犬山城~ごらんアウェー名古屋2008
リーグ戦名古屋戦はナイトゲーム。有り余る時間を生かすべく、愛知県北端の犬山まで出かけてきました。
商店街の先にちょこんを顔を出した犬山城。天守までは名鉄犬山駅から徒歩20分くらいでしょうか。
犬山城は1537年(天文6年)織田信康によってその基礎が築かれたとされ、江戸期になって成瀬正成が天守3、4階を増築。その当時の天守が現存していて国宝に指定されています。
犬山城天守は木曽川に面した丘陵上に建っていて、商店街から続く南側登り口は神社になっていました。
犬山城を取り囲む櫓はいずれも模擬。姫路城のように天守だけではなく、付属の櫓、門あたりまで現存していると城郭として一層価値があるのですが、事実上天守だけっちゅーのはちょっと寂しい。もっとも犬山城は独立した藩の城ではなく、あくまでも尾張藩の付家老であった成瀬氏の居城に過ぎないので、あんまり派手派手しくなりようがありませんが。
二重櫓の上に望楼を乗せた典型的な望楼型天守。3重4階、地下1階。3階にちょっこんと唐破風が付いています。向かって右側には付櫓も。
でも国宝の天守にしては安っぽい入口・・・石垣を開口した地下から天守に入ります。
天守から見た木曽川 。木曽川河原から見た犬山城の姿を写真等でよく目にします。
犬山城はもともと成瀬家の個人所有の城として知られていました(濃尾地震で天守の一部や櫓・城門などがこわれたため、1895年に城の修復を条件に旧犬山藩主成瀬正肥に無償で譲渡)。2004年に財団法人犬山城白帝文庫に移管されましたが、天守内は成瀬家関連の資料が多く展示されています。
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