【閉店】三四郎@小川町
駿河台下交差点の北。日大法科大学院の裏辺りだがやや判りにくい。平日夜に往訪。
先客ゼロ、後客1。開店直後のブームは一段落したのか、行列どころか人影すらありません。
むらさき(しょうゆ)、うしお(しお)、まさら(カレー)と3種類ありましたが、むらさき(770円)を注文。客が全くいないのにアシスタントがいそいそと食券を受け取りに来るのに苦笑。コの字型カウンターのみですが、15席程度はありましょうか?都心店としては広め。
厨房内には件のアシスタントを加えて3名。いずれも若者。
有名店ですが、丼に必要以上に凝っている様子はありません。
濃い目の醤油味。といって醤油の酸味が突出するわけでもなく、むしろ表面にやや多めに浮いている鶏油とげんこつや魚介系等が渾然一体となった出汁もしっかり味わえる逸品。これといった癖がないのが今時なんといっても嬉しい。珍しくスープ完飲。
麺は極細ストレート(厨房内に「三河屋製麺」の麺箱が見えました)。やや堅めの仕上がりで、つるつるっとした舌触りながらもそれなりに噛み応えがあり、しかもスープもよく絡みます。
菜はほうれん草かと思ったのですが、なんとからし菜。噛むとわさびに似たぴりっとした辛さが走ります。珍しい試みですが、成功しているとは言い難いような・・・
チャーシューは薄いロース肉。やや濃い目の味付けで可もなく不可もなし。
値段が少々高い気がしますが、麺とスープは好みのど真ん中。行列がなければまた来ようと思いますが、厨房内のホワイトボードを見ると雑誌の取材がびっしり。ああ、嫌な予感。
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