紀州路(2)~山為食堂@和歌山
(紀州路(1)から続く)
○京に続いて数100mほど離れた山為食堂に突入(○京で寿司を食べなかったのはこの連食に備えたもの)。通りからやや奥まっている上に店の前に絶えず車が止まっているため、店が見えづらいかもしれません。有名店のようで、悪天候にも関わらず早い時間から店内は満席。こちらは○京とは対照的に昔ながらのラーメン屋風。間口が狭い割りに奥行きがある店で、4人掛けのテーブルが6卓ほど。一人客を無理やり3人客のテーブルに押し込めずに待たせるあたりは良い意味でのんびりしています。
中華そば(700円)とライス(100円)を注文。この店は和歌山には珍しく寿司や卵が置いてありません。また大盛もありません。また非常に不思議なことですが、この店のメニューはうどん類が大半で、中華そばはその後にちょこんと併記していあるだけ。しかし、うどんを頼んでいるお客は全くいません。
ここのスープはどろっとしているのが特徴。天下一品の「こってり」とまではいきませんが、単に濁っているだけでなく、何かどろっとしています。とんこつ臭もそれなりに強め。
麺はこのスープに負けないように当然ながら太めで、かつ堅め。この麺ならすぐにのびるとは思えないので大盛があっても良さそうなものですが・・・ 量はやはり多いとはいえず、従って店内には中華そばを2杯(+ライス)を頼んでいる客もいました。店のおばちゃんの談によると3杯頼む人もいるとのこと。こってりスープが麺によく絡むので、麺はご飯のおかずにせずにそのまま麺を味わうのが良いでしょう。
問題はチャーシュー。かなり脂が多く、かつかなり濃い目に煮込まれているので、これはご飯のおかずに最適。というかご飯のおかずにしかなりません。逆に言えば初手からチャーシューメンを頼むのは避けたほうがいいかも。
ただ中華そばだとチャーシューは2枚しかないので、これだけだとおかずは足りません。そこで件のスープを飲みながらご飯を食うとちょうど良い按配に。「ネコマンマ」が一番良いのでしょうが、さすがに人前でそれは憚られますね(^^;
繁盛している店ですが、それでも会計は自己申告制でした。おばちゃんは覚えている風でしたが。
今般訪れた和歌山のラーメン店では最も気に入りました。
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