のある彼らがどこまでトップでやって行けるのか。また目先の勝ち点に拘って若手を使いたがらない監督の下で腐らずに頑張れるのか。一度は頂点を極めたとはいえ、サッカー選手としての人生はまだまだこれからです。

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2008.10.13

(メモ)浦和Y9 −1名古屋Y

(前半)スタメンは準決勝と全く同じ。

直輝のミドルで早々と先制!早いパス回しから永田のクロスがオウンゴールを誘発。さらにポストプレーから原口が豪快に決めて三点目。

名古屋は浦和のプレスにかかりまくって何もできず。FWへ縦ポンだけ。

浦和は35分くらいから足が止まり、何度かピンチがあったあげく一点を返されたが、FKを決めて名古屋の反撃ムードを断ち切る。
さらにカウンターから阪野が加点。

祭りだ、祭りだ!

(後半)名古屋は超前掛かりに来たが中盤がスカスカなのとDF陣に粘りがなくて浦和のカウンターをくらいまくり。浦和は峻希、峻希、直輝、直輝と加点。

カウンター要員として最前線で走り回る直輝には感動した。

名古屋は後半決定機一度あったかどうか。

サッカーの次元が違っていた。

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【観戦記】浦和L 1-0 新潟L

 前半新潟を圧倒しながら得点は窪田の1点に留まり、後半は運動量が激減して攻撃の形をつくれなくなったどころか、終盤にはカウンターを喰らって3度にわたって新潟に決定機を許してしまいました。最後は必死に時間を潰しながらほうほうの体で逃げ切るという、まるでトップチームそっくりの展開に。

 また中盤で新潟を圧倒した前半は両サイドから何度も攻撃の形を作り、さらに庭田の復帰が効いて分厚い攻めを見せてもいましたが、サイドからのクロスはGKに直接キャッチされるものが多くて攻めている割には決定機が作れない。それを考えると90分を通じて出来が悪かった試合ということになるのかもしれません。

 後半の大失速は国体の影響でしょうか。スタメンに戻ってきた窪田は前半軽快な動きを見せていましたが、後半は比較的早い時間から動けなくなってしまいましたし、それ以外の選手も急速に消耗。代表組は国体には無関係なはずですが、安藤はどういうわけか甚だ精彩を欠いて1対1を仕掛けても簡単にボールを失う場面が目立ちましたし、サイドからクロスが入っても安藤が行方不明になっている場面もしばしば。これが前半浦和が攻めている割には決定機に至らない一因でしょう。その分左SH岩倉が中に絞って再三攻撃に絡んでいましたが。

 後半は立ち上がりこそ右サイドから何度かチャンスを作りました(国体に出ていない土橋は休養十分のためか絶好調!)が、これまた決定機には至らず。そのうち窪田が失速して前線でボールキープできなくなったためか、DFラインの押上げが効かなくなり、時間の経過とともに中盤がルーズになってしまいました。CHに入った庭田。攻撃センスは抜群なんですが守備はやや軽い面があって、劣勢になった際にちょっと嫌なボールの奪われ方をするのが気になりましたが、このあたりは試合感なのか体力的な問題なのか。

 また主審が新潟の悪質なタックルにイエローどころかファウルすら取らず、浦和に倒れこんだままの選手が続出したのも試合の帰趨に無関係だったとはいえないでしょう。

 新潟はロングボールを1トップに当てて、後方から駆け上がってくる選手に拾わせる単純明快な戦術を徹底させていましたが、動けない浦和はその上がってくる選手を次第に掴まえられなくなり、決定機を与えること3度。ぶち抜かれて後方から追走するも全く追いつけないというのは見ていて辛いものがあります。

 監督は守りきれないと見てか、森本に代えてエリを投入し、左SHエリ&左SB岩倉という超攻撃的な布陣を引きましたが、如何せん前の2人が全然ダメなのでさしたる効果なし。早々と敵陣深い位置でのボールキープによる時間潰しに切り替えてしまいました。

 チケット販売に回っていた北本や松田は怪我なのでしょうか。窪田・庭田が復帰したものの相変わらず怪我人が多く、選手の消耗が著しいにも関わらず村松監督が安心して投入できる選手がエリしかいなかったのも苦戦の一因といっても差し支えないでしょう。

-----窪田-----
-----安藤-----
岩倉--------柳田
---庭田--高橋---
森本-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

79分:森本→若林
89分:庭田→木原

P.S.

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中の人も大混乱。スタメンが滅茶苦茶で、ベンチにも入っていない北本・松田の名が!しかも窪田はDF扱い(つД`)

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2008.10.12

【観戦記】作陽学園 1-2 浦和Y

 お粗末なトップチームとは対照的に魅力溢れる試合を披露していると評判の浦和ユース。恥ずかしながら(^^;初めてその試合を見てきました。

 確かに前半の浦和は圧巻でした。作陽は積極的に前からプレスをかけてきますが、浦和はそのプレスを軽快なパス回しで簡単に掻い潜り、遠方でフリーになっている選手を使ってサイドからチャンスメーク。そしてSHにボールが入るとすかさずSBが支援。おい、それって名古屋っぽくね?

で、エリア前中央でフリーでボールを受けた直輝がそのままドリブルで相手DFラインをぶち破って先制! さらに右サイドからSB岡本がどフリーでシュート! とか原口がドリブルで作陽DFを翻弄してGKと1対1とか絶好機が2、3度ありましたが、これを決めきれず。圧倒的に優勢だった前半にもう1点取っていたら浦和楽勝で終ったでしょうが・・・

 作陽はサイドへロングボールを放り込んでくるだけで、しかもSBとの1対1に全く勝てないためおよそ流れの中から点が入る気がしなかったのですが前半唯一のチャンス=CKで同点。

 後半の浦和は前半の出来が嘘のように作陽を攻め倦んでしまいました。作陽はプレスをかける位置をやや下げて(浦和陣内までは追ってこなくなりました)、守備ブロックのバランスを崩さないような守り方に代えて来たためでしょうか、浦和は前半のようにパスが繋がらなくなり、退屈な時間が流れる浦和保守本流モードに突入。

 一方作陽の守備は堅いものの、攻撃のアイデアのなさは相変わらず。1回だけあったカウンターからの絶好機もGK柴田の好セーブに阻まれてしまいました。ただ後半の運動量は浦和を凌駕しており、愚直にボールを追う姿には好感が持てました。全く持ち味が違うチーム同士の対戦。浦和のほうが技術があるのは明らかでしたが、それだけで勝てるとは限らない。既にトップ経験のある峻希・直輝・元気(って「き」で韻を踏んでますなw)以外にも来年トップに上がってくる選手がいるとのことですが、いずれもしばらくは体力のなさに悩まされそう。

 延長に突入しても試合は膠着したままでしたが、石沢を投入した辺りから浦和が攻勢を取り戻し、最後は原口が(味方のポストプレーを活かしたのか、こぼれ玉を拾ったのかは判りませんでしたが)中央から豪快にミドルシュートを決めて浦和勝利! 原口は後半精彩を欠き、ミスも目だちましたが、こういう美味しいところを持ってゆく辺りは流石。

 返す返すも前半の逸機が悔やまれましたが、トップでは拝めない流麗なサッカーは実に見事でした。

-----阪野-----
原口-山田--田仲-高橋
-----浜田-----
永田-菅井--山地-岡本
-----柴田-----

71分:阪野→礒部
99分:山地→石沢
107分:原口→茸本

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2008.10.11

【閉店】和鉄@四谷3丁目

四谷三丁目駅から新宿通りを新宿方面へ徒歩3分ほど。土曜昼に往訪。蒲田に本店があります。

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間口は狭いものの奥行きがあり、カウンターが一つあるだけですが15席はあるでしょうか。表に「つけそば」と大きな暖簾が掛かっていたので、それに釣られて「つけそば(650円)」を注文。大盛無料とのことですが、寄る年波を考慮して(^^;遠慮しました。

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開店してそれほど時間が経っていませんが先客8。さらに後客3。老若男女幅広い客層を捉えているようです。店内に漫画本がずらずらっと並んでいますが、こういうのは都内のラーメン専門店ではあまり見かけなったような・・・

厨房内にはオヤジと兄ちゃんの2人。ぞれぞれ作りに専念すべく、水はセルフ。

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麺は並太でやや縮れ加減。つけそば用の麺としてはかなり細いほうに入ります。水切りがしっかりしていて、しかもややパサパサした食感。

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店内には大好きな魚介系の香りが漂っていたので、つけダレも大いに期待した(玄関先の能書きによると”丸鶏×豚骨 カツオ&コンブ等”とのこと)のですが、なんでしょかね、どうもつけダレが麺にうまく絡みません。タレに浸かって麺が黒っぽくなるのでタレが絡んでいないわけじゃないのですが、麺のパサパサした食感と相まって、なんかつけそばを食っているというより限りなく小麦粉を食っているような感じに。

スープ割りにすると苦味と酸味がほど良く合わさって良い按配なんで、「中華そば」にしたほうが良かったのかもしれません。スープ割り完飲。底のほうに魚粉が多めに入っていました。

具はメンマとバラ肉チャーシューが少々。

また出直してきます。

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2008.10.10

オマエモナー

浦和監督が闘莉王に3日以上の休養を希望(日刊して! 08.10.10)

 浦和エンゲルス監督は9日、岡田ジャパンに対して故障と疲労に苦しむDF闘莉王に3日以上の休養を与えるように強く希望した。10日に代表合流する闘莉王が抱える左足首ねんざは深刻で「日曜日(12日)ぐらいまで彼を休ませてほしい。岡田監督のサッカーを分かっているし、ゆっくりしていいはず」と十分な休養が不可欠だと力説した。

|-`).。oO 「3日以上の休養を与えるように」って岡田に言っても、「オマエモナー」と返されるだけじゃね?

そもそも怪我持ちで練習すら満足にこなせない闘莉王を代表に呼ぶこと自体がおかしいのですが、それ以前に五体満足な選手を差し置いて闘莉王をスタメン起用・途中投入したり、遠征に帯同させたりしているようでは、岡田に文句をいう資格は全くないでしょうに・・・

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【TV観戦記】日本 1-1 UAE

 日本の中盤でのパス回しに対してUAEは大してプレスを掛けに来ず、引いてカウンター狙いという中東伝統のスタイル。そのため日本は簡単に敵陣深くまでボールを運べますし、サイドチェンジ&SH・SBの連携でサイドも崩せますし、ボランチを加えた分厚い攻撃も仕掛けられますが、それでもUAEのぶ厚い守備を崩せず。圧倒的にボールを支配し、前半は敵陣内でゲームを進めながらもセットプレー以外チャンスらしいチャンスはほとんど作れず(前半終了間際の長友→大久保が惜しかったくらい)。

 しかし日本は高い位置からの積極的な守備が効いてUAEのカウンターを許さず。っちゅーか、UAEってビルドアップが滅茶苦茶下手で、日本に高い位置でボールを奪われて波状攻撃を浴びまくり。しかもUAEは引いて守るのはいいのだけれど日本のパスの出し手も受け手もしっかり捕まえられず。

これじゃいくらなんでも90分間守りきるのは難しく、後半は日本のサイド攻撃が奏功しだして決定機を次々と生み出し始めます。玉田に代えて投入された初キャップの興梠がこの試合最大の収穫で、興梠がエリア内で積極的に仕掛けることで好機が多数生まれましたが、結局得点は興梠シュートの跳ね返りに詰めた香川の1点のみ。中村俊に代わって投入された香川は続く決定機を2回外してしまいましたが、まぁ決定機に顔を出しているだけマシでしょう。新戦力のテストという点では興梠投入と同時に完全に消えてしまった和製パンストがアウトかと。

 数々の決定機を外しながらも1-0で勝っていれば悪くない試合でしたが、UAEの数少ないチャンス=ゴールキックからのカウンターで同点に追いつかれ、そのまま試合終了。右サイドでの1対1で競り負けた長谷部もアレですが(っちゅーか、右SB内田は何してたん?)、2対2の厳しい局面で、闘莉王不在で後半寺田に代わって投入された高木はそこで見せ場を作らんと次がないわなぁ・・・まぁブロックした脚にボールが当たってそのままゴールというのは不運といえば不運なんだけれど、「運のないバックアッパー」っていらんわな。

 またせっかくの親善試合なんでテストに徹すればいいものを、同点に追いつかれて岡田は妙に勝ちに拘って既に実績のある佐藤寿、巻を投入。巻ではなくデカモリシでも良かったのでは?

 この試合でUAEのW杯出場が極めて難しいことはよく判りましたが、そのレベルの相手に親善試合とはいえホームで引き分け。犬飼会長の鞭が岡田に振り下ろされるのは必定ですね(笑)

-----玉田-----
-----岡崎-----
大久保------中村俊
---稲本--長谷部--
長友-寺田--中澤-内田
-----楢崎-----

HT:寺田→高木
後12分:玉田→興梠
後20分:稲本→中村憲
後25分:中村俊→香川
後37分:大久保→佐藤寿
後37分:岡崎→巻

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2008.10.09

【TV観戦記】G大阪 1-1 浦和

 90分間浦和はとにかく「負けなければOK」というゲルトが最も得意とするポリシー(=勝たないといけない状況下ですら負けないことを優先するゲルトイズム・・・)を貫いていました。そして細貝のゴールで先制しながらもPKを取られて1-1の引き分けになりましたが、アウェーゴールを奪っての引き分けはまずまずの結果でしょう。

 千葉戦同様前半から動きが悪く、動かない選手間でボールを回すだけの退屈きわまりないサッカーを展開していましたが、この試合は負けなければ良いので守備のバランスを崩さなければ良いと割り切ってしまえば下手に動かず、攻撃はリスクをかけずにセットプレー狙い or カウンター狙い。しかもご丁寧なことにカウンターも途中でボールを失ってクロスカウンターを喰らわないようにサイド攻撃のみ、さらに無理攻めはせずに簡単に諦めて後方にボールを戻す等と、まぁ「負けなければOK」のお手本のような試合内容。エジミウソンが90分間守備に奔走していたのが印象的でした。

 G大阪は安田の負傷が癒えたばかりで左SBに下平を起用していましたが、浦和相手では荷が重かった様子。せっかくSHと数的有利を作って浦和右サイドを崩したのにクロスが至ってアバウト。守っては前半は浦和攻撃陣の標的になっていたような・・・ 右SBの加地は対面の相馬を警戒してか前半の攻撃参加は控えめ。

 浦和は前半G大阪が縦に入れてくるボールの受け手に対してプレッシャーを掛け、動けないなりに効率的に守っていましたが、後半は時間の経過とともに単なるベタ引きに陥り、G大阪の猛攻を浴びてしまいました。ただ「攻めるG大阪、守る浦和」というのは浦和のよくある勝ちパターン。しかも加地が負傷交代、そして西野がスペースがないのに二川に代えてスピード型の佐々木を入れ、さらに山崎に代えてハズレ外国人のDFミネイロをFW投入という謎采配も手伝って、どんなに浦和が攻め込まれようともなんとかなるだろうと楽観視していたのですが、相馬が播戸を倒してPKを取られ、そのPKを遠藤にきっちり決められて同点に追いつかれてしまいました。PKを取られるのはベタ引きで守る場合には往々にして起こりがちな事象。

 G大阪が3人目の交代枠を使った時点で浦和は交代ゼロでしたが、これは代表組(阿部・闘莉王)以外はしばらく試合がなく、しかも守備が決定的に破綻していない以上「負けなければOK」な立場からすれば下手に選手を代えて守備のバランスを崩すのを恐れたためと思われ、この試合については妥当だと思います。あえていえば最前線でキープも出来なければ相手DFに脅威を与えることもできない高原は早めにセルに代えてしかるべきだったかもしれませんが。

 で、同点に追いつかれてからミネイロの悪質なファウルを喰らって負傷した坪井に代えて怪我人闘莉王を投入・・・orz さらにポンテ→梅崎、高原→達也と交代枠をきっちり使って引き分けに持ち込むことに成功。

 第2戦で浦和は0-0の引き分けでもOKなので、昨年までの浦和なら勝ったも同然なのですが、今年の浦和はさほど守備が堅くない上に、しばしば埼スタで負けます。おまけに相対的に層の薄い左WB(相馬)とボランチ(細貝)が出場停止。さらにGK都築もロスタイムに遅延行為でイエローをもらってこれまた出場停止。山岸が控えているとはいえ、山岸の出場試合はしばらく勝ってないんだよあぁ・・・ 従って第1戦の結果はまずまずではあるが、安心できる結果でもない。そんなところでしょう。

P.S.

 双方お疲れっぽくて実力の半分くらいしか出ていないような試合でしたが、それでも浦和vsG大阪は持ち味が全く違うチーム同士でいつもそれなりに見所がある試合になります。埼スタで実に下らないトラブルがあって以来、悪い意味で世間の注目を集める一戦になってしまったのが誠に残念です。

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
相馬-暢久--細貝-平川
--阿部-堀之内-坪井-
-----都築-----

85分:坪井→闘莉王
89分:ポンテ→梅崎
89分:高原→達也

---播戸--山崎---
-遠藤------二川-
---橋本--明神---
下平-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

54分:二川→佐々木
65分:加地→安田
79分:山崎→ミネイロ

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2008.10.08

新宿歴史博物館@四谷

本来なら本日のACL準決勝第1戦へ向けての展望なんぞを書かないといけないのですが、千葉戦の出来及びその後のクラブの様子等々を見るにつけちょっと心が折れてしまったので、消防博物館に続く四谷の博物館巡りでお茶を濁します。

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区で一つの博物館をぶち上げてしまうところに東京の懐の深さを感じさせますが、平成元年開館というところを見るとバブルの勢いに任せて作っちまったような気がしないでも。

博物館といっても地下一階の1フロアを展示スペースとしただけのささやかなものですが(その割には建物がでかい・・・)、入場料300円で1時間以上もしっかり楽しめました。

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内藤新宿のジオラマ。中央に縦に伸びる通りは新宿通り。

江戸時代、甲州街道の第一の宿場「高井戸」までかなり距離があったため、元禄年間になって宿場が開設されたのが現在の新宿の基礎。内藤家の中屋敷の敷地が一部利用されたので「内藤新宿」と呼ばれていました。

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青梅街道を分けるのが「追分」。現在の新宿三丁目交差点付近。

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新宿が劇的に発展するのは関東大震災以降東京の住宅地が郊外へ広がり、新宿が鉄道ターミナルとして重要な地位を占めるに至ってから。上写真は都電。

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「文化住宅」は関西では単なる2階建てアパートを指す言葉(しかも死語)だと記憶していますが、東京では「小規模な和風住宅の玄関脇に洋風の応接を付けた」住宅を指すそうです。こんな趣味の悪そうな家はいらんわぁ・・・

写真撮影できるところが限定されているのであれこれ紹介できないのが残念ですが、概して昭和初期の新宿の様子を伝えるコーナーが面白かったですね。

伊勢丹の横に「ほてい屋」というデパートが建っていたとか、今のアルタのところに「二幸」というデパートがあったとか、伊勢丹の西側は都電の車庫だったとか。また柏木とか角筈とか、かつて相当の区域を示す地名が消えているのには驚きました。

そんな中で武蔵野座など映画館の場所は昔からほぼ同じ。

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四谷界隈は都心には珍しく古い住宅が目立ち、なんと銭湯もあります。上写真は蓬莱湯。東京の銭湯は概して熱めで苦手なのですが、ここはさほどでもなく、ゆっくり浸かれました。

重油高でどこの銭湯も経営難。いつ突然なくなるか判らないので、散歩ついでの銭湯入浴もできるだけまめに記録しておくつもりです。

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2008.10.07

ごらんアウェー:千葉2008

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1年ぶりのフクアリですが、驚いたことにスタジアム近くに商業施設「グローボ」が出来ていました。コンビニやココイチも入店しているので、観戦ついでに立ち寄る価値大。また近隣にはケーズデンキが建設中。アリオ蘇我共々、千葉の商業の中心が道路整備の進んだ臨海部にシフトしているのを象徴しているのかも(その分市街中心部の空洞化が著しいのでしょうが)。

さらに蘇我にはジェフの練習場も建設中。既に市原臨海でトップチームの試合は開催されず、練習場も市原(姉崎)から千葉へ移転するとなると、クラブ名から「市原」が取れる可能性が現実味を帯びてきたような・・・

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スタジアムには試合1時間前に着きましたが、まだ行列が捌け切れていませんでした。手荷物検査はいたっておなざりでしたが、なんでそんなに時間かかってたんだろう???

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サイドスタンド中央に燦然と輝く「残留」の文字。昔の「J1死守」のダンマクのほうが手作り感があって、その分鬼気迫るものがありましたが、それはともかく来年このダンマクが必要になるのはおそらく浦和のほうでしょう。

でも「残留」のダンマクの前でダンスパフォーマンスっちゅーのはなぁ・・・

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2008.10.06

責任転嫁

ミスミス3失点、闘莉王負傷…浦和負の連鎖(スポニチ 08.10.6)

 「ある選手が優勝争いにビビっている。もっと自分を信じてほしい」。試合後、エンゲルス監督はメンタル面のもろさを指摘した。

|-`).。oO 優勝争いに最もビビっているのは選手ではないでしょうに・・・・

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【観戦記】千葉 3-2 浦和

 驚いたことに満足に練習もしていないはずの闘莉王がスタメン。前節堀之内が田原に徹底的にやられて、今度は巻にやられるんじゃないかとゲルトはびびったんでしょうなぁ・・・

 でもな、今年の浦和は特定個人に依存するサッカーから脱却することを目指したんじゃないのかなぁ??? ほんで唯一無二の得点源で、かつ浦和をこよなく愛するシトンを切ってエジを採ったんでしょ? でも結局組織的な崩し&守備は一向に完成をみないまま(一頃ゲルトが拘っていたポゼッション「のようなもの」も前節・今節とすっかりなくなってしまいましたね・・・)得点力・守備力が落ち、内容よりも勝ち点が大事な終盤戦に入ってとうとう「攻守ともに特定個人(しかも怪我人)に依存する」という、もはや何かの冗談としか思えない状態になってしまいました。申し訳ないが、こんな監督は即刻解任で結構。ギドが、ハラヒロミが、遠くはペトロがアップしている姿が目に浮かびます。

 しかもレギュラー陣の疲労は顕著。1点差に追いつきはしましたが終始相手に先手を取られ、動けないうえにミスも多くて前半のうちに勝負がついていてもなんら不思議はないお粗末な試合でした。

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
相馬-暢久--啓太-平川
--阿部-闘莉王-坪井-
-----都築-----

HT:高原→永井
61分:啓太→梅崎
87分:相馬→セル

-----巻------
谷澤---ミシェウ---深井
---下村--工藤---
青木良-ボスナー-池田-坂本
-----岡本-----

76分:ミシェウ→戸田
85分:深井→早川
88分:巻→レイナウド

 浦和の2得点はいずれも闘莉王が最前線に上がった時。火事場での「闘莉王大作戦」が依然として浦和の強力な武器であることを再確認した格好。早々と先制されて責任を感じたのか、これまた早々と闘莉王が前線に上がってエジとの連携でたちまち同点に追いついた1点目はお見事でした。

 しかし逆にいえば「闘莉王大作戦」に頼らなければ全く点が入る感じがしなかったのも確か。

 ボランチや右WBこそ選手をちょろちょろ入れ替えていますが、前目の選手はスタメン固定。そのツケが一挙に回ってきたような試合内容でした。とにかく動けません。しかも前半から動けない。これじゃ勝つのは難しいだろうと思いましたが、案の定の結果に。

 浦和はDF間でたらたらボールを回すものの、中盤も前線もボールを引き出すような動きがないのでボールを出すに出せず。下手に中盤で繋ごうとすると千葉の早い寄せにあって潰されるどころか、カウンターを狙われてしまいます。そこで前半はいきおい前線、ないし高い位置に張っている平川にロングボールを蹴りこむ場面が多くなってしまいましたが、これといったチャンスは作れず。特に平川は再三対面のSB青木ともつれあっていましたが、結局ほとんど勝てず。時折ポンテや暢久が個人技でプレスを交わして敵陣に迫りますが、セットプレーのチャンスを作るのが精一杯。そしてそのセットプレーのチャンスもほとんど決定機には繋がりませんでした。

 後半頭に高原→永井。高原の出来は良いとは言いがたかったけれど、怪我でもないのにハーフタイムに代えるくらいならそもそもスタメンを再考すべきでしょうに・・・しかも投入されたのがこのところ不調の永井。FWとしてはほとんど仕事らしい仕事はできず。

 2点目を取られてからゲルトは不振の極みにある啓太を下げて梅崎を投入。梅崎が左SH、阿部をボランチに上げて4-4-2にシフトしたように見えましたが、梅崎は完全に空回り、っちゅーかそれを支援すべき相馬が完全にお疲れで左サイドが攻撃の体をなさず。右サイドは平川が前半から不振でこれまたダメ。結局浦和は闘莉王大作戦で永井を右SHに回してようやく反撃の形を掴みましたが、得点は1点のみ。

闘莉王大作戦の効能は満身創痍で闘う闘莉王のFWとしての個人能力もさることながら、浦和の選手間で攻撃のベクトルが一致すること(=とりあえず闘莉王)。それまではいったいどう攻めるのかがさっぱり判らず、久しぶりに途中投入された梅崎もやたら動いているだけで、どう生かし、生かされるのかさっぱり見えてこないまま時間だけが過ぎました。

1点返してからゲルトが急にセルを入れたのはいったい何だったんでしょう??? 相馬を代えるならいくらでもその機会はあったでしょうに。

 ただこうだらだら攻撃について書いたけれども、敗因は攻撃じゃないんですな。3失点も喰らえば。

 立ち上がり、右サイドでの坪井の谷澤への応対もあんまりでしたが、そのクロスに対して左サイドから走りこんでくる深井がノーマークなのには失笑を禁じえませんでした。千葉の布陣は4-2-3-1。サイドの高い位置にいる谷澤、深井を浦和の3-4-1-2がどう見るのかと思っていたと思っていたのですがゲルトの解=5バックを敷く前に失点。

 その後相馬の位置をやや下げる(その代わりに平川の位置が高い)ことで前半はなんとかバランスを維持していましたが、後半は浦和の抱えるもう一つの弱点=ボランチがやられた結果に。2失点目はミシェウのパスを受けて浦和CB陣を交わした深井を褒めるべきかもしれませんが、それ以前に啓太がミシェウに交わされて前を向かれたところで勝負あり。啓太は長期離脱から復帰したものの、そのパフォーマンスは酷いもの。連戦で細貝も調子を落としており、他に頼るべき選手がいないので啓太を仕方なく出していますが、かつてのようなハードワーク、かつてのような粘り強さはすっかり消えうせてしまいました。ボランチが相対的に弱いことは開幕当初から明らかで、中断期間の補強が当然視されたものの結局補強はなし。日程の厳しい終盤でそのツケがしっかり回ってきました。

 3失点目は坪井の凡ミスから。坪井も疲労が蓄積しているのでしょう、この日は凡ミスが目立ちました。右サイドでボールを奪われて中央でミシェウがフリー。ボランチはどこ行っちゃったんでしょう??? 闘莉王が直接ミシェウと対峙するものの、タイミングを見計られてしっかりゴール隅にぶちこまれていしまいました。

 攻撃同様浦和の守備も個人能力に依拠=1対1で負けないことを前提にしている部分が多いのですが、疲労蓄積でミスが多くなると組織的なカバーが不得手な分、どうしても守備に穴が開きがちに。

 選手は選手で必死にもがいている。だから負けて頭を下げている選手を責める気は全くしない。でも完敗は完敗。だから拍手もしない。

 もはや一朝一夕にはどうにもなりません。いままでのやり方が攻守とも行き詰まっている以上、ダメ元で選手を大胆に入れ替えるくらいしか手はないと思いますが、それはナビスコの大惨敗の再現でしかないような気もします・・・

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2008.10.05

(メモ)千葉3 ‐2浦和

(スタメン)なんと闘莉王スタメン!堀之内・細貝がベンチに回って平川がスタメン。暢久ボランチか?

またサブに攻撃的な選手を四人も入れてる。笑うしかない。

(前半)立ち上がり一人倒れている隙に簡単に右サイドを崩され、左サイドから走ってきた深井に易々と先制を許す。

浦和は全く動けない。エジがボールを奪い返して、早くも前線に残っていた闘莉王が同点弾を放ったがそれだけ。

動かない選手どうしでだらだらボールを回しても、前からプレスをかけてくる千葉に狙われるだけ。

いきおいロングボールに頼るか、個人技でプレスを交わして独力でボールを前に運ぶかしかない。

千葉もミスが多く、30分くらいからプレスもかからなくなってきたので浦和が押してはいるがシュートにいたらず。

千葉は巻を封じられて形ができないが、セットプレーと左サイドからのクロス→巻で決定機二回。

やや千葉ペース。

(後半)頭から高原→永井。しかも永井はFWとして機能せず。

浦和は動けない上にミス続出。啓太がミシェウに競り負けてバイタルエリアで前を向かれてまたも後半早い時間帯に失点。

さらに坪井の凡ミスで右サイドを破られ、中央でどフリーのミシェウに叩きこまれる。

ゲルトは啓太→梅崎で阿部をボランチに上げ4−4−2で反撃するが焦るばかりで全く効果なし。

闘莉王大作戦でエジが一点を返しただけ。前半で勝負がついても不思議はない試合だから一点差にまで追い付いたのは凄い!(苦笑)

負けているのにロスタイムになってようやくセルを投入するゲルト。勝たないといけない試合なのに負けることを心配してるゲルトにはほとほと愛想が尽きる。

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こってりらーめんなりたけ@本八幡

 JR総武線・本八幡駅北口から徒歩2分ほど。東京三菱銀行の裏。

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 日曜夕方に往訪(ぶっちゃけ歴博の帰り)。入り口の券売機で「しょうゆらーめん(650円)」を購入。他に味噌もあって、しょうゆ・味噌ともに各種トッピングを揃えていました。

 巨大なコの字型カウンターを有する店ですが、かなりの人気店のようで後ろの椅子で若干(といっても回転が良くて5分足らずですが)待たされました。水はセルフで、常連さんは席を案内されるや否や各自水を汲んでから席に着きます。

 席に着いて食券を渡すと脂の量を聞かれましたが、初めての店なので「普通」に。「あっさり」とか「ギドギド」といったオプションがあります。「スープが濃いと思われる方は調整用のスープを加えますので遠慮なく申し出てください」との旨の張り紙も。

Naritake_2008_2

 一見したところではどこにでもある背脂系らーめんのように見えますが、ここは背脂の量が凄まじい。スープというよりは背脂に麺やモヤシ、メンマ、そして刻みネギが浸かっているようなものです。それでいて思いのほか脂っぽくもなく、しつこくもないというのはかなり下処理が上手いんでしょう。また格段塩辛いとも思いませんでしたが、さすがに食後の舌のヒリヒリ感、渇水感はしっかり残ります。

Naritake_2008_3

 麺は太麺ストレートながら意外にもややもちもちっとした食感で堅くもなく、柔らかくもなく。スープにぎりぎり合っているかなぁ・・・

 巨大でペラペラのチャーシューは味わう間もなく、ボロボロに崩れて背脂の中に埋没してしまいました。

 ラーメンの性格上か、客のほとんどが30代以下のように見受けられましたが、カップルはおろか子供連れが2組も。子供の将来が案じられてなりません。

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2008.10.04

【展望】08年第28節千葉戦

ミラー新監督を迎えて以来急激にチーム状態が良くなり、鹿島や名古屋といった上位チームにも勝ってついに自動降格圏から脱出した千葉。TVで千葉vs名古屋@フクアリを生観戦しましたが、5月に埼スタで「鳥かご」の憂き目にあったトホホっぷりはすっかり消えうせ、それどころかホームの声援を受けて名古屋に対して積極的に前に出て闘っていました。続く京都戦では必ずしも内容は芳しくなかったようですが、アウェーを守備的に闘って、かつ数少ないチャンスを決めて勝ち点3をモノにする勝負強さを見せたようです。

監督を変えるとともに選手も積極的に補強していましたが、新外国人ミシェウがそこそこ当たりだった以外はどいつもこいつも微妙な実力の持ち主。従ってかつて東京Vがエジムンドを補強して残留を成し遂げたとは全く異なり、完全に監督の能力による降格ライン脱出劇で(まだ脱出が決まったわけではありませんが)、05年の「シャムスカ大分の奇跡」を彷彿させるものがあります。

どういう伝手で千葉がミラーを連れてきたのかは判りませんが、千葉や大分を見ると監督の重要性を改めて思い知らされます。「チーム事情に通じている」といった理由で安易に内部昇格させたり、さしたる必然性もなく従前指揮を取っていた監督を呼び戻したりすると大抵碌な結果にならない(たぶん無数の例外もあるんでしょうが・・・)と。

闘莉王不在を見越して投入した田原が大当たりした京都戦。千葉には同タイプの巻がいます。練習も満足にできない闘莉王が中3日で出場するのは難しいでしょうが、ゲルトはどうするんでしょうね(冷笑)。

ミラー監督は乏しい戦力にも関わらず、また目先の勝ち点が是非とも必要な立場にも関わらず、大胆にも前目の選手をちょろちょろ入れ替えているのが目を惹きます。この辺はターンオーバーの本場リバプール仕込みなんでしょうか?

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<第27節:京都 0-1 千葉>

--新居----巻---
-----ミシェウ-----
-戸田--下村--工藤-
青木良-ボスナー-池田-坂本
-----岡本-----

64分:ミシェウ→深井
82分:新居→レイナウド
86分:戸田→斉藤

得点:67分工藤

<第26節:千葉 2-1 名古屋>

-----レイナウド----
工藤---ミシェウ---深井
---下村--工藤---
青木良-ボスナー-池田-坂本
-----岡本-----

40分:青木良→早川
72分:ミシェウ→戸田
79分:深井→巻

得点:47分谷澤、48分深井

<前回:浦和 3-0 千葉>

--苔口---レイナウド--
-ミルコ-工藤--下村-
-----中島-----
青木良-池田-ボスナー-斉藤
-----立石-----

53分:中島→米倉
59分:フルコビッチ→伊藤
74分:池田→新居

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【移転】双六@戸田公園

 JR埼京線・戸田公園駅からオリンピック道路を東へ徒歩10分強。途中中仙道を横切ってさらに進むので遠く感じると思います。川口からはもちろん自転車の距離範囲。線路を越えるのが面倒ですが。

Sugoroku_2008_1

 平日の昼に往訪。開店直前に到着したのでまだシャッターが降りていましたが、シャッターの前に暖簾が出ているのはまさに準備中を示しているのでしょうか。開店前にもう一人来て、開店後にさらに一人。

 汁なし坦々麺(800円)を注文。昼はライス一杯が無料。カウンターのみ6席と非常に小さな店で、当然ながら若い店主が一人で切り盛りしており、ライスはもちろん冷水もセルフ。禁煙なのは嬉しい配慮。

Sugoroku_2008_2

 「よくかき混ぜてから食べてください」とのアドバイスに従ってこねこね。麺はやや太めの縮れ麺で心持ち柔らかめ。汁なしといってもそこそこスープ(というよりタレに近いか)が入っているので飛び跳ねには要注意。麺が赤く染まったところで一口、二口食べてみると真っ赤な見た目に反して辛さ控えめ。そこでラー油を2杯投入。

Sugoroku_2008_3

 辛めの肉味噌と万能ネギ、キャベツに赤唐辛子のみならず幾多もの香辛料を加えているためか、坦々麺がずいぶんエスニックな味わいに変わってしまったような気がしますが、他に類を見ないピーナッツというトッピングも相まって、そのオリジナリティーゆえ半分くらいまではぐいぐいと食べ進められます。

Sugoroku_2008_4

 ただ何だかんだ言っても味が強すぎるためかな、急速に飽きがきます。そこで助けになるのが無料のライス。余っているひき肉と一緒にライスを食べると美味いんだな、これが。ただその味は「陳麻飯」にそっくりだと思ったのはナイショ。総じて単体で食べるよりもライスのおかずとして食べるほうが完成度が高いような気がします。ただそうなるとライスが無料じゃないと価格的に辛くなりますね。

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 隣のオッサンは鶏塩らー麺と餃子を食ってました。こんな小さな店で全く違うタイプのラーメンを一人でこしらえるのは大変だと思いますが・・・

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2008.10.03

駒場の終焉

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来年からシーチケに駒場開催分は含まれず、優先購入券に変更。

降格もステージ制覇も見届けてきたこの座席、この角度から浦和の試合を見るのもこれで最後かと試合前はちょっと感傷的になりましたが、浦和は美しい思い出(いや、むしろほろ苦い思い出か・・・)を胸にしまって駒場に別れを告げるべき時なのでしょう。

もともと弊ブログは「浦和が駒場死にチケ問題に対して有効な策を打ち出せないのなら駒場開催廃止」という立場でしたが、先の京都戦を見るともはや「死にチケ」は問題の一つでしかありません(今回の死にチケもソールドアウトにも関わらず観客16,000余と酷いものでしたが・・・)。

05年くらいからもう駒場はホームではないと感じはじめ今年春のナビスコ京都戦でもその思いを新たにしたつもりでしたが、もはや駒場特有の緊張感、熱気、興奮、絶叫、野次、怒号、時折起こる赤サポ同士の喧嘩等々、浦和を浦和たらしめた諸要素はすっかりなくなってしまいました。それは駒場全盛期を知らない世代が増えていることを映し出したものかもしれませんし、駒場シーチケ保有者の高齢化も無関係でないような気もしますが、これが駒場に別れを告げるべきだと考える最大の要因です。

おまけに酷いピッチ状態。なんでこうなってしまったのかは全く判りませんが、ホームチームが慣れないピッチ状態に苦しめられるって絶対にあってはいけないこと。

黎明期を支えていただいた旧浦和商工会への謝意として少数ながら駒場開催を残してあるものと推察しますが、もはや駒場開催はトップチームを勝たせるという点ではもはや何一つ良いことがありません。

老朽化問題も浮上したことですし、来年の藤口社長の課題はトップチームの駒場開催に幕を引くことだと思います。

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2008.10.02

埼玉優勝!@大分国体・サッカー女子

大分国体・サッカー女子で埼玉が兵庫(=TASAKI)を2-0で破って優勝しました! 埼玉はサッカー女子初優勝とのこと。

埼玉といっても浦和レッズレディースの単独チーム。写真には手前から森本・岩倉・こず様・エリの面々の喜ぶ姿が確認できます。エリがはしゃぎすぎてこず様バンザイできず(笑)

出場メンバー等はペルーレサポのサイトで確認できます。

浦和はプロ契約の選手(山郷・柳田・安藤・矢野)が国体には出場できない上、レギュラー陣の北本や土橋も欠いているので実質1.5軍。MF竹山はなんとジュニアユースの選手です。

この面子でフルメンバーのTASAKIを破ったのですから天晴れ、天晴れ。

長期離脱から復帰したばかりの窪田・庭田が得点! 完封ですから普段は出場機会のないGK小金丸・CB笠井も活躍したのでしょう。サブメンバー中心の国体での優勝はチーム力が上がっていることの何よりの証拠。

昨年までなら国体といえば党首の見せ場だったんですが、決勝は出場機会なしですが・・・orz

なお、埼玉優勝についてレッズレディースオヒサルで報告がないのは、浦和単独チームとはいえ浦和そのものではないという判断なのでしょうかね?

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【観戦記】浦和 2-2 京都

 闘莉王が浦和にとっていかに大きな存在であるか。そのことを再確認させられた試合でした。端的にいってしまえば、闘莉王が元気なら監督はいてもいなくても良いチームですね、今の浦和は。さらにいえば今の監督ならいないほうがマシかもしれませんが。

 闘莉王がいないと浦和の守備はたちまち安定を失ってしまう。特に相手にフィジカルの強いFWがいる場合は浦和の守備の不安定さが浮き彫りになってしまいます。この試合は田原と堀之内のミスマッチが顕著。田原にボールが入った時の京都の思い切った攻めに浦和は苦しめられ、一旦逆転に成功しながら後半早々と追いつかれてしまいました。

 前節名古屋戦では闘莉王が長期離脱するリスクを取って強行出場させたにも関わらず積極的に勝ち点3を取りに行かなかったことを弊ブログでは強く責めたつもりですが、闘莉王不在時の浦和の脆弱さを見るにつけ、その考えは間違っていなかったようです。

 攻撃が完全に行き詰まった終盤、ゲルトはついに名古屋戦以降練習すら満足にできない闘莉王を投入。前線に満足にボールが配給されないのに、それでも際どいシュートを2本放った闘莉王の頑張りには頭が下がりますが、このところ全くチャンスが与えられないベンチ攻撃陣は何を思う? そして怪我人を投入して結果が出ればまだしも、またしても引き分け。

 リーグ制覇が極めて厳しくなったことを実感させるに十分な残念な試合でした。

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---高原--エジ---
-----ポンテ----
相馬-細貝--啓太-暢久
--阿部-堀之内-坪井-
-----都築-----

63分:相馬→平川
68分:ポンテ→永井
78分:高原→闘莉王

-----田原-----
--柳沢----フェル-
中谷----------
---シジ--佐藤---
渡邊-水本-大久保-増嶋
-----水谷-----

26分:フェルナンジーニョ→安藤
HT:増嶋→角田

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 京都の布陣は3トップといってしまうにはフェルナンジーニョの位置が低いので、4-4-2とも4-5-1とも取れるものでしたが、いずれにせよ京都の前目3人を浦和の3バックが見る厄介な形。3-1から2点返されたナビスコ予選@西京極ほど徹底的にやられはしませんでしたが、京都は前線にボールが入ると後方からすかさず支援がやってきて、浦和は結局手数の多寡といった違いはあれ、同じような形で2失点を喫してしまいました。特に1失点目-堀之内が田原に競り負けて、田原が落としたボールを左SHの中谷に拾われる- は前半10分くらいにも同じような危ない形を作られていたので十二分に予兆しうるものでした。ゲルトは「相手がケガでひとり少ないときに集中力が足りなくて失点してしまった」とのコメントを残していますが、集中力に主因を求めるのはピンボケとしか言いようがないような・・・

 浦和は前半失点を喫するまで京都と中盤での潰しあいを演じていて、高原とのワン・ツーでエジがGKと一対一になったもののシュートはGKに防がれたのが唯一の好機だったくらい。しかし先制点を許してから両サイドから攻勢を強め、立ち上がり不振だったポンテも尻上がりに調子を上げてきて、距離のあるFKをエジがヘッドで合わせて同点。さらに右サイド深い位置でエジが粘ってポンテに繋ぎ、ポンテのクロスが高原に当たったという感じで高原が逆転弾。

 これで逃げ切ってしまうのが本来の浦和の姿なんですが、闘莉王不在の悲しさか、あるいは名古屋戦同様ゲームの入り方に問題があるのか、後半早い時間に同点に追いつかれてしまいました。前半の京都は前の3人+左SH中谷の4人だけで攻めていましたが、逆転された後半立ち上がりだけはやたら攻撃に人数をかけてきました。

 連戦の浦和は京都より先に足が止まって防戦一方。前半大活躍したものの、何度か削られたためか後半急速に消耗した相馬を代えるのは理解できますが、投入したのはなんと平川。勝たないといけない試合で平川・・・ ここで梅崎を使わずにどこで使う!!!

 さらに笑ったのはポンテ→永井で前線を3トップに変更したこと。永井が右からクロスを入れてエジ&高原に狙わせる狙いでしょうが、この交代で左SHみたいな位置どりを強いられた平川は完全に宙に浮いた格好になり、その後攻守とも何の役にも立たず。

 永井投入で浦和が主導権を奪い返すのには成功したものの、引き分けでもOKで引きこもり気味になった京都守備陣を崩すには至らず、ゲルトはついに闘莉王を投入。しかしパワープレーを仕掛けようにも最前線への配給役が永井・暢久と右サイドに偏っているためか、浦和は後方でだらだらボールを回して思い出したように放り込むだけ。シジクレイを擁する京都に対して単純な放り込みは効き目がないのでしょうが、さりとてボールを引き出すような動きもなければ、京都守備陣を撹乱するような動きもなく(坪井の攻撃参加が唯一か・・・)、それでも闘莉王が際どいシュートを2本放ったのは見事でしたが枠内を捉えることなく試合終了。まぁ止まっている選手同士でボールを回すだけで点が入ると思うほうがどうにかしてますわな。

 結果は残念だったけれども選手を責める気は全くしない。でも拍手するのは現状を肯定するようで嫌。試合終了時にはやり場のない怒り、憤りだけが残りました。

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2008.10.01

【展望】08年第26節京都戦

・一試合リーグ戦消化が少ない浦和。非常に相性が悪い名古屋とのアウェー戦を引き分けで凌いだ(?)のは順延されていた第26節京都戦に勝って初めて意味を持ちます。

・浦和は前節から中2日、京都は中3日と共に厳しい日程。但し京都は加藤監督が相手に応じて頻繁にフォーメーションを代えることと相まってスタメンもしばしば代えて来る(前節はフェルナンジーニョと角田がベンチスタート)のに対し、浦和は連戦にも関わらずスタメンをほぼ固定。それでもそれなりに結果を出していますが、このままではリーグ最終戦まで持たないのは昨年の経験から自明。名古屋と比べるとやや力が落ちる京都戦ではさすがにスタメンの入れ替えが複数人あると考えるのが自然だと思いますが・・・

・今年京都とは既に3戦して1勝2分けと負けてはいないものの、大苦戦の印象を受ける試合ばかり。4-0で大勝したリーグ戦第8節は田原の馬鹿げた退場劇があるまでむしろ京都に押され気味でしたし、それ以上に前半エジミウソンのハットトリックがありながら、後半3トップに変えてきた加藤采配の前に手をこまねくばかりでボコボコにされて同点に追いつかれたナビスコ予選第2節が強く印象に残っています。今にして思えば監督としてのゲルトの手腕が怪しげなのはこの試合で見え隠れしていたんですなぁ・・・

・続く駒場でのナビスコ予選では暢久の凡ミスで早々と先制され、梅崎の一撃で同点に追いついたものの、やはりパッとしない内容。

・但しこれまでの3戦は3、4月という早い時期に消化され、その後浦和はポンテが負傷から復帰、京都はフェルナンジーニョ・水本が加入とそれぞれキープレーヤーが変わっていますので、あまり参考にならないかも。

・前述のように加藤監督は相手に応じてフォーメーションを代え、しかも展開によっては試合中でもフォーメーションを代えて来ます。見ている分にはそれはそれで面白いのですが、言い換えれば「得意の型がない」ともいえ、一定レベル以上には強くならんだろうなぁという気も。案外ゲルトと加藤監督は似たもの同士なのかも。

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<第27節:京都 0-1 千葉>

---柳沢--西野---
中谷--------渡邊
---シジ--佐藤---
手島-水本-大久保-増嶋
-----水谷-----

65分:西野→田原
71分:中谷→フェルナンジーニョ
81分:手島→林

<第25節:京都 1-2 G大阪>

--フェル---柳沢--
---角田--佐藤---
中谷--------渡邊
-----シジ-----
-水本--増嶋--手島-
-----水谷-----

HT:角田→田原 *4-3-3にシフト
54分:中谷→林
72分:フェルナンジーニョ→宮吉

得点:23分 佐藤

<前回:京都 0-4 浦和>

--田原----柳沢--
-----徳重-----
渡邊--------平島
---佐藤--中山---
-手島--森岡--角田-
-----平井-----

70分:徳重→斉藤
79分:中山→林

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