鳥取紀行(9・了)
(鳥取紀行(8)から続く)
JR境線の終点「境港駅」。鬼太郎流には「鬼太郎駅」。駅舎の上に燈台が載っているのは鬼太郎とは無関係で、境水道のシンボルの境台場の灯台を模したもの。
駅前にはいきなり河童のオブジェが。
ゲゲゲの鬼太郎に関連する銅像がこれでもかこれでもかと駅から東へ向かう道路「水木しげるロード」に並んでいます。
「水木しげるロード」は境港市の町興し計画の一環として1993年から銅像が置かれ始め、現在は100体を超える銅像が置かれているとのこと。当初は妖怪像の設置を気味悪がって反対する動きもあったそうですが、町興しの狙いは見事に成功し、今や鳥取砂丘よりも観光客が多いとのこと。鳥取砂丘は一度見たら十分ですが、こちらはリピーターを呼べそうですし。
「水木しげるロード」の終点にある「水木しげる記念館」。03年に出来た境港観光の目玉施設ですが、訪れたのが月曜だったため休館。
必然的といっては何ですが、商店街は地元の方向けの商店よりもみやげ物屋が増えました。空洞化で空き店舗になっていたところの再活性化に成功。
「水木しげるロード」にあえて難をいえば食事処が少ないかも。もっともだらだらと長居するような観光地ではなく、車やバスでやって来てざっと見て帰るような通過型観光地なので、買い食い系だけ充実していれば問題ないのかもしれませんが、せっかく日本有数の漁港を有していながら食の楽しみを看板に掲げているようには見えないのは少々残念。
車による観光なら漁港周辺へ出かければいいのでさほど不便を感じないのかもしれませんが。
帰りは米子空港から。JR境線に「米子空港駅」が新設されましたが、現在はまだ仮設の域に留まっており、空港までは細い連絡路を歩かされました。もう一度米子空港を利用する機会があるかどうか微妙で、今回は貴重な体験だったので記しておきます。
(了)
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