« 【展望】08年第26節京都戦 | トップページ | 埼玉優勝!@大分国体・サッカー女子 »

2008.10.02

【観戦記】浦和 2-2 京都

 闘莉王が浦和にとっていかに大きな存在であるか。そのことを再確認させられた試合でした。端的にいってしまえば、闘莉王が元気なら監督はいてもいなくても良いチームですね、今の浦和は。さらにいえば今の監督ならいないほうがマシかもしれませんが。

 闘莉王がいないと浦和の守備はたちまち安定を失ってしまう。特に相手にフィジカルの強いFWがいる場合は浦和の守備の不安定さが浮き彫りになってしまいます。この試合は田原と堀之内のミスマッチが顕著。田原にボールが入った時の京都の思い切った攻めに浦和は苦しめられ、一旦逆転に成功しながら後半早々と追いつかれてしまいました。

 前節名古屋戦では闘莉王が長期離脱するリスクを取って強行出場させたにも関わらず積極的に勝ち点3を取りに行かなかったことを弊ブログでは強く責めたつもりですが、闘莉王不在時の浦和の脆弱さを見るにつけ、その考えは間違っていなかったようです。

 攻撃が完全に行き詰まった終盤、ゲルトはついに名古屋戦以降練習すら満足にできない闘莉王を投入。前線に満足にボールが配給されないのに、それでも際どいシュートを2本放った闘莉王の頑張りには頭が下がりますが、このところ全くチャンスが与えられないベンチ攻撃陣は何を思う? そして怪我人を投入して結果が出ればまだしも、またしても引き分け。

 リーグ制覇が極めて厳しくなったことを実感させるに十分な残念な試合でした。

----------------------------------------

---高原--エジ---
-----ポンテ----
相馬-細貝--啓太-暢久
--阿部-堀之内-坪井-
-----都築-----

63分:相馬→平川
68分:ポンテ→永井
78分:高原→闘莉王

-----田原-----
--柳沢----フェル-
中谷----------
---シジ--佐藤---
渡邊-水本-大久保-増嶋
-----水谷-----

26分:フェルナンジーニョ→安藤
HT:増嶋→角田

----------------------------------------

 京都の布陣は3トップといってしまうにはフェルナンジーニョの位置が低いので、4-4-2とも4-5-1とも取れるものでしたが、いずれにせよ京都の前目3人を浦和の3バックが見る厄介な形。3-1から2点返されたナビスコ予選@西京極ほど徹底的にやられはしませんでしたが、京都は前線にボールが入ると後方からすかさず支援がやってきて、浦和は結局手数の多寡といった違いはあれ、同じような形で2失点を喫してしまいました。特に1失点目-堀之内が田原に競り負けて、田原が落としたボールを左SHの中谷に拾われる- は前半10分くらいにも同じような危ない形を作られていたので十二分に予兆しうるものでした。ゲルトは「相手がケガでひとり少ないときに集中力が足りなくて失点してしまった」とのコメントを残していますが、集中力に主因を求めるのはピンボケとしか言いようがないような・・・

 浦和は前半失点を喫するまで京都と中盤での潰しあいを演じていて、高原とのワン・ツーでエジがGKと一対一になったもののシュートはGKに防がれたのが唯一の好機だったくらい。しかし先制点を許してから両サイドから攻勢を強め、立ち上がり不振だったポンテも尻上がりに調子を上げてきて、距離のあるFKをエジがヘッドで合わせて同点。さらに右サイド深い位置でエジが粘ってポンテに繋ぎ、ポンテのクロスが高原に当たったという感じで高原が逆転弾。

 これで逃げ切ってしまうのが本来の浦和の姿なんですが、闘莉王不在の悲しさか、あるいは名古屋戦同様ゲームの入り方に問題があるのか、後半早い時間に同点に追いつかれてしまいました。前半の京都は前の3人+左SH中谷の4人だけで攻めていましたが、逆転された後半立ち上がりだけはやたら攻撃に人数をかけてきました。

 連戦の浦和は京都より先に足が止まって防戦一方。前半大活躍したものの、何度か削られたためか後半急速に消耗した相馬を代えるのは理解できますが、投入したのはなんと平川。勝たないといけない試合で平川・・・ ここで梅崎を使わずにどこで使う!!!

 さらに笑ったのはポンテ→永井で前線を3トップに変更したこと。永井が右からクロスを入れてエジ&高原に狙わせる狙いでしょうが、この交代で左SHみたいな位置どりを強いられた平川は完全に宙に浮いた格好になり、その後攻守とも何の役にも立たず。

 永井投入で浦和が主導権を奪い返すのには成功したものの、引き分けでもOKで引きこもり気味になった京都守備陣を崩すには至らず、ゲルトはついに闘莉王を投入。しかしパワープレーを仕掛けようにも最前線への配給役が永井・暢久と右サイドに偏っているためか、浦和は後方でだらだらボールを回して思い出したように放り込むだけ。シジクレイを擁する京都に対して単純な放り込みは効き目がないのでしょうが、さりとてボールを引き出すような動きもなければ、京都守備陣を撹乱するような動きもなく(坪井の攻撃参加が唯一か・・・)、それでも闘莉王が際どいシュートを2本放ったのは見事でしたが枠内を捉えることなく試合終了。まぁ止まっている選手同士でボールを回すだけで点が入ると思うほうがどうにかしてますわな。

 結果は残念だったけれども選手を責める気は全くしない。でも拍手するのは現状を肯定するようで嫌。試合終了時にはやり場のない怒り、憤りだけが残りました。

|

« 【展望】08年第26節京都戦 | トップページ | 埼玉優勝!@大分国体・サッカー女子 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17585/42656377

この記事へのトラックバック一覧です: 【観戦記】浦和 2-2 京都:

« 【展望】08年第26節京都戦 | トップページ | 埼玉優勝!@大分国体・サッカー女子 »