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2008.11.30

【閉店】銀の水@川口北園

 柳崎交番交差点右入ル。川口市内といっても東浦和駅が近いくらいの北端。祝日の昼に往訪。先客ゼロ、後客4。

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 ラーメン屋を掲げていますが、どちらかというと街の中華料理屋的な外観で、メニューも炒め物やご飯類が豊富。

 ラーメン単体だと500円と破格に安く、その分量が少ないのかなとも思って半チャーハンがついたチャーハンセットを注文。でもセットにしても720円と安い!

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 店内はL字型カウンターのみ、但し店内は奥行きがあります。全部で15席ほど。

 厨房にがオヤジ一人、アシスタントの女性は娘さんかなぁ???

 チャーハンがあっという間に出てきて、ラーメンもさほど間をおかずに登場。

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 スープは雑味が一切なく、透明度の高いあっさりした醤油味(鶏がらベース?)。柚子が少々効いています。麺は細めの平打ち縮れ麺。やや堅めでスープとの相性は抜群。具はモモ肉チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔と至ってありきたりですが、これといった個性はない反面上手くまとまっていて、街の中華料理屋然とした外観を良い意味で裏切るレベル。量は特に少ないということはなく、これで500円なら超お値打ちものでしょう。

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 チャーハンほうはちょっとべっとりしていてご家庭のそれっぽくてイマイチだったので、次は他のラーメンを試して見ます。

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【観戦記】08年第33節:G大阪 1-0 浦和

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 とうの昔に求心力は失われ、かつ既に解任が決まっている監督にだらだらと指揮を取らせたところで何も良いことはありません。

 そんな悲惨な状況下でも選手達はプロですから、試合になれば本能的に闘争心を掻き立ててなんとか相手を倒そうとするでしょう。でも、組織的な動きが見られないチームはいくら個々人が頑張ってもたかが知れています。おまけにただでさえ攻守のバランスが悪くて、まさに砂上の楼閣に等しいチーム状態であるにも関わらず、満足に動けない選手が再三気まぐれに攻撃参加していては攻守のバランスなんて保てるはずがありません。

 前半終了間際に山崎が退場になったために、後半立ち上がりから半ばまで浦和が一方的に攻めましたが、その時間帯ですら決定機は僅少。それ以外の時間帯はカウンターから大ピンチになった局面は何度もありましたから、本来2-0、ないし3-0で負けていた試合を運良く1-0で凌いだ、それくらい絶望的な試合だったと思います。

 監督解任決定後も指揮を採り続けると判ってから、残り試合は浦和の死に様を見届ける場になるだろうと覚悟はしていましたが、ある意味実に見事な死に様でした。起死回生の可能性を一片も感じさせない、誠に天晴れな死に様。一縷の生還の望みすらあざ笑うかのように繰り広げられる失態の数々。

 生きながらにしてして死んでいる浦和を埼玉スタジアムでもう一度見る。それは浦和の盛大な葬式そのものなんでしょう。

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-----エジ-----
達也---ポンテ--セル
---啓太--細貝---
阿部-闘莉王-坪井-平川
-----都築-----

73分:達也→梅崎

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-----山崎-----
遠藤---ルーカス--佐々木
---橋本--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

84分:佐々木→武井

 長期的な展望を立てる必要すらなくなって(っちゅーか、もともとそんなものを持ち合わせていないのでしょうが)、ある意味やりたい放題状態のゲルトは、またも4-2-3-1の形だけ固執してメンバーを入れ替える策を敢行。前回清水戦からのメンバー変更は相馬に代えてエジ。闘莉王をCBに下げて細貝をボランチに据え、右SBに平川を据えたのはいいのですが、左SBはなんと阿部。一応代表でテストされているので阿部個人としては全くの素人ではないですし、札幌戦以来試行錯誤を続けた中では最もマシだろうと思われましたが、やはり練習していないものは機能しようがなく、現実の厳しさを思い知らされるだけでした。

 ACL優勝を成し遂げたのと引き換えに疲労困憊でズタボロのガンバ。まるで「浦和のように動けない」ガンバ。こんなに酷い状態のガンバを見たのは久しぶりで、浦和はいつものようにガンバに中盤を制圧されることもなく、むしろ出足の悪いガンバを尻目に前半からポゼッションで優位に立ちはじめます。

 ただこの「ポゼッション」というのが曲者。浦和は文字どおりボールを持っているだけで、全くガンバの守備陣をこじ開けることができません。ボールポゼッションがなんら試合支配に繋がらない典型。サイドの縦のポジションチェンジがない、前目に攻撃陣を多く配置しただけの「なんちゃって4-2-3-1」が通用するのはやはり札幌だけですね。チャンスは時折セルや達也が個人技で斬り込むくらい。止まっている選手の足元から足元へ、まるで「信号よし!」と指差確認しながらゆるゆるとボールを繋ぐだけ。思い出したようにサイドチェンジするのは良いのですが、相手の手薄なサイドにボールを振ったところで今度は中が薄い。

 またそれ以前に攻守の切り替えが遅いのが致命的。常に相手の守備陣形が整ってから攻めている按配で、これでは相当連携を深めないとなかなか相手を崩せません。

 で、膠着状態を打開すべく闘莉王が再三最終ラインから攻撃参加。残念ながらこれは自殺行為そのものでした。攻撃参加が実を結ぶよりも、攻守のバランスが崩れてカウンターを食らう危険が高まる可能性のほうが遥かに高かったからで、シュートで終われずにカウンターを食らうだけならまだしも、攻め上がる途中でドリブルをカットされてカウンターを食らうという重営倉行きの失態すら散見されました。膝の状態が相当悪いのか、上がったら戻れないどころか肝心の守備ですら機能しているとは言いがたく、この日の闘莉王はとてもスタメンで使える状態ではありませんでした。ゲルトと闘莉王の蜜月。これが浦和を死に至らしめた一因であるのは間違いありません。試合終了後、セルの守備が緩慢なことについて都築と言い争いがあったそうですが、都築が真っ先にがなりつけるべきはセルではないでしょうに。

 闘莉王が攻撃参加した穴はボランチのどちらかが埋めていましたが、攻守の切り替えが遅いもので中盤に開いた穴を埋める選手がいない。従って相手のSB、特に加地が上がってくるとサイドで数的優位を確保して守ることができず、阿部が加地と1対1を強いられたあげく(酷い時は阿部が2人見ていることも・・・)にクロスを送られて大ピンチという場面が3度ばかりありました。本来ならそのクロスを闘莉王がなんとか弾きかえしているはずですが、そんな場面はほとんどなく・・・ この日の決勝点もそのパターン。むしろ1失点で済んだのは天佑だったとしかいいようがありません。

 それでも山崎が愚かにも露骨なハンドで2枚目のイエローをもらって退場になり、数的有利になった後半は阿部の攻撃参加が活発になって攻めに攻めたのですが、所詮「各駅停車」を乗り継いでいるだけの、緩急の「緩」しかない攻撃、相手に応対する時間をたっぷり与えている攻撃ではガンバクラスの相手には通用しません。ガンバは数的不利&動けないとはいえ、カウンターやセットプレーでなんとかすれば良いという方針ははっきりしていますから、浦和の攻撃をセーフティーファーストでひたすら凌いでチャンスを待つしぶとい戦いぶり。

 セルがドリブルで2、3人引きつけて頑張っているのは判りますが、回りと全く連動していないがゆえに相手守備陣に穴を開けられないのがなんとも歯がゆい。なんか新加入の選手が一人で張り切っているようにしか見えないんですが、チーム全体に共有された攻撃の形・意図がないのですからセルの責めに帰することはできません。

 そしてかろうじて浦和優勢の礎となっていた「数的優位」が、エジの愚行でパーになってからは浦和は死を待つばかり。達也→梅崎でセルをFWに上げた采配はまずまずでしたが、やはり決定機を掴むには至らず(梅崎が自分で撃てそうな局面でクロスを選択してしまうのには参りましたが・・・)、最後はガンバの狙い通りカウンターに屈してしまいました。これほど強さを感じないガンバに事実上惨敗を喫してしまう浦和はもはや屍そのもの。

 勝たないと優勝どころか、3位すら危うくなるにも関わらず、交代は結局達也→梅崎のみ。勝ちに行くなら啓太や平川を代えて攻撃的な選手を入れる手はあったはずですが、脳死状態のゲルトにそんなことが思いつくわけもなく・・・っちゅーか、3位を確保することすらもはや義務ともなんとも思ってないのでしょう。

 社長はもはや来季のことしか関心がなく、弱化本部長は事実上更迭、解任された監督はお気楽モードで勝手気ままに暴走。せめてチームキャプテンがしっかりしてくれれば良いのですが、暢久はなぜかスタメンから外され(まぁ元々危機管理を期待できるキャプテンではありませんが・・・)、代わりに監督の絶大な信認を受けてキャプテンマークを巻いている選手はバランスもへったくれもなくこれまた勝手気ままに暴走。

 戦力がリーグ平均以下だった90年代よりも深い闇が今の浦和を包み込んでいます。

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2008.11.29

【閉店】いけ麺@神田

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 神田駅東口。中央通りを渡って徒歩5分弱。神田の飲食店街から外れた、やや人通りの少ない商売には不向きなところに立地。

 平日夜に往訪。先客5、後客ゼロ。6席ほどのカウンターと2人掛けのテーブルが3卓。店内でテレビ放映。2時まで禁煙。

 味噌やつけ麺もありましたが、基本のラーメン(650円)を注文。

 厨房には夫婦とおぼしき2人だけ。オヤジはイケメンというわけでも・・・暇な時間帯のせいか、常連客とカウンター越しにずっとご歓談。

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 さほど待つこともなくラーメンが出てきました。

 スープは鶏基調(若干煮干を感じます)の古典的な雑味のないあっさり醤油味。表面に脂が多めに浮いていますがさほど気にならず。やや塩辛めで飲むにはちょっとしんどい。

 麺は細めの縮れ麺。やや平打ちに近い感じでスープとの相性は問題なし。

 他にメンマ、海苔、刻みネギ、それに薄いバラ肉チャーシューが2枚ほど。

 特段可もなく不可もなく。

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2008.11.28

【展望】08年第33節G大阪戦

・ACL敗退後に「年内一杯はゲルト支持」を明言しながら、早々と次期監督候補を物色していることが明るみに出る始末。

・そして今季一杯でのゲルト解任を通告しないまま、次期監督候補が現地視察を続けるという異常事態に耐えかねたのか、残り2試合でようやくゲルトを解任。

・しかも、残り2試合は代行監督を立てるわけではなく、ゲルトが引き続き指揮。

・この残り2試合は選手にとって、そしてファン&サポーターにとってどういう意味があるのでしょうか?

・「(残り試合を)無駄にすれば来季も同じ事を繰り返すぞ」と長大ダンマクで訴えたはずですが、フロントは全くの「捨て試合」を選択した模様。それならせめて岡野や内舘の送別の場として活用してもらいたいものです。

・G大阪に二川ら怪我人が出ているとか、水曜の天皇杯(磐田 1-3 G大阪@ヤマハ)から中2日だとか、幾ばくかG大阪にも不安材料はありますが、それ以上に浦和が壮大な自爆行為を繰り返しているので大した慰めにもならず。

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<第32節:川崎 4-0 G大阪>

--ルーカス----播戸--
-安田------佐々木
---橋本--明神---
下平-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

61分:安田→倉田
73分:藤ヶ谷→松代
75分:明神→武井

<ACL決勝第2戦:アデレード 0-2 G大阪>

-----ルーカス-----
二川---遠藤--佐々木
---橋本--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

58分:佐々木→山崎
65分:安田→下平

<前回=ACL準決勝第2戦:浦和 1-3 G大阪>

---ロニー---ルーカス---
-遠藤------二川-
---橋本--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

HT:ロニー→佐々木
71分:安田→山崎
90分:ルーカス→播戸

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2008.11.27

明治村(5・了)~ごらんアウェー名古屋2008

明治村(4)から続く)

明治村って、人がそこそこ集まる場所の割には食事処が少ないような感じがします。大規模なものは2丁目に「明治村食堂」がある他、5丁目に「洋食屋浪漫亭」があるくらい。

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こちらは1丁目の「大井牛肉店」。岸田伊之助が1887年(明治20年)頃牛肉販売と牛鍋の店として建てた店で、館内で牛鍋を賞味できます。ただ安いコースでも4000円もするのでおいそれは行きません。

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そこで重宝するのが各所に出ている屋台。大井牛肉店横では、明治時代にベストセラーになった小説「食道楽(しょくどうらく)」で紹介している材料・調理法を再現したコロッケが売られていました。

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しっかり肉が詰まっている上に、ややジューシーな味わいがグー!同じく「食道楽」のレシピを活用したカレーぱんやソーセージドッグ等も園内で売られていました。

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明治村から名古屋へ戻り、試合開始前の腹ごしらえに「山本屋総本家」へ。「山本屋」というと大抵の赤サポは名古屋駅前地下街の「山本屋本店・エスカ店」に行かれるかと思いますが、あそこはいつもやたら混んでいる上に、観光客向けになんだかんだとオプションを付けて単価を上げているんでワシ的にはあんまり好きではありません。とはいえ、キックオフまであんまり時間もないので今回は駅横の名鉄百貨店内にある「山本屋総本家」にしました。

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お約束の「煮込みうどん定食」。山本屋本店エスカ店だとおかわり自由の漬物が出てきたかと思いますが、ここはそういうものは一切ありません。でもかえって落ち着いていていいんじゃないかなぁ・・・ 「本店」と「総本家」の味の違いが判るほど頻繁には食っていないので、その辺はご容赦(まぁ濃厚な味噌味が全てを支配しているので大差がないといってしまっても差し支えないでしょうが・・・)。ただいつもは1.5人前を頼んでいるので、1人前だとちょっと量が少ない感は否めませんでした。

(了)

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2008.11.26

岡野&内舘、契約満了

久しぶりに出場機会を得たナビスコ杯では衰えを隠せず、その後ベンチ入りも難しくなった岡野・内舘の両ベテラン。ユース組を大量に昇格させて来年は思い切った世代交代を図ることが明らかになり、両ベテランはおそらく今季限りだろうと予想はしていましたが、いざ正式発表となるとやはり寂しいものです。スポーツ紙の「新聞辞令」が出る前に、公式サイトからお知らせがあったのは両ベテランへのせめてもの気遣いでしょう。

駒場を疾走する岡野。降格決定後チームメイトに電話をかけまくった岡野。ギドの要請に応えて神戸から戻ってきた岡野。

下積みが長かったもののオフトによって突如才能を見出された内舘。ナビスコ杯を高々と掲げた内舘。ファン・デルサールを震撼させた内舘。

2人にまつわる話をし始めると止め処がありません。

岡野は現役続行、内舘は去就未定のようですが、まずはお疲れ様でした。

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明治村(4)~ごらんアウェー名古屋2008

明治村(3)から続く)

最も奥にある5丁目はなぜか治安関連の施設が固まっています。

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東京駅警備巡査派出所。丸の内側の駅前広場にあったとのことですが、赤煉瓦・白帯・玄関上のアーチ型の庇等、東京駅のデザインをそのままパクッた風。

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宮津裁判所。宮津といってもピンと来ない方がほとんどかと思いますが、京都府北部の日本海に面した小さな街です。裁判所も上級審になると洋風煉瓦造だったそうですが、田舎の地裁だと小学校と大して変わりませんな。ただ本来はH型の左右対称形。明治村にはその右翼部分が移築されたそうなので、もともとはもうちょっと威風堂々としていたのでしょう。下写真は刑事裁判の模様。

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金沢監獄中央看守所・監房。実刑判決が下るとここにぶちこまれます。中央看守所から5つの監房が扇型に並んでいました。

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囚人が東野某にそっくりな気がしてなりません・・・

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明治村の最も奥にあるのが帝国ホテル。中央玄関部分だけが移築保存されています。大谷石を多用した重厚な造りですが、天井が低くてなんとこれで三階建て。映画「スパイゾルゲ」のロケ地にもなったとのこと(映画の出来はアレでしたが・・・)。

本来はここでまったりしたかったところですが、ぼちぼちキックオフの時間を気にしないといけない時間帯になってしまいました(^^; 

園内周遊バスで入り口へ戻りましたが、同じような帰り支度の客が増えたと見えてバスは超満員。にも関わらず、運転手はいつも通り車窓から見える建物の解説をオヤジギャグをかましながらノンビリ進行なのであった・・・orz

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2008.11.25

レッズ応援宣言@鳩ヶ谷

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久しぶりに南鳩ヶ谷駅からSRに乗って出かけたところ、商店街に「レッズ応援宣言」なるフラッグがはためいていました。

周りをぐるりと川口市に囲まれて、歴史的には浦和とはほとんど縁のなさそうな鳩ヶ谷。どういういきさつで唐突に鳩ヶ谷商工会がレッズの応援を始めるようになったのか良く判りませんが、遥かに規模の大きい川口商工会議所は何をやっとるんでしょうか( ゚Д゚)ゴルァ

それはともかく、鳩ヶ谷は肝心の商店街がシャビーなんだよなぁ・・・

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明治村(3)~ごらんアウェー名古屋2008

明治村(2)から続く)

人造池である「入鹿池」に面した3丁目は2丁目とは対照的に人気が少なくて寂しげ。

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品川燈台。観音埼・野島埼に続いて明治3年に点燈された洋式燈台。観音埼・野島埼両燈台は関東大震災で倒壊してしまったので、この品川燈台がわが国最古の洋式燈台になります。品川といっても品川台場(第二台場)に建っていたそうで、港湾整備で第二台場が撤去された際に明治村へ移設されたとのこと。

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品川燈台駅から京都市電に乗って4丁目(名古屋駅)まで歩を進めます。京都は日本で初めて路面電車が走った街で、往時は北大路~九条、東大路~西大路といった京都の中心部を駆け巡っていました。

明治村は縦長というか奥が深いので、園内を駆け巡るバスや路面電車を適宜活用するとラクチン。

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宇治山田郵便局。木造平屋ながら銅版葺き。中央は円錐ドーム屋根で、おまけに左右に小ドームを載せた角塔を従えた随分と派手な外観ですが、これがなんと伊勢神宮外宮前の神域正面角地に建っていました。現在も明治村内で切手・ハガキの販売、郵便、貯金などの窓口業務を行っています。

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呉服座。いうまでもなく芝居小屋です。 大阪府池田市に建っていました。まぁ芝居小屋は先般「金丸座」を見てきたばかりなので、特にどうということもなく。

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半田東湯。「ゆ」の暖簾が見えますが、中には足湯が設けられていました。本来は左が男湯で、右が女湯ですが、足湯は女湯側に設けられており、もちろん混浴(笑)。

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2008.11.24

【閉店】揚州商人@北浦和

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 北浦和駅西口から徒歩5分足らず。中仙道沿い。日曜昼に往訪。開店してからさほど時間が経っていない時間帯でしたが、先客1、後客2。

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 中国ラーメンを売り物にしたチェーン店で、内装はラーメン屋というより中華料理屋そのもの。テーブル席主体でゆったりしています。

 9/15に新発売の「タンタン油めん(780円)」を注文。麺は刀切麺と柳麺を選べるとのことなので、刀切麺に。

 刀切麺は刀削麺とは別物で、幅広ながらそこそこ厚みもあり、しかもかなり堅めで噛み応えがあります。

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 で、この麺を胡麻ダレに絡めてワシワシと食べるわけですが、「油めん」の名に恥じない油まみれの麺は3,4口食べると急速にくどく感じるようになりました。タンタン麺らしい辛味は胡麻ダレがうまく柔和しているのですが、油っぽさはいかんともしがたい。まぁ「油めん」あるいは「油そば」自体普段ほとんど食べないので、それをわざわざ頼んだもの負けなんでしょうが。

 白髪ネギと付属のスープで休み休みしながら完食。

 

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【観戦記】08年第32節:浦和 1-2 清水

 「負けて悔しくなくなったらもう終わりだ」とよく言われますが、まさにその心境。

 神戸戦の負けっぷりを見ればこのチームが末期的状況を呈しているのは明々白々。続くACL準決勝第2戦では当然ながら惨敗を喫し、それにも関わらず暫定監督を立てることもなくずるずるゲルトを引っ張れば醜態を晒し続けるだけなのは必然。新潟・愛媛・札幌となんとも微妙な相手にはなんとか勝ったものの、ワンランク上の相手には到底かなわないのは丸亀で実証済み。新監督就任が濃厚とされるフィンケ氏が観戦に訪れながらもゲルトの解任も公表されないという異常事態下で、清水戦は「浦和はもはや死に体である」という至極当たり前の事実を確認しただけの試合でした。

 優勝どころかACL圏内からも脱落。おそらく残り2試合で大分やFC東京にも抜かれ、6位でフィニッシュ。野次と怒号の飛び交う中、頭を垂れながら場内を一周する選手・スタッフの姿が目に浮かびます。

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 敵を欺くにはまず味方からですか。スタメンを見た時はてっきり3-5-2に戻したのだと思いました。長期的な視野・展望に欠けるゲルトが、丸亀で全く機能しなかった4-2-3-1に早々と見切りをつけて元に戻そうとしたとしても何の不思議はなく、むしろゲルトらしいと思いますが、ピッチ上に現出したフォーメーションは想像を絶するものでした。

 右SBに細貝、1トップに達也、そしてボランチ闘莉王&啓太。何をどう考えればそういう発想に行き着くのでしょうか。

 そして3日間連続の非公開練習でこのフォーメーションを試していたのかと思えばさにあらず。どうやらぶっつけ本番だったとの話。これで勝てると思うほうがどうにかしてますわなぁ・・・

 埼スタで一度も勝ったことがないせいか、清水が妙に慎重な試合運びをしてくれたおかげでスコア上では競った試合になりましたが、引き分けで終る、あるいは浦和が勝ち越す可能性は限りなく低い試合内容。フォーメーションの成熟度が著しく低いにも関わらず、選手まで入れ替えていてはフォーメーションが機能する道理はなく、細貝の入った右サイドは完全に沈黙。

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 また札幌戦でも垣間見えましたが、浦和はせっかく4-2-3-1を採用したにも関わらず、サイドの縦のポジションチェンジというものがほとんどなくてSHが個人技で突っかけるだけなんですな。後半相馬とセルがやや中に入って前4人の距離が縮まり、パス交換で清水の右サイドを何度か破りました(右SB市川が早々と負傷退場したのは多少影響したかも)が、これぞまさに個人技の集大成。

 しかもその仕掛けが活発になったのは後半の限られた時間帯だけ。大半の時間を何の意図も感じられないパス回しに費やし(しかも再三清水FWに突かれて、おっとっと・・)、同点に追いついたら追いついたでいきなり闘莉王大作戦。もうフォーメーションとかシステムとか、そういう問題を超越してますわ、浦和は(笑)。

 またゲルトは2点目が取れなかったことを嘆いていますが、本質はそこではなく2点取られたことでしょう。そしてその主因はいうまでもなくスカスカの中盤。ポンテ・闘莉王・啓太を鼎立させて中盤を支えきれるはずがありません。枝村の飛び出しを許した1点目は出し手もフリーなら枝村もフリー(爆笑)。後半は何度となくカウンターを浴び、これでよく2失点で済んだとしか言いようがありません。

 怪我をおして強行出場の闘莉王。1得点を上げましたが、得点が全て、得点で評価されるポジションではありませんからね・・・パスミスを連発し、守備に穴を開けまくってチームの足を引っ張っていたような・・・ っちゅーか、闘莉王をボランチで使う側のほうがどうにかしているわけですが(苦笑)

 残り2試合、ゲルトはどんな新布陣で我々を驚かせてくれるのでしょうか? 非常に楽しみですね(自虐)

<浦和>

-----達也-----
相馬---ポンテ--セル
---啓太--闘莉王--
平川-阿部--坪井-細貝
-----都築-----

82分:相馬→暢久
84分:達也→エジ

爆笑の最終形↓

---エジ--闘莉王--
--ポンテ---セル--
---細貝--啓太---
暢久-阿部--坪井-平川
-----都築-----

<清水>

---原----岡崎--
-----枝村-----
-山本真-----兵働-
-----伊東-----
児玉-高木和-青山-市川
-----山本海----

15分:市川→高木純
68分:原→矢島
87分:岡崎→山西

*長谷川監督のコメントでは2ボランチの4-2-2-2だったとのことですが、現地では気づかず(^^;

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2008.11.23

えどや@小岩

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小岩駅南口から徒歩3分ほど。駅から右斜め方向に伸びるフラワーロードから若干わき道に逸れたやや判りにくいところに店を構えています。周囲はくたびれた居酒屋・小料理屋が固まっていてちょっと怪しげ。

土曜昼に往訪。開店と同時に入店しましたが、すかさず近隣の方と思われる客が7~8人やってきて、さほど広くもない店内(カウンター5席+4人がけテーブル2卓)はそこそこの入りに。また正午にもなっていないのに、メンマで一杯やっているオヤジがいるのは土地柄でしょうか? ラーメン屋としてはいかがなものかと感じるほどカウンターの奥行きが非常に狭い。

つけ麺・大(700円)を注文。大といっても230gしかないので、他店の並よりも少ないかも。厨房は夫婦と思しき2人で切り盛り。

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つけダレは酸味がかった魚介系醤油。魚粉が目立たないのは高評価。麺はやや細めの平打ち麺。かなり柔らかめの仕上がりでしたが、つれダレとの相性を考えれば悪くはありません。

少し焦げ目の付いたチャーシューはなかなか。ただ実質的にこれしか具がないのは少々寂しい。

総じて悪くはないんだけれど、傑出したものもなく、どこかで似たようなものを食べたなという印象。

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2008.11.22

旬風@秋葉原

 秋葉原駅から昭和通りを渡った先。平日夜に往訪。

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 店内はカウンター6席+4人掛けテーブル2卓に過ぎませんが、都心の店の割にはゆったりとした造り。つけ麺(正油:750円)を注文。自販機のボタンがつけ麺だけ一際でかいので、店のお勧めなのでしょう。

 厨房は夫婦と思しき2人で切り盛り。

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 器にこだわりを感じます。また割り箸ではなく、リユースタイプの箸を使っていました。

 つけダレはややとろみのついた魚介とんこつ。但し魚介系は甚だ控えめで、豚・鶏がかなり前に出ている感じがしましたが、それでいてくどさ、しつこさを感じさせない逸品。酸味もほとんどないのでお好みで梅酢を入れてくれとのこと。

 麺は並太ストレート麺。やや柔らか目の仕上がりですが、辛うじて濃厚なつけダレとのバランスを保っていました。但しつけ麺の割には量が少ないのが難。

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 岩海苔、穂先メンマもまずまずですが、脂身が多く、かつボロボロと崩れがちなバラ肉チャーシューはどうなんでしょう? せっかくつけダレで脂臭さを抑えたのに・・・ また別皿に盛ると食べにくいだけのような・・・

 そこそこのレベルのものを出す店にも関わらず、およそ商売に向いているとは言いがたい立地のせいか、先客ゼロ、後客ゼロなのが気になりました。

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2008.11.21

【展望】08年第32節清水戦

・浦和は4名(闘莉王、阿部、達也、都築)、清水は2名(岡崎、高木和)とそれぞれカタール遠征に送り出した直後の一戦。

・代表組を欠いた天皇杯5回戦では、浦和はPK戦で横浜Mに破れた一方、清水は延長にもつれ込みながらも敵地で鹿島を破って勝ち抜け。清水は結果的に4-3の打ち合いを演じていましたが内容は不明。浦和は最終的にPK戦までもつれ込んだとはいえ、前半で惨敗していてもなんらおかしくはない内容。札幌戦で一見機能したかに見えた4-2-3-1を代表組抜きでやってみたら全く機能しなかったっちゅー、なんともいやはや・・・(苦笑)

・で、ゲルトは後半4-2-2-2に変更してようやく攻守が安定したわけですが、代表組+細貝が戻ってくる清水戦ではどうするんでしょうね? 4-3-1-2でサイドが厚めな清水に対して4バックで臨むのが机上論としては妥当なプランなんでしょうが、フォーメーション論以前に相手SBが出てきたら誰がつくとか、そういうごく当たり前の確認・連携ができとらん(ってリーグ戦ももう終わりなんですが・・・)っちゅーのが横浜M戦で露呈。従って現状を踏まえれば4バックがいいとか3バックがいいとか、そういう議論はこの期に及んでほぼ無意味でしょう。

・従ってよりマシな解は「ファイトしよう!」 これに尽きますな(自虐)

・藤本は左足腓骨骨折および左足首内側靭帯損傷で長期離脱中。前回対戦時にはレギュラーだったFW矢島、DMF本田拓、GK西部はスタメンを奪われ、フェルナンジーニョは退団と前回対戦時と大幅にメンバーが代わっています。

・ここ数戦はスタメンにしばしば入れ替えが見られるものの、交代選手を含めて使われる選手はほぼ固定。ナビスコ決勝で大分DFに2トップを完全に封じられて手も脚も出なかったところを見ると、そんなに強いようには見えないのですが・・・

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<第31節:磐田 1-0 清水>

---原----岡崎--
-----枝村-----
-マルコ-----兵働-
-----伊東-----
岩下-高木和-青山-市川
-----山本海----

64分:岩下→児玉
64分:マルコ→山本真
79分:枝村→大前

<ナビスコ決勝:大分 2-0 清水>

---原----岡崎--
-----枝村-----
-兵働-----山本真-
-----伊東-----
児玉-高木和-青山-岩下
-----山本海----

71分:児玉→市川
71分:山本真→マルコ
88分:枝村→矢島

<前回:清水 1-2 浦和>

---矢島--フェル--
-----枝村-----
-藤本------伊東-
-----本田-----
児玉-高木和-青山-市川
-----西部-----

68分:枝村→西澤
74分:本田→マルコス・アウレリオ

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2008.11.20

フィンケ氏、続報 - 機関紙交代

“来季浦和監督候補”フィンケ氏が20日緊急来日へ(報知 08.11.20)

 逆転リーグVを狙う浦和にKY(空気読めない)上陸が直撃! 来季監督候補のフォルカー・フィンケ氏(60)が20日に緊急来日し、23日の清水戦を視察することが19日に発覚した。

 関係者によると、監督任命権を掌握する藤口光紀社長がリストアップした元ドイツ2部フライブルグの監督、フィンケ氏はすでに家族同伴でドイツを出発。今回の来日で藤口社長と初めて会談を持つことになるという。

-----------------------------------

 前だって「日刊して!」がいち早く来季浦和監督として採り上げたフィンケ氏。その後今週のサカマガにもフィンケ氏が浦和と接触のあることを伺わせる記事が載り、そしてついに報知が遅まきながらフィンケ氏を採り上げました。

 もはや報知がなんらかの理由で機関紙の地位を失い、藤田の一件で浦和から出入り禁止処分に近い仕打ちを受けていたと思われる日刊して!がついにスポンサーらしい働きを見せ始めたのは明らかです。

 まぁそうはいっても今は藤口社長が今年一杯でゲルトを解任する意向であること、及びフィンケ氏と接触を持っていることだけがはっきりしているだけで、フィンケ氏の監督就任が決まっているわけでもなんでもありません(仮に決まっていてもシーズン中に公表はされないでしょうが)。従ってここで踊りまくって蓋を開けたらギドだったとか、ハラヒロミだったりして一同(´・ω・`)ショボーンと、まさに早野新監督を迎えた鞠サポの気持ちになってしまう可能性も十二分にあります。

 でも、ダンスシューズをピカピカに磨き上げておくには十分なネタですね。

 KYなのはもはや報知だけじゃないかなぁ・・・ACL敗退以降ゲルトの求心力は皆無。それどころか、来季ゲルトがいないのがはっきりしているほうが明らかにモチベーションアップになる選手がゴロゴロしていますし・・・

浦和がフロント改革、強化本部を再編成へ(日刊 08.11.20)

そして俺たちの「日刊して!」は今日も全開。具体名が全く出ていないのがアレですが、今年のテイタラクを招いた主因が弱化本部長であることに遅まきながらフロントも気づいた模様。外部招聘、実にいい響きです。

いやぁ、リーグ戦まだ終わってないんですが、なんだかワクワクするなぁ(・∀・)ニヤニヤ

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【TV観戦記】カタール 0-3 日本

守備陣に怪我人が続出し、直前のシリア戦では守備のテストらしいテストも出来なかったので不安視されたアウェー・カタール戦でしたが、終わってみれば相手にチャンスらしいチャンスを一回も与えずに完封。結局一番怖かったのは寺田のパスミスでした。

攻めては「チャンスは数多く作るが点が入らない」のが通弊の日本の割には効率よく得点を積み重ねて計3得点。アウェーで2位争いの相手に完勝し、最終予選突破がかなり楽になりました。まぁそこから先は何もないという印象は相変わらずですが。

立ち上がり10分くらいは、日本の急造守備陣を狙ってか、カタールは前から激しくプレッシャーをかけてきました。特に左SB長友がやや狙われていた様子で、立て続けにFKからヘディングシュートを許してしまいましたが、終わってみればカタールのチャンスといえるものはこれだけ。この時間帯を凌いだ日本は徐々に体勢を立て直し、前線から、さらに中盤でのプレスが良く効いてカタールに文字通り何もさせず。この日のドーハは気温が20度強ぐらいで、日本の選手が最後までバテずに走れたのは非常にラッキーでした。

カタールは前半ロングボールを多用していたように伺えました。その効果がないと見るや後半は中盤をしっかり作ろうとしていたようにも見えましたが、ビルドアップが稚拙。ウルグアイからの帰化選手セバスチャンが注目されましたが、そこまでボールが来ないのですからどうしようもありません。

日本は縦パス1本でDFラインの裏に抜け出た達也がGKの股抜きシュートで早々と先制。その後は下手に攻め急いでカウンターを食らうことだけに留意して慎重にボールを繋ぎながら攻撃。後半立ち上がりにはエリア周辺でボールを繋いで左サイドでどフリーになった玉田が得意の角度から豪快にシュートを叩き込んで追加点。山ほどあったセットプレーのチャンスがほとんど得点機に結びつかなかったのが数少ないこの日の反省材料でしたが、それでも3点目はセットプレーの流れからファーで闘莉王がヘッド。

3点差となったところで岡田はようやく達也を下げ、その後はアウェーらしくひたすら安全運転で逃げ切り。

実績のあるメツといえども、一ヶ月やそこらでは何もできなかったのでしょうな。攻撃のアイデアは皆無に等しく、また守備も脆弱。特にDFラインとボランチの間がスカスカで、ここに日本の攻撃陣が簡単に入り込まれて、もともと不安視されていた若いCB陣が日本FWと対峙する場面がしばしば生じるようでは3失点を食らうのもさもありなんという感じ。

P.S.

中国の審判団。主審は激しいコンタクトがあっても容易にファウルを取らない点では一貫していましたが、悪質なファウルさえも流してしまうのには参りました。中国ではああいうプレーに逐一ファウルを取っていると、試合終了までに選手がいなくなってしまいますからね、判ります(怒)。

-----玉田-----
大久保--達也--中村俊
---遠藤--長谷部--
長友-闘莉王-寺田-内田
-----川口-----

71分:達也→松井
86分:大久保→岡崎
91分:玉田→佐藤寿

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2008.11.19

ナビスコ杯U-23化

・スポーツ紙等を通じて観測気球をぶち上げる、いつもの手法。たとえ反対意見が多いと予想されようとも、真面目に議論してもらうこと自体が目的なので、今のところ犬飼会長の思う壺。

・で、ナビスコ杯のU-23化。これ自体はそんなに悪くない話でしょう。サテライトリーグが選手育成の場として機能していないので、その発展的解消形としてナビスコ杯を位置付ける。また同じカップ戦の天皇杯とはっきり差別化する、これも重要。

・実戦経験の場をどんどん踏ませるべく、J2クラブも入れて試合数を増やしてもいいかも。

・但しU-23だと大卒がノーチャンスになるからU-25くらいが妥当だろうし、五輪やユース代表の試合と被って15人選手を揃えられないクラブも出てくるでしょうから、ユースの参加もありにする。

・主力選手がごっそりいないクラブも出てくるのでスポンサーが難色を示すかもしれないというのが最大のネック。逆にいえばスポンサーさえOKなら秋春制と違って実現性そのものにそんなに大きな障害はない。客足を心配する向きもあるけど、今のナビスコだって決勝以外はガラガラやん。

・ただ問題なのは「ナビスコ杯のU-23化」が「ベストメンバー制」とセットで提案されていると思われるところ。すなわち「ベストメンバー制」の弊害の一つとして語られる「出番のない選手が増えかねない」ことへの対案として「ナビスコ杯のU-23化」が発案されたように思われること。邪推かもしれませんが。

・なんか「ベストメンバー制」という国体護持のために、次から次へとクラブに難癖をつけ、制度を捻じ曲げているようにしか見えないんだよなぁ・・・

・もっともベストメンバー制がなくなったところで、それが直ちに若手の積極登用に繋がるかどうかはまた別物なわけで(特に今の浦和はwww)、機能不全に陥っているサテライトの活性化策として「ナビスコ杯のU-23化」はたたき台として検討するに値する話だと思いますが。

鬼武Cが犬飼会長案否定(報知他 08.11.20)

|-`).。oO 「JのことはJで決める」というのは正論なんだけど、これまでひたすら既定路線追随に終始し、ジリ貧のJリーグに対し何の改善策も打ち出せない鬼武が言うと「闇雲な現状維持」にしか聞こえないだよなぁ・・・ 暴論&妄言を撒き散らしながら暴走中の犬飼より、諸問題を前に拱手傍観の鬼武のほうが日本サッカーにとって癌だと思いますけどねぇ・・・

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富士屋@岡山~ごらんアウェー:丸亀2008(3)

丸亀2008(2)から続く)

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岡山駅西口から徒歩5分ほど。昔はいかにも駅裏然としていた岡山駅西口も再開発が進み、かつ桃スタが出来たあたりから小ざっぱりとしてきましたが、「富士屋」のある裏通り界隈には依然下町っぽい香りが漂っています。天皇杯5回戦@丸亀の帰り、土曜夕方に往訪。先客1、後客2。

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富士屋の前には同じく岡山ラーメンの老舗として知られる「浅月」が。

メニューは「中華そば」とそのバリエーションのみ。中華そば(650円)を注文。

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奥行きが深い店で、手前はテーブル席、奥は座敷になっていました。

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東京では口が狭くて底が深い擂鉢状のどんぶりが増えていますが、ここは逆にかなり広口。こんなに並々としたスープは最近珍しいかも。

表面に脂が浮いていますが気になるほどではなく、超あっさり醤油味。しかも醤油はそれほど目立たず、豚骨ベースの出汁の味がしっかり楽しめます。

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麺は細麺ストレート。やや柔らかめですが、超あっさりスープとの相性は最適。

具は小口ネギとメンマ、それにしっかり脂抜きされて堅めかつやや濃い目に煮込まれたチャーシューが4、5枚。値段の割りにはチャーシューが多くてお値打ち感があります。

まぁそこそこ美味いほうだとは思いますが、残念ながら「岡山ならでは」と感じさせるもの、特異性は特にありません。古典的な東京ラーメンとそんなに違わない感じ。従って地元の方ならともかく、首都圏からわざわざ行くほどの店ではないような・・・

先客、後客とも年配の方だったのが、この店の位置づけを表しているような気がしました。

P.S.

店内に流れていた夕方のスポーツニュースで来年J2昇格を目指す「ファジアーノ岡山」の様子が流れていました。地上波でJFLの順位表なんて見たの初めてかも(^^?

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2008.11.18

脱力

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|-`).。oO うちのニートもたいがいだが、ここまであからさまにフテ腐れるマスコットっちゅーのもなぁ・・・

昨日NHK-BSでやってたウェストブロムウィッチvsチェルシー。立て続けにチェルシーに2点取られたところでほぼ勝ち目はない(しかもさらに前半終了間際にもう1点取られる・・・)のは判るけど、脱力するほど悪い試合ではなかっと思うな。肝心どころでミスを連発してしまうのが難だけど、強敵相手にホームらしく最後まで前向きによく闘っていたと思う。少なくとも今年の浦和の試合よりは数段マシやと思ったけどな・・・orz

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ごらんアウェー:丸亀2008(2)

 先般ご報告したように、丸亀にはこの冬に行ったばかりなので、今回は遠方への遠征にも関わらず日帰り。

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 「のぞみ1号」で出立。岡山で新幹線から松山行き特急「しおかぜ」に乗り換え。岡山駅では顔見知りの赤サポがぞろぞろ。特急車内は文字通り呉越同舟。

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 瀬戸大橋は橋梁の鉄骨が邪魔でなかなか綺麗に写真が取れませんね。

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丸亀はかつて対岸の岡山県下津井港との間の金毘羅参り航路で賑わった街。上写真は千人講+富商塩原太助の奉納金で建立された「太助燈籠」。

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 丸亀駅到着。うどん屋に寄ってからシャトルバス乗り場へ。当然ながらここも呉越同舟。っちゅーか、地元らしき方は誰もバス乗っ取らん・・・さしたる渋滞はなく、15分くらいで競技場到着。

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 競技場周辺にバスを溜める場所がないようで国道脇のバス停で降車。これじゃ一斉に帰る観客を一気に捌くなんてできるわけがありません。1万人規模の観客が集まる試合なんて年に1回試合あるかどうかですから、観客輸送のノウハウなんて確立しないままなんでしょう。

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 両サイドが傾斜のない芝生席なのが残念ですが、3万人収容、かつメインスタンド2階は屋根付き。

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 メインスタンド前にうどん屋の屋台。いかにもチェーン展開してそうな屋台だったのでスルーしましたが、ネタを仕込むにはここで食べておくのが正解だったなぁ・・・

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自由席入口。ホーム(浦和)側自由席は売り切れとのことでしたが、地方開催の天皇杯にはありがちなことに、スタジアムはサッカー少年団や中・高校のサッカー部員だらけ。

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こちらはSA(ゾーン指定席)への入口。

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 観客は1万強も集まりましたが、その割りに売店が貧弱。暑いくらいの天気になったのでビールが欲しいところでしたが、あまりの行列に断念。

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 バックスタンドはベンチシート。

 啓太のPK失敗と同時にバス乗り場へ激走!!! バスを2台見送っただけで乗車でき、しかも渋滞もなく16時すぎには丸亀駅へ戻れましたが、私がバスに乗ってから窓の外を見ると案の定長蛇の行列が・・・ どのくらいの時間で行列が捌けたのかなぁ・・・

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2008.11.17

レジ袋無料配布中止@川口

11月10日(月)から川口市でレジ袋無料配布が一部スーパーで中止になりました。

個人的にはレジ袋をそのままゴミ袋に転用しているのでレジ袋は全くムダになっておらず、「レジ袋無料配布中止」は単なる値上げです。まぁそれ以前にレジ袋をやり玉に上げる風潮自体に大きな疑問を禁じえませんが・・・

ところが、川口市からの案内を良く読むと、イトーヨーカドー及びその傘下のヨークマート、及びジャスコといった大手スーパーは積極的に無料配布中止に参加しているものの、ヤオコー、サミット、ベルク等中小スーパーは一部店舗のみ参加、コモディイイダは不参加と対応が分かれている模様。年中デフレの川口で実質的な値上げを通すのは大変でしょうから中小スーパーが二の足を踏むのは当然です。一応大手スーパーなはずの西友が参加していないのは同社の経営のしんどさを象徴しているような・・・

っちゅーことで個人的には実害ほぼ皆無でよかった、よかった。

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綿谷@丸亀~ごらんアウェー丸亀2008(1)

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JR丸亀駅から徒歩15分弱。スーパー「マルナカ丸亀平山店」の裏。丸亀では人気がある店のようで、試合の前に往訪してみました。

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10時過ぎだというのに、100席以上ある広い店内は老若男女でそこそこの賑わい。どこにでも現れる赤サポはこんなところにもちゃんとやって来ます(笑)。しかも小団体だったり、家族だったりで。

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ここは「肉ぶっかけ」が有名。牛肉と豚肉があるとのことで、牛肉の肉ぶっかけ(340円)を注文。っちゅうーか、牛と豚が同値段っちゅーのがありえんでしょ。「小でいいですか?」と聞かれましたが、ここは量が多いことが事前の調べで判っているので「小」で我慢(笑)。 ちなみに温のぶっかけも出来るそうです。

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麺を注文して、具は自分で適当に取って、最後に清算するいわゆる「セルフ」の店ですが、「肉ぶっかけ」はその旨を注文すれば受け取り口でそのまんま出てきます。

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ぱっと見はどう見ても牛丼ですわw 評判どおり「小」で十分なサイズ。ちょっとだけ天かすを足してみました。

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うーん、麺は讃岐うどんにしてはかなり柔らかめの仕上がり。でも噛み切るにはかなり力を要する粘りが讃岐うどんの讃岐うどんたるところ。牛肉はかなり甘めの味付け。たぶんすき焼きの肉に直接砂糖をかける文化圏の人じゃないとちょっと辛いかも。

まぁそうは言ってもそこそこ美味いですし、なんといってもこれで340円は超割安。近在の方が大挙して朝飯、あるいはブランチとしてこの店にやってくるのは頷けます。ただ讃岐うどんは生醤油で麺そのものを味わうのが楽しいと思う向きには「肉ぶっかけ」自体がそもそも邪道でしょうし、また麺自体のレベルはそれほどでもないので評価が分かれるかもしれません。

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2008.11.16

【移転】景虎@日暮里

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 日暮里駅から徒歩5分強。尾久橋通りを渡って、日暮里せんい街の先。土曜の昼に往訪。先客4、後客2。

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 メニューは定番の「景虎らーめん」以外に塩、味噌があり、さらにつけ麺もあって多彩ですが、「景虎らーめん(680円)」を注文。

 中は7席ほどのカウンターとテーブルが1卓。厨房は横長で若干スペース不足なので、もともとは居酒屋だったのかもしれません。厨房内は夫婦とおぼしき2人で切り盛り。

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 ミニサラダのサービス付き。半ライスのサービスはよくありますが、サラダはかなり珍しいかも。

Kagetora_2008_4

 スープはやはりの魚介とんこつ。どちらかというと魚介が強く出ているかも。若干とろみがついているのは良いのですが、ややしょっぱいのとちょっとコクに欠けるのが難。

 麺は若干縮れの入った細麺。このスープに細麺はないんじゃないかなぁ・・・茹で上がりが柔らか目で苦手だし・・・ 

 チャーシューは背脂系によくある、柔らかくてやや脂身が多くてつまむと崩れてゆくタイプ。極太メンマは甘め。他に水菜、海苔。

 うーん、バランスが悪いというか、なんかスープと麺と具のコンビネーションが取れていないというか・・・

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【観戦記】08年天皇杯5回戦:浦和 2-2(PK 5-6) 横浜M

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 前半のズタボロ加減からすれば、よくぞ同点に追いついた試合というべきであり、それどころか突き放すチャンスさえあったのですから今の浦和としては上出来の試合でしょう。しかしエジが絶好機を逃したのが勝負の分かれ目。その後は選手交代の優劣が響いて横浜M(以下「鞠」)が流れを取り戻し、浦和は暢久に代わって投入された西澤が何本か枠内にミドルシュートを放つものの、PK戦にもつれ込ませるのが精一杯。しかもこの日のGKはPK戦に滅法弱い山岸。案の定一本も止められず、しかも浦和は6人目の啓太(=申し訳ないが、誰もが不安感を抱いた啓太・・・)が止められてしまうという、なんとも予定調和的な幕切れ。

 まぁ双方それなりに見せ場があり、日頃J1の試合を目にする機会の少ない香川の方々には十分楽しめる試合にはなっていたかと思います。ただあんまりな前半の浦和、そしてその時間帯に試合を決められずに同点に追いつかれてしまう鞠と、どちらもそんなに強くはないチームであることもまた明らかな試合でした。

 今年の天皇杯も早々と敗退。付け焼刃で採用した4バックはやはり札幌レベルでしか通用せず、鞠のようなリーグ中位クラス相手にも大苦戦を強いられるというごく当たり前の結果を受けて残りリーグ戦3試合、ゲルトはまた何か思いつくのでしょうか(苦笑)。

-----エジ-----
---永井-ポンテ-セル
---啓太--暢久---
相馬-堀之内-坪井-平川
-----山岸-----

81分:エジ→高原
89分:暢久→西澤
109分:セル→梅崎

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-----金------
--狩野----兵藤--
小宮山------田中隼
---小椋--河合---
-田中裕-松田--栗原-
-----榎本-----

75分:金→大島
83分:河合→坂田(兵藤がボランチへ)
106分:小宮山→清水

 前半の浦和はなんだったのでしょう? 4バックで闘っているのに、高い位置に顔を出してくる鞠の右WB田中隼への対応が実にあいまい。立ち上がり早々相馬が田中隼との1対1を強いられるどころか、田中隼を河合が追い越してサイドで数的不利を作られる4バックっていったいどんな守備してんねん??? まぁ札幌戦でゲルトが突然思いつき、その後今週ちょっと練習しただけの4バックですから完璧に機能するわけがないのですが、3-4-2-1の鞠にサイドをズコズコやられるくらいなら浦和はいつもの3-4-1-2でガチンコ勝負したほうがまだマシやん・・・ 

 前半田中隼に徹底的にやられた主因は左SHのはずの永井が全くといっていいほどサイドの守備をやらず(札幌戦の達也とは大違い・・・)、それどころか再三中央に進出したこと。啓太・暢久の両ボランチの出来もあんまりでDFラインに吸収されながら盛んに動き回る鞠の2シャドーに対して中央を防戦するのに精一杯でサイドまでケアできず。そして案の定最初の失点は左サイドから。

 左サイドがボロボロな上に浦和は動きの量及び質で鞠に完敗しており、あらゆる局面で競り負け、かつ後手に回りまくり。バイタルエリアで右から中央、そして左へを簡単にボールを繋がれてどフリーの田中隼のシュートを食らった辺りで大量失点を覚悟しました。実際その後も際どいシュートを浴びまくりましたから、そのうちの一つでも決まっていればこの試合はそこで終わっていたと思います。

 しかし、そこを決めきれないのが鞠の実力。前半鞠の厳しいプレスの前に中盤が全く機能せず、攻撃の形すら作れなかった浦和は鞠の息切れに乗じて前半残り少ない時間帯に反撃。右からのクロスをエジがシュート!これはバーに弾かれましたがセルが再度叩き込んで1点返し、浦和が息を吹き返しました。

20081115_marugame2_2

 後半は立ち上がりから浦和ペース。CKのこぼれを再度ポンテが拾って低いクロスをファーの堀之内が押し込んで同点!前半の様相からすれば奇跡的な浦和の同点劇。前半鞠は飛ばしすぎたのでしょうか、後半は中盤が崩壊してしまって共に中盤スカスカ。後半も早い時間帯からカウンターの掛け合いみたいな、ある意味お粗末な試合になってしまいましたが、こうなると代表組がごっそり抜けているとはいえ個の力が強い浦和ペース。ポンテ&セルを軸に再三右サイドから攻撃を仕掛けます。

---エジ-ポンテ---
--永井----セル--
---啓太--暢久---
相馬-堀之内-坪井-平川
-----山岸-----

 永井が中央に流れる傾向は相変わらずでしたが、ハーフタイムになにがしか指示があったのか、永井のポジションがやや低めになって守備をやるようになりました。セルもかなり中に入るようになって事実上4-2-2-2にシフト。両サイドにスペースができたので両SBが盛んに攻撃参加。これにより鞠のWB、特に田中隼を牽制することに成功して浦和が主導権を奪い返すのに成功しました。

 しかしセルのミドルシュートのこぼれ玉をどフリーのエジがシュートをGKに向けて蹴ってしまう大失態。どう見てもこれがこの日のターニングポイントでした。

 キムラコクオーは金に代えて大島、さらに河合に代えて坂田を投入して2トップ気味にシフト。なぜ坂田をベンチスタートにしたのかは謎でしたが、これが奏功して形勢を五分に戻すのに成功。この日の坪井のパフォーマンスは圧巻で、高さはないものの抜群のカバーリング能力でまさに最後の壁として鞠攻撃陣の前に立ちふさがっていましたが、スピードのある坂田の投入で坪井は坂田のマークに力を注がざるを得なくなり、また堀之内は高さのある大島とミスマッチが生じています。そういう状況下で浦和はしばしば2対2の局面を作られて対応に難儀。啓太がDFラインに入ってカバーしていたようではありますが、浦和はキムラコクオーの妙手=河合を下げて坂田を入れる超攻撃的な采配に終盤から延長戦にかけて悩まされ続けました。

 一方のゲルトの交代はエジ→高原。これはエジの出来もあんまりでしたが、代わって入った高原はそれに輪をかけて悪く、しかもこの交代が戦術的な意味を持たないところがいかにも辛い。後半残り少ない時間帯での暢久→西澤という思い切った交代には驚きましたが、これは攻撃面では大正解。鞠は西澤のマークが全く出来ておらず、西澤はどフリーでミドルシュートを連発。惜しむらくは枠内とはいえ全てGKが簡単に防げる範囲内でしたが、それでも勝ちに行く采配としては成功と評していいでしょう。しかし攻守のバランスという面ではかなり守備が危なっかしい面は否めず、鞠にもまた再三チャンスを与える結果になりました。何事にも表と裏がありますから、これはやむを得ないでしょう。

 残念だったのは延長後半脚が攣ったセルに代えて梅崎を投入せざるを得なかったこと。所詮個人攻撃の集合体でしかない浦和にあって、唯一連携というものを感じさせるセルとポンテ。この日の攻撃は終始その2人で織り成していたようなものでしたから、セルの離脱は痛恨事。梅崎自身は良くも悪くもない出来でしたが、如何せん突破力で今のセルに劣るうえに、誰とも連携が出来ていないので局面を変えるには至らず。

 PK戦での負けとはいえ、代表組を欠いた試合は今年とうとう一勝もできず。その原因は明白ですが、もう書き飽きたので割愛。

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2008.11.15

【閉店】にぼしらーめん一代@日暮里

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 日暮里駅南口から徒歩3分。尾久橋通り向かい。大きな看板と提灯が目立ちます。平日夜に往訪。

 1Fはカウンターが7席しかありませんが、2Fがある模様。今時のラーメン屋には非常に珍しいことに、店内照明が煌々と輝いています。先客3、後客ゼロ。

 醤油・塩・味噌とあり、各種オプションもあってメニューは豊富ですが、醤油(650円)を注文。細麺と太麺が選べるそうなので、細麺を選択。

 厨房にはオヤジが一人とアシスタントの女性が一人。これで2Fが繁盛していたら間違いなく人員不足なんですが・・・

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 濁ったスープがちょっと旭川風。店内には煮干の香りが充満していて大いに期待させるものがありましたが、それほど煮干の出汁は強く出ていないんじゃ・・・むしろ食べた後の舌のヒリヒリ感がかなり強く残りました。

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 麺は細い縮れ麺。やや柔らか目の仕上がり。あっさり目のスープとの相性は文句なし。

 チャーシューは大ぶりで、かつ柔らか目ながら脂っぽくはなくまずまず。他に海苔、メンマ、刻みネギ、ナルト。

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2008.11.14

【展望】天皇杯5回戦-横浜M戦

・駒場でかろうじて愛媛を下して駒を進めた天皇杯5回戦。

・試合会場は丸亀@香川。なんで関東のクラブ同士が遠く四国で試合をせんといかんのか?っちゅーのはクラブによって移動距離に不公平感が強いこと共々天皇杯への代表的な疑問の一つですが、まぁ見る側にとっては「どさ回り」は天皇杯の醍醐味でもあり、そう目くじら立てんでも・・・

・ただそんなことよりも今年の天皇杯の問題は代表合宿と重なってしまったことですな。浦和は闘莉王、達也、阿部、都築が代表召集で欠場(おまけに細貝も出場停止。横浜Mは中澤が代表に召集されていましたが怪我で代表辞退)。まるで代表合宿の裏番組のように開催されるナビスコ杯と違い、天皇杯は開催時期や過密日程といった問題を抱えながらもまがりなりにもメンバーは揃えられる(年末にお休みを取る選手が多いクラブもありますが・・・)ことでカップ戦の権威を保ってきたんじゃないのかなぁ???

・天皇杯はもともと12月に集中開催していたのを04年度から秋季に前倒し開催となり、J1チームは11月初に登場するのが常となっていましたが、そうすると天皇杯がナビスコ決勝やACLノックアウトステージと被るのはもちろん、代表戦に被るケースも出てきます。天皇杯4回戦では犬飼会長が「ベストメンバー」を揃えなかったことで大分や千葉に噛み付いたそうですが、5回戦ではクラブが物理的に「ベストメンバー」を揃えられない日程をJFAが組んじゃったわけで、いやはや天に唾するというかなんというか・・・

・過密日程問題を棚に上げてクラブに「ベストメンバー」を強要する犬飼会長の姿勢には呆れてしまいますが、それはさておき、自業自得の細貝を含めて5人ものレギュラーメンバーを欠く浦和。しかも前目の選手は余り気味なのに、欠ける選手は達也以外全員後ろ。いやはや今年一勝もできなかったナビスコ杯予選の再来となる可能性は極めて強いような・・・

・で、「4-2-3-1はじめました」っておまえは冷やし中華か?っちゅーゲルトの思いつき采配はどうなるんでしょうね? 戦術の熟成もへったくれもなく、いきなり3-4-1-2に戻してこそ一年中対処療法で、患者が中毒になってしまうほどモルヒネを多用するゲルトの面目躍如なんですが(苦笑)、付け焼刃ながら4バックの練習を始めたそうで。まぁやらんよりは良いのでしょうが、これまでサイドを何度もボコボコにされながら一向に3-4-1-2を改めなかったのに、なんで今頃?

*横浜Mの最近の出場メンバー、フォーメーション等についてはリーグ最終戦での「展望」と重複するので直近の試合のみ。

<第31節:横浜M 1-3 京都>

-----坂田-----
--狩野----兵藤--
田中裕------小宮山
---松田--河合---
--小椋-中澤--ロス-
-----榎本-----

41分:中澤→田中隼
66分:坂田→金
82分:兵藤→斉藤

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【TV観戦記】日本 3-1 シリア

海外組+遠藤抜きで本番直前の強化試合って意味あるの?

→楢崎、中澤と守備の主力に故障者が相次いで、バックアッパーのテストの意味合いができた!

→でも、シリア弱すぎて守備面のテストにならず・・・orz

それどころか、カウンターを食らってPK与で失点と、格下相手にもっとも気をつけないといけない失態を披露。

選手をあれこれテストできたのはいいけれど、前目からの激しいプレッシャーを掛けつづけるのには無理があって、終盤で息切れしてしまう傾向も相変わらず。っちゅーか、これまた達也を使い潰してカタールでやるの?

ほぼ一方的に日本が攻めていたにも関わらず、なんだかなぁという印象の強い試合でした。

左SB長友が上がってきたときに誰がつくのか判然としないままバイタルエリアまで侵入を許し、あまつさえシュートまで撃たれてしまうシリアってどこの浦和やねん??? あれで真面目に見る気を失ったなぁ・・・

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2008.11.13

浦和、中澤獲り?

浦和、中沢獲りへ今月中にもオファー(スポニチ 08.11.13)

 浦和が、来季獲得リストの最上位に挙げている横浜の日本代表DF中沢佑二(30)に対し、今月中に正式オファーする可能性が高くなった。浦和の強化幹部は「まだ予算を含めた、社長の判断が必要。ただ今月中には(オファーの)結論を出す方針」と話した。既に強化部内では獲得に前向きな方針で、残すは経営トップの藤口社長のゴーサイン待ちとなった。

 中沢には神戸、大宮、柏も興味を示すが、浦和は資金力とともに常に優勝を狙える戦力、環境面でリード。闘莉王との連係が実現すれば、日本代表にもメリットとなる。一方、アジア枠での獲得を目指していたDFオグネノフスキ(アデレード)、DFノース(ニューカッスル)は俊敏性に難が発覚し、獲得見送りが決定的。中沢獲得の機運は一層、高まってきた。

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 10月に報じられた浦和の中澤獲得。スポニチは浦和の強化幹部からの情報で確信度を高めた模様。強化幹部とは誰か、なんとなく判るような・・・ 昨今の情勢からすれば中村弱化本部長ではない様子・・・

 中澤獲得は世代交代の方針に相反する上、代表で阿部・闘莉王共々守備陣がごっそり抜かれる可能性が高いことを考えると得策とはいいがたいのですが、CB陣が手薄なのは確か。外国人を獲得するよりは、中澤のほうが安くて性能が判っているので安心との判断なのでしょう。

 ただ、例によって田辺代理人が暗躍しているだけのような・・・ このところ達也、相馬と田辺代理人絡みの選手の移籍記事が目立ちますからね。昨年の今野みたいに、代理人の持ち込み案件に踊らされたあげく、直前になってボツになるような・・・

 一方、アデレードはG大阪に全くいいところなく惨敗。「堅守」との前評判はどこへやら。アジア枠でDFを補強するプランが瓦解するのは当然でしょう。っちゅーか、鹿島はなんであんなチームに負けたんでしょうなぁ・・・

P.S.

 来季に関して報知からの目立ったニュースが出てきません。機関紙報知、いよいよ危うし!!!

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(参考) 浦和が中沢獲り!代表コンビで赤い壁再生を(スポニチ 08.10.23)

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ごらんアウェー:札幌2008(3・了)

札幌2008(2)から続く)

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札幌やその周辺の定番っぽい観光や飲食なんてだらだら書き連ねたところで、知人以外は面白くともなんともないでしょうから、今回は簡潔に。半ば自分のための記録としてあげておきます。

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最後はぐだぐだになったとはいえ一応勝ちは勝ち。しかも、愛媛戦よりは内容に進歩が見られたので機嫌よくススキノへ。予約してもらった店で「カニ食べ放題」。店には次から次へと赤サポがやってきます。本来観光のオフシーズンで普段は客が少なくて従業員数を絞っているためか、オーダーに難儀したのはアレでしたが、もうしばらくカニはいいやと思う程度には堪能。

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翌朝は二条市場へ。本当は場外市場のほうが良いんですが、ちょっと離れていていくのが面倒なんですな・・・ ここも赤サポだらけ。っちゅーか、試合なかったら市場もスカスカやん・・・ カニを試食させてくれるんですが、観光化された二条市場のカニといえども昨日食った食べ放題のカニより遥かに美味いんですわ・・・(´・ω・`)ショボーン

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どの店も赤サポで満席。やむを得ず、隅っこの席が空いていた店を見つけて入店。

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みぞれ交じりの雨が降ったりやんだりのあいにくの天気。市内観光には不向きな日でしたが、時折晴れ間が差します。上写真は市内観光の定番「北海道庁旧本庁舎」。

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腹ごなしをかねて、さらに「サッポロビール園」まで歩いてみました。思ったより遠かったです(^^; どう見てもフツーはバスかタクシーを使う距離ですな。

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園内にある「サッポロビール博物館」は入場無料の割には非常に見ごたえがありました。

案内によると、官営醸造所は東京に出来ることが決定していたのを覆して札幌に持ってきたとのこと。札幌はビール作りの適地だったのでしょうが、ビールが売れるのは東京なので当初から販路開拓に苦労した様子。技術指向が強くて販売が弱い「サッポロビール」は開闢当時のDNAをしっかり受け継いでいるのかもしれませんなぁ・・・

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随分な距離を歩いた甲斐もあって、昨晩から食いまくりにも関わらずそこそこ腹が空いてきました。ビール園では定番の定番「ジンギスカン食べ放題&飲み放題」。食いすぎて、晩のラーメン屋探訪は断念(笑)

(この項・了)

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2008.11.12

前のめる「して!」

浦和新監督決定的フィンケ氏情報収集開始(日刊して! 08.11.12)

浦和新監督情報については他紙の続報がないまま、「して!」が独走状態。ついこの間まで「札幌オシム」でも「して!」が独走していたような気がしますが(苦笑)。

ただ記事をよく読むと「して!」はフィンケ氏と直接接触したわけではなく、その関係者からまた聞きしているだけ。浦和サイドからの裏付け情報は全くありません。

っちゅーことで、依然「して!」情報は眉唾の域を出ず、いつ「急転」「急遽」という字句が紙上に飛び出してくるか判ったもんじゃありません(昨年もこの時期にして!が「オジェック、代表監督!」という飛ばし記事を出していたことは忘れようにも思い出せませんなぁ・・・)。

ただ、「して!」が浦和に対して突然前のめりになっていることは注視すべき出来事。フィンケ情報が本物だとすると、浦和と各スポーツ紙との関係に重大な変化 -機関紙「報知」の没落とスポンサー「して!」の復権- が起こったことになり、そういう意味からも新監督問題は興味があります。

先のモラス氏招聘には藤口社長自ら動いており弱化本部長の名は全く出てこないことから、既に弱化本部長は事実上更迭されていると推察されます。これがスポーツ各紙の力関係に影響を及ぼしたと考えが出てくるのも自然でしょう。

果たしてどうなることやら・・・

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ごらんアウェー:札幌2008(2)

札幌2008(1)から続く)

 入場に時間がかかり、またラーメンを食べてからスタジアム入りしたこともあってスタジアム内の売店巡りは省略。サッポロクラシック一杯で終わり。600円しますが500mlきっちり入っているのと、ビールの注ぎ方がスタジアム売店としては非常に上手いのに感心。

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 今回はメインスタンドでの観戦だったので、コンサドールズのパフォーマンスもじっくり堪能。マスコット「ドーレ君」は鈍重に見えますが、きっちり踊りをこなします。

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 バックスタンド側で踊っているのはコンサドールズのユース?

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 っちゅーか、ボールボーイまで踊るかよ、フツーwww

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onちゃんの巨大吊り広告は健在。

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一方、「あなぶきんちゃん」のほうは見覚えがないなぁと思って、02年の写真を探したところ、

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02年はauでした。

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ビジター席の真上はJR北海道。

スタジアム内に生ビールのタンクを背負った売り子がウロウロしているのと、微妙な間合いがあるスタジアムDJのノリがなんとなく野球場っぽい、札幌ドームでした。

(続く)

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2008.11.11

来季監督にフィンケ氏?

浦和の来季監督に理論派フィンケ氏(日刊して! 08.11.11)

 ソースが機関紙「報知」ではなく、浦和については甚だ信憑性に欠けるどころか、マイナスにしかならないガセネタを垂れ流すことで知られる「日刊して!」なので踊ろうにも踊れないのがなんですが、一応社長がゲルトは今年限りの方向で動いているのは間違いなさそうなので、ダンスシューズを磨いておいて損はないでしょう。

 フィンケ氏の経歴からすれば明らかに育成型の監督。ビッグクラブで何度も優勝を争った経験を持つ「勝たせる」監督ではありません。従ってこの記事が万一本物なら、来季の浦和は世代交代に大きく踏み出したということになりましょう。

 「育てながら勝つ」なんてことはなかなか出来ません。ゲルトのようにどちらも失敗する例は少なくありませんが(笑)、来年はチームの育成過程を辛抱しながら見守るフロント&サポの姿勢が問われるのかもしれません。

 犬飼前社長はチーム作りに定評があり、かつ実績を上げつつあったオフト氏を3年契約の2年目で切りました。その結果浦和は04年セカンドステージ優勝を皮切りに次々とタイトルを獲得するに至りましたが、オフト効果が潰えるのもまた急速でした。

 次は辛抱できるのでしょうか?

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ごらんアウェー:札幌2008

「狼スープ」から豊水すすきの駅まで歩いて、東豊線で札幌ドームへ。

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 02年以来実に6年ぶり3回目の札幌ドーム。

 ビジター側の入り口が福住駅の反対側にあるため、前回来た時も随分遠回りさせられた記憶がちょっぴり残っていましたが、今回の札幌の措置は尋常なものではありませんでした。

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 福住駅からスタジアムまでの動線をホーム/ビジターで完全分離。ドームはおろか、それに付随するサブグラウンドまで延々と迂回させられるのには参りました。まぁそうはいってもここまでは許容範囲でしょうが、ビジター側の入り口を券種を問わず一箇所に制限。これに無理があってビジター側の行列は一向に解消されず、12時半になってもなおサブグランド内で短冊状の待機列に並ばされる始末。

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 30分くらい経って急に行列が流れ始めたのを不審に思っていたのですが、何のことはない手荷物検査を事実上やめちゃったんですな。チケットチェック → 手荷物検査 → もぎり → SA席へは再度チケットチェックという流れだったんだけどね・・・  壮大な警備計画はスタジアム内の混乱を防止した点では成功と評価されるんでしょうけど、残念ながら実質的には破綻していたような・・・竜頭蛇尾というか、頭隠して尻隠さずというか・・・

 残念ながらこの失敗を教訓に、警備計画を見直す機会は当面訪れないでしょうなぁ・・・

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 早朝の除雪ついでに作ったと思われる雪だるまが全く溶けずにそのまんま残ってる・・・

(つづく)

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2008.11.10

狼スープ@中島公園~ごらんアウェー札幌2008

地下鉄南北線中島公園から徒歩5分足らず。ライフォートホテルの裏。

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着いた時はまだ開店前でしたが、寒い中屋外で並ばせるのも酷との店主の配慮なのか、店内で待たせてくれました。同様に開店前から入店した客が6名。その後も次々と客がやってきます。立地的にはあまり観光客は来そうにありませんが、それでもレプリカ着用の赤者、会話から赤者と判る者多数(笑)。

店内はL字型カウンターに大小のテーブルが3卓。なんとなくふた昔前の喫茶店風のレイアウトで、ラーメン屋っぽくありません。壁には色紙がベタベタ。厨房は奥まったところにあって、様子は全く判らず。

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メニューは味噌と味噌卵らーめんの2本立てで、味噌らーめん(750円)に半ライス(100円)を注文。数量限定のチャーシューごはんを頼んでいた客も結構いました。

ここは券売機を置いていない店では珍しいことに前金制。アシスタントが注文を厨房に通した後で、代金を取りに来ます。

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滅茶苦茶濃厚な味噌味! 味噌、味噌、味噌! ひたすら味噌との格闘! しかも脂も多めで超濃厚こってり味噌。

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麺はやや太めの縮れ麺ですが、濃厚味噌に負けないようにかなり堅めの仕上がり。

チャーシューは箸でつまむと崩れんばかりの柔らかさで、しかも脂少な目と上品な出来。このスープに浸からせるのはもったないような・・・ あとはもやし、キャベツ、ひき肉の炒め物といった定番。

スープが濃すぎてそのまま飲むには不適。かろうじてご飯のおかずになるかなぁ・・・ 半ライスを頼んでおいたのは大正解でした。チャーシューごはんは単体だと美味そうだけど、らーめんをセットで食べるともたれそう。

味噌らーめんかららーめんを抜いて、正真正銘の「スープ」としても十分成り立つから「狼スープ」なのかも。十分個性的で美味いことは美味いけど、好き嫌いあるでしょうね。

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2008.11.09

ぶらり@日暮里

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 日暮里駅南口から徒歩3分ほど。東へ階段を下りて右折。通りから奥まったところにあるので店自体は判りにくいのが難ですが、通りに幟や案内板が出ています。平日夜に往訪。

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 1階がラーメン専門、2階が17時から居酒屋。もちろん1階に入店。先客6、後客4。

 中は5席ほどの小さなカウンターと小さめのテーブルが3卓。かなり照明を落とした肝心の店内。「とりそば(680円)」を注文。券売機には値上げのお知らせが貼られていました。

 厨房内には作り手の兄ちゃんと下働きの兄ちゃん、アシスタントの女性と3人構成。

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 ここまで透明度の高いスープは久しぶり。まじりっ気がほとんどなく、ストレートに鶏の味が楽しめました。脂どろどろとか、食傷気味の魚介とんこつとかの対極にあって、心休まります。

 麺は細めの縮れ麺。あっさり味のスープなら相性は抜群。人気の「鶏白湯らーめん」は他ブログでは中太平打ち麺との指摘でしたが、スープによって麺を変えているのでしょう。丼が円錐といって差し支えないほど底が小さくて背が高いので、量は少なめ。飲んでから食べることを前提にしているのかも。

 具は鶏のチャーシューが2枚と白髪ネギ、糸唐辛子、山くらげ。いずれもスープをぶち壊しにしないよう、存在は控えめ。

 久しぶりに完成度の高いラーメンをいただきました。

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【観戦記】08年第31節:札幌 1-2 浦和

 現在浦和で最も調子がよいと思われる細貝を出場停止で欠いたこの一戦。誰をボランチに据えるかが見物でしたが、ゲルトはなんと闘莉王をボランチに据えただけではなく、フォーメーションをいきなり4バックに変えてきました。愛媛戦でも延長に突入してから突如4バックにシフトし、なんとかボロを出さずに試合を終えましたが、いったい何がゲルトの頭の中でスパークしたのでしょうか?

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 愛媛戦は延長突入早々細貝が退場してしまったので、ゲルトが4バックで何をやりたかったのかさっぱり判らず、闘莉王をボランチに上げたことで急激に守備が不安定になっただけのように見えました。で、引き続き4バックを採用したこの試合を見たところ、引いて守る相手に対して浦和は前の4人+闘莉王+SBの片方と攻めの枚数を増やしたかっただけの模様で、サイドでの攻防に重きを置いた様子は微塵もありませんでした(爆笑)

 達也、セルともドリブルが持ち味の選手なのでボールを受けると自分で相手DFに突っかけに行きます。従って相馬、平川の両SBはSHを追い越して攻撃参加なんてなかなかできません。SHとSBに連携が感じられない4-2-3-1なんてあり得ないんですわ(失笑)。

 しかもポストプレーが得意とは言いがたいエジが1トップ。従って前の4人で曲がりなりにもボールがキープできるのはポンテだけ。しかも今年のポンテは凡ミスが多い。これじゃSBどころかさすがの闘莉王もなかなか上がれない。この布陣を機能させようとするなら、せめてどちらかのSHはそこそこボールが持てる永井じゃないとなぁ・・・

 っちゅーことで、おそらくぶっつけ本番に近いであろう4-2-3-1はフォーメーションの本分である厚みのあるサイド攻撃という場面はほとんど見せることなく、ほぼ失敗と言って良い出来でしたが、それが一見機能しているかのように見えるのは札幌の守備があんまりだったに過ぎません。

 愛媛戦で自信を得たセルを筆頭に所詮個々人でドリブル主体に突っかけているだけの浦和の攻撃に対して、札幌は前半引いて守ってはいるものの、単に人がいるだけでバイタルエリアでの寄せが甘すぎ。エリア周辺で容易に浦和にボールを繋がれ、しかもDFライン裏の狭いスペースを突かれすぎ。クライトンからの縦ポン一本がダヴィに通って幸先よく先制したものの、その後の札幌の攻撃はカウンターから一度見せ場を作ったくらいで、後は浦和の波状攻撃を浴び続け、ポンテのミドルシュートのこぼれ玉に詰めた達也のゴールで前半のうちに追いつかれたのは当然といえば当然。

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 後半もなお立ち上がりから浦和の攻勢が続き、闘莉王の浮き玉のパスで札幌DF裏に抜け出たエジ、っというか限りなく札幌の連携ミスと思いますが、そこを突いて逆転。札幌の不甲斐ない出来を考えれば久しぶりに大量得点差での勝利かとも思われましたが、再度エジがDFライン裏に抜け出た決定機を決められなかった辺りから浦和は急激に失速。達也もセルも後半15分くらいから運動量が激減し、浦和はボールの出しどころがなくなって攻撃は出詰まりに。

 またこの浦和の急造布陣、中盤で守れないのが一目瞭然なんですわ。動けない選手が中盤に3人ですからなぁ・・・ 逆転された札幌はラインを上げてきっちり中盤を作って攻めあがってくるようになると、浦和の超攻撃的布陣(笑)は馬脚を表し、ボランチが動けないものだから4バックなのにサイドで数的優位どころか同数すら確保できない(笑)。逆サイドに振られてどフリーの選手を作られ、さらにバイタルエリアに易々と侵入を許す始末。これなら札幌は最初から積極的に試合を進めたほうが勝ち目があったような・・・

 いいかえれば相手が札幌じゃなかったら、この布陣ボコボコにされたでしょうなぁ・・・ おそらくこの一戦限り。ゲルトらしいその場凌ぎの奇策でしょう、これ。

 ボランチ起用された闘莉王は浦和が攻勢を強めている時間帯には不調のポンテに代わって後方からの配球役として機能しており、さらに時折バイタルエリアに侵入してくるのですが、いったん押し込まれ始めるとボランチとしてはあまりにも運動量がない弱点が露になってしまいます。終盤はDFラインに吸収されて5バックっぽくなり、却ってそのほうが札幌の仕掛けるパワープレー対策として役立っていたような・・・

 札幌は浦和の退勢に乗じて後半半ばから攻勢に出たものの、J1とは思えないイージーなパスミスが多く、シュート精度も劣悪。ハーフタイムに選手を代えてクライトンを前目に上げ、さらに相次いで選手を代えましたが、結局セットプレーでチャンスを作ったくらい。

 一方ゲルトはついにポンテを下げる大英断! っちゅーか劣勢に陥ってからのポンテの使えなさから判断すれば交代は遅すぎやっちゅーねんと思いましたが、ゲルトにしてはよくやりました(棒読み)。ポンテに代えて暢久投入は至極妥当。さらにお疲れの達也に代えて永井を入れ、最後は時間稼ぎを兼ねてセルに代えて堤を入れて、この日のゲルトの選手交代には珍しく納得性がありました。

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 終盤敵陣深い位置でスローインを受けた闘莉王が全員棒立ちの札幌DF陣を尻目にフリーでエリア内に突入してシュート。シュートは惜しくもGKに弾かれましたが、あのシーンを見ているとこの日の札幌にはもはや集中力も闘争心もなかったのでしょう。昨年同じように早々と降格が決まった横浜Cが浦和に対して見せた「意地」はどこにも感じられませんでした。

 札幌ドームには28000人強の観客が詰めかけ、初めて、あるいは久しぶりにJリーグの試合を見た方もいらっしゃったかもしれませんが、この試合内容ではもう一回見に来ようと思う方は少ないでしょうなぁ・・・

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-----エジ-----
達也---ポンテ--セル
---啓太--闘莉王--
相馬-阿部--坪井-平川
-----都築-----

73分:ポンテ→暢久
79分:達也→永井
89分:セル→堤

---ダヴィ-アンデルソン--
西谷--------中山
---西---暗豚---
西嶋-柴田--西澤-坪内
-----佐藤-----

HT:アンデルソン→上里
63分:西谷→砂川
77分:柴田→岡本

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2008.11.08

北の大地@新宿

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 新宿駅東口。新宿三越裏。土曜の昼、開店直後に入店。後客ゼロ。

 味噌らーめん(730円)を注文。平日昼は小ライス無料。

 一応味噌を売り出している風ではありますが、正油・塩もありました。

 店内は横長のカウンター(12席)に2人掛けの小さなテーブルが2卓。「青い珊瑚礁」をはじめ、懐かしの歌謡曲が次々と流れるあたり、この店の客層を表しているのかも。禁煙なのは嬉しい配慮。厨房内にオヤジ2人。アシスタントの兄ちゃんが一人。

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 スープは白味噌基調。表面にラードが厚めに。しかしこってり、濃厚といった印象は残らない一方、食後にしっかり渇水感が残りました。

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 麺は味噌らーめんにしてはやや細めの縮れ麺で、堅くもなく柔らかくもなく。メンマ、モヤシ、脂多目のバラ肉チャーシュー。

 まぁ素朴と言えば素朴。万人受けするかとは思いますが、逆に言えばこれといった個性はなく、良くも悪くも「伝統的な」味噌らーめんでした。

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2008.11.07

【展望】08年第31節札幌戦

・リーグ戦も残り4試合。もはや明るい材料を見つけることすら難しい状態に陥った浦和ですが、愛媛戦で強いて好材料を挙げるとすれば久しぶりに長い時間の出場機会を得たセルがそこそこ頑張っていたこと。もっとも他の選手との連携もなにもなく、方向性もバラバラな状態でしたから、いくらJ2下位に低迷する愛媛相手とはいえセル個人でやれることは限られていましたが、それでも積極性だけは評価していいかと思います(積極的に行きたかったのに、諸般の事情(笑)でポンテらに止められていたようですが・・・)。

・もう個人任せ状態に陥っているわけですから、ベストメンバー(笑)に拘らずに出場機会に飢えた選手を使ったほうがよほどマシな結果が出るような気がしてなりませんが、ゲルトがそんなことを思いつくようなら、こんな惨状になっとらんわなぁ・・・

・しかも、大詰めで社長が思いついた補強が通訳(単なる通訳というよりは、追い詰められているゲルトのメンタルケア役に近いようですが・・・)だったというのはぶったまげました。ゲルトの日本語は判るようで判らない、判らないようで判るというのは「語る会」でも薄々感じましたが、毎日顔を合わせているはずに社長が「選手と監督のコミュニケーション不足」に今頃気づくというのにはがっかり。まぁこの期に及んで大原に坂道を作ったり、自転車を買ったりするよりはいいかと思いますが、こういう人事で「今年は最後までゲルトで行く!」とはっきり宣言されるとはなぁ・・・ 今年一杯砂を噛むような日々が続くことが決定しました。

・破滅的なチームにあって比較的マシな動きを見せていた細貝が、愛媛戦で愚かな報復行為で一発退場となって札幌戦欠場(単なる暴力行為なので1試合欠場で済むわけがなく、次の天皇杯5回戦も出場停止)。

・第29節柏戦で早々と降格が決まった札幌。ハズレ外国人だとか、怪我人多発だとか、降格に至った原因はいくつも挙げられるのでしょうが、三浦監督らしく堅守でJ2を勝ち抜いてきたのにその守備がJ1では全く通用しなかったのがその主因といって差し支えないかと思います。前回対戦時にも不調の浦和に4失点を喫しています。

・新潟→愛媛→札幌と微妙な相手ばかりの3連戦。瀕死の浦和に止めを刺すだけの力が札幌に残っているかどうか・・・

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<前節:川崎 3-1 札幌>

---ダヴィ-アンデルソン--
------------
中山-大塚--暗豚--西
------------
坪内-西嶋--西澤-マーカス
-----高木-----

53分:大塚→砂川
61分:アンデルソン→上里
70分:坪内→西谷

<前々節:札幌 0-2 柏>

--アンデルソン--中山---
------------
西--大塚--暗豚-藤田
------------
池内-西嶋--西澤-マーカス
-----佐藤-----

HT:大塚→砂川
63分:中山→上里
70分:藤田→西谷

*ダヴィは負傷欠場

<前回:浦和 4-2 札幌>

---西---暗豚---
------------
西谷-芳賀--マーカス-砂川
------------
坪内-吉弘--柴田-池内
-----高木-----

64分:西谷→岡本
81分:砂川→石井

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2008.11.06

大戸屋@樹モール、あぼーん

気がつけば川口・樹モールの大戸屋が閉店していました。樹モールは飲食店が多く、しかもいろんな店が出来ては潰れといった極めて競争が厳しいところ。大戸屋は2Fというイマイチな立地ながらずっと頑張っていたんですがね。西口のララガーデンに新店舗ができるのでそちらに経営資源をシフトしたようだけど、線路の反対側だから帰りに寄ることはまずないし、しかも駅から遠いやん・・・

ご飯お代わり自由が売り物なだけで肝心のおかずが概してヘビーでイマイチな近隣の「やよい軒」よりは大戸屋のほうが好きだったんですけどね・・・まともなラーメン屋がない川口駅前にあってまともな定食屋は貴重な存在だったんですが・・・orz

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明治村(2)~ごらんアウェー名古屋2008

明治村(1)から続く)

2丁目は明治村で最も早く整備が進んだところ。

他のゾーンよりも明らかに建物が立て込んでおり、それゆえか人通りも多いような印象を受けました。

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東山梨郡役所。時の山梨県令藤村紫明が奨励した洋風建築の一つとのこと。左右対称だとか正面ベランダ付きだとか、先に紹介した三重県庁舎と合い通じるところがあるデザイン。

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バルコニーに上がってみました。右手前に見えるのは第四高等学校物理化学教室。

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東松家住宅。もともと名古屋市中心部に建っていた商家で、東松家は明治20年後半までは油屋を生業とし、その後昭和の初めまで堀川貯蓄銀行を営んでいたとのこと。派手な外観の洋風建築を見た後だと、随分目に優しく感じます。

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最も手前が札幌電話交換局。次から次へと団体さんがやってきて、建物の姿をカメラに納めるのに難儀しました。札幌電話交換局の奥は安田銀行会津支店、京都中井酒造と並んでいますが、和風・洋風の建物が入り乱れているあたりが、いかにも明治なんでしょうなぁ・・・

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安田銀行会津支店は写真館を兼ねていてコスプレが楽しめます。

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2008.11.05

変わるヨーカドー駅前店

昨日川口駅前のイトーヨーカドーの看板に塗り替え用と思われる足場が出来ていたので不審に思ったのですが、今日の日経・埼玉面に食料品中心のディスカウント店「ザ・プライス」に業態転換するとの記事が出ていました。10日に閉店して、14日から新規開店。

近隣にアリオ川口が出来た時から駅前店はアリオとの棲み分けが課題になっていたはずですが、近隣に西友やマルエツ、イイダがあり、さらにふじの市の「新鮮市場」が強力なライバル。食品売り場だけに縮小されたとはいえヨーカドーそのまんまじゃ先がないということで、ようやく業態転換に踏み切ったのでしょう。

でも2F以上はどうするんでしょうね? テナントを誘致したものの、ラオックスはあっという間に閉店に追い込まれたし・・・

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明治村(1)~ごらんアウェー名古屋2008

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犬山城下を巡った後は明治村へ行ってきました。上写真は明治村入口の第八高等学校正門。

明治村は犬山駅からバスで20分くらい。犬山市街南東の丘陵地にあります。

で、行っては見たのですが、いやぁ半日では全然時間が足りませんでした。移築された建築物を単に見て回るだけでも1日がかり。しかも各館内にはその館にちなんだ展示物がありますから、それらをじっくり見て回ると1泊2日ですわ。

見所の多かった明治村の建築物を逐一紹介していると切りがないので、重要文化財に指定されているものを中心に掲げておきます。

明治村は1丁目~5丁目の5つのゾーンに分かれています。バス乗り場に一番近いのが1丁目で、一番奥が5丁目。ただゾーン毎に明確なテーマがあるというわけではなさそうです。

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聖ヨハネ教会堂。教会といえば長崎に建っていたものと思いがちですが、この教会はなんと京都、しかも河原町五条という京都の中心部に建っていました。5丁目にも聖ザビエル天主堂が建っていますが、こちらも京都・河原町三条からの移築。教会の目立つ京都っちゅーのはイメージに合いませんなぁ・・・

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西郷従道(=西郷隆盛の弟)邸。案内板には「従道は陸海軍の大臣を歴任していたため、在日外交官の来客も多く、明治22年には明治天皇の行幸も仰いだ」とありますが、公的接待を私邸で行うというあたりに時代を感じさせます。

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三重県庁舎。県令岩村定高の発案のもと、地元の大工清水義八が設計した洋風庁舎。左右対称、2階バルコニー付きとど派手な外観。明治12年建設とのことですが、財政の苦しかった明治初期によくこんなもんを建てたなぁというのが正直なところ。

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2008.11.04

スタジアムの風景:08年天皇杯4回戦vs愛媛

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今年も遠路はるばる愛媛からマスコット2体がやって来て無事出島入り。

でも、前半の途中に出島にやって来て、ハーフタイム終了とともに早々と引き上げていったように見えましたが、何か不都合でもあったのでしょうか?

また下にゲバラにしては妙に目が優しいというか、どう見ても藤岡弘のように見える人物が描かれていますが、調べたところ藤岡隊長は愛媛出身。まさに「愛媛の星」。

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【観戦記】天皇杯4回戦:浦和 1-0 愛媛

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 勝ってしまったというのが偽らざる印象。しかも拾い物のようなPKで。

 見るものに何の感動も与えられないどころか、見苦しいプレーの連続。こんな年の天皇杯はとっとと負けて、藤口=修三=ゲルトの「魔のトライアングル」に早々と終止符を打ち、来年の再起に賭けたほうがよっぽどマシではないかと思いました。

 もう浦和には共に掲げる目標、求心力となりうる目標なんて存在しない。調子の良し悪しとは無関係にスタメンを保障された選手達が週末ごとにやってくる試合を漫然と迎え、漫然とゴールに向かい、漫然とディフェンスに入っているだけ。そして至る所で凡ミスを連発。この日も新潟戦に続いて「浦和の将来はこの残り試合にかかっている」云々の長大ダンマクが掲げられましたが、残念ながらフロント・選手の心には全く響かなかったようで、残り試合を無為に過ごすどころか病状を加速度的に悪化させるだけに終りそうです。藤口社長の決断の遅れが招いた必然の結果でしょう。

 しかし、残念ながら相手もJ2下位に低迷するのも無理はないと思われる惨状。昨年堂々浦和を破った勢いは影も形もなく、醜態を曝け出している浦和に対して序盤と終盤にわずかに冷や汗をかかせた程度。浦和・愛媛共々実にお恥ずかしい試合でした。

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---達也--エジ---
-----ポンテ----
平川-細貝--啓太-暢久
-堀之内-闘莉王-坪井-
-----都築-----

69分:達也→セル
77分:啓太→阿部
114分:エジ→堤

 真面目に論評するのも馬鹿馬鹿しい試合内容。啓太はもはやスタメンどころかトップチームに出してはいけないレベルで、せっかく温存した阿部を後半投入せざるを得なくなったとか、相変わらず絶不調のポンテはなんで交代を命ぜられないのか?とか、スタメンの中では相対的にマシだった細貝が愚かにも報復行為で一発退場になり札幌戦帯同を棒に振ったとか、達也は好調時にはほど遠い出来(それでもエジよりはマシでしたが・・・)で、むしろ後で投入されたセルのほうに可能性を感じたとか、まぁ選手個々人に思うところは無きにしも非ずでしたが、もうチームとして体をなしてないのですから個々人の毀誉褒貶を論じても虚しいだけ。

 細貝退場で一人少なくなったものの、後半に入ってから愛媛にチャンスらしいチャンスは与えていないので逃げ切りは十分可能と思ったのですが、何を思いついたか延長に入ってゲルトは闘莉王をボランチに上げ、阿部をCBに下げて突如4バックを採用。これがそれまで低レベルながら攻守のバランスが取れていた浦和に混乱をもたらした模様で、相手がもう一段強い相手なら簡単に逆転されていたでしょう。浦和はこのままでは守りきれないと観念したのか、延長前半から早々とコーナーでのボールキープを選択する等、恥も外聞もなく、なりふり構わぬ逃げ切り体制入り。

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 こんな試合内容では勝ったところで試合終了後にサポから大ブーイングを浴びるのもやむなし(私個人としてはここで選手を責めることに意味を見出せませんが)。

 阿部以外の選手達はなぜか東クルヴァを避けるように巡回。しかし、最終的には阿部の呼びかけに応えて一応東へも挨拶。その後闘莉王がなにやらサポとやりやっていたようですが、そんなことよりこういう苦しい時に荒れ狂うサポと真正面から向き合おうとするのはもはや阿部しかいなくなってしまったのがこの日一番悲しかったことかもしれません。

 漂流、ただただ漂流。

 目的地不明。航海図なし。船長脳死。操舵手不在。燃料枯渇。

 こういう船が何物かに激突もせず、座礁もしないということがありうるのでしょうか?

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2008.11.03

【観戦記】08年第18節:浦和 1-0 東電

 前半は東電の厳しいプレスの前になかなか攻撃の形を作らせてもらえず、後半になってようやく右サイド中心に形はつくれるようになったもののシュートにまで持ってゆけない。結局得点は安藤の半ば個人技による1点のみ。東電の攻撃にバリエーションが乏しいこともあってゴールを脅かされることはほとんどありませんでしたが、一度だけ右サイドを崩されて決定機を与えてしまいました。

 先の新潟戦でも感じましたが、浦和は中下位チームと闘うと運動量の乏しさが目立ち、後半半ば以降は端的に走り負けてしまいがち。しかも攻守の切り替えも早いとは言いがたく、窪田投入後何度かカウンターのチャンスを掴んでも先に相手が帰陣してしまってそのチャンスを生かせない。前節INAC戦に敗れて優勝は極めて難しくなりましたが、この試合内容では優勝はほど遠いと言わざるを得ません。

---北本--安藤---
若林--------柳田
---庭田--高橋---
森本-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

若林→窪田
森本→岩倉

 前節コンディション不良でメンバーから外れた高橋が戻り、岩倉がベンチへ。若林を左SHに起用。

 冒頭記したように前半は至って不出来。東電の激しいプレスをパスワークで交わしてボールをサイドに持ってゆくものの、ラストパスを送る前に潰されているような感じ。柳田と若林がしばしばポジションを代えて局面打開を試み、それはまずまずの成果を上げていましたが、結局のところ相手ゴールを脅かしたのは安藤の個人技による1本のみ。もっとも東電の攻撃は極力高い位置でボールを奪って縦パス一本でFWに託す単純なものだったで負ける感じもせず。

 後半はようやく右サイド中心に攻撃の形が作れるようになりました。立ち上がり早々左サイドからのクロスに2人突っ込むも惜しくも合わず。そのビッグチャンスが潰えた直後、縦パスを受けた安藤がDF2人を振り切ってゴール!

 その後もサイドからチャンスは作るものの決定機には至らず。いつものことですが、土橋がクロスを上げても中の枚数が足りず。しかも相手がきっちり守備陣形を整えているところにクロスを入れても得点は期待薄。サイドからのクロス攻撃はあまりにも単調で、中に斬り込んでミドルシュートというオプションがあってもいいはずですが、そういうシュートが撃てるのは柳田だけだから実際問題としては難しいのか。またサイド攻撃一辺倒ではなく、中からサイドへ、サイドから中へという展開が本来は望ましいのでしょうが、中へ戻したところで北本が往々にしてボールキープに失敗するので結果的にサイド攻撃に頼り勝ちになってしまうのかもしれません。中央でボールキープできれば庭田の攻撃力が活きるのでしょうが・・・

 後半バテ気味の若林に代えて窪田を投入。安藤を右SH、柳田を左SHに据えて北本&窪田の2トップに変更。この時間帯あたりから浦和の走り負けが顕著になってゲームは次第に東電ペース。前半は縦ポンだけだった東電が次第にサイドを崩しはじめます。浦和は2トップを残して、後は引いて守ってカウンターを狙っている様子でしたが、カウンターのチャンスを掴んでも2トップに独力で攻めきるだけの力はなく、そうこうしている間に先に相手が帰陣してしまって攻撃不発。終盤に岩倉を投入して追加点を取りに行きましたが、残念ながら時間が足りませんでした。堂園が負傷離脱して以降、村松監督は左サイドの人選に悩んでいる様子。SBに森本を据えると左の攻撃力不足は明らか。かといって岩倉を入れると前に行き過ぎてカウンターを喰らいやすい。そんなところでしょうか。

 数字の上ではまだ優勝の可能性を残しているとはいえ、この試合内容ではINACを振り切って2位を確保するのが精一杯。新潟戦から始まった第3クールも第2クールで露呈した問題を解消できなかったようです。

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2008.11.02

【閉店】糀や@堀切菖蒲園

 京成本線堀切菖蒲園駅前の横断歩道を渡って右すぐ。近所に同じオーナーが経営している「ラーメン大」あり。土曜の昼に往訪。ちなみに屋号は「こうじや」と読みます。

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 開店してしばらくした時間帯でしたが先客ゼロ。しかし入店直後に三々五々客がやって来て食べ終わる頃にはほぼ満席。

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 もともとはうどん屋。ラーメンのスープにうどんを入れた饂麺(うーめん)が有名ですが、普通のラーメンも出しており、さらにそれぞれにつけ麺タイプも用意。しかも各種トッピングを取り揃えているので券売機のボタンがやたら賑やか。初めての店なので売り物の饂麺(700円)を注文。水セルフ。

 店内はL字型カウンターのみ9席ですが、そこそこゆったり。それ以上に厨房が必要以上にバカでかい! 中にはオヤジが一人、兄ちゃんが一人。共に系列店の「大」「天照」「糀や」の文字が入った紅いTシャツで揃えていました。

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 スープは流行の「魚介+とんこつ他」で、粘りがあるとまでは言わないまでもややとろみがかったタイプ。やや酸味が強い上に明らかにあの味が支配してますが、類似例の中ではかなり美味い方に入るでしょう。

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 で、問題が売り物のうどん。噛み切るのに少々力を要すると言う意味では粘りがありますが、箸で持ち上げた時のへたり感とか、唇・歯に当たった時の食感では柔らか目の仕上がり。煮込みうどんによくあるタイプで、ぶっかけで食べる讃岐うどんとはかなり違うような・・・ しかもスープとの相性も微妙・・・ チャーシュー代わりに鶏のササミを入れてみるとか、ネギを緑・白の2通り入れてみるとか、それなりにうどんをスープに馴染ませようという工夫は窺えますが、フツーにラーメンで食ったほうが美味いんじゃないかなぁ・・・

 メンマがやたら薄くて柔らかいのが目を惹きましたが、穂先メンマっていうんですか。勉強になりました。

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2008.11.01

【展望】08年天皇杯4回戦・愛媛戦

新聞報道によると、ゲルトは天皇杯4回戦(vs愛媛)について「天皇杯でテストはない。ユース組はユースの大会に出す。ベストメンバー、一番調子のいいメンバーで戦う」と早々と明言。おいおい、疲労困憊かつ怪我持ちの闘莉王や阿部まで愛媛戦に出すんじゃないだろうなぁ・・・ 

「一番調子のいいメンバー」って一向に調子の上がらないポンテや、全く結果の出ない高原&エジがいつもスタメンを飾るのはなんなんだ? 

新潟戦で見た通り試合に入ってしまえばゲルトの影響力なんて無いに等しいんですが、スタメンや選手交代ばかりは監督の専管事項(選手交代も選手の要請だったという噂もありますがorz)ですからどうにもなりませんわぁ・・・ 従って能力も意欲もない監督なんていないほうがマシなんですが、社長はゲルトを更迭する気はさらさらない様子。新潟で赤サポが出した大ダンマクも空しく、今季の浦和は残り試合を選手個々人の頑張り任せで闘うことになりました。当然ながら来季には全く繋がりません。合掌。

愛媛の旧浦和勢は長期離脱していた千島がベンチに復帰した反面、南はスタメンを失ってベンチにも入れず。横山もたまにベンチに入る程度。三上が左SBのスタメンに定着しているのは、やはり京都での経験がそこそこあるゆえなんでしょう。

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<前節:横浜C 2-2 愛媛>

---内村--大木---
江後--------横谷
---宮原--赤井---
三上-高杉--金守-関根
-----川北-----

59分:内村→笹垣
67分:大木→田中俊

<前々節:仙台 1-0 愛媛>

---内村--大木---
江後--------横谷
---青野--赤井---
三上-高杉--金守-関根
-----川北-----

61分:大木→横山
74分:内村→田中俊
78分:江後→千島

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【閉店】らぁめん大山@神田

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神田駅西口から徒歩5分。商店街を抜けて外堀通りを渡った先にあります。祝日の昼に往訪。開店してかなり時間が経っているはずですが、なぜか「支度中」の看板が掛かったまま。でもちゃんと営業していました。

店内はL字型カウンターのみ。但し店内に柱があって奥のほうは見通せず。入れ替わり立ち代り客がやって来て、行列はできないが絶えず満席に近い感じでした。

えび塩(800円)を注文。細麺か平打ち麺かを聞かれたので細麺をチョイス。またニンニクの有無も聞かれたのでニンニク無しに。昼はライスも付くようです。

厨房には店主とおぼしきオヤジとアシスタントの兄ちゃんが2名。

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「えび塩」の名を裏切らず、スープは海老の香りが充満。頼んでおいて言うのもなんですが、海老自体は大好きだけど海老の香りはやや苦手なんだよなぁ・・・ ベースは鶏&魚介かな? かなりしょっぱくてスープはほとんど飲めず。また海老の揚げ油が浮いているので、塩の割にはあっさり感はそれほどでも。スープには粉砕された桜海老が多く浮いています。

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「細麺」と言われましたが、心持ち細い程度のストレート麺。パサパサした食感で堅めの仕上がり。スープとの相性は微妙で、平打ち麺のほうが良かったかなぁ・・・

まぁここまでは許容範囲ですが、2枚も入っている分厚いチャーシュー。これがなんと脂身だらけで全てをぶち壊し。申し訳ないが少々気持ち悪くなってしまいました。

具は他に海苔、長ネギ、水菜。

メニューは豊富なのでまた出直してみます。

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