麺や庄の@市ヶ谷
市ヶ谷駅から徒歩5分ほど。お堀を渡り、外堀通りを越え、急坂を登ってすぐ。
平日夜に往訪。先客7、後客ゾロゾロ。
つけ麺やらーめんあっさり他メニューが充実していますが、らーめんこってり(730円)を注文。店内は横長カウンターのみ10席ほど。開店してかなり経っているはずですが、どういうわけか先客は誰一人としてらーめんを食べておらず、直前に何かトラブルがあったのかもしれません。そのため出来上がりに少々待つ羽目に。
厨房には若者が3人。丁寧に作りこみ過ぎで回転が悪いのかなとも思いましたが、その後続々と注文の品が出てくるのを見るとそういうわけでもなさそう。
底が深い丼で出てきました。
濃厚豚骨魚介系のスープ(店の能書きによると、鹿児島産黒豚のげんこつ+本鰹節、煮干)。とにかくスープの粘度が極端に高いのが特徴。もはやゾル状と読んで差し支えないほど。そのため一口すすった時はちょっと「おぇっ」と思ったのですが、不思議なことに食べ進むにつれてこの粘り気に全く脂臭いとかくどいとか、そんな嫌気が全く感じられないことに気づかされます。それどころか動物系が支配しがちな中で煮干等魚介系の風味もしっかり残っています。
麺は並太ストレート。ねっとりスープが麺にしっかり絡んでスープがどんどんなくなって行きます。それは良いのですが、このスープに対して麺がかなり弱いのが残念。「麺堅め」で注文していた先客がいましたが、それが正解でしょう。
白髪ネギとか薄めのチャーシューとか、具は強烈にインパクトのあるスープに埋没してほとんど記憶に残らず。
次回は「つけ麺」で再訪してみます。
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