犬山城下~ごらんアウェー名古屋2008
犬山城の項でも触れたように、犬山は独立した藩ではなく(犬山藩が成立したのは明治新政府が成立してから)あくまでも尾張藩の附家老成瀬氏の支配地に過ぎなったので、「城下町」といってしまうのはちょっと微妙な感じがしますが、それでも国宝犬山城を見に来る観光客を町内に回遊させるべく、街づくりを進めています。
旧礒部邸。江戸期の建築様式を持つ木造家屋で、間口が狭く奥行きが深い典型的な町家の作り。上に凸と張り出した屋根が特徴的ですが、これは「起り(むくり)屋根」というそうです。
ただ残念ながら江戸期・明治期の家屋がそのまま残っているところはそんなになくて、多くは現代家屋の外観を昔風に改装した感じ。上写真は地元のミニFM局。朝早くからオンエア中でした。
犬山で見ておくべきなのは「犬山祭」で街中に繰り出す車山(やま)の数々。上写真は犬山市文化資料館に展示されたものですが、これ以外にも「どんでん館」に4両あるそうです。犬山の車山は3層構造。最上部にからくりが仕込まれているとのこと。
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